2021.05.11

松本 健吾

SEO SOLUTION

アンカーテキストとは?内部SEO対策としての適切な書き方と注意点について

WRITER

松本 健吾

新規事業統括本部 マーケティング部

京都大学を卒業後、2020年に新卒として株式会社PLAN-Bに入社。学生時代からSEOコンサルティングやweb広告運用など幅広いWebマーケ手法に取り組んだ。現在はオウンドメディアPINTO!の編集長に抜擢され、メディア運営の指揮を執っている。

目次
    1. アンカーテキストはページリンクに表示する文章のこと
      1. サイト内リンク=内部リンクでのSEO対策として重要な位置付け
    2. 内部SEO対策としてのアンカーテキスト配置で押さえるべきポイント
      1. リンク先のキーワードを含める
      2. 簡潔にリンク先の内容を表すようにする
      3. 読者がリンクをクリックしたくなる内容にする
      4. 画像リンクの場合はalt属性に記述する
      5. 動画リンクの場合はHTMLに説明テキストをいれる
      6. 同じアンカーリンクのテキストであっても「あるべき」場所には作成する
    3. 検索エンジンはアンカーテキストをどう評価しているのか
    4. 低品質ペナルティを防ぐためのアンカーテキスト設置注意点
      1. 不自然なほどの量はつけない
      2. 隠しリンクにしない
      3. キーワードを詰め込みすぎない
      4. リンク先のページの品質
      5. 外部の低品質サイトからのリンクにも注意する
    5. まとめ:アンカーテキストを使ったSEO対策は適切・計画的に設置を

アンカーテキストは、リンクの内容を表すテキストのことです。読者も検索クローラーもアンカーテキストの内容を見て、リンク先にどんな情報が書かれているのか判断します。

アンカーテキストは、サイトの階層構造やリンク先の内容を把握ために使われるので、SEO対策では内部SEO対策として重要な位置付けにあります。

この記事では、アンカーテキストの書き方や施策として行うなら避けるべきポイントについて紹介します。「これから、アンカーテキストを含めた内部SEO対策に取り掛かる」という方は、参考にしてください。

アンカーテキストはページリンクに表示する文章のこと

アンカーテキストとは、Webページ内に設置されているリンクに表示する文章のことです。アンカーリンクはWebサイト訪問者だけでなく検索エンジンのクローラーも見るため、内部SEO対策として重要な位置を占めます。

アンカーリンクの具体例を2つ紹介します。

例えば、クリックすると『https://service.plan-b.co.jp/』に飛ぶ『PLAN-B』というリンクがあったとすると、青文字と下線が引かれている「PLAN-B」という文字列がアンカーリンクです。

 

こちらの画像では、グリーンで強調されている「Web担当者必見!絶対失敗しない個人でできるオウンドメディアの立ち上げ方・作り方を徹底解説」がアンカーリンクになります。

サイト内リンク=内部リンクでのSEO対策として重要な位置付け

検索エンジンのクローラーは、アンカーテキストの内容によってリンククリック後の飛び先の内容を理解しています。

つまり、アンカーテキストとリンク先の内容を一致させ、最適化することよりこのようなSEO効果が期待できるのです。

  • クローラーがリンク先の概要を把握
  • クローラーがアンカーテキストに含まれるテキストを「リンク先に重点的に書いてあること」と認識
  • クローラーがサイトの階層構造について理解しやすい

Webサイトに貼られているリンクには、外部サイトへ誘導する「外部リンク」と同じサイト内に誘導する「内部リンク」があります。

アンカーリンクが検索エンジンに与える影響を考えると、内部リンクのアンカーテキストを最適化することで、サイト全体のSEO評価が上がる効果が期待できると言っていいでしょう。

内部リンクのアンカーテキストを最適化することで、クローラーにサイト内の構造を知ってもらい、サイト全体としての主張を理解してもらいやすくなるからです。

内部SEO対策としてのアンカーテキスト配置で押さえるべきポイント

 

内部SEO対策としてのアンカーテキストの配置で抑えるべきポイントは6つあります。

「アンカーテキストの最適化といわれても具体的にどうすればいいのかよくわからない」という人も、「アンカーテキストの最適化はしているが、漏れがないか心配」という人も参考にしてください。

  • リンク先のキーワードを含める
  • 簡潔にリンク先の内容を表すようにする
  • 読者がリンクをクリックしたくなる内容にする
  • 画像リンクの場合alt属性に記述する
  • 動画リンクの場合はHTMLに説明テキストをいれる
  • 同じアンカーリンクのテキストであっても「あるべき」場所には作成する

リンク先のキーワードを含める

アンカーテキストには、リンク先のキーワードを含めましょう。ただし、過剰にキーワードをいれると不自然な文章になりますし、SEO評価にも悪影響です。記事タイトルをつける際に「狙うキーワードは1度しか使用しない方がいい」などのルールを聞いたことがあると思いますが、基本的にはそれと一緒です。

例えば、リンク先が「SNSマーケティングの集客」について書かれており、SEO対策として「SNSマーケティング 集客」を設定している場合は、このキーワードを入れます。

