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インターネット広告
2022.04.21
2022.03.29
ライター: 川谷 咲良
リスティング広告を実施することになった際、Google広告と合わせて候補に挙がる媒体がYahoo!広告ではないでしょうか。
iPhoneの登場以降はsafariのデフォルト検索エンジンがGoogleということもあり、若い人を中心にその利用は広まっていますが、Yahoo!に関しても未だ根強い支持を得ています。
また、検索エンジンは基本的にどちらか一方のみ使うユーザーが大半であるため、どちらか一方だけへの広告配信だと、もう一方の利用ユーザーを取りこぼしてしまいます。国内でリスティング広告を展開する場合はGoogle・Yahoo!両方に広告配信を行うことが望ましいでしょう。
そこで今回はYahoo!広告で具体的にどのようなことができるかと、Yahoo!広告の種類を紹介していきます。
Yahoo!広告には大きく分けて下記2つの広告があります。
ディスプレイ広告に関しては旧Yahoo!プレミアム広告が「ディスプレイ広告 予約型」としてYahoo!広告に統合されました。この記事では主に運用型について記載していきます。
検索広告(YSA)は、Yahoo!JAPANの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して出稿できる広告のことです。Googleの検索広告とほぼ同じだと考えていただければ問題ありません。ここでは、「キーワードを登録し、それに対して広告を出稿する」という最もスタンダードなもの以外のメニューについて解説します。
RLSA(Remarketing Lists for Search Ads )とは、検索広告(YSA)におけるリマーケティングのことです。
一度サイトに訪れたことのある既存ユーザーに対して、 入札単価を変更して広告を出稿することができます。例えば、ECショップを運営している場合、カートページで離脱したユーザーに対して入札単価を高めに設定して広告を配信することが可能です。
一度サイトに訪れたユーザーは、 成果につながる見込みの高いユーザーです。見込みの高いユーザーの取りこぼしを防ぐためにも、RLSAは重要なプロダクトになります。
動的検索連動型広告とは、あらかじめ対象となるWebサイトを指定し、そのサイトと関連性の高い検索語句に対して、
広告のタイトルや説明文を自動で生成し、配信される広告のことです。
キーワードの設定や広告文の作成等の手間がかからないため、非常に導入しやすいメニューとなっております。
また、サイトの内容を機械学習によって読み込み、出稿されるキーワードや広告文がどんどん改善されていくため、
成果も比較的出やすいです。
逆に言うと、出稿内容を手動でコントロールすることが難しいメニューではあるため、
あらかじめその点は認識しておく必要があります。
こちらは、広告のメニューというより、文字通り広告出稿の際のオプション機能となります。
検索窓の下部に広告と一緒に表示できる付加情報のことです。
広告文の下に更に広告表示オプションを掲載できるので、画面占有率が上がりクリックされやすくなります。必ず導入しておきたいプロダクトです。
Google・Yahoo!ともに提供されている機能です。
広告表示オプションについてより詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
クイックリンクオプションはGoogleのサイトリンクと同様に、広告文の下にテキストとそのリンク先を設定できるプロダクトです。広告文だけでは伝えきれない情報を載せたい場合は非常に便利です。
テキスト補足オプションは、Googleのコールアウト表示オプションと同様だと考えてもらえば大丈夫です。広告文の下にテキストのみで追加情報を掲載します。
電話表示オプションは、広告文の下に電話番号を表示させ、ユーザーが簡単に電話をかけることができる機能です。
店舗ビジネスのプロモーションを行う場合は導入すべきプロダクトです。
商品またはサービスのカテゴリを選択し、そのカテゴリに応じた文言を訴求することが可能です。
Yahoo!JAPANが提供するYahoo!ニュースやヤフオク!、その他提携しているサイトに広告を出稿することができる広告です。Google広告のディスプレイネットワーク (GDN)に該当するイメージです。
YDAを利用することで、スポンサードサーチではリーチできないユーザーにも広告を出稿することが可能です。
YDAとGDNについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
検索広告(YSA)のRLSAと同様に、一度サイトに訪れたユーザーに対して広告を出稿することができます。検索広告のRLSAは検索窓の下部に広告を出稿しますが、YDNのサイトリターゲティング は、Yahoo!JAPANが提供するYahoo!ニュースやヤフオク!、その他提携しているサイトに広告を出稿します。
例を挙げると、一度Yahoo!JAPANの検索エンジンで「ファッション メンズ」と検索したユーザーに対して、検索広告(YSA)で広告を出稿します。そのユーザーがサイトに訪問し離脱した後、ディスプレイ広告(YDA)の広告枠を持ページを訪問した際に広告を表示させることができます。
ユーザーが検索して検索広告(YSA)経由でサイトに訪問・離脱した後、再度同様のキーワードで検索するとは限りません。そこで検索広告ではなく、ディスプレイ広告(YDA)のサイトリターゲティングを利用すれば、再度ユーザーが検索しなくてもディスプレイ広告(YDA)を出稿できる広告枠であればリーチできるので、広告をあてることができる可能性が高まります。
サイトリターゲティングは非常に便利なプロダクトなのですが、近年、ITP等広告におけるデータの利用制限が多くなってきております。
そのため、細かい説明は割愛しますが、将来的にリターゲティングリストのユーザー数は減少していく可能性が高いです。
これからは、リターゲティング配信は引き続き行いつつも、次に述べるような新規ユーザーの獲得につながるメニューも併せて実施し、リターゲティング依存から脱却する努力が必要になってきます。
ディスプレイ広告(YDA)のサーチキーワードターゲティングとは、Yahoo!JAPANの検索エンジンにおいて、ユーザーが過去に検索したキーワードを元に広告を配信できるターゲティングです。こちらが指定したキーワードを検索したことがあるユーザーが、Yahoo広告を出稿できるサイトに訪れた際に広告を配信することができます。
ファッションサイトを運営している場合、ファッションに関連するキーワードをこちらで指定することで、それらのキーワードを検索したことがあるユーザーにYDAを配信できます。Yahoo!側がサーチキーワードターゲティングにおいて指定できるキーワードを一覧にまとめており、 その中から指定したいキーワードを選び配信することになります。
過去に検索行動を起こした顕在層ユーザーをターゲティングできるため、ディスプレイ広告のなかでも獲得率は高いと言われています。
ディスプレイ広告(YDA)のプレイスメントターゲティングは、広告を配信したいサイトのURLを指定して配信できるターゲティングで、機能はGDNのプレースメントターゲティングと同様です。
ディスプレイ広告(YDA)ではアドネットワークのなかでも比較的効果が高いと言われている、Yahoo!JAPANのトップ面をはじめとするYahoo面も個別で指定することが可能です。
GDN面、YDA面でそれぞれ配信できるページが違うため、併用することがおすすめです。
ただし、配信面を限定することになるので配信ボリュームは少なくなることが多いです。
大きく出稿を増やしたい場合には向かないメニューなので、注意しましょう。
ディスプレイ広告(YDA)のオーディエンスカテゴリーターゲティングは、ユーザーの興味・関心を元に広告を配信するターゲティングです。
Yahoo!が一覧にした興味・関心の中から選択したカテゴリにあてはまるユーザーに広告を配信できます。
オーディエンスカテゴリーターゲティングでは、「興味関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」の3つのカテゴリータイプを選択して利用することができます。
商品やサービスに関心を示している「潜在」ユーザーへアプローチするターゲティングです。まずは商品やサービスを知ってもらうための認知施策の場面で活用されることが多いです。
商品やサービスの購買を検討しているユーザーや、旅行や結婚などの計画を立てている「顕在」ユーザーへアプローチするターゲティングです。コンバージョン獲得を目的としたキャンペーンで活用されることが多いです。
家族構成や年収など、就職や入学など属性やライフイベントを限定して配信したいときに利用します。あくまで推定データではありますが、ターゲットが家族構成やライフイベントのフェーズで絞ることができる商材に有効です。
