
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2021.06.10
2022.03.24
ライター: ラー ズウイン
ディスプレイ広告とひとくちに言っても施策は様々。中でも多くの広告主様が出稿されているのが、YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)と、GDN(Google
この記事では、ディスプレイ広告でも代表的なYDAとGDNの違いについて紹介していきます。
※YDAとはYahoo!ディスプレイアドネットワークの略称で、どちらもディスプレイ広告を配信する広告ネットワークのことを指します。
なお、2020年7月からはYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)の提供が開始され、2021年春にはYDNは提供を終了しています。
さて、そもそもディスプレイ広告とは何でしょうか。
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリに設置された広告枠に表示される広告となります。
画像だけでなく、動画やテキストの形式で出稿されることもできます。
ユーザーが何かを検索したときに検索結果画面に表示される検索連動型広告と違い、ディスプレイ広告はユーザーが閲覧しているサイトの画面に表示されます。設定によって過去サイトを訪れたことのある人への「リターゲティング広告」や興味関心ターゲティングで潜在層のユーザーにアプローチすることができる「ターゲティング広告」という様々な手法で、
ディスプレイ広告を活用すれば認知拡大から成果獲得まで幅広い目的で効果を得ることができます。
広告を出稿するときには、目的に応じて出稿手法を決めることが大事です。
検索連動型広告について詳しく知りたい方はこちらの記事を合わせてご参照ください。
ディスプレイ広告のメリット・デメリットを説明していきます。
繰り返しになりますが、ディスプレイ広告は顕在層だけでなく、潜在層にもアプローチできるというメリットがあります。
ディスプレイ広告では性別・年齢・地域などのユーザー属性、過去ユーザーが検索したキーワードや興味関心など、さまざまな条件をもとにターゲティングを行うため、
自社の商品・サービスをまだ認知していない、指名ワードもしくは商材の関連キーワードで検索していない潜在層にアプローチすることが可能です。
ディスプレイ広告は媒体の検索結果画面だけでなく、数多くのWebサイトに広告が表示されるため、自社の商品・サービスをより広範囲のユーザーに訴求することができます。
また、ディスプレイ広告はテキストのほかに、画像や動画を使用して視覚に訴求することも可能です。
ビジュアル的にわかりやすいバナーや音声付の動画を活用すればユーザーの記憶に残りやすくなり、購入などのコンバージョンには至らなくても、商品やサービスを認知してもらいやすいというメリットがあります。
ディスプレイ広告では特定のカテゴリーに興味関心があるユーザーをターゲットする広告や、サイトを訪問したことがあるユーザーに配信するリターゲティング広告など様々な配信手法があります。
前述の通り、ディスプレイ広告では潜在層にアプローチして認識してもらうメリットがあります。それに加えて、一度サイトに訪れたもののコンバージョンに至らなかった訪問者に対しても、リターゲティング広告でユーザーが商品・サービスの存在を再送認識してもらってサイトへの訪問や購入を促進することが可能です。
認知目的で自社の商品・サービスに興味関心がありそうな層を狙って配信するターゲティング広告は、基本的に幅広く配信するイメージです。
潜在層に認識してもらうというメリットがある反面、顕在層/顧客層より購買意欲の低い層に広告を配信するとのことで、
検索連動型広告と比べてターゲティング広告のコンバージョン率が低い傾向にあります。
とはいえ、検索連動型広告ではリーチできないユーザー層への接触が可能なので、 潜在的な新規顧客の獲得を実現することができます。
リターゲティング広告との組み合わせを活用し、ターゲティング広告で流入を獲得したユーザーに再度アプローチすることがコンバージョンを高めることに繋がると思います。
