
404 not found(404エラー)とは?|5分でわかる原因と解決方法・効果的な404エラーページの作り方とは?
SEO対策
2022.03.07
2022.05.19
ライター: 松本 健吾
本記事では
がわかります。
また、そのほかお役立ち資料をまとめておりますので、こちらからご活用ください。
SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化の意味)の略です。Googleなどの検索エンジンでの検索結果で、より上位に表示し自社サイトへの多くの流入を獲得するための取り組みを総称してSEO対策と言います。
ここで注意したいのは、「SEO」は順位を上げることを指しているのではなく、検索エンジンがサイトを理解して適切な結果を反映させていくことを指しているということです。
「検索結果で順位が上がる」ことは、あくまでも最適化した結果でしかありません。本質的には、順位を上げるためではなく、検索エンジンのロボット、ならびに検索ユーザーにとって分かりやすい、また使い勝手の良いサイト/ページを作ることが、本当の意味でのSEO対策と言えます。
SEO対策と言うと、よく検索結果でサイトの順位を上げることと思っている方がいますが、それは間違いなのです。
ユーザーにとって有益な情報を提供することができるか、それを検索エンジンにも認識させるようにすること、これがSEOなのです。
SEO対策が順位を上げることを指しているのではなく、検索ユーザーが求める情報をわかりやすくまとめ、使い勝手の良いサイト作りをしていくことだと言うお話をいたしました。
では、ここからは改めて、SEO対策を行っていくメリット・デメリットについても確認していきましょう。
SEO対策を行うメリットの1つ目は、「安定して集客を継続することができること」です。
一度上位表示し、安定した地位を築くことができると、費用対効果のいい集客チャネルとして、集客資産になるでしょう。
その後は大きく費用をかけずとも、継続して集客が可能です。
一度上位表示ができてからは定期的に見直しを行いながら上位を維持することを目指しましょう。
メリットの2つ目は「確度の高い見込み顧客と接点を持つことができること」です。
SEOは検索を行った(=主体的である)ユーザーに自社サイトを表示する形であり、プル型と呼ばれる広告手法です。プル型の特徴は、顧客がすでに自社商品と関連するキーワードで検索などを行っているため、一定自社商材への関心があることです。
顧客が購入を本格的に検討しだすタイミングですでに自社サイトのコンテンツをユーザーが閲覧していることもあり、購入検討の前段階から、関係性を築いていくことができます。
メリットの3つ目は「中長期で見たときに広告費を削減することができること」です。
SEOにおいては予算をかけて、ユーザーに役に立つコンテンツを作成した場合、それを自分で削除しない限りコンテンツとして残るため、かけたお金が無駄になることはありません。そのため、長期で見ると広告費用を削減することができます。
わかりやすい比較として、インターネット広告がよく例として挙げられます。
インターネット広告では予算をかけ出すとすぐに成果が出ることが多いものの、費用を使わないようにするとその時点で集客はストップしてしまいます、いわゆる掛け捨ての状態です。SEOは施策を始めてすぐには成果が出ないものの、一定以上成果が出てくるとそれ以降費用の投下をストップしても、集客を続けることができます。
この違いを認識したうえで、マーケティング戦略に沿った手法を選択しましょう。
SEOの最大にして、唯一ともいえるデメリットは、「成果が出るまでに時間がかかることが多いこと」です。
もし仮にすでに自社サイトを持っている場合も、Googleに正しくサイトを評価してもらうためのSEO内部対策、ユーザーから評価されるようなコンテンツの作成など実施すべき内容が多く、またそれらがGoogleに評価されるまでも時間を要します。
きちんと結果が出るまでにおよそ、半年~1年ほど時間がかかるということは認識しておくべきです。そのためSEOだけを行うのでなく、短期で成果が出るインターネット広告と併用することも多いです。
先を見越してマーケティング施策を考えるなら、時間はかかるものの最終的な顧客獲得コストを下げることができるSEO対策について「うちにはまだ早い……」と思っている方にも是非検討して頂きたいです。
SEO対策を始める前に、Googleなどの検索エンジンがどのように順位を決定しているかのメカニズムを理解しておきましょう。
大きく分けると、以下のような仕組みで検索エンジン内で順位は決まっていきます。
まずサイトの存在を認識するためにクローラーというページを読み込むロボットが巡回をしています。
クローラーは常にWeb上に存在するサイトを探し、発見することを繰り返し行っています。
サイトの規模によって巡回する頻度が変わりますが、コンテンツ量の多いサイト程クロールされる(クローラーにページが認識される)頻度が高くなります。
特にサイト側から何もしなくても自動的にクローラーがページを認識してくれますが、期間限定のイベントページなどを早く見つけて欲しい場合は、サーチコンソールからクロールのリクエストを送ることができます。
サーチコンソールの使用方法は以下記事を参考にしてみてください。
クローラーは外部リンクや内部リンクを参考にサイトを発見します。サイト内が複雑化してしまう場合は、サイトマップXMLを作成し、クローラーが容易にページを見つけられるようにアシストしましょう。
クローラーがページを認識した後に、SEOにおいて肝となるインデックスが行われます。
インデックスとは、クローラーが収集した情報をGoogleのデータベースに登録することを指します。
簡単にいうと収集してきた情報をGoogleの図書館にカテゴリごとにわかりやすく登録をしている状態です。
ページがインデックスされてから初めて、検索結果にサイトが表示されます。SEOの第一歩として、まずは確実にページをインデックスさせることが肝心です。
少し細かく説明するとcanonicalタグの指定が間違っていたり、noindexタグなどが存在すると、正しくインデックスされないので、サイト公開前に一通りチェックを行いましょう。
インデックス後は、ランキングで上位表示を目指すためにサイト内部の改善や、コンテンツの質を高めることに注力します。
記事を公開したり、修正を行ったらインデックス申請をすることが重要です。
記事を公開したからとといって自動ですぐにGoogleがインデックスをしてくれるとは限りません。
場合によっては記事を公開してから数日後や1ヶ月ほどインデックスされない場合もあります。
そんなことが起こらないように記事を公開、修正したタイミングでサーチコンソールで「URLをインデックス登録をリクエスト」することが大切です。
インデックス登録をリクエストすることでGoogleのクローラーが優先的に回ってくるようにリクエストすることができます。
順位がつかないと思っていた記事がインデックス登録されていなかったなんてこともあるので、記事を公開、修正したタイミングで忘れずにインデックス登録をリクエストしましょう。
サーチコンソールでインデックスのリクエストをする方法は以下の記事で解説をしています。もしサーチコンソールに登録をしていない際はこれを期に登録をしておきましょう。
ここでやっと一番重要なランキング付けです。
ユーザーが検索をすると、インデックスされている情報をもとに関連性の高い情報から順に並べられます。
ここでよく聞く「アルゴリズム(評価基準)」が反映されて関連性の高さ順位付けしています。
アルゴリズムは日々変動しており、一度上位表示をされたからと言って永続的に上位表示されるわけではなく常に順位の入れ替えが行われています。
では、SEOで実際に行う対策はどういった内容になるのでしょうか。Webサイトのコードに触る必要がある施策もあり、エンジニア的な知識が必要なのかと疑問をお持ちの方もいるかと思いますので、以下のようにまとめました。
実際に行うこと | 概要 | 具体的に行うことの例 | 担当者 |
内部対策 | Googleがページ/サイトを正しく認識・評価できるようにするための施策。 |
