PINTO!株式会社PLAN-Bの情報発信メディア

2018.12.20

五十嵐 和希

SEO SOLUTION

目次
    1. オウンドメディアとは?
    2. オウンドメディアの目的は?
      1. 01. ユーザーとの最初の接点として
      2. 02. ファンを作る
    3. オウンドメディア運用のポイント
      1. 01. すぐに結果を求めない
      2. 02. ユーザーの求める情報を、ユーザーがたどり着ける形で
      3. 03. コンテンツの軸がぶれないように
    4. オウンドメディアの事例
      1. BtoBのオウンドメディア
        1. キャリアサプリ
        2. サイボウズ式
        3. AdverTimes(アドタイ)
        4. ギズモード・ジャパン
        5. WORKSIGHT
      2. B to Cのオウンドメディア
        1. キナリノ
        2. withnews
        3. SINGLE HACK
        4. くらしの良品研究所
        5. NOMOO(ノモー)
    5. まとめ:他のオウンドメディアを参考に、自社メディアを立ち上げよう

ここ数年、耳にすることの多くなった「オウンドメディア」という言葉。なんとなくは理解しているけど、誰がどういう目的で運営しているものなのか、詳しく知らないという方もまだ多いのではないでしょうか?

この記事では、オウンドメディアの概要から、実際に現在稼働しているオウンドメディアの事例までを詳しく説明していきます。自分でメディアを持ってみたい方、自社の新しいブランディング施策を考えている方、必見です。


オウンドメディアとは?

オウンドメディア(Owned Media)とは、直訳すると「所有媒体」。つまり自分自身で所有している媒体のことです。 厳密にいうと、自社のコーポレートサイトや会社案内のパンフレット、メールマガジンなども含まれますが、実際には自社からユーザーや消費者に向けて、独自の情報を発信するWebサイトのことを指すのが一般的です。

オウンドメディアとは

オウンドメディアが注目されるようになった背景には、スマートフォンとSNSの普及があります。ユーザーは簡単に自分の知りたい情報を収集できるようになり、結果、企業側が商品を一方的に売り込む広告はどんどん受け入れられなくなりました。

そんな中で話題となったのがコンテンツマーケティングという言葉です。ユーザーが求める情報、役立つ情報を提供することで集客を図る手法です。そして、そのコンテンツマーケティグの役割を担う媒体として注目を浴びるようになったのがオウンドメディアでした。


オウンドメディアの目的は?

オウンドメディアの役割を確認する上でのキーワードは、上でも書いたようにコンテンツマーケティングという言葉にあります。 コンテンツマーケティングとは、自社製品・サービスを一方的にPRするのではなくて、まずはユーザーが喜ぶような情報を提供することで見込み客を作り、その先の売りにつなげるマーケティング手法です。

オウンドメディアでどのようにコンテンツマーケティングを実践するのか、以下でより具体的に掘り下げていきましょう。

01. ユーザーとの最初の接点として

自社サイトで製品やサービスの情報を充実させたり、色々なところに広告を打っても、それはあくまでも企業側が一方的に伝えたいこと。ユーザーは積極的に見ようとはしてくれません。そこで活用したいのがオウンドメディアです。

自社の製品・サービスに関係するテーマでユーザーの役立つ情報を発信することによって、ユーザーは自ずとサイトにアクセスしてくれるでしょう。それがユーザーとの最初の接点となるのです。サイトを訪れるのはそのテーマに関心のあるユーザーなので、自然と潜在顧客とのコミュニケーションの場になるのです。

さらに、オウンドメディアはSEO対策としても機能します。ユーザーが好む情報を提供することでGoogleからの評価が上がるため、オウンドメディアの内容を充実させればさせるほど、検索順位も上がって、一層ユーザーとの接点が広がるという好循環が生まれるのです。

02. ファンを作る

企業のファンを作るというのも、オウンドメディアに期待したい役割です。 オウンドメディアで情報を発信し続けることによって、継続的に記事を閲覧するユーザーも増えてきます。検索に頻繁に引っかかるようになれば認知度は上がり、意識的にアクセスするユーザーも出てくるのです。

アクセス数が増えれば、自然とそのサイトを運営している会社や、その会社の提供している商品のことを知りたいという人が出てきます。そこから、実際に会社のことを知ったり、商品を利用したりして、ファンができていきます。皆さんにも定期的に閲覧しているサイトがあると思いますが、そのサイトは気に入っているから見ているんですよね。