テキストだけでなく画像や動画で表現できるのがディスプレイ広告の強みですが、検証要素は広告文のみ配信する検索連動型広告よりも多いです。
クリエイティブの勝ちパターンを見つけるまでには常にA/Bテストなどを行い、改善箇所を継続的にチューニングすることが求められます。
クリエイティブのサイズ、色、フォントなどの条件を細かく変更して何度も検証するには少し手間がかかりますが、
テストを繰り返して勝ちパターンをを探り当てるのがディスプレイ広告の醍醐味ではないでしょうか。
ここからは検索連動型広告(リスティング広告)との違いについて簡単におさらいしていきます。
検索連動型広告とディスプレイ広告との違いは下記の通りです。
検索連動型広告 | ディスプレイ広告 | |
---|---|---|
配信面 | 検索結果ページ | サイト・アプリ内の広告枠 |
配信先 | Yahoo!・Google リンクやキーワードからの誘導先ペ ージ、特定カテゴリページなど | Yahoo!・Googleと提携しているサイ トやアプリの広告枠 |
ターゲティング | キーワード・ターゲティングリスト | 興味関心・行動・デモグラ・類似ユ ーザー・ターゲティングリスト |
掲載フォーマット | テキスト広告・レスポンシップ検索広告 | テキスト広告・バナー広告・インフィード広告・レスポンシブディスプレイ広告広告・動画広告 |
まず、広告が表示される配信面や配信先が違うこと。検索連動型広告は検索エンジン上のキーワード検索結果ページに、ディスプレイ広告はさまざまなWebサイトの広告枠内に広告が表示されます。
次にターゲティングが違います。検索連動型広告は検索したキーワードをターゲティングしますが、ディスプレイ広告はユーザー属性や行動、表示するサイトなどをターゲティングします。
また表示される掲載フォーマット(広告の見せ方)も違いがあります。検索連動型広告はテキストのみですが、ディスプレイ広告はバナーや動画など、多くの掲載フォーマットが使用できます。
ディスプレイ広告は、検索連動型広告と比べて課金形態やクリック単価も大きく異なります。
検索連動型広告 | ディスプレイ広告 | |
---|---|---|
課金形態 | クリック課金 | クリック課金・インプレッション課金 |
クリック単価の相場 | 1クリックあたり10円~1,000円 | 1クリックあたり10円~200円 |
※クリック単価は業種、商材やターゲティングによって大きく変わる可能性があります。
検索連動型広告はクリック課金を利用しており、ディスプレイ広告は検索連動型広告と異なり、クリック課金のほかに、表示された回数に応じて課金される「インプレッション課金」モデルを利用することもできます。
ニーズが顕在化したユーザーが検索行動を起こした時に表示される検索連動型広告と異なり、ブランド認知を広めたい時に利用されることも多いディスプレイ広告ならではの課金形態です。
GDNでは、「広告が表示されても見られていないんじゃないの?」という広告主の懸念に答えるため、インプレッション課金の場合、視聴範囲内に広告が表示された場合のみ課金が発生する「視認範囲のインプレッション課金」といった運用をすることも可能です。
従来のディスプレイ広告は、視認範囲内までスクロールされなかったにも関わらず課金される場合もありましたが、GDNの上記設定であれば「必ずユーザーの視認範囲内に広告表示される」ため、広告の無駄打ちを抑えられます。
また、クリック単価(CPC)にも大きな違いがあります。
表のCPCはこれまで弊社で運用した結果を基に算出した平均数字です。キーワードやターゲティングの仕方によってCPCは大きく変動しますが、ディスプレイ広告は検索連動型広告に比べて上限と下限の間に金額の幅が少ない傾向があります。
検索連動型広告 | ディスプレイ広告 | |
---|---|---|
配信目的 | 顕在層の獲得 | 認知向上・刈り取り |
掲載されるタイミング | 検索エンジンで検索をした時 | 配信先のサイトを訪問した時 |
検索連動型広告とディスプレイ広告は、それぞれ掲載されるタイミングが異なります。
検索連動型広告はユーザーが何か検索エンジンで検索をしたときに表示されるものになりますが、ディスプレイ広告はユーザーが検索行動をせずに他のサイトを見ている時に表示される広告です。