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外部対策 | ページ/サイトが、社外のコンテンツから言及・リンクされることによって、自社ページ/サイトが高く評価されるための施策。 |
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コンテンツ作成 | Googleが評価する(=ユーザーが求める)コンテンツを作成する。 |
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キーワード設計 | どのキーワードで流入を得ていくかを設計する |
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Googleはユーザーのことを第一に考え、ユーザーが最も求めている情報を検索結果に表示することを目指しています。
そのことがよく分かる「Googleが掲げる10の事実」という概念をご紹介します。
Googleでは会社を設立してから数年後に「10の事実」をリストアップし会社の方針の指標としています。
SEO対策でも、この「10の事実」と同じことがいえるため、「10の事実」を意識することが今後のSEO対策でも重要となってくるはずです。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
特に注目すべきは、1番の「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」です。
SEO対策において、何か技術的に特別な知識が必要になりそうな気がするかもしれないですが、実は最も焦点を当てるべきはユーザーなのです。
SEOでは、常に「ユーザーが求める情報を、ユーザーが求める形で提供できているか」という軸で考えましょう。
SEO対策を行う時の大枠の流れとしては以下のようになります。
まずは全体の流れを把握し、その後実際にSEO対策として行う内容について、解説していきます。
SEOを行う際、まずは、今どのキーワードで流入を得ているかや、今どのくらいの流入数なのか等、今のサイトパフォーマンスを把握するための各種ツールの設定を最初に行いましょう。
必ず設定しておくツールとして、「Googleサーチコンソール」「Googleアナリティクス」を紹介いたします。
これらはどちらもGoogleが公式で提供しているツールであり、自社サイトのSEOの分析に適しています。これらツールを使うことでSEO上の課題の特定や施策の立案、効果計測ができるようになります。
Googleサーチコンソールでは、どういったキーワードが何位に表示されてどのくらい流入を得ているのか、などユーザーがサイトに入ってくるまでの行動を分析できるツールです。また、ページがインデックスされているかやユーザー体験にかかわる指標なども確認することができます。設定方法は以下記事をご覧ください。
Googleアナリティクスは、記事ごとにどのくらいの流入があるのかや、流入してからどのくらいサイトに滞在したのか、サイト内でコンバージョンしたかなどがわかります。設定方法は以下をご覧ください。
現状のサイトの成果を参考に、SEO対策を行うキーワードを決めていきます。
達成したいサイトの目的に対して、効率的に近づいていくことができるキーワードを選定していきましょう。
一般に、検索ボリュームが大きいキーワードは上位表示できれば流入数が大きく増えますが、競合が多く上位表示難易度が高いです。一方で、検索ボリュームが小さいロングテールキーワードといわれるキーワードでは、上位表示したときの見込み流入数はそこまで多くないですが、競合が少なく、上位表示難易度はそこまで高くありません。
サイト立ち上げ初期などは、ロングテールキーワードで流入を集めていくという戦略を打つなど、キーワード選定にはポイントがありますので、以下記事も参考にしてみてください。
SEOでは、ページ(コンテンツ)を追加/修正していくことで流入を獲得していくことが多いです。
なぜならば、ページ(コンテンツ)がユーザーの求めるものになっているか(ユーザーの検索意図を満たしているか)どうかによって、Googleからの評価が変わり、検索順位が変動するからです。
そのため、ここからはユーザーの検索意図を満たすページ(コンテンツ)を作成していきます。
PINTO!のように、記事を書いて集客することもあれば、ECサイトなどで商品ページで上位を目指すこともあります。この辺りは、サイトの目的によって変わります。
どんなメディアであっても、SEO対策によって上位表示を目指すなら、ユーザーが求める情報を、ユーザーが求める形で提供できているか?と考えましょう。
ユーザーが求める情報を、ユーザーが求める形で提供するためには以下の観点で考えると考えやすいです。
それぞれの項目の詳細は後述しますので、なんとなく「SEOを意識したコンテンツの作成では抑えるべきポイントがあるのか」と理解していただければ十分です。
記事作成を行う際のポイントについては以下記事でまとめられているので、参考にしてみてください。
記事などのコンテンツを追加していきながら、SEOで必要な内部対策と外部対策を実施していきます。
SEOの内部対策と外部対策についておさらいをしておきますと、それぞれ以下のようになります。
施策を実施する際は、どの指標を改善するのか、どのくらいの水準になっていれば良いのか、悪影響を及ぼしてしまう指標がないか等は確認しておきましょう。
本記事の後半でも、具体的な施策は紹介しますが、以下記事も併せてお読みいただくと、理解が深まります。
施策を実施した後は、実際の数字の変化を確認しましょう。
施策をいつ実施したのか、その後変動が起きる指標はどのように変化したのかを記録しておき、それらから結果を判断します。その結果を踏まえて、次回はどのようにすればよいかを決定し、次の対策に生かしましょう。
記事の作成であれば、その記事を公開した日と、サーチコンソールで確認できる4指標(クリック数、表示回数、クリック率、順位)が公開後どのくらいの期間で、どの水準になったかを確認しましょう。
もし、上位表示ができていないなら、コンテンツを改修するリライトの実施を検討することになります。
このように、施策を実施し、結果を記録し、次回施策に生かすというPDCAサイクルを回すことで、SEO対策の目標達成に近づいていきます。
サイトを上位表示させるうえで必要となるSEO対策は、いくつも存在します。Googleは200を超える評価基準を持っているので、全てを網羅して対策することは大変な作業です。
参考:searchqualityevaluatorguidelines.pdf (googleusercontent.com)
今回はその中でも、重要度が高い傾向にある基本的なSEO対策項目をご紹介します。
SEO対策の大きな流れとしては、以下の通りです。
ここから、実際に具体的な施策の例ととともに進め方を解説していきます。
SEO対策の第一歩として、まずは対策を行うキーワードを決定します。
SEOでは対策するキーワードをまずはじめに決定しますが、キーワードはどのように考えて決定するのでしょうか。
ここで皆さんに知っておいていただきたいのは、「1ニーズに1コンテンツ」という考え方です。
「1ニーズに1コンテンツ」という考え方は、キーワードは違えど同じニーズには、同じコンテンツを提供しようという考え方です。
例えば「SEO対策」と「SEO対策 とは」はキーワードとしては異なりますが、実際に検索してみると、検索結果に並ぶページはそれほど変わらず、同一ニーズであると分かります。
一方で、「SEO対策 やり方」と検索すると、異なるページが上位表示されています。これはニーズが異なるからです。そんな時はこのニーズに対応するコンテンツを用意しましょう。
ページごとに対策するキーワードは、検索ボリュームなどの観点からそのニーズを代表するような単語として設定しておくというイメージを持っておくと良いでしょう。
ではここから、「キーワードの選定」と「各対策の実行」について解説して参ります。
ページを上位表示させるには、まず「どのキーワードで上位表示を狙うか」を決定しなくてはいけません。
