【広告効果を高める】Google・Yahoo!広告のマッチタイプ別の使い方を解説

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目次
    1. Google広告・Yahoo!広告のマッチタイプとは?
    2. Google広告・Yahoo!広告で利用できるマッチタイプ3種類を紹介
      1. 1.完全一致とは?
      2. 2.フレーズ一致とは?
      3. 3.部分一致とは?
    3. 除外キーワード設定について
    4. 最新トレンドから考察する自動化への対応について
      1. トレンド1.2021年7月よりGoogle広告「絞り込み部分一致」が廃止
      2. トレンド2.2022年6月30日よりGoogle広告で「レスポンシブ検索広告」のみ設定可能に
      3. トレンド3.2021年9月より「最も関連性の高いキーワードへ広告表示される」ように仕様変更
      4. 自動化を賢く使いこなすことが求められる時代になっている
    5. 5.よくあるQ&A
      1. Q.1.複数のマッチタイプを入稿した際、どのマッチタイプで入稿したキーワードが表示される?
      2. Q2.部分一致とフレーズ一致で同じキーワードを入稿している場合どちらで広告表示される?
      3. Q3.マッチタイプを使い分ける基準は?
    6. まとめ

「web広告をはじめようとしたけどマッチタイプがなにかわからない…」
「部分一致や完全一致の使いわけってどうしたらいいの…?」

とお困りの方はぜひこちらの記事を最後までご覧ください。

GoogleやYahoo!広告で利用できるマッチタイプを使いこなせるように分かりやすく解説しています。

web広告では、マッチタイプの仕組みを理解しないまま広告を出稿してしまうと、機会損失を起こしてしまったり、好ましくないキーワードからのクリックが増えたりしてしまう場合があります。

不用意な設定によって損をしてしまう前に、この記事の内容をしっかりと押さえて効果的なマッチタイプの設定を行いましょう。

本記事では「マッチタイプの種類」「マッチタイプごとの使い分け方」を解説していきます。

web広告を始める前の人はもちろん、実際にweb広告を出稿している人にも学びのある記事になっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Google広告・Yahoo!広告のマッチタイプとは?

マッチタイプとは、検索広告における設定です。

登録キーワードに対して、どのような検索語句の範囲まで広告を表示させるか、を決めることができます。

つまり、ユーザーの検索語句に合わせてどんなキーワードで広告を表示するのか、をマッチタイプ次第で設定することができます。

設定できるマッチタイプの種類は大きく以下の3つです。

  1. 「完全一致」
  2. 「フレーズ一致」
  3. 「部分一致」

「除外キーワード」は後述しますが、嚙み砕くと広告を表示したくないキーワードを選べる機能です。

※「絞り込み部分一致」は2021年7月より廃止されました。

Google広告・Yahoo!広告で利用できるマッチタイプ3種類を紹介

ここからはGoogle広告・Yahoo!広告で利用できる、3種類のマッチタイプについて解説をしていきます。

それぞれ検索連動型の広告を配信する上で基本になる設定ですので、必ず押さえておきましょう。

  1. 完全一致
  2. フレーズ一致
  3. 部分一致

1.完全一致とは?

検索されたキーワードと登録したキーワードが一致し、他の語句が含まれていない場合に広告が表示されるのが完全一致です。

※補足
ただし、近年のアップデートによって「類似の語句」や「語順違い」にも反応して広告表示がされるようになりました。
例)入稿キーワード[不動産 購入]に対して「物件 購入」「購入 不動産」なども表示される場合があります。

  • 登録キーワード:「六本木 マンション」
  • 広告が掲載される検索語句:「六本木 マンション」「マンション 六本木」など
  • 掲載されない検索語句:「六本木 マンション 価格」など

メリット

  • 特定の検索語句に限定して配信できるため、無駄なクリックを減らすことができる。
  • キーワードに高い関心を持っている人にしか広告が表示されないため、高いクリック率が期待できる。

2.フレーズ一致とは?

完全一致ほど限定せず、部分一致よりも限定したいときに使えるマッチタイプがフレーズ一致です。

前後に他の語句が追加されたり、順番が前後しても広告表示がなされます。

  • 登録キーワード:「六本木 マンション」
  • 広告が掲載される検索語句:「六本木 マンション デザイナーズ」「駅チカ 六本木 マンション」「マンション 六本木」など
  • 掲載されない検索語句:「六本木 デザイナーズ マンション」

メリット

  • 類義語、関連語句、表記のゆれなどによる広告表示のブレをコントロールすることができる。
  • 狙いたいキーワードに近い範囲で広告の掲載範囲を拡張できるため、部分一致よりも無駄なクリックを抑えられる。

3.部分一致とは?