検索連動型広告では、ユーザーはすでに商品やサービスに興味を持っていて、購入するかどうか検討しているため、商品の購入など最終的なコンバージョンまであともう少しのところにいるユーザーの背中を後押しすることができます。
ディスプレイ広告は、ターゲティングによって大きく分けて2種類あり、ターゲティング広告とリターゲティング広告に分けられます。ターゲティング広告は、まだ商品のことを知っていなくニーズがはっきり持っていないユーザーに対して、まずは商品やサービスの存在を認知してもらってニーズを喚起しますので、検索連動型広告のようにすぐにコンバージョンまで至る可能性が低いではないでしょうか。
一方、過去にサイトを訪れたことがあるユーザーに対して再度広告を配信するリターゲティング広告は、ユーザーの購買により近いところに位置しますので、クリエイティブの訴求を変えることによってコンバージョンへの後押しをすると効果的です。
つまり、検索連動型広告は獲得の役割を持ち、ディスプレイ広告のリターゲティング広告は検索連動型広告ほど、顕在層の顧客の刈り取りができますが、目的やニーズが明確でないユーザーにアプローチしたい場合はターゲティング広告を活用するのがよいでしょう。
さて、本題のYDAとGDNの違いについて説明していきます。YDAとGDNは同じように感じる方も多いですが大きな違いがあります。違いを理解して施策に活かしていきましょう。
YDA | GDN | |
---|---|---|
自社サービスの配信先 | Yahooの自社サービスサイトが中心 | なし |
提携先の配信先 | アメブロ・知恵袋・NAVERまとめ・クックパッド・ニコニコ動画 など | ライブドアブログ・教えてgoo・食べログ・ピクシブ ・YouTube など |
提携サイトの数 | 少ない | 多い |
提携サイトの特徴 | 法人のみ | 個人運用ブログも対象 |
YDAは、Yahoo!ニュースやYahoo!メールなど、Yahoo!の自社サービス内の広告枠を中心に配信されます。提携しているサイトも法人のみのため、比較的信頼性の高いサイトに広告を表示することが可能です。
GDNは、食べログやYouTubeなどの提携サイトの他、Googleアドセンスを利用している多くのサイトの広告枠に広く配信されるため、個人運用のブログなどにも広告が表示されます。
広告の見え方が変わる掲載フォーマットにも違いがあります。
掲載フォーマット | YDA | GDN |
---|---|---|
バナー広告 | ◯ | ◯ |
レスポンシブ広告 | ◯ | ◯ |
インフィード広告 | ◯ | × |
ブランドパネル広告 | ◯ | × |
動画広告 | ◯ | ◯ |
全体的には大きく変わりませんが、YDAのみインフィード広告とブランドパネル広告というものがあります。
インフィード広告は下図のように、Yahoo!のスマートフォンやアプリのトップページにある「記事と記事の間に広告を表示」することができるメニューです。
ブランドパネル広告は下図のように、Yahoo!JAPANのPCのトップページにある面に配信することができるメニューです。
静止画、動画共に配信する事が可能で、飛躍的な露出感、認知、誘導が期待できます。
ブランドパネルは、国内最大級検索エンジンYahoo!のTOP面という信頼感もあり、広告出稿側としても、ブランドセーフティを保つことができます。
引用:PCブランドパネル 広告仕様―Yahoo!プロモーション広告 ヘルプ
ブランドセーフティーについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。
ターゲティングにも違いがあります。まずはデモグラフィックなどユーザーの情報に合わせてできるターゲティングを紹介します。
まずはデモグラフィックなどのユーザーの情報に合わせてできるターゲティングを紹介します。
ユーザー情報を ターゲティング | 詳細 | YDA | GDN |
---|---|---|---|
年代・性別 | 年代、性別毎にターゲティングすることができる。 | ◯ | ◯ |
