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SEO対策
2022.05.19
「逆SEO」というキーワードを聞いたことはありますでしょうか? あまり馴染みのない概念かもしれませんが、自社サイトの健全性やキーワード順位を維持していく上で、知っておいて損はない考え方です。逆SEOがどんな概念なのか、どういったことが行われているのか、どのように対策すればいいのかを説明してまいります!ぜひ最後までお読みください!
まず大前提、「SEO=検索エンジン最適化」であり、一般的には自社やクライアントサイトをより上位に表示させる施策のことです。上位に表示することによって、アクセス数やコンバージョン数を増加させる手法のことを示します。 「SEO=自然検索結果の順位をあげる手法」との理解が一般的かもしれません。
これに対して、単純にSEOの逆が「逆SEO」です。ネガティブSEOとも呼ばれ、「順位を下げる事」を目的とした手法です。
特定サイトのキーワード順位を下げる必要がある状況は、例えば「誹謗中傷対策」等が挙げられます。 仮に「自社名」を含むキーワードの検索結果で、1位サイトが自社の悪評を書いているサイトだった場合を想定してみましょう。 もちろん事実に基づく悪評であれば、まずサービスを改善の必要がありますが、事実とは程遠い、悪意のあるコメントの場合、本来顧客獲得のチャンスとなる検索結果によって自社のビジネスチャンスを阻害する、なんてことになりかねません。
これを放置しておくと風評被害の拡大する可能性もありますし、ネガティブな情報は拡散されやすい為、放置する事は大きなリスクといえるでしょう。
誹謗中傷を行っているサイトに対して、掲載削除をお願いする事で済む場合であれば逆SEOは必要ありません。 しかし、現実的には削除が難しいケースが多く、かつ時間を要するケースが殆どの為、逆SEOという手法は存在します。
ではここから逆SEOのための具体的な手法を見てみましょう。
Googleの検索結果は、他サイトとの「相対評価」で決まります。 複数サイトを作成し、対象のキーワードでネガティブサイトよりも、高い評価を獲得する事が手法の一つです。これにより、相対的にネガティブサイトの順位低下を狙います。
その為、各キーワードの検索意図を考え、Googleのガイドラインに準拠した内部施策・コンテンツ施策を施す事で、上位表示を目指します。 キーワードの検索ボリュームや、上位サイトのドメインパワー等によって、対策をしたからすぐ上位表示を出来るとは限らない為、注意が必要です。
上述のSEO施策によって、自サイトの上位表示をした後、順位を定期的に観測しつつ SEO対策を行う事で順位を維持していきます。
言葉ではいうのは簡単ですが、Googleは検索順位決定に200以上のアルゴリズムを用いており、更に日々新しいサイトが誕生している現代において検索上位を保つことは容易なことではありません。 日々の競合分析やアルゴリズムの変化に注意を払って、徹底したSEO対策が必要です。
逆SEOにおいて、事実として未だにスパム的な手法も横行しているようです。 しかし、もちろんのことながら、対誹謗中傷サイトであってもスパム手法はNGです。 Googleのガイドラインを逸脱した順位操作はペナルティ等のリスクが高まります。下記にいくつか例を示します。 あくまで、自らのサイトを守るための知識として知っておきましょう。
あくまで基本となるのは、よりユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成することによるSEO対策です。仮に上位表示されているサイトが自社にとって不利益な情報を掲載していたとして、それが事実なのであれば改善すべき点なので、真摯に受け止める必要があります。
以下に記載されている手法は原則として行うべきではありません。しかし、実際に行われうる事実であるという認識を持っていてください。自社サイトが被害にあわないために知っておくべきことです。
順位を下げたい対象サイトと、類似したコンテンツを複数作成します。これにより、Googleにコピーコンテンツと認識させ、スパムと認定させることが手法のひとつです。
そもそもの外部対策とは、自社サイトが高品質である為に、他のサイトから有益と判断されて被リンクを受ける、という構図になっています。 「みんなが良いと思うサイトは、高品質だから評価しよう」という事ですね。事実、Googleは『Googleが掲げる10の真実』において、「ウェブ上の民主主義は機能する」と言っています。
参考:Google が掲げる 10 の事実
逆に考えれば、低評価なサイトからの被リンクが多いサイト=評価が低いと判断される可能性が高くなります。この原理を利用すると、低品質なサイトから大量のリンクを設置して、サイト評価を下げることができます。
低品質なサイトとは、ワードサラダで構成されたサイト、上記のコピーコンテンツで構成されたサイトなどを指します。
日ごろから、健全に運営をしていた自社サイトが、アップデート等もない中で突然順位が下がっている場合、逆SEOの被害を受けている可能性も否定できません。
上記グレーな手法を見れば分かるように、手法としては被リンクを飛ばすことが多い為、日ごろから自社サイトに低品質なサイトからのリンクを受けていないかを確認しましょう。
Webサイトの被リンク一覧はGoogle Search Consoleで確認することができます。「リンク」 > 「外部リンク」 とクリックし、CSVファイルのダウンロードが可能なため、定期的に被リンク元URLを確認して、低品質なサイトに対して否認申請を行いましょう。
被リンクについては下記記事も参考にして下さい。
・【SEOへの影響は?】海外サイトからの被リンクがあったときはどうしたらいいの?
・SEOの被リンク対策|やってはいけない被リンクパターン紹介
・SEO対策にオススメな被リンクチェックツールをご紹介!
日常的に、高品質なコンテンツを新規作成・リライトをしておくことで、自社のドメインパワーを強化する事が出来ます。 ドメインパワーが強化されればされる程、多くの狙いたいKWでの上位表示はしやすくなります。
もちろん、外部からの低品質なリンクを受ける可能性を0にする事は出来ませんが、強いドメインを構築しておく事で、逆SEOによって評価を下がるリスクも減らしておく事ができます。
ここまで「逆SEO」について解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか? 誹謗中傷によるサイトの存在がある場合は、緊急度が高い為専門業者に依頼する事も手段の一つです。
もし、そうでない場合は、Googleのガイドラインにそって、内部面・コンテンツ面と王道な対策を継続的に行う事で、自社のドメインを強化しておくことが、一番の近道です。
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