登録キーワードが検索語句に含まれていたり、関連性のある検索語句に幅広く広告が表示されるのが部分一致です。

類義語や関連語句、表記のゆれと判断されたものに対しても表示される可能性があります。

また語順や複数形・単数形も関係ありません。

  • 登録キーワード:「六本木 マンション」
  • 広告が掲載される検索語句:「六本木 賃貸」「港区 マンション」「六本木 マンション 1LDK」など
  • 掲載されない検索語句:※関連性のあるものであれば基本的に全て表示される

メリット

  • 関連性が高く、成果の高いキーワードを発掘できる。
  • 登録する工数の負担を減らすことができる。

除外キーワード設定について

除外キーワード設定とは、自社のユーザーと関連性が低いと判断した特定の検索語句を広告の表示対象から除外できる設定です。

つまり、「配信したくないキーワードや検索語句を設定すること」です。

また、配信するキーワードを入稿するときと同様に、除外キーワードもマッチタイプの設定によって除外できる検索語句の範囲が変わります。

除外キーワード設定の例

キーワード:「六本木 マンション」
除外キーワード:「セミナー」「投資」「経営」
掲載されない検索語句:「マンションセミナー」「マンション経営」など

自社の商品に全く関連性がないキーワードを除外キーワードに指定することで、無駄なクリックが減り、余計な広告費をかけずに配信することができます。

最新トレンドから考察する自動化への対応について

これまで基本的なマッチタイプの使い方を解説してきました。

ここからは、最新のアップデート情報を基に将来的・応用的なマッチタイプの使い方についてご説明をしていきます。

少しweb広告の初心者の方には難しい内容かと思いますが、今後のweb広告運用をする上では必須となる情報であり考え方ですので参考にしてくださいね。

トレンド1.2021年7月よりGoogle広告「絞り込み部分一致」が廃止

2021年7月より、マッチタイプから「絞り込み部分一致」が廃止となりました。

廃止に伴い、絞り込み部分一致で入稿されていた内容は全て「フレーズ一致」と同じ挙動に変更になり、今後は新しく絞り込み部分一致の入稿はできません。また、このアップデートは完全一致や部分一致には影響はありません。

2021年6月以前は、入稿キーワードの中で一部だけ絞り込み部分一致にする(六本木 +マンション など)ことも可能でしたが、絞り込み部分一致の要素が入ったキーワードは全てフレーズ一致と同じ挙動になります。

参考記事:フレーズ一致と絞り込み部分一致の変更について – Google 広告 ヘルプ

トレンド2.2022年6月30日よりGoogle広告で「レスポンシブ検索広告」のみ設定可能に

こちらのアップデートはまだ実装はされておりませんが、web広告業界に衝撃を与えたアップデート情報です。

これまでGoogleの検索広告では大きく以下の2種類のテキスト広告を利用することが主流でした。

  1. 拡張テキスト広告
  2. レスポンシブ検索広告

ですが、2022年6月30日からは「拡張テキスト広告」が廃止となり、「レスポンシブ検索広告」だけが入稿できるようになります。

とはいえ、以下のように拡張テキスト広告の利用やレポートの閲覧はできます。

アップデートの実装以前に入稿した拡張テキスト広告は継続して利用可能
・掲載結果のレポートも確認可能

トレンド3.2021年9月より「最も関連性の高いキーワードへ広告表示される」ように仕様変更

2021年9月23日に発表されたアップデートにより、登録したキーワードと検索語句との関連性の重要度が高まりました。

アップデート以前は、完全一致のみ、検索語句と一致している場合に、どのマッチタイプよりも優先して広告表示がなされる設定でした。

また、完全一致が登録されておらず、部分一致とフレーズ一致で一部の語句が登録されている検索語句に関しては、より広告ランクが高い方が表示されました。

ですが9月のアップデートにより、部分一致とフレーズ一致でも検索語句と登録しているキーワードの文字列が一致する場合は、優先して広告表示されるように変更となったのです。

つまり、ユーザーの検索ニーズによりマッチしたキーワードで広告の表示がなされます。

これによって、ユーザーの検索語句との関連性は低いが広告ランクは高いキーワードでの意図しない広告表示を防ぎやすくなりました。

これまでの部分一致やフレーズ一致は、登録キーワードから拡張してくれる点がメリットである一方、広告表示されるキーワードをコントロールしづらい点がデメリットでもありました。

この9月アップデートによってそのデメリットを減少させ、部分一致やフレーズ一致のような自動拡張を行うキーワードを利用しやすくする意図があると考えられます。

自動化を賢く使いこなすことが求められる時代になっている

では、上記の3つのアップデートからどういったことが読み解けるのでしょうか。

筆者はマッチタイプをはじめとする各種設定において、「広告配信の自動化に対応し、賢く使いこなす」ことがこれまで以上に求められていると考えています。

Webの運用型広告配信はこれまでにも大きな時流の変化がいくつもありました。

広告の枠(配信面)だけを指定して購入し、広告を入稿できた枠売りの時代から、ユーザーの検索語句に応じてターゲティングできる検索連動型広告の誕生。その後再訪ユーザーへアプローチができるリマーケティング広告が生まれ、ユーザーの行動に応じてターゲティングが可能になりました。