子供あり・なし | 子供がいるユーザーにターゲティングすることができる。 | × | ◯ |
世帯年収 | 上位10%から下位50%まで指定してターゲティングすることができる。 | × | ◯ |
地域 | 地域別にターゲティングすることができる。 | ◯ | ◯ |
時間・曜日 | 時間・曜日別にターゲティングすることができる。 | ◯ | ◯ |
デバイス | PC・SP・タブレット・テレビ画面(GDNのみ)にターゲティングすることができる。 | ◯ | ◯ |
ユーザーのデモグラフィック情報に合わせてターゲティングできるのはYDAもGDNも同じですが、GDNのみ世帯年収の指定、子供あり・なしのユーザーにターゲティングすることが可能です。
商材やサービスを利用するユーザーの年代や性別、地域やデバイスなどがハッキリしている場合は特に有効なターゲティングです。また他のターゲティング手法と掛け合わせて設定することも可能です。
次にユーザーの行動をターゲティングする方法でも違いがあるので紹介します。
行動をターゲティング | 詳細 | YDA | GDN |
---|---|---|---|
フリークエンシーキャップ | 広告の接触頻度を調整できる。 | ◯ | ◯ |
リマーケティング | 指定したページに訪れたユーザーをリスト化し ターゲティングすることができる。 | ◯ | ◯ |
GAリマーケティング | Googleアナリティクスでリスト化しターゲティング することができる。 | × | ◯ |
類似ユーザー | 作成したリストの類似ユーザーをターゲティング することができる。 | ◯ | ◯ |
オーディエンスターゲティング | ユーザーの行動記録に合わせて、興味関心を リスト化し、ターゲティングすることができる。 | ◯ | ◯ |
カスタムセグメント | 入力したキーワード、URLやアプリ名に関連するユーザーをターゲティングすることができる。 | × | ◯ |
サーチターゲティング | 過去に指定したKWを検索したユーザーを ターゲティングすることができる。 | ◯ | × |
カスタマーマッチ | メールアドレスや電話番号など、自社が所有する顧客データを活用してターゲティングすることができる。 | × | ◯ |
リマーケティング
リマーケティング(YDAではリターゲティング)は、サイトに訪れたユーザーをリスト化し、そのリストをターゲティングする方法になります。サイト内の各ページ毎や接触した日付でリストを用意することで細かい配信も可能です。
GAリマーケティング
この配信方法はGDNのみの配信方法で、Googleアナリティクスを基にリストを作成し、リストをターゲティングする方法です。通常のリマーケティングと違い、アナリティクスのみできるリストの作成が可能になります。
類似ユーザー
YDAやGDNで作成した上記のリマーケティングリスト内のユーザーに近しい動きをしていると判断したユーザーをターゲティングする方法です。自社サイトに来たことが無いユーザーの中でも、自社サイトに親和性の高いユーザーを狙うことができます。
オーディエンスターゲティング
YDA、GDNともに設定可能です。特定の興味や関心を持ったユーザーを指定してターゲティングすることができます。
オーディエンスターゲティングは広告の配信対象や目的によって以下のオーディエンスカテゴリータイプから選択することができます。
アフィニティ セグメント(GDN)/興味関心カテゴリー(YDA)
特定の商品やサービスに興味関心を示しているユーザーに対して広告を配信することができます。潜在顧客の集客、ブランド認知を目的とする場合はこちらのカテゴリーから選択しましょう。
購買意向の強いセグメント(GDN)/購買意向カテゴリー(YDA)
商品の検索や、カートに入れるなどの購買検討を行っているユーザー、もしくは旅行や結婚などの計画を立てているユーザーを指定することができます。見込み顧客へのアプローチを目的とする場合はこちらのカテゴリーから選択しましょう。
ライフイベント(GDN)/属性・ライフイベントカテゴリー(YDA)
家族構成や年収、学歴、仕事など特定の属性を持っているユーザー、もしくは就職や引っ越し、結婚など人生の大きなイベントを迎えるユーザーに対して配信することができます。属性やライフイベントでの絞り込みを目的とする場合はこちらのカテゴリーから選択しましょう。
