
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2021.06.10
2022.03.29
ライター: 南 春花
広告キャンペーンは、広告運用の基礎とも言える重要な項目であり、ターゲットや広告掲載目的に応じた作成が必要になります。
また、商材をアピールしたい手法によって最適なキャンペーンタイプを設定することで、効果的に広告配信できるので費用対効果を高めることができるのです。
今回は、Google広告やYahoo広告において、広告キャンペーンで設定できる内容や、広告キャンペーンと関連性の高い「広告グループ」や「キーワード」などの語句の解説、さらに、広告グループの分け方のポイントなどをご紹介します。
リスティング広告の基礎については下記記事をご覧ください。
運用型広告においての広告キャンペーンは、広告を管理するための「単位」を表し、予算やターゲット層などによって分けたりすることもありますが、主に商品やサービスのカテゴリごとに作成されるのが一般的です。
そのキャンペーンの中で、広告やキーワード、入札単価などによって構成される「広告グループ」を作成していきます。
つまり、複数の広告グループをまとめたのが、広告キャンペーンになります。
広告キャンペーンで設定できる内容については、Google広告とYahoo広告で異なります。
Google広告の場合、1つのアカウントにつき、最大10,000個のキャンペーンを作成することができます。
設定できる内容や、キャンペーン作成の際に選択するキャンペーンタイプについては、以下の通りです。
検索キャンペーン
検索結果に表示されるテキスト広告です。商品やサービスを積極的に検索しているユーザーに対する集客力が高く、見込み顧客の獲得や販売促進につながりやすいと言えます。
ディスプレイキャンペーン
Webサイト上のイメージ広告です。Google検索以外の場所でも、関連性の高いユーザーに対しても広告を表示してリーチを拡大することで、認知度や想起率を高められます。
動画キャンペーン
YouTube上の動画広告配信を行えます。ブランドの認知力向上や、Webサイトへの流入、商品やサービスの購買促進の効果が期待できます。
ショッピングキャンペーン
Googleでの検索結果と、Googleショッピングタブに表示される広告で、商品在庫を販売したいときに最適です。商品画像を用いて、検索をしているユーザーに、視覚的に訴えることができます。
ファインドキャンペーン
Googleのアプリ内のフィードやYouTube、Gmailに表示される広告で、ユーザーが新しい商品やサービスに興味を持ちそうなタイミングを狙ってアプローチすることができます。Googleのログイン情報を活用するので、そのユーザーの情報と一致する確率が高く、精度の高いターゲティングを実施することが可能です。
アプリキャンペーン
スマホやタブレット向けのアプリの情報を、Google検索やYouTube上など幅広いサイトやアプリ内で広告表示できます。アプリのインストールや、アプリ内での売り上げ向上が期待できます。
ローカルキャンペーン
実店舗やイベント会場などへのユーザーの流入に役立ちます。Google検索やGoogleマップなどに広告を表示でき、近くにいるユーザーへのアプローチによって実店舗の商品在庫の販売が可能になります。
スマートアシストキャンペーン
ビジネス情報を入力し、広告をいくつか作成することで、費用を最大限に活用した最適なターゲティングと広告掲載が、Googleによって自動的に行われます。
より詳しくGoogle広告について知りたい方は下記記事をご覧ください。
Yahoo広告の場合、1つのアカウントにつき、最大100個のキャンペーンを作成することができます。
設定できる内容や、キャンペーン作成の際に選択するキャンペーンタイプについては、以下の通りです。
標準キャンペーン
パソコンやスマホ、タブレットなど、幅広いデバイス、見込み度の高い集客を行う場合に効果的なキャンペーンタイプです。Webページへの誘導や、問い合わせなどのコンバージョン効果が期待できます。
アプリダウンロードキャンペーン
スマホやタブレットなどで利用されるアプリをプロモーションするための広告キャンペーンです。アプリのダウンロードや、初回起動、アプリ内でのユーザーの行動について測定することができます。
動的検索連動型広告キャンペーン
プロモーションしたいWebサイトの内容と関連性の高いキーワードに対して、自動的に広告のタイトルを作成して配信するための広告キャンペーンです。設定したキーワードと関連性の高いキーワードに対しても集客できるため、Webサイトへの訪問者の増加が期待できます。
より詳しくYahoo!広告について知りたい方は下記記事をご覧ください。
Google広告・Yahoo広告ともに、広告キャンペーンは「アカウント」、「広告グループ」、「キーワード」、「広告」とそれぞれ、主従関係にあります。
キャンペーンと、それぞれとの関係性について解説します。
効果改善のできるアカウント構成については下記記事をご覧ください。
広告運営を行う際の最も上の単位で、通常は企業や店舗ごとに1つのアカウントを取得します。
アカウントには、メールアドレスや支払方法などの基本情報を登録します。
1つの企業内でも、商品やサービスごとに担当者やWebサイトが異なる場合には、それぞれ別のアカウントを取得することもあります。
広告グループは、広告文・リンク先URL・キーワードをセットにして構成されたもので、1つの広告グループごとに入札単価を設定できます。
1つのキャンペーン内につき、Google広告の場合は20,000、Yahoo広告の場合は2,000の広告グループを作成することができます。
広告グループを構成する要素の一つで、どのキーワードで広告表示をさせたいのか、設定することができ、設定したキーワードをユーザーが検索した際に、検索結果に広告が表示されます。
登録キーワードだけでなく、登録キーワードに対する一致度についても細かく設定することができます。
1つの広告グループ内に、Google広告では20,000、Yahoo広告では1,000のキーワードを設定することができます。
ユーザーがキーワード検索した際に表示されるもので、広告名・テキスト・画像(ディスプレイ広告の場合)・リンク先URL・パスからなります。
キーワードとセットになって、広告グループ内に構成されます。
Google広告の場合、1つの広告グループ内に50、Yahoo広告の場合は、1つの広告グループ内につき300の広告を持つことができます。
広告キャンペーンを分けるときは、広告を配信したい対象であるターゲットを明確にし、広告掲載の目的に沿って分類するのがポイントです。
最後に、広告キャンペーンの分け方の事例をご紹介します。
1つのサイトで、複数の種類の商品やサービスを扱っている場合、各商品でプロモ―ションにかけてもよい費用が異なる場合があるでしょう。予算を正確に管理したい場合は、キャンペーン単位で分けることがおすすめです。
実店舗とオンラインショップを併設している場合、それぞれのターゲットに設定する地域や時間、集客目的は異なります。
実店舗の場合は地域ターゲティングをメインにした来店促進広告、オンラインショップの場合は地域に関係のない通販促進広告を配信するのが効果的です。
扱っている商品やサービスについて、期間限定で行いたいセールやイベントがある場合は、別にキャンペーンを作成して、掲載期間を設定します。
例えば、0時ちょうどからセールやイベントの広告配信を、自動で開始できるので、わざわざ夜遅くに作業をする必要がありません。
広告の運用管理がしやすいように、キャンペーンを分けましょう。
自社の目的に合わせて、ユーザーに効果的にアプローチできるような広告キャンペーンを作成し、ブランドや商材の認知度を高め、コンバージョン向上を目指しましょう。