とは言え闇雲にキーワードをピックアップしても、成果を最大化させることは難しいです。
セオリーに則ってキーワードを選定していきましょう。
対策すべきキーワード選定の流れは大きく以下のようになります。
SEO対策をする候補となるキーワードの洗い出し→実際に対策するキーワードの優先順位付け
対策の候補となるキーワードの洗い出しには①軸(メイン)となるキーワードから拡張する②競合から発見するという2つの方法があります。
それぞれの工程においてのポイントをこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
弊社のように、SEOやインターネット広告運用などWebマーケティングを支援する企業であれば、自社サービスと関連性が深い「SEO対策」「インターネット広告」などがメインで狙うキーワードとなります。
このメインとなるキーワードを拡張して、関連するキーワードでSEO対策を行っていくことになるので、
メインで対策するキーワードは、検索ボリュームが大きいビッグキーワードであることが望ましいです。
メインキーワード選定のポイント
軸となるメインキーワードを決定した後は、キーワードの拡張を行っていきます。キーワードの拡張には、大きく3つの方法があります。
キーワード拡張の方法
キーワード拡張の1つ目の方法がペルソナから考えることです。メインキーワードを検索する具体的な人物像を作り、そのペルソナが遭遇するシチュエーションとそこで持つであろう悩みをキーワードにしていきます。
ex)「自社内でSEO対策に取り組み始めることを検討」というシチュエーション→「SEO対策とはそもそもどんなものだ?」という悩み→「SEO対策 とは」というキーワードで検索
検索ボックスに文字を入れると関連するキーワードを検索エンジンが提示してくれます。この機能のことをサジェストといいます。サジェストで表示されたキーワードを参考にキーワードを拡張することができます。
ツールを活用することで効率的にツールを活用することができます。
キーワードを拡張するためのツールとしては以下のようなものがあります。
・キーワードプランナー(Google広告)
・キーワードアドバイスツール(Yahoo)
・rishirikonbu.jp
・goodkeyword
・Googleサジェストキーワード一括ダウンロードツール
・Googleトレンド
それぞれのツールに関する詳しい特徴に関しては以下の記事で解説しています。
競合となるメディアが獲得していて、自社でとれていないキーワードがあれば、そのキーワードでコンテンツを用意することは流入を増加させるチャンスになります。
競合メディアが獲得しているキーワードの情報は専用のツールを使用しないとみることができません。ここでは弊社が開発し、実際にPINTO!の運用でも使用しているSEOツールのSEARCH WRITEを活用した例をご紹介いたします。
左のメニューから、「競合から見つける」を押し、調査したい競合ドメインを入力します。
すると、上記のような画面が表示されます。「競合順位」「自社順位」「競合と自社の順位差」が表示されるので、順位差が大きい中から対策したいキーワードを見つけると、チェックを入力し「新規記事作成」のタスクに入れることができます。
このように競合が獲得していて、自社が取れていないキーワードを発見していきましょう。
キーワードを絞る際は、そのキーワードで対策をしたときに得ることができる効果と、対策の難易度の観点で絞っていくことになります。なるべく効果があり、かつ難易度が低いキーワードから対策していくようにしましょう。
どの程度検索されているのかを指す検索ボリュームは、そのキーワードで対策をするべきかの判断材料になります。
検索が月に1,000回行われているキーワードと、10回しか検索されていないキーワードでは、1,000回検索されているキーワードで対策した方が、より多く流入を伸ばせるということは想像できるかと思います。
一方で、検索ボリュームが大きいキーワードはそれだけ人気のあるキーワードということになり、他社も十分にSEO対策を行っています。そのため上位表示する難易度も高くなっています。
実際の検索結果画面をみて、上位表示されているサイトを見てみることで上位表示の難易度がわかります。例えば、Amazonや楽天などの超大手モールが並んでいる場合、上位表示を目指す難易度は高くなります。
こちらの記事で紹介されているように、リンクの数やインデックス数をみて対策するかどうかを決定しましょう。
対策する優先度を決める時は、サイトゴールとの距離を考慮する必要があります。
「SEOツール 比較」と「SEO対策」という二つのキーワードを比較してみましょう。
キーワード | 月間検索ボリューム |
SEO対策 | 27,100 |
SEOツール 比較 | 110 |
検索ボリュームは上記のように、「SEO対策」の方が圧倒的に大きいです。そのため、流入数を増やすという観点では、「SEO対策」を優先して対策した方がよさそうに感じます。
一方で、SEOツール「SEARCH WRITE」に関心がある層は、どちらのキーワードで集客した方が多く集まるでしょうか?正確に見るならば、それぞれのキーワードで対応するページからのCVRを比較する必要がありますが、「「SEO対策」の方が優先して対策すべきだ」とは言えなさそうですよね?
どちらを先に対策するかは、流入数を目的にするか、SEARCH WRITEに関心のあるユーザーの流入を目的にするかによって変わります。
キーワードを絞り込む際は、このように自社のサイトゴールに合わせて、優先順位をつける必要があることがおわかりいただけたかと思います。
上記の手順でキーワードの選定が終わったら実際に対策を行っていきましょう。コンテンツ対策、内部対策、外部対策の順に解説していきます。
SEOのコンテンツ対策は、そのサイト上に掲載されている情報を、ユーザーの役に立つものにしていくというものです。
ユーザーの役に立つ、悩みを解決する、知りたかったことを知ることができるコンテンツこそが、良質なコンテンツであると評価されます。
Googleは「ユーザーファースト」を唱えており、SEO対策においてもその姿勢は変わりません。Googleはユーザーファーストなコンテンツをユーザーに届けることを可能にするべく繰り返しアルゴリズムのアップデートを行っています。
そんなGoogleが検索順位を決定付けるうえで最も重要視しているのが冒頭でもお話しした「コンテンツの質=ユーザーにとって有益か」です。
Googleは検索ユーザーに優れた検索結果を提供したいと考えているため、ユーザーにとって有益なコンテンツを持つサイトを上位化させます。そのため、SEOに従事しているサイト運営者は、独自性があり、尚且つユーザーにとって役に立つコンテンツを提供することを常に意識しなければなりません。
質の高いコンテンツを提供することが順位を上げる一番の近道ではありますが、当然サイトの設計も大切です。「ユーザーファースト」を掲げるGoogleですが、最低限行ってほしいSEO対策を「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」として提供しています。SEO対策を始める場合は一通り目を通してください。
またGoogleがウェブマスター向けにコンテンツと品質、専門性、表示や記述に関する質問というものを提示しております。
以下の質問に回答できるかどうかをコンテンツの質が高いと言えるかどうかの1つの基準にしてみてください。
・独自の情報や報告、調査、分析を提供していますか?
・トピック(キーワード)に対し、十分な量の情報を網羅的に提供していますか?
・示唆に富んだ分析や興味深い情報を提供していますか?
・引用を行う際に、単なるコピーや書き換えではなく付加価値をつけていますか?
・ブックマークしたい、友達に共有したい、お勧めしたいものになっていますか?
・情報源や関連する専門知識の出所を明確にしていますか?
・サイト運営者の情報やサイトを運営する背景を掲載していますか?
・確認できる事実上の誤りがありませんか?
・誤字脱字やデザイン崩れの問題はありませんか?
・関係のない広告は表示されていませんか?
・モバイルでコンテンツを表示すると、コンテンツは適切に表示されますか?