カスタムセグメント
GDNのみ可能なターゲティング方法です。従来は、カスタムインテントセグメントとカスタムアフィニティセグメントの2種類に分けますが、新しいカスタムセグメントでは、2種類のどちらかを選んで作成する必要がなく、商品やサービスに関連する具体的なキーワード、URL、アプリを追加することで、指定した要素に関心があると思われるユーザーに広告を表示することができます。
サーチターゲティング
YDAのみ可能なターゲティング方法です。過去にユーザーが調べたキーワードを指定し、そのキーワードを検索したことがあるユーザーをターゲティングすることが可能です。検索連動型広告で効果の高かったキーワードなどを登録しておくと効率が良いです。
カスタマーマッチ
自社顧客のメールアドレスや電話番号などのデータを活用するGDNのみ可能のターゲティングです。
既存顧客のデータをもとに生成した類似ユーザーに配信することができます。
次に配信面をターゲティングする方法を紹介します。
配信面をターゲティング | 詳細 | YDA | GDN |
---|---|---|---|
プレースメント | サイト単位でターゲティングができる。 | ◯ | ◯ |
トピックターゲット (YDAはサイトカテゴリー ターゲティング) | サイトの属性をターゲティングすることができる。 | ◯ | ◯ |
コンテンツターゲット | サイトやページのコンテンツをターゲティング することができる。 | × | ◯ |
プレースメントターゲティング
広告を配信したいWebサイトのURLを指定して広告配信できる方法です。効果の高い配信先のサイトを抽出し優先的に配信したり、反対に効果の悪いサイトを除外することも可能です。
トピックターゲティング
広告を配信したいWebサイトの属性を指定し広告配信できる方法です。上記のプレースメントターゲティングはサイトURL単位だったのに対して、トピックターゲティングはサイト属性単位でターゲティングできる方法になります。
コンテンツターゲティング
GDNのみ可能なターゲティング手法です。コンテンツターゲットは広告を配信したいWebサイトのテーマをキーワード単位で指定することができます。
これらも、使い方によっては非常に強力なターゲティングです。
例えば「教えてgoo」のURLをプレースメントターゲティングし、コンテンツターゲティングで「リフォーム」を設定すると、教えてgoo内でリフォームについて調べているユーザーに広告を配信することが可能です。
ターゲット像が明確であれば有効なプロダクトの1つになります。
一部広告商品においては、広告掲載可能な訴求商品、サービスに制限があり、また、媒体によって配信できるクリエイティブのサイズや容量が異なりますので、クリエイティブを作成する前に確認しておきましょう。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
ここからはGDNを例として、ディスプレイ広告の入稿方法について紹介します。
まず、目標を選択します。
コンバージョン目標を設定している場合は、「販売促進」または「見込み顧客の獲得」、認知目的であれば「ウェブサイトのトラフィック」または「ブランド認知度とリーチ」を選択しましょう。
例として、今回は認知拡大を目的として「ブランド認知度とリーチ」を選択します。
続いて、キャンペーンたタイプから「ディスプレイ」を選択し、配信のURLとキャンペーン名を設定します。
地域、言語、デバイス、開始日と終了日などを設定します。
予算と入札単価を設定します。
オーディエンスターゲティング設定を行います。
リターゲティング広告を実施する場合はあらかじめ設定したリターゲティングリストをチェックし、興味関心ターゲティング広告を配信するにはアフィニティ セグメントや購買意向の強いセグメントなどから商材に適切なターゲティングを選択しましょう。
最後に広告作成をします。
レスポンシブディスプレイ広告を配信する場合は、画像/動画、ロゴ、URL、広告見出しや説明文を設定して保存すれば、キャンペーンの審査が始まります。
