
404 not found(404エラー)とは?|5分でわかる原因と解決方法・効果的な404エラーページの作り方とは?
SEO対策
2020.12.02
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2020.10.01
五十嵐 和希
SEO SOLUTION
大手広告主企業での広告宣伝部、総合広告代理店でのプロモーション部を経験し、PLAN-Bへ入社。
企業のオウンドメディア立ち上げ支援や自社開発DMP「Juicer」のマーケティング責任者を担う。
現在は自社開発プロダクト「SEARCHWRITE」のプロダクトオーナーとしてPMFに向けた活動を担当している。
もしもあなたがWebサイトのSEO改善を任された場合、まずどこから手を付けていきますか?一般的には、ランキングへの影響が大きいと思われる箇所から改善していこうと考える方が多いと思います。
そんな中で、最も基本的な改善箇所としてよく挙がるのがmeta title(メタタイトル)meta description(メタディスクリプション)meta keywords(メタキーワード)の3つのmetaタグです。
弊社も含めSEO業者が提出する内部改善資料には、必ずと言って良い程これらのmetaタグに関する記載があります。今回はその中からmeta descriptionについてご紹介します。
meta descriptionとは、Webページの説明文を検索結果に表示させる為に設定するmetaタグのことです。PC版の検索結果であれば120字程度、モバイル版は50字程度の文字が表示されます。
このメタディスクリプションがあることによって、ユーザーは検索した際に自分の検索意図にこのページがあっているかどうかを判断することができます。
基本的に設定をメタディスクリプションはユーザーが検索したキーワードが網羅されたページ内の文章を自動で掲載するものと、自ら文章を設定するものがあります。
こちらの写真のように「seo 費用 相場」で検索するとこのように「seo 費用 相場」の3つのキーワードを使った文章がこちらに掲載されます。
また、あらかじめメタディスクリプションを設定しておく場合にはこのように検索されることを予測して文章を考えなければいけません。ユーザーにとってメタディスクリプションに自分が検索したキーワードが入っていないということは、自分の求めるページではないと判断されかねません。
ではmeta descriptionを設定することでどのようなメリットがあるのでしょうか。先ほど説明したとおり、Webページを説明する文章を表示させるために利用するのですが、より的確にページを表した文章にすることで、クリック率を上げることができます。
逆にユーザーのニーズにマッチしていない内容は、クリックの妨げとなります。ユーザーが思わずクリックしてしまうような、魅力的な文章を設定しましょう。
少し古いデータにはなりますが、User behavior in SERPs. Eye tracking study July 2010によると、以下のような見る時間を費やした割合がになりました。
タイトル | スニペット | |
Informational | 37% | 51% |
Navigational | 38% | 42% |
Transactional | 42% | 43% |
Multimadia | 2% | 15% |
上記の表によるとタイトルよりもスニペット、つまりディスクリプションの方が見られている時間が多いということがわかりました。
したがって、ディスクリプションに書いている内容がクリック率を左右するほど、ユーザーのクリックするページを決める判断材料になっているということです。
でもやっぱりタイトルは重要!そこについてもっと詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
・タイトル修正がSEOを大きく左右する!その重要性とリスクについて
meta descriptionはクリック率を左右する大事なものですが、万が一設定しなかった場合はどうなるのでしょうか?
実は設定されていなくても、概要の部分にはしっかりと文章が表示されます。その場合、そのページ内に存在するテキストをGoogleが自動的に検知して表示してくれます。ただし、あくまでも自動であるため、意図しない文章が表示されてしまう可能性があります。そのような事態を回避するためにも、meta descriptionは設定しておくことをお勧めします。
meta descriptionを設定するうえで、3つの注意点があります。
それ以外の場所に記述した場合は、設定したdescriptionが検索結果に正しく表示されない可能性があります。設定完了後に、正しい場所に設置してあるかを確認しましょう。
全てのページが同じdescriptionで統一されているWebサイトを見かけることがあります。検索結果に表示されるWebページが複数である以上、必ずページごとに個別のdescriptionを設定しましょう。重複しているdescriptionをGoogle Search Consoleの「HTMLの改善」から確認が可能です。該当のページを探す際に、このような専用のツールを使用すると便利です。
また、無料ツール(Screaming Frog SEO Spider)を利用することで全ページのdescriptionをチェックすることも可能です。
SEOを意識してキーワードを詰め込み過ぎるのはよくありません。見栄えが悪くなることで、クリック率が下がってしまう恐れがあります。それよりもより多くのクリックを獲得することを目的とした、適切な説明文を考えることが大切です。
その中でキーワードは共起語などを盛り込んでいくことをお勧めします。
盛り込みすぎはよくありませんが、検索キーワードにヒットさせるために検索の時に使われるキーワードとして考えれるものは取り入れていきましょう。
文章の長さは、検索結果に表示される文字数内に収めると効果的です。先ほども述べた通り、デスクトップで見ることが多いページなら120文字以内、モバイルで見る方が多いページなら50文字以内に収めるといいでしょう。
キーワードや共起語などに関する詳しい記事は以下のものをご覧ください。
・無料おすすめ共起語ツール6選!SEOに必要な使い方とツールまとめ
meta descriptionを設定する際は、以下のような形で記述をします。
例:
1 |
<meta name=”description” content=” PLAN-Bの情報発信メディア「PINTO!」では、企業のマーケティング担当者様向けに、SEO、インターネット広告、Web改善に関するサービス・事例のご紹介や、Webマーケティングに関連する最新情報や活用事例を発信していきます。” /> |
上記の内容を各ページのheadタグ内に設置します。content=””の中の文言は、ページごとに変更して利用してください。
もっとも簡単な方法がワードプレスのプラグインをインストールすることによって文字を入力するだけで簡単にメタディスクリプションを設定することができるという方法です。
Yoast SEOをインストールすると簡単にメタディスリプションを変更することが可能になります。
インストールする方法はワードプレスのサイドメニューの「プラグイン」からYoast SEO を検索してダウンロードするだけ。
このように直接書き込むことによってタイトルの下にどのように表示されるのかもきちんとわかるので非常に有効な機能です。
descriptionを設定するメリットとして、クリック率を上げることができると説明しましたが、SEOに関してはどうでしょうか?やはり上位化させたいキーワードは必ず入れるべきなのでしょうか。実はdescriptionにはSEO的な影響はほとんどありません。
そもそも、GoogleはdescriptionをSEOのランキング要素には含めていません。ですので、上位化させたいキーワードを含めることは、SEO的に意味のない行為です。また、クリック率が高い方がランキングに有利に働くかというと、そうではありません。現時点では、ランキングの決定要因としてクリック率を含めていないということを、Googleの社員が言及しています。 (参考:海外SEO情報ブログ)
meta descriptionは、あくまでもクリック率を左右するものなので、SEOの上位化を目的として設定をする必要はありません。
Googleは常々、検索エンジンではなくユーザー行動を意識することを、我々ウェブマスターに訴えています。Webページの説明文をSEO目的ではなく、ユーザーライクなものにすることを心がけると良いでしょう。
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