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MFI(モバイルファーストインデックス)とは|MFIの最新情報をチェック

Writerライター

五十嵐 和希

株式会社PLAN-B プロジェクト推進室 ビジネス開発

2013年中途採用でPLAN-Bに入社。東日本エリアの営業マネージャーを経て、2017年にビジネス開発ユニットを立ち上げ、各種アライアンス構築活動を中心とした事業開発や、SFA/MAなどを駆使した営業支援業務に従事。

目次
    1. MFI(モバイルファーストインデックス)とは
    2. MFIで注意すべきこと
      1. 別URLでの運用はアノテーションが必要
      2. コンテンツを統一させる
      3. 被リンクはそのままで問題ない
      4. hreflangを使用している場合
      5. レスポンシブデザインを推奨
    3. MFIの開始時期
    4. まとめ:MFI導入による影響を理解して正しい対策を

つい4、5年前までは、何か調べものをする場合はPCで検索をかけるというのが当たり前でした。

しかし、現在ではWebサイトへのアクセス数をデバイス別に分けると、約7割超がスマートフォンからのアクセスで、検索ユーザーのパイはPCからモバイルへと一気にシフトしました。

もちろん、Webサイトで扱う情報や商材によってその比率は異なりますが、スマートフォンユーザーによる検索が増加していることは確かです。そうした中、SEOの評価基準を変更しようという大きな動きが見られました。

それが「MFI(モバイルファーストインデックス)」です。今回は、SEOにとって重要な転機となるMFIについてご説明します。


MFI(モバイルファーストインデックス)とは

現在の検索結果の順位付けは、PC向けページの内容を基に行っています。そのため、スマートフォンで見た検索結果も基本的にはPC向けページのコンテンツを見てランキングを決定しているのですが、MFIが導入されることでその評価が逆転します。

SEO評価基準の変更

つまり、SEOの評価基準がPC向けページからモバイル向けページへと変わります。Googleがこの大きな変更に踏み切った背景には、検索を利用するユーザーの大多数がスマートフォンへ移行したという事実があります。

評価基準の根幹から変更するということで、非常に大きな影響が出そうではありますが、基本的にはクオリティニュートラル(現状の検索結果の品質を落とさない)を目指しています。

つまり、検索結果の質を改善するためのアップデート(パンダアップデートやペンギンアップデート)とは別ものと考えて良いでしょう。


MFIで注意すべきこと

MFIが導入される上で注意しなければならないことは何でしょうか?注意事項を正しく対策していない場合は大幅に順位を落としかねないため、これから確認していきましょう。

MFIに関する注意点は以下の通りです。


別URLでの運用はアノテーションが必要

PC向けページとモバイル向けページを別々のURLで運用している場合は、アノテーションの設定が必要です。

アノテーションとは、別々のURLで生成されたコンテンツを同一のものであるとクローラーに伝えるためのものです。それぞれのページhead内にcanonical、alternateタグを設置して対応します。アノテーションの設定例は以下の通りです。

PC向けページのURL:https://sample.com/

PC向けページのhead内に設置するタグ:

モバイル向けページのURL:https://sample.com/sp/

モバイル向けページのhead内に設置するタグ:

上記のように、PC向けページには対応するモバイル向けページのURLを含めたalternateタグを、モバイル向けページにはPC向けページのURLを含めたcanonicalタグを設置してください。

これらのタグをトップページだけでなく、PC向けページに対応するモバイル向けページ全て(ページ毎それぞれ別のURLにする)に設定しましょう。

また、ページネーションが存在するコンテンツがある場合は、PC向けページとモバイル向けページとでページ数が異なる場合があります。その際は、両方のデバイスのページ数を統一させて、アノテーションタグの設置をしましょう。

やむを得ない理由でどうしてもページ数を統一させることができない場合は、1ページ目のみアノテーションの設定を行う、または無理に設定しないことをお勧めします。


コンテンツを統一させる

MFIが導入されることで、モバイル向けページのコンテンツ内容が評価基準となります。そのため、当然PC向けページにしか存在しないコンテンツは評価対象には含まれません。

PCとモバイルのコンテンツを統一する

PC向けページで評価を受けていると思われるコンテンツは、モバイル向けページにも必ず追加しましょう。また、画像の評価基準も変わるため、モバイル向けページのaltにもテキストを記述することを忘れてはいけません。

コンテンツを統一させる作業は、別URLでデバイスを切り分けている場合だけでなく、動的にURLを切り分ける(ダイナミックURL)場合も対象となります。必要なコンテンツがモバイル向けページに存在しているか、今一度確認してください。


被リンクはそのままで問題ない

多くの場合、被リンクはPCのURLに当たっていると思います。MFIの導入により、モバイル向けページに被リンクが当たっていないといけないのかどうか心配になると思いますが、アノテーションの設定がされていれば問題ありません。ですので、被リンクをモバイルのURLに集めるように別途施策を講じる必要はありません。


hreflangを使用している場合

別言語の設定をhreflangで行っている場合は、モバイル向けページにもPC同様にhreflangの設定を行いましょう。実装例は以下の通りです。

PC向けページ(日本語版、英語版)

モバイル向けページ(日本語版、英語版)

こちらもトップページだけでなく、サイト全体のそれぞれのページに合わせたURLで設定してください。ただし、上記の設定方法は現時点で決まっているもので(2017年11月23日現在)更に変更が加えられる可能性がありますのでご注意ください。新たに公式の発表が出ていないかどうか、定期的に確認しましょう。


レスポンシブデザインを推奨

前述した注意点を理解し、適切な対策をすればMFI導入により大きく順位を落とすことはありません。しかし、アノテーションの設定が間違っていたり、必要なコンテンツが存在していなかった場合は、影響を受けるリスクがあります。

そこで、それらの問題を解消可能なのがレスポンシブデザインで構成されたWebサイトです。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインは、PCとモバイルとでURLを切り分けず、コンテンツも統一されています。MFI導入のリスクを考える必要が無くなるため、レスポンシブデザインでの運用をGoogleが正式に推奨しています。

ただし、MFI導入後にレスポンシブデザインに変更することは非推奨なので、変更を考えている方は導入前に完了させましょう。


MFIの開始時期

MFIの導入に関しては、2016年11月4日に正式アナウンスがありましたが、現時点ではまだ本格導入が決まっていません。理由としては、現在の状態で導入すると検索結果が大きく変わってしまうためです。

クオリティニュートラルを実現するには、まだ時間が掛かるということでしょう。現時点では、MFIの導入により影響を受けにくいWebサイトから段階的に導入を行っていくことを発表しています。

また、一部ではテスト運用から本格的な導入が済んでいるWebサイトも既に存在しているようです。


まとめ:MFI導入による影響を理解して正しい対策を

テスト的にMFIの導入を行っているとはいえ、まだ本格導入までは時間が掛かりそうです。

可能であればMFIの導入前にレスポンシブウェブデザインに変更することをお勧めします。どうしても変更ができない場合は、注意点でお話した内容を実行すれば、順位に大きな影響を与えることはないでしょう。

MFI導入による影響がどのようなものなのかを理解し、適切な対策を講じてください。

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