たいていのWebサイトでは、タイトルにその記事で上位表示を狙っているキーワードが含まれるので、「リンク先の記事タイトル」をアンカーテキストとして内部リンクを作成することがほとんどです。

リンク先の記事について補足説明がある場合は、内部リンクとは別に「こちらの記事ではSNSマーケティング施策の中でもTwitterに関する内容が多く含まれています」などの説明を書くといいでしょう。

簡潔にリンク先の内容を表すようにする

検索クローラーがリンク先の内容を把握しやすくなるようにキーワードを設置することが重要ですが、キーワードのみをアンカーテキストにするのはおすすめできません。

簡潔にリンク先の内容を表すような文章にしましょう。

この点は、多くの場合で記事タイトルをそのままアンカーテキストに配置するので、あまり気にする必要はないと思います。

もし、どうしても強調したいキーワードがある場合は、「SNSマーケティングの極意:記事タイトル」のように、不自然にならない程度にキーワードを含めたアンカーテキストを配置しましょう。

文字数は、記事タイトルと同じ程度の分量、20文字から40文字程度が読者にとっても読みやすく、検索クローラーも把握しやすいです。

読者がリンクをクリックしたくなる内容にする

リンクが貼ってあっても、読者がクリックしてくれないようでは、リンクの意味がありません。

どの記事のどのリンクがクリックされているのかは、データとして取得できます。クリックされやすい読者にとって有益なアンカーテキストにしましょう。そうした方が、サイト内の回遊率が上がり、読者の滞在時間も増えます。

読者がリンクをクリックしたくなるアンカーテキストといえば、美容系の商品のアフィリエイト記事では、商品購入層のペルソナ別のアンカーテキストがよく見られます。

商品購入ページに飛ぶ外部リンクに設置されていることが多いのですが、「年齢肌のお悩みがこんな短期間で!?驚きの効果と方法とは?」のようなアンカーテキストです。これらのアンカーテキストは「キーワード」よりも「読者がクリックしたくなる」文章に重点が置かれています。

画像リンクの場合はalt属性に記述する

同じサイト内に飛ぶリンクが画像に貼ってある場合のアンカーテキストは、画像のalt属性に記述しましょう。

alt属性は、HTMLでこのように記述されているもののことです。

<img src=“画像のパス” alt=“この部分にアンカーテキストを入力”/>

WordPressでサイトを作成しているなら、「代替テキスト」と書かれている部分にアンカーテキストを入力します。

 

Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」によると

画像: alt 属性を使用して説明テキストを記述する。また、画像の近くにわかりやすいキャプションや説明テキストを入れることもおすすめします。

引用:Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」

となっています。alt属性にアンカーテキストを入力する以外にも、キャプションや説明テキストの入力でもいいようです。

動画リンクの場合はHTMLに説明テキストをいれる

同じサイト内に飛ぶリンクが動画に貼ってある場合のアンカーテキストは、動画のHTMLにアンカーテキストを記述しましょう。

たいていの動画編集ソフトに「代替テキストの編集」といったコマンドがありますので、そこから編集してください。キャプションや字幕を用意してもいいでしょう。

Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」にも、こうあります。

動画: 動画の説明テキストを HTML に含めます。キャプションや字幕を用意することもできます。

引用:Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」

同じアンカーリンクのテキストであっても「あるべき」場所には作成する

同じアンカーテキストをWebサイト内の複数箇所に設置しても大丈夫です。

例えば、SNSマーケティングに関する記事から「Twitter施策」「Instagram施策」「Pinterest施策」へのリンクを貼り、逆方向からもリンクを貼りたい場合、SNSマーケティングへ飛ぶリンクが複数生じることになります。

この場合、同じWebサイト内に複数の同一アンカーテキストがあっても問題ありません。複数あることで階層的に「SNSマーケティング」が上位、下位に「個別のSNS施策」があることがわかるからです。クローラーがWebサイトの階層構造を認識しやすくなります。

基本的には「ここにこのリンクがあれば便利だろう」という場所にはアンカーテキストがあっても問題ありません。

検索エンジンはアンカーテキストをどう評価しているのか

 

検索エンジンは、アンカーテキストの内容によってリンク先の情報の内容を判断しています。アンカーテキストに含まれるキーワードによって、リンク先のページ情報が何について書かれているのかを知るのです。

Google検索セントラルの初心者向けSEOにもこのような記述があります。

アンカー テキストが効果であるほど、ユーザーがナビゲートしやすくなり、Google がリンク先のページについて理解しやすくなります。

(引用:Google検索セントラル 初心者向けSEO「SEOスターターガイド」

また、クローラーをブロックしているページであったとしても、他からのリンクのアンカーテキスト情報をインデックス登録し、Googleの検索結果に反映させることもあるのです。

低品質ペナルティを防ぐためのアンカーテキスト設置注意点

 

アンカーテキストは、主に内部SEO対策に有効な手段です。しかし、なんでも設置すればいいというものではなく、ペナルティを防ぐために気をつけなければいけない点もあります。