ここからはコンテンツの質に関して特に考慮しておくべきポイントについてご説明します。
一般的に検索意図を捉えていないコンテンツは上位表示が難しいと言われています。検索意図とは、ユーザがどんな目的で検索行動を行ったか、という意味です。
実際に検索をしてみて、上位表示されているコンテンツを確認することで検索意図を捉え、それに沿ったコンテンツを作成しましょう。
検索インテントに関しては以下の記事で詳しく解説しております。
また弊社では、一般的に言われている
として検索意図を認識するだけでなく、その裏まで考えてコンテンツを制作することを勧めています。
「検索意図の裏」とは、ユーザーがどんな風に、なぜそう思っているかなど、検索意図をさらに深堀りすることを指しています。
例えば「アートメイク 痛い」と検索している人は、体験した人の実際の声を知りたいと考えているはずです。
さらに、上位表示サイトで
といった内容が記載されている場合、「痛みの程度」「予防方法」を知ってアートメイクをやってみたい!と検索している人は思って検索していると考えられます。
これが検索意図の裏を読むということです。
ここまでいけばどういった内容を書けば上位表示するかが自ずとわかってきます。
検索意図を深掘る時は以下の項目を参考にしてみてください。
いつ | 季節、月、曜日、時間など |
どこで | 場所 |
どんなデバイスで | PC、スマホ、タブレット |
どんな状況で | どんな背景。文脈で検索に至ったのか |
誰が | デモグラフィック属性(性別、年齢、収入など) |
どんな | 「何を」就職する形容詞 |
何を | 目的語 |
どのように | 「どうしたいのか」を修飾する副詞 |
どうしたいのか | 知りたい、いきたい、買いたい、やりたい、などの切り口 |
その結果何を得たいのか | 「どうしたいのか」によって得たいことは何か |
Googleは十分な情報を提供しているコンテンツを質の高いコンテンツと見なしています。
自社のコンテンツがユーザーの求めている情報を網羅的に提供できているかをチェックするようにしましょう。1つの指針として、すでに上位表示されているコンテンツを実際に見てみると良いと思います。
上位表示されているコンテンツはGoogleから質の高いコンテンツと評価されているため、情報も網羅的であると評価されている可能性が高いです。どういった情報がどの程度あれば評価されるのかをチェックしてみるとよいでしょう。
しかし、あくまで参考に留め、内容や文章をパクってしまわないように気をつけましょう。
「E-A-T」とはGoogle が重要としている3つの基準の頭文字をとっています。特にYMYL(Your Money Your Life)と呼ばれる、医療・医薬品、金融、健康的な生活などサイトを閲覧したユーザーに大きな影響を与えるジャンルでは厳しく判断されます。
①Expertise(専門性)
サイトの作成者やコンテンツの作成者は、特定のトピックの専門家であることが好ましいです。「専門性」が問われます。
②Authoritativeness(権威性)
第三者から評価せれるコンテンツのことを指します。サイトの作成者やコンテンツの作成者は特定のトピックにおいて評価されるコンテンツである必要があります。
例えば論文の作者、本の著者など第三者から引用されるようなコンテンツである必要があります。
③Trustworthy(信頼性)
オリジナル性が高く、コピーをされたコンテンツでない必要があります。
また、運営者などサイトの作成者が明示されおり、特にそれがその分野の専門家である方が信頼性が高くなります。
コンテンツやサイトを作成する際にこの3つが含まれていることにより「高品質なサイト」とGoogleに判断され、評価も高くなります。
次に、ユーザーを意識した独自性のあるコンテンツの作成です。これは今回紹介する必要なSEO対策の中で、最も重要な項目と言っても過言ではありません。
では検索結果で上位を獲得できるコンテンツとは実際どのようなものなのでしょうか?
それは事実や実体験に基づいた正確な情報を提供しているコンテンツです。ユーザーの興味を引くためだけに事実とは異なる内容を盛り込んだり、信憑性の薄い情報が書かれたコンテンツは質の高いコンテンツとは言えません。
信憑性の薄い情報や事実と異なる内容ばかりで構成されたコンテンツは、ユーザーにとって不利益な内容のサイトと判断され、大幅に順位を落とす可能性があります。そのような事態に陥らないためには、その分野における専門的な内容を提供すると良いでしょう。
例えば、公的な機関による調査結果を用いることも、専門性を高めるという意味では有効的な手段です。ただし、公的な文章は、ほかのサイトでも扱われ、内容が被ってしまうことがあります。
そこで自身の考察や実体験を交えることで「ユニーク性」の部分を補えます。高品質なコンテンツを実現するにはこの「専門性」と「ユニーク性」を掛け合わせることが大切です。
このようにユーザーを意識したコンテンツを作成することは、検索結果の上位を狙えるだけでなく、コンバージョンにも良い影響を与えるでしょう。コンテンツSEOで成果を出すには、ライティングの質が全てです。
ライティングを行う際に必要なことを下記ページにまとめていますので、コンテンツ作成時の参考にしてください。
また、コンテンツの評価基準の「E-A-T」からの誰が書いたかという指標が顕著に出ているクエリが多数出現しています。先ほども少しご説明したYMYLと呼ばれるジャンルがそのクエリにあたり、
などが対象クエリにあたります。その際は個人ではいくら良いコンテンツを作っても上位表示されません。
などの対策が必要になってきています。
最近では、有資格者や著名人が書いた記事でも上位表示されない記事が出てくるなど対策が行えない場合も出てきています。
コンテンツのみならずサイト全体がYMYLで評価され始めており、実際の病院のサイトであったり、クレジットカードのサイトでなければ上位表示ができなくなってきています。
Webメディア運営者にとっては痛い話ですが、ユーザーにとってはしっかりした人が書くというのはとても優しい対応です。
Googleも検索ユーザーのことを考えての対策なのでWebメディア運営者も柔軟に対処をする必要があります。
SEOの内部対策とは、Googleにサイト情報を適切に認識させるための施策のことを指します。
そもそも内部対策が必要な理由としては前述したようにGoogleがページを評価する仕組みに関係があります。
Googleがページを評価するまでには
1.クローラーがページを発見、巡回する
2.データベースにページを登録(インデックス)する
3.ページを評価する
という順序があります。
内部対策は上記の順序がそれぞれ正しく行われるようにする必要があります。
いくらコンテンツの質が良くても、それをGoogleに発見されなかったり、正しく評価されなかったりしてしまうと上位表示は難しくなります。
それぞれの順序に対して有効な対策方法を解説していきます。また内部対策はチェックするべき項目が多いため、優先度を星につけて解説いたします。
クローラーにページを発見されるためには、クローラーがサイト内を巡回しやすいように内部構造を設計する必要があります。
主に以下の施策があります。
ディレクトリ構造で意識すべきは大きく2つです。
1.同じテーマでまとめる
2.ディレクトリ構造を深くしすぎない
ディレクトリはシンプルにわかりやすくを意識して構築しましょう。
詳しくは以下の記事にて詳しく解説しております。
パンくずリストとは、サイトの階層において今どこにいるのかを示したものです。
ユーザビリティという観点からももちろん必要ですし、クローラーがサイトを読み込む際も、パンくずリストが設定されているとうまく読み取られます。
Googleのクローラーは、リンクを辿ってページをクロールしていきます。そのためリンクが設定されていないページはクロールされなくなってしまいます。
クローラーが回ってこなければサイトは評価されることがありません。内部リンクによってクローラーがサイト内を回遊しやすい状態を作りましょう。
上記のパンくずリストも内部リンクの一部です。
その他にも
・グローバルナビ
