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2020.09.02

浦林 裕香

MARKETING

時代の流行に合わせた戦略?TikTokが最強のプラットフォームと呼ばれる理由

WRITER

浦林 裕香

東日本デジタルマーケティング本部 インフルエンサーマーケティング事業部

2015年の新卒採用にてPLAN-Bに入社。 西日本・東日本営業部での営業経験を経て、2017年にプロジェクト推進室に配属。新規事業の開発に携わる。
その後、インフルエンサーマーケティング事業部の立ち上げに参画し、現在漫画家を活用したインフルエンサーマーケティングのプランニングを中心に活躍。

目次
    1. TikTokとは
    2. TikTokが人気になった理由
      1. ①視聴ニーズと投稿ハードルのバランス
      2. ②レコメンド機能によるユーザー体験の充実化
      3. ③インフルエンサーとの関係構築
    3. まとめ

TikTokは中国のメディア企業である「Bytedance」が運営するサービスで、15~60秒のショートムービーを投稿・閲覧できるSNSプラットフォームです。 10代20代の若い世代を中心に利用者が伸びており、企業としても気になる媒体の一つかと思います。

なぜTikTokがすごいのか。 まずは下図をご覧ください。 こちらのグラフはいくつかの有名SNSメディアが1億人のユーザーに達するまで期間を表したものになります。 着実にユーザーを増やしている他のSNSメディアと比べても、TikTokのユーザー数の伸びが圧倒的なスピードを誇っていることがわかります。 InstagramやFacebookと比べても半分の期間で1億人ユーザーまで到達しています。

出典:How to become TikTok famous

短期間で多くのユーザーを抱え、急成長したTikTok。 今回はTikTokがなぜここまで人気であるかを説明いたします。

TikTokとは

改めて、TikTokとは、「Bytedance」が提供するスマートフォン向けの動画共有サービスで、 15秒〜60秒程度のショートムービを投稿/閲覧ができるという特徴を持ちます。 TikTokはシンプルな操作性に誰でも簡単に投稿できるという投稿ハードルの低さが魅力の一つとしてあり、動画の撮影時に「0.5倍速」「2倍速」と早さを調節できたり、アプリ内の加工機能を用いてアプリ上でコンテンツが作れるようになっています。

動画共有サービスの中でもトップクラスである YouTubeと比べると、動画の尺・コンテンツ内容・投稿の気軽さという部分でYouTubeとは異なるユーザー体験を提供しています。

TikTokが人気になった理由

それでは、早速TikTokが支持されている理由を考えていきましょう。 この記事では下記の3つの観点から人気の理由をご説明できればと思います。 

 

①視聴ニーズと投稿ハードルのバランス

TikTokが人気の理由として、まず、昨今の動画の流行をうまく取り入れている部分があると考えます。 スマートフォンの普及により、インターネットを利用する際の主なデバイスがスマートフォンとなっています。

4G・5Gと電波環境も目まぐるしく改善される中、動画配信サービスや動画投稿サイトといった動画コンテンツを提供するサービスが増え、スマートフォンでの動画視聴も右肩上がりな状況です。 下記のグラフからもわかるように、2015年から2019年でスマートフォンからの動画視聴率は5年間で約4倍にも伸びていることが調査結果で出ています。

出典:スマホでの動画視聴は5年間で4倍に/50~60代のスマホ利用率も急上昇【ニールセン デジタル調査】

Instagramのようなアプリおいても、従来は画像を載せるだけだったものが、現在ではストーリーズ機能やライブ配信機能を導入し、動画機能に力を入れていることがわかります。 そのほかにも2018年にはInstagramと連携した、動画特化プラットフォーム、IGTVがローンチされましたね。

昔はcookpad(クックパッド)でテキストのレシピを調べていたのに、現在はkurashiru(クラシル)に代表される動画のレシピで料理法をチェックするという動きも動画コンテンツがいかに世の中に浸透しているかがわかりますよね。