結論からいうと、予算が許す範囲でまずはどちらも利用し、反応が良い方に多く予算を投下するという方法をお勧めします。
YDAとGDNそれぞれの配信先、連携サイトや保有するユーザーデータが異なりますので、できる限り多くのユーザーに自社商品やサービスのことを認識してもらうために、両方の媒体ともに配信するのがよいでしょう。
また、YDAのサーチターゲティング、GDNのカスタマーマッチなど媒体独自のターゲティング手法によってユーザーにアップローチすることが可能ですので、予算が許す限りYDN・GDNに押さえておくことを推奨します。
続いて、ディスプレイ広告を上手に運用する4つのポイントを紹介します。
ディスプレイ広告はバナーや動画などを通じてユーザーに視覚的にアプローチするため、ユーザーに響かないクリエイティブであればユーザー行動を促すことは難しいでしょう。
クリエイティブの良しあしを判断するために、A/Bテストを実施することが重要です。ディスプレイ広告では、例えばバナーのデザイン、キャッチコピー、CTA(Call To Action)ボタンの有無など1つの要素を指定してA/Bテストで比較します。指定した要素のパフォーマンスはどのように変化したか引き続き検証し、クリエイティブの質を高めるのが重要なポイントとなってきます。
レスポンシブディスプレイ広告を利用することで、ディスプレイ広告効果を最大化することができます。できます。レスポンシブディスプレイ広告は、広告スペースに合わせて広告のサイズ、表示形式、フォーマットが自動調整されるため、サイズが決まったバナー広告より多くのサイトに掲載されることができます。
また、レスポンシブディスプレイ広告は画像か動画だけでなく、広告見出し、ロゴ、説明文などのアセットを組み合わせて自動的に生成されるため、配信目的(サイト誘導か購入促進など)につながる可能性が最も高い広告を配信し、簡単にディスプレイ広告効果を最大化できます。
レスポンシブディスプレイ広告のおさえておきべきポイントについては、下記の記事をご参照ください。
フリークエンシーキャップ設定とは、広告が同じユーザーに表示される回数を制限する機能です。
一般的には、フリークエンシーの回数が増えるにしたがってクリック率とコンバージョン率は悪化する傾向にあります。理由は、単に「この広告もう何回見たことがある」「サイトの内容は分かってるしもうクリックしたくない」というユーザーがいるかもしれませんので、フリークエンシーキャップを設定せずにずっと同じクリエイティブを配信するなら、ユーザーからの反応が徐々に悪くなっていく可能性が高いです。
ディスプレイ広告の運用ではクリエイティブの入れ替えを定期的に行うか、運用のデータからユーザー行動を分析するうえで、その広告にあったキャップの設定内容を決めておくことをおすすめします。
フリークエンシーキャップの設定方法や回数の確認方法については、下記の記事をご参照ください。
類似オーディエンスとは、自社が作成したターゲティングリストをもとに、ユーザーと似た特性を持ち、ビジネスに関心を示す可能性が高いと思われる利用者をターゲットする配信機能となります。
例えば、リターゲティングリストに含むユーザーは、自社サイトに訪問したことがあるため、商品やサービスに対してある程度の興味があると考えられます。これらのユーザーと似た類似ユーザーにアプローチすることで、より効果が見込める広告運用が可能になります。
検索連動型広告とディスプレイ広告の違いから、YDAとGDNの違いを今回は紹介させていただきました。
広告で大切なのは「何を売るのか」ではなく、「いつ」「誰に」「何を見せ」「どこに連れていくのか」です。検索連動型広告はキーワードでターゲティングするので、ユーザーのニーズが明確ですがディスプレイ広告はそうはいきません。
そのため「いつ」「誰に」の部分を明確にしたうえでターゲティングで検証し、更に対象としているターゲットが自分事かできるための「何を見せ」を検証していくことが必要です。ディスプレイ広告はPDCAを回していくことで、施策改善が可能な媒体です。そのためにはまず「いつ」「誰に」広告を表示するのかを決めるターゲティングがとても重要になります。
広告運用は検討しているがどの運用法が適応しているかわからない方は、
一度広告運用会社の選定方法を確認してみるのもいいでしょう。