・サイド・フッターリンク
・アンカーテキスト(コンテンツ内にリンクを入れる)
等があります。
内部リンクはクローラーにページを発見されやすくするため以外にもSEOにプラスの効果を発揮します。
詳しくは以下の記事で解説しております。
サイトマップがあることによってクローラーが新たな記事をいち早く気づくことができ、クローラーが気づかないページをなくすことができます。
Googleによると、
サイトマップを送信することは、サイトを最適化する上で重要な要素の一つです。サイトマップを送信することで、あるサイトに存在するすべての URL を検索エンジンが発見できるようになり、ページの内容が変更された時に素早くダウンロードすることが可能になります。
ウェブマスター向け公式ブログ:XML サイトマップと RSS/Atom フィードのベストプラクティス
と述べているためGoogleからの評価が上がることは間違いありません。サイトマップについて具体的な設置方法等は以下の記事に記載しております。
robots.txtとは、収集されたくないコンテンツをクロールされないように制御するファイルです。これによりクローラーが重要なコンテンツを中心にクロールさせることができます。
つまり、クロールさせる中でも優先順位をつけさせることができるのです。実際の詳しい利用方法は以下の記事をご覧ください。
クローラーに発見されたとしても適切にインデックスされないと評価が正しくされない可能性があります。インデックスされたくないものに関しては適切に対処しましょう。
canonical(カノニカル)タグとは、重複するページが存在する場合、どのURLが1番重要であるかを検索エンジンに対して指定するHTMLタグのことです。
例えばhttpとhttpsのURLが正規化されていない場合やショッピングサイトで色違いの商品ページがある場合などは、重複コンテンツとしてみなされてしまう場合があります。
一般的に重複コンテンツは評価が下がる可能性があるとされています。
そのため上記に当てはまる場合にはcanonicalタグを設置し、重複コンテンツではないことをGoogleに認識してもらう必要があります。
詳しい設定方法については以下の記事を参考にしてください。
noindexタグとは、インデックスされないようにブロックするタグのことです。
質の低い記事があるとGoogleからサイト全体の評価が下がってしまう可能性があります。
そのため評価が低くされてしまいそうな重複コンテンツ、コピーコンテンツ、情報量の少ないページ、HTMLサイトマップページ、エラーページにはnoindexタグを設定しましょう。
詳しい設定方法については以下の記事を参考にしてください。
インデックスまで適切にされれば、あとはきちんと評価されるページにしていくだけです。
コンテンツの質を高くするということは大前提ですが、それ以外でページの評価に関わる項目について説明していきます。
それぞれのページに固有のタイトルが必要です。
最近では、タイトルに検索対象のキーワードが入っていなくてもランキングの上位を獲得できるケースが増えたため、以前よりもSEO的な重要性が下がったと言われています。しかし未だにタイトルを修正するだけで順位が良くなることがありますので、サイトに与える影響としては比較的大きいです。不必要にキーワードを詰め込み過ぎず、ページの内容に合った名称にすると良いでしょう。
また、ページのタイトルはクリック率にも大きく影響を与えるため、競合と比較しながら、最適なものを見つけましょう。
タイトルのほかに重要とされていたディスクリプションについては、現在ランキング要素から外れてしまいました。しかしSEOに関係が無いからと言って、全て同じディスクリプションを設定してはいけません。ページごとに固有のディスクリプションにする、または何も設定しないようにしましょう。
ディスクリプションの記述がない場合は、本文から検索語句に合わせた内容が抜粋されて表示されます。
ページ内容に則した見出しを記述します。
見出しはh1~h6までありますが、全てを使用する必要はありません。中でも一番重要なh1は、タイトルと同様にページごとに固有の見出しにします。見出しタグは検索エンジンのロボットだけでなく、ユーザーにも文章の内容を伝える手段のひとつです。綺麗なアウトラインを実現するために、見出しタグを適切に使用しましょう。
Googleのクローラーは画像の内容を読み取ることができません。そのためalt属性をきちんと設定し、その画像が何を示しているのかをGoogleに認識させる必要があります。
実際のalt属性設定方法に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
スマートフォンによるインターネット利用率がPCを上回ったことで、以前にも増してスマホ表示でのSEO対策にも注力する必要が出てきました。
またMFI(モバイルファーストインデックス)が実装されたことにより、その重要度はさらに高まりました。
MFIとは今までGoogleが検索結果の順位を決定する際に、PCサイトの内容を評価基準にしていたものを、スマホ表示のコンテンツを評価するように変更することを指します。
MFIによりPCページにしか存在しないコンテンツは評価の対象から外れてしまうため、必ずモバイルページにも同様のコンテンツを追加しましょう。コンテンツだけでなく、meta情報や構造化データマークアップもモバイルで記述する必要があります。
モバイル対応には「レスポンシブ」「動的(ダイナミック)配信」「PCとモバイルとで別々のURL」の3つの方法があります。このなかでも、PCとモバイルとにコンテンツの差異が生じない「レスポンシブ」が推奨されています。
対応としてまずはサイトがスマホ対応しているかどうかを確認しましょう。確認の際は「モバイルフレンドリーテスト」というGoogleが提供しているツールを利用します。
調査対象のURLを入力するだけで、サイトがスマホ対応しているかどうかの判定が出ます。万が一スマホ対応が済んでいない場合は、未対応となっている項目がピックアップされるので、該当箇所を修正しましょう。
SEO対策におけるスマホ(モバイル)対応やMFI(モバイルファーストインデックス)については下記の記事に詳細をまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。
サイトスピード(ページの表示速度)は、ランキングを決定するシグナルのうちのひとつです。
ユーザービリティに大きなインパクトを与えるので、表示スピードを上げることを心がけましょう。
表示スピードの改善を施すうえで、サイトが現状どれ位のスピードなのか確認する必要があります。以下、表示速度のチェックに用いる主なツールです。
いずれのツールも現在のページ読み込み速度が分かるだけでなく、必要な改善ポイントも提示されます。こちらのページでは、実際にツールを使用し、改善を行った結果を載せていますので、参考にしてください。
2014年8月のウェブマスターブログにて、Googleはhttpsをランキングシグナルに加えたと発表しました。SEO対策において指標となるものであり、対応すべき要素といえます。
https化の対応について詳しくは以下の記事で解説しております。
以上のように内部対策では意識すべき部分が多いですが、重要度が高く対策しやすいところから手をつけていくと良いでしょう。
さらに細かい対策内容に関しては以下の記事で解説しております。
SEOの外部対策とは、別サイトからのリンクやSNSでサイト名を引用されるなど、サイト外で行われる施策のことです。SEOにおいて、別サイトにリンクが張られるということは、そのサイトは有益であることを意味します。
これは論文において、しばしば引用される論文が有益であることと似ています。また、現代では情報収集を必ずしもGoogleなど検索エンジンで行うわけではありません。そのため有用なコンテンツをSNSで拡散することも意味を持っています。
以上のように、外部施策としては以下のようになります。
被リンクとは外部のサイトからの自社サイトへのリンクのことを指します。
外部リンクについては、過去質の低いサイトを大量に作成し、そこから被リンクを設置するという手法が出ました。