動画コンテンツが支持される中、TikTokはショートムービーを特徴としており、ゆっくり時間を取ってみるコンテンツではなく、隙間時間やちょっとした暇つぶしとして楽しめる動画プラットフォームとして確立しています。 また、そんな気軽に見れるプラットフォームである中で、誰でも気軽に動画を作り投稿できるという強みを持ちます。

TikTokはアプリ内で動画の撮影から加工まで一貫して行うことができます。 加工の技術もターゲットである若者のニーズを汲み取っており、動画映えするように人物を「盛る」機能があったり、2018年には音楽聞き放題サービスの「AWA」との業務提携したことで流行りのBGMをコンテンツで使用できるようにすることで、テンポの良いコンテンツを作れる仕組みが取り入れられています。

TikTokの良さ

  • 暇つぶし感覚で気軽にサクサクとみられる動画サービス
  • 誰もが気軽に発信者になることができる
  • 短時間に多くの情報を得ることができる
  • より身近な存在から情報を得ることができる

②レコメンド機能によるユーザー体験の充実化

TikTokの特徴として、ユーザーが「自分で動画を探さなくてよい」という部分も挙げられます。

Webサイトではサイトに訪れたユーザーの行動履歴からユーザーの興味関心を分析し、関連する商品などを進めるレコメンドという機能が取り入れられていることが多いのですが、Bytedance社は、ビッグデータと機械学習技術を用いたアルゴリズム開発に時間と資金を費やしており、レコメンド機能の優位性が高い媒体です。 (2018年には、あのUberを超えて世界一のユニコーン企業と言われています。)

TikTokではBytedance社が誇る強力な機械学習の技術は視聴者ごとに最適化された動画をお薦め(レコメンド)しており、ユーザーがTikTokを使えば使うほど、その精度は高くなります。

レコメンド機能はいくつかの指標からユーザーに対してお薦めを提示するのですが、TikTokのレコメンドのシステムは「クリエイターのフォロワー数に関わらず、良質なコンテンツを評価し、適切なユーザーに届ける」という理念のもと設計されています。 駆け出しのクリエイターが投稿したコンテンツであっても、平等に一定量の初期アクセスが付与され、そこからコンテンツのいいね数、コメント率を評価し、良いコンテンツであれば多くのアクセス権を与えます。

つまり、良質なコンテンツを作成すれば、無名のクリエイターでも視聴される機会を得られ、ユーザーとしても偏ったコンテンツではなく、幅広い視聴機会があるという部分で両者のニーズをうまくサービスに反映されているのではないでしょうか。

③インフルエンサーとの関係構築

Bytedance社はインフルエンサー(コンテンツクリエイター)との関係構築に力を入れています。

中国ではショートムービー業界に無数のライバル会社が存在しており、コンテンツクリエイターの取り合いが起きています。 そこでBytedance社は中国において2017年11月にコンテンツ発信者を招いた大型のパーティーを開催し、コンテンツ製作者の支援に力を入れると宣言しました。インフルエンサーがしっかりと収益をあげられる体制を整え、フォロワーの増加や、コンテンツ制作のサポート予算として、3億ドルを投じることを発表しています。 

参考:TikTokが2019年クリエイター育成プログラムの開始を発表

日本でも同様の流れが起きており、2019年1月末には5億円の予算を投下し、ファッション、コスメ、グルメ、ゲームなどの20カテゴリーのクリエイターを1,000人募集し、フォロワーが1万人に到達するまで育成するという取り組みを行いました。

視聴者だけに意識をむけるのではなく、視聴者を囲うために重要な存在であるクリエイターに対して有益な情報を与え、有益な機会を作り上げることによって、コンテンツの質をあげるとともに、プラットフォームの活性化に繋げる取り組みに力を入れているのです。

まとめ

TikTokは踊る若者たちが次々と登場するだけのメディアではなくなっています。 確実にTikTokは私たちの生活に深く浸透しています! そんな注目すべきTikTokを用いたマーケティングに少しでもご興味がありましたらぜひご連絡ください! お問い合わせはこちらから