サイトの製作者や運営者に対しては、きっと好意的な印象を持っているはずです。もちろん、継続的に見ている人でなくても、多くの記事を掲載しているサイトに対しては安心感が生まれます。それだけのコンテンツを発信できるだけのノウハウと情報があるということになるからです。(信憑性のある情報を発信することは大前提ですが)

そういう意味においては、初めてその企業との接点を持つユーザーに対しての信用をつくるためにも役立つと言えるでしょう。


オウンドメディア運用のポイント

では、実際にオウンドメディアを運営しようと思った場合に、気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

01. すぐに結果を求めない

オウンドメディアを始めたはいいけれど、問い合わせも増えなければ自社サイトへのアクセスも増えない。やはりオウンドメディアなんて効果がないのか…といって、早々に辞めてしまうケースが少なからずあります。

しかし、オウンドメディアは立ち上げてすぐに結果を求めるべきものではないのです。 「オウンドメディアの目的は?」でも書いたように、記事を増やすことで少しずつ検索に引っかかってくるようになり、継続的に閲覧するユーザーが増え、サイトのファンが現れて、そこからようやく会社の商品を利用しようとする人が出てくる。ここに至るまでには、当然時間がかかります。

まずは、しっかり記事を書き続けることが大切です。オウンドメディアで効果を出すためには最低でも100のコンテンツが必要とも言われます。 会社で行える業務のキャパシティを超えるほどの無理はしてはいけませんが、少なくとも数日に1回、定期的に更新し続ける体制は必要です。

オウンドメディアは年単位のスパンで考えるマーケティングツールだという認識を忘れず、ゆっくり着実に育てていくようにしましょう。

02. ユーザーの求める情報を、ユーザーがたどり着ける形で

コンテンツを作るうえで常に意識しなければならないのが、ユーザーのニーズに応える情報を提供できているか、ということです。

どんなオウンドメディアであっても、当然ながら自社の得意分野に関する情報を発信するものです。もちろん、基本的にはそれが発信する企業にとっても読み手にとってもメリットになるのですが、時にはディープすぎたり、企業側の目線になってしまったりして、ユーザーが本当に欲しがっている情報からずれてしまうこともあります。

どんなにその企業独自の情報であっても、ユーザーが求めているものでなければ誰も見てくれません。

商品開発や企画にも同じことが言えると思いますが、ユーザーの目線に立ってコンテンツを作っていくことが大切なのです。そして、有益な情報がここにある、ということをきちんとアピールしなければいけません。当たり前ですが、見つけてもらわなければいい情報も読んでもらえないからです。

そのためには、SEO対策をしっかりすること。ユーザーが求めそうな「キーワード」を記事に散りばめたり(ただし、意識しすぎるあまり文章が不自然にならないように)、一つひとつのコンテンツにある程度のボリュームをもたせるなど、検索エンジンの上位に表示される工夫をしていきましょう。

03. コンテンツの軸がぶれないように

  • より多くのユーザーに見てもらおうとして雑多なテーマを掲載する
  • 毎日コンテンツを更新するうちにネタ不足に悩まされテーマの幅を広げる

どちらもよくあることだと思いますが、コンテンツがオウンドメディアとしての軸からぶれていないか、ということは気にしておくようにしましょう。

ラーメン好きな人は、「和食も洋食も中華も扱う飲食店のラーメン」よりも「ラーメン専門店のラーメン」を選びます。それと同じように、一貫性のあるテーマやコンセプトがあるサイトのほうが、その情報を求めている人には魅力なのです。 あれもこれも載せてしまうと、結局はメディアの特徴が薄まって、他のサイトに埋もれてしまいます。

オウンドメディアを立ち上げるときは、「こんな情報をこんなふうに載せる」「これは載せない」という軸を立てて、そこからぶれないようにコンテンツを作っていきましょう。


オウンドメディアの事例

ここまでで、オウンドメディアの概要を見てきました。これらを踏まえて、実際に現在どんなオウンドメディアが運営されているかを見ていきましょう。 BtoB(法人向け/ビジネス関連)とBtoC(一般ユーザー向け/生活・娯楽関連)に分けて挙げていきます。

BtoBのオウンドメディア

キャリアサプリ

人材派遣会社の株式会社アデコが運営するサイト。「あしたのシゴトが面白くなるウェブマガジン」をコンセプトに、仕事の役に立つコンテンツを発信しています。 人材派遣会社ならではのキャリアや転職に関する情報はもちろん、仕事術や、さまざまなベンチャー企業の紹介など、若いビジネスパーソンをターゲットにした記事が充実しています。