現在はそういった対策を行うとペナルティが課されるようになっているので、リンク対策は注意が必要です。
被リンクがどのくらいどこからついているなどは以下記事を参考にしてみてください。
サイテーションとは、第三者によりサイト名や固有名を引用されることを指します。SNS経由の被リンク増加が、SEOに直接影響するということはないとGoogleが公表しておりますが、サイテーションによるSEO効果は一定あると言われています。
また、SNSでの拡散は直接的なSEO効果はありませんが、それをきっかけに他サイトからの被リンクが増える可能性等、間接的なSEOの効果は見込むことができます。特に最近では検索自体がSNS上でされることもあり、SNSの活用と絡めたコンテンツ作成が必要とされてきています。
上述した施策は意図的に行うことが難しいです。被リンクやサイテーションを集めるためには、引用や拡散をしたくなるようにコンテンツの質を高めることが1番重要になります。小手先の対策ではなく、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することを第一に考えましょう。
SEOで成果を出すためのには、多くの施策を実施し、その成果を観測し、どういった変化が出たのかを確認する必要があります。そこから振り返りを行い、また次の施策へと生かしていくのです。各種指標のデータを取得するためには、各種ツールを使用する必要があります。SEOを行ううえで必ず利用したいツールをご紹介します。
サイトのアクセス状況を確認するには必須のツールとも言える、Googleアナリティクスを導入しましょう。Googleアナリティクスで取得できる主なデータとしては、以下のものがあります。
オーガニック検索からアクセスしたデータのみを確認することが可能なので、SEOによる効果の測定に利用できます。またページごとの数値からどのコンテンツがよく見られているかを明確にし、データが悪い場合には改善を加えましょう。
Googleサーチコンソールは、サイト内部の詳細な状態を確認できるツールです。主な項目は以下の通りです。
サイトがサーバーエラーで表示されなくなった等の、致命的なエラーが発生した際にアラートが飛ばされるので、早期に対処することができます。Googleアナリティクスでは取得できない、サイトに関連する検索クエリが分かるので、キーワードごとに表示されるページに対してコンテンツの修正ができます。
Googleサーチコンソールでも検索クエリごとの順位を確認することができますが、平均掲載順位なのでおおよその順位となります。そこでより正確な順位に近いデータを取得できる、順位チェックツールを利用しましょう。
順位チェックツールには、大きく分けて3種類あります。
順位取得サイトタイプのツール: SEOチェキ
順位取得サイトタイプの場合は、対象となるサイトのURLとキーワードを入力することで、即座に順位が分かります。簡易的に順位を調べたい時に便利ですが、複数のキーワードを一気に確認することはできません。
ダウンロードタイプのツール:GRC
ダウンロードタイプは、PCに順位取得ツールをダウンロードして利用します。設定したキーワードの順位やランクインページ等が取得できます。一度に複数のキーワードを登録することが可能ですが、順位取得を行う際にPCの電源が付いている必要があります。
クラウドタイプのツール: BULL
クラウドタイプは、キーワードを複数登録できることに加え、PCの電源が付いていない状態でも順位取得が可能です。ただし有料版の場合ダウンロード版と比べて金額が高い傾向にあります。
SEOに必要な機能が網羅的に搭載されたツールもあります。
上記で紹介したような無料のツールでも組み合わせれば対策を行うことができますが、かなり高度な知見がないと使いこなすことは難しいです。そのため初心者から中級者は有料でもオールインワン型のツールを使用することをお勧めします。
SEARCH WRITEはシンプルなUIで、SEOの課題分析・施策立案・効果測定を簡単に行えるコンテンツマーケティングツールです。
今までのツールでは機能がもの足りなかったり、逆に機能が多すぎて使いこなせなかったりすることがありましたが、SEARCH WRITEでは本当に必要な機能だけをプロが厳選しています。
そのため、SEOのためにコンテンツマーケティングをこれから始めようとしている方やSEOに知見が深くない初心者でも使いこなしやすいツールとなっています。
複数のユーザーが同時接続しても価格の変わらない「フリーライセンス制」やタスク管理機能も実装しているため、チーム全体でのKPIモニタリングや施策実行のタスク管理も可能となっています。
また実績5000社を超えるSEOコンサルタントがツールの運用支援からSEO戦略立案までをサポートするプランもあるため、インハウス化に不安のある方でも安心して使いこなせ、初心者〜中級者に大変おすすめのツールです。
ここではSEO対策でやってしまいがちな間違い3つを解説していきます。もし当てはまってしまった方は、これを直すだけで大きな効果が出る可能性があるのでぜひチェックしてみてください。
多くの方はサイトを運営する目的(サイトゴール)が不明瞭になっています。どんな指標がどのようになっていれば良いのかは明文化しておきましょう。
キーワードの優先順位をつける際にも、サイトゴールによって結果が変わってくるとお伝えしましたが、これは記事構成など含めてWebサイト全体にかかわってきますので、非常に重要です。サイトゴールが事業の状況に合わせて変わっていくこと自体は問題ではないので、常に明文化しておくということは、意識しておきましょう、
また、サイトゴールが不明瞭なままだと、コンテンツを閲覧するターゲットが不明瞭もなってしまいます。
例えば「30代の女性がターゲットです」というメディアがあるとしても、人によって思い浮かべる30代女性は様々です。
働いている方もいれば、結婚をして子育てをしている方もいます。ダイエットをしている方もいますし、全くダイエットをしていない方もいます。それにもかかわらず「30代の女性がターゲット」としてもどんな記事を書けばいいかわかりません。
本当にユーザーが求めている記事を書くのであれば細かいセグメント分けが必要です。性別、年齢、職業、居住地、家族構成、世帯年収、行動特性、嗜好性などによってセグメント分けしていくことが大切です。
察しの良い方ならお気づきかと思いますが、これは前述のペルソナ設定のことを指しています。
メディアの立ち上げの際と同じように、サイトコンテンツを作成するときも、誰に届けるコンテンツなのかは考えるようにしましょう。
「とりあえずたくさん記事を書けばいいんでしょ?」という考え方でコンテンツを作成しても、順位や流入は伸びません。
かつては、記事を量産して文字数も多めにする手法が多くありましたがGoogleが目指しているのは「コンテンツの質」です。
そのためしっかりとE-A-Tや検索意図を意識して、良質なコンテンツを作成する必要があります。
SEO対策においてはこれらのポイントを意識した質の良い記事を書かなければなりません。
ただし質ばかり追求しすぎてしまい量が不足していることも問題です。
いくら自社のコンテンツが独自情報を盛り込んでいて完璧な記事だとしても、すでに競合のコンテンツがそれ以上のコンテンツを提供していては上位表示をすることが難しくなります。
質も担保しつつ量を量産できるようにすることがベストです。記事の質を確認する際は、以下からダウンロードできるチェックシートをご活用ください。
「運営開始直後は質の良い記事をたくさん書いて伸びていたが、だんだんと伸びなくなってきた……」ということがコンテンツを作成しているとよく起きます。
しかしそれは「記事のリライト」をするだけで大きく変わります。その時のユーザーが求めている情報を追加したり、ユーザーにとって魅力的なタイトルに変更するだけで、流入数が10倍以上になることもあります。
(弊社クライアント様のデータより)
検索順位が高いのにクリック率が低い時は「タイトル変更」でユーザーを惹きつけましょう。検索順位が低いがクリック率が高いときは「リライト」でコンテンツの質を上げ検索順位を上げましょう。