ディスプレイ広告(YDA)のサイトカテゴリーターゲティングでは、Yahoo!広告で定められたWebサイトのカテゴリーを指定することで、該当のカテゴリーに応じた掲載面(Webサイト)へ広告が配信されます。
人ではなく、配信面をターゲティングする点が特徴です。
配信するプレイスメントによって効果に違いあったときに、個別で設定する手間を省くためにサイトカテゴリーターゲティングを利用して掲載面を絞り込むこともあります。
類似ユーザーターゲティングは、ターゲットリスト内のユーザーとWeb上の行動がよく似ているユーザーを抽出して広告を配信できるターゲティングです。ファッションサイトを運営している場合、商品を購入したユーザーのターゲットリストを基に、商品を購入したユーザーとWeb上での行動が似ているユーザーに広告を配信することができます。
基となるターゲットリストのデータ数が多ければ多いほど、類似ユーザーを抽出する際に参考になるデータが増えるので類似ユーザーターゲティングの精度が上がります。
類似リストの作成の際は1~10段階で類似度を選択することができます。数字が低いほど元のユーザーリストのユーザーに近く、数字が大きいほどリーチが多くなります。目的や予算によって使い分けるのが良いでしょう。
また、2022年にはこの類似ターゲティングの元となるシグナルの取得の仕組みがアップデートされています。
要は「何をもって類似ユーザーであると判別するのか」の判断材料の部分です。
具体的には、Yahoo!ニュース、Yahooショッピング等のサイトにおける行動履歴等がシグナルとして追加されています。
▼2021年12月時点でのシグナル
このようなアップデートが行われていることからも、効果に期待できるメニューだと考えられます。
ここからは、Yahoo!広告と一緒に利用されることが多いGoogle広告との違いについて見ていきましょう。
冒頭にも記載した通り、Yahoo!とGoogleではそれぞれ利用しているユーザー層は違います。
大きく分けると、Google広告はスマートフォンを頻繁に利用するような若年層ユーザー中心で、Yahoo!広告は30代後半以降の年齢層高めのユーザーが多いと捉えておくと良いでしょう。
そのため、若年層向けのファッション通販などではGoogle広告の成果が良く、ミセス世代のファッション通販ではYahoo!広告の成果が良いというように、同じファッションECサイトでも大きく成果が異なる事例もこれまで良く見てきました。
ディスプレイ広告の場合、YDAとGDNでは掲載できるネットワークが異なります。
Yahoo!広告の一番の特徴は何といってもYahoo!ジャパンをはじめとするYahoo!面に掲載できることでしょう。
国内最大級のメディアであるYahoo!ジャパンは、その掲載内容も厳しく審査されているためブランドセーフティーという観点でも非常に優良です。また、Yahoo!のブランドパネル面は数年前からYDA経由でも配信がができるようになった、Yahoo!の掲載面の中でも非常にCVRが高い配信面の一つです。
一方でGoogle広告の掲載面はブログなどが中心です。
大小さまざまなウェブサイトを束ねたネットワークであるため、国内の大半のユーザーに広告を届けることができり圧倒的なリーチを誇ります。また、YouTubeやGmailといったGoogleのオウンドメディアに広告を出せることも、Google広告の大きな特徴です。
Yahoo!広告、Google広告それぞれでどちらかの媒体でしかできないターゲティングが存在します。
・Yahoo!広告のみに存在
サーチターゲティング
・Google広告のみに存在
子どもの有無、世帯年収でターゲティング
昨今のYahoo!広告、Google広告では自動入札機能をはじめとする機械学習を利用した最適化機能が拡充してきますが、その精度には差があるように思います。
これらはあくまで私の感覚ではありますが、Google広告の方が機械学習(特に自動入札やターゲティングの拡張という意味で)の精度が高く、Yahoo!のほうがやや自動化の精度が弱いように感じます。
ただし、これらはどちらが良い悪いという議論ではありません。それぞれの媒体の特性を認識したうえで、最適な運用をしましょう。
以上Yahoo!広告の種類や特徴を具体的に紹介しました。
Yahoo!広告を利用することで、Google広告だけリーチできないユーザーに広告を配信することができます。Google広告を実施しているがYahoo!広告はまだ実施していない方、これからリスティング広告の出稿を考えている方はYahoo!広告の導入を検討されると良いでしょう。