サイボウズ式

サイト名にあるとおり、ソフトウェアの開発、販売を行っているサイボウズ株式会社が運営しているオウンドメディアです。 「新しい価値を生み出すチームのメディア」がコンセプトで、会社・組織、働き方から、生き方や家族と仕事といったライフスタイルに関することまで、幅広く取り上げています。インタビュー記事も多く、セリフっぽくあしらわれているので読みやすく感じられるのも人気のポイントかもしれません。

AdverTimes(アドタイ)

株式会社宣伝会議が運営する、広告関係の情報を発信するプラットフォーム。マーケティングや目新しいサービスの情報なども多く、最前線で活躍している人の声が掲載されているのが魅力。広告業界の人に限らず、企業の販促や広報、さらには企画の担当者にもおすすめです。

ギズモード・ジャパン

さまざまなWebメディアの運営や、コンテンツ企画をしている株式会社メディアジーンのメディア。アメリカで生まれた同名サイトの日本版です。ガジェットを中心に、日用家電からAI技術まで、最新テクノロジーに関する情報が取り上げられています。

メディア運営そのものが本業なので通常のオウンドメディアとは少し意味合いが違いますが、コンテンツの作り方には参考になるポイントが多くあります。

WORKSIGHT

コクヨ株式会社が運営する、働く環境をテーマにしたオウンドメディアです。コクヨというと、文房具や学習机のイメージの強い人が多いかもしれませんが、オフィス家具や、オフィス空間そのものの提案も得意としていて、その特徴を活かしたサイトですね。

働く空間をデザインすることで、成果を出したり、働き方を見直したりするためのさまざまな情報を取り扱っています。紙媒体やイベントと連動するなど、奥行きのあるメディアづくりも特徴です。

B to Cのオウンドメディア

キナリノ

「暮らしを素敵に丁寧に」をテーマに、主に女性に向けた暮らし情報を提供するメディア。運営は食べログや価格ドットコムで知られる株式会社カカクコムです。 記事のテーマはファッション、雑貨、インテリア、グルメ、美容など幅広くありますが、シンプルでナチュラルという一貫したコンセプトと、そこにマッチするデザインで、多数の女性から支持される人気のオウンドメディアになっています。

withnews

朝日新聞社が運営するニュースサイト。「新聞社のニュースサイト」と聞くと本業のように聞こえますが、このサイトの特徴は、ユーザーが気になることをリクエストし、記者がそのテーマで「フカボリ取材」して記事にしていること。

お堅いイメージの新聞社がやっているとは思えない、マニアックでポップな記事が満載です。ユーザー参加型というのは、オウンドメディアのひとつの形としておもしろいですね。

SINGLE HACK

「キャッシュバック賃貸」という賃貸情報サイトを企画運営している、株式会社TypeBeeGroupのオウンドメディア。 一人暮らしの賃貸物件の選び方やワンルームの活かし方や一人で楽しめる趣味など、一人暮らしの人が読んで楽しい記事を取り上げています。

単純に暮らしや家の情報というだけではWeb上に溢れているので埋もれてしまうかもしれませんが、「一人暮らし」というエッジを立てることでターゲットを絞り込み、ファンを掴んでいるサイトと言えるでしょう。

くらしの良品研究所

「無印良品」で有名な株式会社良品計画が運営する暮らし情報サイト。レシピや収納、さらにローカルイベント情報など、暮らしにまつわるさまざまな情報が掲載されています。

記事の中にさりげなく無印良品の製品紹介も入れてあって、そこにはもちろんネットストアへのリンクが。記事を楽しんでそのままショッピングに誘導する構造ができています。 自社製品をPRするオウンドメディアを考えている方には、参考になるサイトです。

NOMOO(ノモー)

お酒の販売などを通して「日本のお酒の未来を創造」する、リカー・イノベーション株式会社が運営しているオウンドメディアです。 お酒の紹介から美味しい飲み方、おつまみのレシピやお酒に関係するイベントの紹介まで、お酒に関するあらゆる情報を提供。お酒をもっと楽しんで、人生を豊かにすることを目的としていて、お酒好きの30〜40代の人気を集めています。


まとめ:他のオウンドメディアを参考に、自社メディアを立ち上げよう

オウンドメディアはたくさんの人に見せることができれば強力な集客ツールとなります。これからでもオウンドメディアを立ち上げるのは遅くありません。

集客のパターンを増やしたいと思っている方はぜひ検討してみてください。

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