記事を放置しておくことは宝物を放置しているようなものです。定期的に見直しをしましょう。
また、そもそも新しく記事を作成して、一発で上位表示されることはかなり難易度が高いです。新しい記事を出した後も、順位をみて何度も手直しを加えていく前提で考えておく方がよいでしょう。
SEO対策を実施していくための運用体制と費用感については以下の通りです。
運用体制 | 内容 | 料金・費用 |
完全インハウス運用 | 無料ツールを自社メンバーで駆使して対策を行う。 | なし |
SEOツール運用 | 有料ツールを用いて自社メンバーで対策を行う。 | 月額2万円~ |
SEOコンサルティング外注 | コンサルティング会社に、全ての施策をアウトソーシングしてしまう。 | 月額30万円~ |
それぞれのメリットデメリットを簡単にまとめると以下のようになります。
施策の質 | 社内ナレッジの蓄積 | SEO対策にかかる時間 | 外注費用 | |
完全インハウス運用 | △ | △ | △ | ◎ |
SEOツール運用 | ○ | ◎ | ○ | ○ |
SEOコンサルティング外注 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
完全インハウスでの運用は、新しく費用は発生しないものの、対策に時間がかかってしまい、かつ施策の質も他体制と比較すると劣ってしまう可能性が高いです。また、SEOについての知見は、担当者の方のみに集約することが多いです。そのため、担当者が離職すると、次の担当者に情報が十分引き継がれないということも、しばしば起こります。
予算を月30万円以上投資できるのであれば、SEOコンサルティングを依頼することもできます。コンサルティングを依頼すると、施策の質は高くなり、成果が出る可能性や成果が出るまでのスピードは早くなります。SEOについての知見は、コンサルティング内容を吸収することで、一定社内に貯まっていきます。
完全インハウスでの運用と、コンサルティングの中間に位置するのが、有料SEOツールでの運用です。導入するツールにもよりますが、月2万円ほどから運用できます。どのツールを選定するかによって、ばらつきはありますが、施策の質、社内への知見の蓄積、成果が出るまでにかかる時間、かかる費用はバランスが良いので、おすすめの体制です。
ツールを使用したり、コンサルティングを依頼すると費用が発生するため、なかなか踏み切ることができない状況の方も多いかと思いますが、費用をかけた方が結果としてセッションが早く伸び、かけた費用を回収できるということもよくあります。
自社が今Webサイトにかけることができる予算や人員などの観点から、最適な形を検討してみてください。
SEOを勉強しながら、試行錯誤で進めていくと必ずと言って良い程「専門家の意見も聞きたい」と思うはずです。
その場合SEO対策を専門としている企業に依頼をすることも視野に入れましょう。実際に依頼をかける際に、チェックしておくと良い点をいくつかご紹介します。
SEO業者を探す際には、まず実績の有無に注目しましょう。
ただしその実績が信頼できるかどうか判断するには、ある程度SEOの知識を有する必要があります。またSEO業者に対策を任せっきりにしないように、あらかじめ知識を付けておくことをおすすめします。詳しい業者探しの方法については、こちらをご確認ください。
SEO業者にコンサルを依頼すると、コンテンツの追加を提案されることがあります。
ライティングを行う人材がいれば問題は無いのですが、いない場合は外部のライターに依頼しましょう。こちらもSEO業者への依頼と同様に、質の低いライターに当たらないように気をつけなければなりません。ライティングを外注する際に注意すべき点については、下記ページで解説しています。
SEO対策を自分のみの時間で行っていく必要がある担当者の方も多いかと思います。そういった方に特に注意していただきたいことは「どの施策からやるのかの優先順位付け」です。
そもそもSEOはベストエフォート型といわれており、やった方がよいことがたくさんある中で、最も優先的に行うことを決定していくことが必要になります。
自分の時間のみでSEO対策を進めていくとなると、なおさら成果につながることから実施していくことが必要になります。
実際に行う施策内容などは、本記事で記載があった通りで問題ありませんが、何からやるべきかは慎重になってください。
行う順番としては、以下のようになります。
サイトに内部対策の観点で漏れている部分がないか→各ページ(コンテンツ)内容がSEO的に問題がないかを確認→外部からのリンクを獲得していく
今自社にとって必要なことから着手していくように意識して施策の検討をすることをおすすめします。
SEOでは上位表示を目指すあまり、ルールの穴をつくような対策を実施するサイトが存在しました。Googleはこうした過剰で不適切なコンテンツに対して、ペナルティを課します。ペナルティを受けると、順位が大きく下がってしまいます。
どういったことを行うとペナルティに該当するのかは知っておきましょう。
具体例としてはこれらがペナルティの対象となります。
もしペナルティを受けてしまった場合も、きちんと対応すれば解決できます。ペナルティに触れないこと、もし受けても落ち着いて対処することを心がけましょう。
優良なサイトからのナチュラルリンクのように高品質なリンクがSEO対策において必須な施策である一方で、低品質なリンクによってペナルティを受ける可能性はもちろんあります。外部リンクの数を担保するため、リンク集のような低品質なリンクと言われるサイトからのリンクを故意に集めてくるような施策はやってはいけません。
低品質な外部リンクにはどんなものがあるのか?については、下記の記事を参考にしてください。
ここで少し、これまでのSEOの歴史をチェックしていきましょう。
過去のSEOの歴史を知ることでなぜ今このようなアルゴリズムでサイトやページが評価されているのかを知ることができます。
現在では検索エンジンのアルゴリズムも進化を遂げ、本当に質の高いコンテンツを上位に表示できるようになってきましたが、Googleが昔から同じことができたわけではありません。「検索エンジンの穴をつき質が高くないコンテンツが上位表示される」ということがかつては横行していました。このように仕組みの穴を付き、質が高くないにもかかわらず上位を取ろうとるするSEO対策のことを「ブラックハットSEO」と呼びます。
ブラックハットSEOとして有名なもののひとつとしては「悪質なリンク買い」です。SEO業者にお願いをして、自社サイトに対して専用で作成されたリンクを貼ってもらい検索順位を上げるという方法です。まだ検索エンジンがリンクの本数でしかサイトの良し悪しを判断できないことを利用して、専用に作成した意味のないページからのリンクを大量に張っていたのです。
今となっては検索エンジンのアップデートも経てこのようなブラックハットSEO通用しなくなっていますが、今でもSEOというと当時のブラックハットSEOのことを指していると思っているままの方も多いです。アルゴリズムのアップデートを経て、現在のSEO対策がどのようなものになっているか次の見出しでご紹介いたします。
今までのGoogle検索アルゴリズムとアップデートについては以下の記事で詳しく解説しております。
Googleはアルゴリズムのアップデートにより「リンク買い」などのようなブラックハットSEOができないようになり、「ユーザーにとって価値のあるページ」を評価ができるようになりました。
そこで生まれてきた考え方が「コンテンツSEO」というSEO対策の新たな考え方です。
「コンテンツSEO」とはコラム型の記事などを活用してユーザーの求めるコンテンツや内容を発信し、サイトへの流入を増やすSEOの方法のことです。
この方法が現在では主流になり、SEO対策には欠かせない考え方として定着しています。ユーザーにとって価値のあるコンテンツをGoogleが高く評価し、結果として検索順位も高くなるというのが現在のSEO対策の考え方です。
ここまでSEO対策の過去と現在をお伝えしましたが果たして未来のSEO対策はどうなっていくのでしょうか?
