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五十嵐 和希
SEO SOLUTION
ネットサーフィンを行っていると、特定のサイトを訪れた際に別アドレスのサイトに飛ばされた経験はありませんか?
これはサイト内にリダイレクト処理がされており、サイトを訪れたユーザーを指定のサイトに飛ばすように設定されているからです。 これにはいくつかの方法があるのですが、今回は一番お手軽に設定できる「meta refresh」についてご紹介いたします。
meta refreshはHTMLのタグの一種で、サイト内に設置すると訪れたユーザーを指定したサイトに飛ばすことができます。
使う場面としてはサイトのドメインやページのアドレスを変更したときや、サイトをhttps化したときなどが挙げられます。 旧サイトに訪れた人に対して「アドレスが変わったよ!」といったことを知らせる代わりになります。
自身のサイトをhttps化させる人などがこれから増えてくると思うので、meta refreshの設置方法をお教えいたします。 数あるリダイレクト方法の中でも一番簡単でお手軽に設置することが可能です。
meta refreshは以下のようなHTMLタグとして自身のサイトのソース内に記述します。
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<pre>
<meta http-equiv="refresh" content="秒数;URL=URL">
</pre>
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「秒数」の部分ではサイトを訪れた人が何秒後に飛んでもらうか数値で指定することができます。 半角数字で「30」と入力すれば、ユーザーがサイトに訪れてから30秒後に指定したURLへ飛ばすことができます。 「URL」のところに飛ばす先のURLを入れてあげれば、指定の秒数の後に、書かれたURLへ自動で飛ばしてくれます。
例
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<pre>
<meta http-equiv="refresh" content="30;URL=https://www.sample.com">
</pre>
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上記例の場合、ユーザーがサイトに訪れてから30秒経つと「https://www.sample.com」のアドレスに自動で飛ばされます。
自動で飛ばされなかった場合を考えて、飛ばす前のサイトには飛ばす先へのリンクを設置しておくと良いです。
meta refreshはHTMLタグの中でもmetaタグと呼ばれるものになります。
metaタグは通常のHTMLとは違って、bodyタグの中ではなくheadタグの中でないと実行されないタグです。 なので、meta refreshはheadタグ内に記述する必要があります。 <head></head>で囲まれた場所ならどこでもいいので、自身が把握しやすい場所に記述してください。
実際にサイトにmeta refreshを設置してみて、指定した秒数後に指定したサイトへ移動されることを確認しても、本当にちゃんと処理されているのか気になる人は多いですよね。
そんなときに便利なのが、実際にちゃんとしたステータスコードでリダイレクトが行われているかどうかチェックしてくれるウェブツールです。
リダイレクト検証ツール | SEO 検索エンジン最適化:https://www.searchengineoptimization.jp/redirect-checker
こちらは住 太陽さんが無料で提供しているリダイレクトチェックツールです。 検索窓にリダイレクトタグを設置したサイトのアドレスを入力して、「検証」ボタンを押せばリダイレクト時のステータスをチェックしてくれます。
更に、SEOの観点から見たアドバイスもしてくれる優れものです。
meta refreshを使う際に注意すべき点があります。
それはmeta refreshによるリダイレクトを行っても、移行前のサイトが持っているSEO効果を移行先のサイトに引き継ぎさせることができないという事です。
Google側はmeta refreshによるリダイレクトを奨励していないため、meta refreshで新サイトへのリダイレクトはできるもののSEO効果を移すことはできないのです。 それでは、どうすればいいのかご説明いたします。
リダイレクトを行いたいサイトの状況やリダイレクトの目的によって少し変わりますが、基本的には301/302リダイレクトを行ってください。
301と302の違いは、301が永久的なリダイレクトで、302は一時的なリダイレクトといった点だけです。 301・302リダイレクトいずれも、Google側が奨励しているリダイレクト方法であるため、移行前のサイトが持っているSEO評価を移動先のサイトに移すことが可能です。
「301/302リダイレクトを使えばいいのならば、今回紹介したmeta refreshって無駄じゃない?」と考えた人も多いかと思います。
実は301/302リダイレクトを行うには条件があります。 301/302リダイレクトはmeta refreshのようなHTMLタグで行うものではなく、サーバー側に直接指示を出すことができる「.htaccess」というファイルに記述しないといけません。 ですが、サイトを設置しているサーバーの仕様によってはこの「.htaccess」ファイルを設置できないことがあります。
そういった場合にのみ0秒設定のmeta refresh&rel=”canonical”タグを利用し、301に近い効果を持たせられるように対策を行いましょう(保証されるものではありません)。meta refreshは301/302リダイレクトが使えない最悪のケースのみ利用できるものだと覚えておいてください。
meta refreshはサイトを訪れたユーザーを指定したURLへ移動させるHTMLタグです。
HTMLタグ内のmetaタグといったものなので、headタグ内で記述することで効果が発揮されます。 meta refreshを設置した場合はきちんとしたリダイレクトが行われているかどうかチェックできるツールがあるので、設置後はチェックするようにしましょう。
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