この5つがアンカーテキスト設置時に注意しておきたいポイントです。

  • 不自然なほどの量はつけない
  • 隠しリンクにしない
  • キーワードを詰め込みすぎない
  • リンク先のページの品質
  • 外部の低品質サイトからのリンクにも注意する

不自然なほどの量はつけない

適切な部分にリンクを貼ることで検索エンジンにサイトの構造を理解してもらい、クローラーが周りにくい細部の記事まで見てもらうことができます。しかし、不自然なほどに貼りすぎるとペナルティの対象になる可能性があります。

たとえば、SNSマーケティングの記事に個別SNSのマーケティング施策や実践例について書かれた記事のリンクを掲載するのは適切といえますが、「おすすめスイーツ」の記事や「ゲーム攻略情報」などのリンク元記事とは何の関係もない記事へのリンクを掲載するのは適切とはいえません。

また、参考になるからといって、1つの記事に同じリンクを見出しごとに複数個つけるのも過剰でしょう。

隠しリンクにしない

読者に見えない隠しリンクにしてもクローラーはリンクの内容を読み取れます。これを利用して、「読者には見えないけれど、クローラーには認識できるアンカーテキストを設置し、SEO対策だけをする」ことができますが、ペナルティにつながるのでやめてください。

Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」の項目で、偽装行為とみなされ、Googleウェブマスター向けガイドラインへの違反になるリンクやテキストの例として以下の項目をあげています。

  • 白の背景で白のテキストを使用する
  • テキストを画像の背後に置く
  • CSS を使用してテキストを画面の外に配置する
  • フォント サイズを 0 に設定する
  • 小さな 1 文字(段落中のハイフンなど)のみをリンクにしてリンクを隠す

引用:Google検索セントラル 上級者向けSEO「Hidden text and links」

キーワードを詰め込みすぎない

アンカーテキストにキーワードを詰め込みすぎると、読者にとって読みにくいだけでなく、SEO対策としても逆効果です。

過剰なキーワードを使用したアンカーテキストは、サイトのランキングに悪影響を与える可能性があるとして、Googleからも注意されています。

  • アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。

引用:Google検索セントラル 上級者向けSEO「Link schemes」

「どの程度のキーワードなら詰め込んでもいいのか」についてですが、記事のタイトルや見出しと同じ程度(狙うキーワードは1つもしくは、1セット。それにプラスして関連語)と考えておくといいでしょう。

リンク先のページの品質

特に外部のサイトに飛ぶリンクを掲載する場合に注意したいのが、リンク先のページの品質です。あまりにも低品質なサイトへ飛ぶリンクを貼ってしまうことで、検索エンジンの低品質サイトへの評価をあげてしまうことがあります。

Google検索セントラルの初心者向けSEOによると、「他のサイトにリンクすると、自分のサイトに対する評判の一部を別のサイトに与えることになります。」

Webページで「このサイト、サービス、商品には注意」といった注意喚起文を掲出しなければならないことがありますが、このポイントはそういったケースのときに思い出してください。

「注意喚起文で具体的なサイト名をあげ、リンクも貼りたい」というときは、nofollow属性を使用しましょう。nofollow属性を使えば、自分のサイトに対する評判の一部をリンク先のサイトに与える必要がなくなります。

nofollowの具体的な記述はこうなります。

<a href=”リンク先のアドレス” rel=”nofollow”>アンカー テキスト</a>

WordPressでサイトを作成している場合、テンプレートによってはリンクや画像にnofollowをつけるボタンがあります。

外部の低品質サイトからのリンクにも注意する

外部の低品質サイトからのリンクをもらってしまうことにも注意しておきましょう。SEOで上位表示され続けると、ライバルサイトを運営する会社が低品質なリンクを大量に送ってくることがあります。これが原因で、良きせぬペナルティをもらうことがあるのです。

Google検索セントラル上級者向けSEO「Link schemes」では、ガイドライン違反となる可能性のある不自然なリンクの例として「質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク。」をあげています。

検索エンジンは、不自然で低品質な大量のリンクが「サイト所有者がわざとやっている」ものなのか「第三者による」ものなのかの区別がつきません。ペナルティになる前に、リンクを否認するなどして対策をとりましょう。

意図していない被リンクは、GoogleのSearch Consoleから否認できます。詳しくは、Google Search Consoleヘルプ「サイトへのリンクを否認する」を参考にしてください。

まとめ:アンカーテキストを使ったSEO対策は適切・計画的に設置を

アンカーテキストだけで検索順位に影響が出ることはありませんが、検索エンジンに自社サイトを適切に評価してもらうための内部対策としてやっておくに越したことはありません。

もし、自社サイトに「詳しくはこちら」「ここをクリック」のようなアンカーテキストがあるなら、先にそちらを適切なアンカーテキストに改善することをおすすめします。

アンカーテキストは、リンク先の記事に関するキーワードを含めたわかりやすい文章で記述し、読者にとって有益な場所に配置しましょう。

サイトを作成する際やカテゴリーを作るときに、どの記事をどの記事にリンクさせるかまで計画しておくと、内部リンクの置き場所に悩まずにすみます。