結論「ユーザーファースト」の考え方はより強くなっていくと思われます。
Googleは数多くのアップデートを繰り返していますがどれもユーザーにとって本当に価値のあるページを上位表示させるためのアップデートなのです。これからもその動きが変わることはないと考えられています。
これからSEO対策をする方は「ユーザーにとって価値のあるコンテンツなのか?」というところを意識してみるといいかもしれません。
検索エンジンのランキングアルゴリズムは、日々変化しています。これまで効果があるとされていたものが、知らない間に逆効果になっていることもありえます。
そのような事態を避けるためにも、SEOに関する最新の情報は仕入れておくと安心です。基本的にはGoogleの公式情報を把握していれば問題ありません。
広範囲に渡って大きな影響を与える内容に関しては、事前に公式のアナウンスがされるので、見逃さないようにしましょう。
こちらのアカウントでは、アルゴリズムに関するアップデートの情報などが更新されているので、必見です。
Google Search Central (@googlesearchc) / Twitter
また、Google検索セントラルでは、「クイックスタート」「初心者向け SEO」「上級者向け SEO」と分類し、公式でのSEOに関する情報を発信しています。SEO対策を行っていくのであれば一度は目を通しておくことをおススメします。
Googleの定期的なアップデートについてSEO対策では必ずチェックしておく必要があります。有名なペンギンアップデートやパンダアップデートだけではなく、2018年には健康アップデートという健康系のコンテンツを更新しているサイトにはサイト評価が変わる大きなイベントもありました。
2019年6月からはコアアップデートがGoogleのTwitter上でアナウンスされるようになりました。そして2020年の5月には「May 2020 Core Update」と呼ばれるアップデートが行われました。
サイトによっては、10分の1にPVが減ってしまったものもあるようです。以下のようにいきなり検索結果から出なくなってしまうようなサイトは、アップデートの対象になっている可能性があります。
例1:医療系メディア
例2:治療院のオウンドメディア
ただし、PVが減るサイトがあるということは増えるサイトもあるということです。
例3:IT系メディア
また一度アップデートで検索順位が下落してしまっても、再びアップデートで上位表示する場合もあります。
アップデートと聞くとマイナスなイメージが沸いてしまいますが検索順位を上げる大きなチャンスでもあります。
常に自分のサイトの状態やその他Googleがどのようにアップデートを行なっているか確認しておくことで、サイトを健全な状態に保つことができます。
Googleのアップデートについては他にも種類があるため、気になる方は「保存版|Google検索アルゴリズムアップデートの種類と歴史」もチェックしてみてください。
SEO対策を考えていく際に、気になる視点の1つにGoogle以外にもYahoo!、Bingなど他の検索エンジンの存在も出てくるのではないでしょうか?各検索エンジンの特徴を整理しながらSEO対策について考えてみます。
先ほどはGoogleが考えるSEO対策についてお話ししましたが、検索エンジンはGoogleだけではありません。日本国内でGoogleに次いで有名な検索エンジンと言えばYahoo!JAPANです。現在はPC、スマートフォン共にGoogleの利用者が7割を超えており、Yahoo!JAPANは2割程度のシェアとなっています。
では一定数の利用者がいるYahoo!JAPANの検索結果において、別途SEO対策が必要なのでしょうか?
答えはノーです。現在のYahoo!JAPANの検索結果は、Googleが使用しているアルゴリズムと同様のものを利用しており、サイトの順位もGoogleとYahoo!JAPANの検索結果ではほとんど差がありません。
そのためGoogleが考えるSEO対策を講じていれば特に問題はありません。
ただし、Yahoo!JAPANの検索結果にはYahoo!JAPANニュースやYahoo!知恵袋、NAVERまとめといった独自に提供しているサービスの枠が表示されることがあるため、検索ワードによってはGoogleの検索結果と大きく表示が異なることがあります。
SEO対策を始める前に、狙っているキーワードにおけるYahoo!JAPANの検索結果の状態も見ておくと良いでしょう。
GoogleとYahooの影に隠れがちですが、Bingは3番目の検索エンジンです。Microsoftが提供する検索エンジンで「意思決定エンジン」というコンセプトを掲げ、他の検索エンジンとの差別化を図っています。
statcounterによると日本で4%のシェアがあると言われています。
4%とは言えBingからアクセスのあるユーザーもいますし見逃せない存在です。
また、Web担当がSEO対策を行う以外に一般のユーザーからGoogleが日に日に使いづらくという声をよく聞きます。そのため、今後Bingのシェアが伸びていくことも予想されています。
Bingについてはこちらのページで詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
SEO対策の概念や施策はここまでご覧いただければわかったと思いますが、実際にどのように施策をサイトに落とし込んでいくのでしょうか?
ここからは実際にPLAN-Bがクライアント様におこなったコンサルティング事例をご紹介します。
TVCMでおなじみのオリジナルTシャツなどの服飾品を販売しているプラスワン様です。
オーガニック検索の成果が伸び悩んでおり、過去行っていたSEO施策によるペナルティにも悩んでいました。
「注力キーワードの順位上昇」、「セッション数の増加」の2点に注力をし、外部対策と内部対策を並行して行いました。
外部対策は、定期的にリンクのクリーニングを行い不用意な外部サイトからの否認をしました。
内部対策は、オリジナルコンテンツの作成に注力し月に3、4本のペースで記事を公開しました。
特にコンテンツは取材や専門家に記事執筆を依頼することで「EAT(専門性、権威性、信頼性)」を満たすようなコンテンツ作成を心がけユーザーファーストなサイト設計、コンテンツ施策を行いました。
対策の結果、「Tシャツ」のビッグワードで検索結果1位を獲得。自然流入は試作開始後に昨年比223%アップを実現しました。
関連記事:【お客様導入事例】株式会社プラスワンインターナショナル|SEOコンサルティング
「生活者機転」というスタンスを掲げてマーケティングリサーチをワンスポットでサポートしている会社です。
サイトリニュアルを期に「SEOにも強いサイトにしたい」という社内での話をきっかけにSEAECH WRITEを利用したサポートを実施させていただきました。
最初の半年間はコンサルティングサービスと併用をしていただき、内部施策・コンテンツSEOの進め方やSEAECH WRITEを利用したキーワード選定方法をサポートさせていただきました。
半年後に自社運用に切り替えて、引き続きSEAECH WRITEを利用したSEO対策を行っていただきました。
自社運用に切り替えて半年後に、セッション数が前年比約500%程の伸長率となり、順調に流入数を伸ばしています。
ここまででSEO対策に関して一通り説明しましたが、これはまだほんの一部に過ぎません。それだけSEOは奥が深く、困難なものです。正しいと言われている修正を加えても、全く順位が上がらなかったり、逆に悪化してしまうこともしばしばあります。
また一度上位化したらそれで終わりではなく、高順位をキープするために改善を続けなければなりません。
終わりの無い長く険しい道のりですが、自分が考えたコンテンツや内部改善によって上位表示を達成した時に、初めてSEO対策をして良かったと喜べるでしょう。SEOの面白さが分かるまで、ひたすら努力を続けてみてください。