そういった流れの中で、広告運用に求められる能力も徐々に変化していきます。

ある時期から「広告ランク」の概念が重要になり、広告ランクを高めるべくとにかく細かくキーワードを入稿し、それに合わせて広告キャンペーンや広告グループも際限なく細分化する手法が主流でした。そのため、細かくキーワードを考えられる・ユーザーニーズを細かく分けて広告文を作成できる能力が求められていた時期もあります。

ですが、近年ではGoogleをはじめとする広告媒体各社が、あらゆる広告運用業務を自動化するべくアップデートを推し進めています。

その一例が今回ご紹介した「絞り込み部分一致の廃止」「拡張テキスト広告の新規入稿終了」「関連性の高いキーワードの優先的な広告表示」です。

これらのアップデートは、まさに広告媒体社による自動化促進をあらわす好例です。

ただ、自動化の促進によって、これまでよりも運用設定を行う上での自由度は低くなります。

自動化が促進すると、自ずと手動での細かい設定による他社との差別化が難しくなるためです。

そのためweb広告の運用という面では、自動化が進む中で「どのように自動化を賢く使いこなすのか」が最も重要になります。

今後普及すると考えられる使いこなし方は、以下のようなものです。

・部分一致キーワードの入稿比率やレスポンシブ検索広告の入稿比率を高め、人間では網羅しきれない検索語句への対応を強める。
・広告キャンペーンや広告グループを一つにまとめ、レスポンシブ検索広告によって各種ニーズに対応する。
・スマート自動入札、部分一致キーワード、レスポンシブ検索広告のみを利用し、最適なキーワードや広告文を自動的に判別させる。

自動化に伴う機能のアップデートは、徐々に利用率が高まっていますがまだ利用していない企業が多いことも事実です。

これから確実に主流となっていく「自動化を前提としたweb広告運用」に適応するため、徐々にでも自動化の活用を進めていきましょう。

それによって、今後訪れる大幅な時流の変化への対応ができるようになります。

5.よくあるQ&A

最後に、Q&A形式でマッチタイプに関する注意点や間違いやすい点を紹介します。

Q.1.複数のマッチタイプを入稿した際、どのマッチタイプで入稿したキーワードが表示される?

入稿したキーワードのそれぞれにマッチする検索語句があった場合、基本的には「完全一致<フレーズ一致<部分一致」の順に優先的に掲載されます。

KWごとに個別に遷移先URLを設定している場合は、意図した通りに配信されているかを要確認ですね。

また、広告オークションで行われる入札は広告主1名につき1件のみですので、同一のアカウント内で重複したキーワードが入稿されていても、利用される費用には影響はありません。

Q2.部分一致とフレーズ一致で同じキーワードを入稿している場合どちらで広告表示される?

全く同じキーワードを部分一致とフレーズ一致で入稿していた場合、広告ランクが高いKWで広告表示されます。

これは2021年に入ってからのアップデートであり、従来はマッチタイプによる制限が厳しくなるほど優先的に表示されていました。

※従来の優先度
完全一致<フレーズ一致<部分一致

ですが、Googleでは「ユーザーのニーズに合ったキーワード」で広告表示をするためのアルゴリズムを強化しており、その流れを受けて上記の仕様へと変更されました。

Q3.マッチタイプを使い分ける基準は?

商材や予算額によってケースバイケースではありますが、目的に応じたおおまかな判断基準として以下があります。

部分一致を使うケース

  • 詳細な検索語句が想定・網羅できない
  • 関連する層に認知を広げたい
  • とにかくどんな検索語句で流入するのかを知りたい

フレーズ一致を使うケース

  • ある程度ターゲッが検索するキーワードは分かっているが、更に細かく知りたい
  • 部分一致の配信よりも配信額を抑えたい

完全一致を使うケース

  • できるだけ無駄なクリックを最初から減らしたい
  • 1語かつ、多くの流入が見込めるキーワードを入稿したい
  • 指名キーワード(自社名/サービス名など)を利用したい

まとめ

本記事では、マッチタイプについて解説してきました。

マッチタイプは直近のアップデートも多く、広告運用を実際に行っている人でも勘違いをしやすいポイントです。

今回紹介した内容は、基本~最新トレンドを含めた幅広い内容でしたので、ブックマークをしておいて必要なときに読み返していただけると、深く理解できるかと思います。

最後に、「自社ではなかなかweb広告の実施ができない」「web広告を使って事業を拡大させたい」とお考えの方がいらっしゃれば、ぜひお問い合わせください。