
【2020年最新版】Googleアナリティクスの登録方法と基本操作【画像付きで解説】
Webマーケティング
2020.11.26
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2020.05.11
前 夏葵
INTERNET ADVERTISING
2017年新卒採用でPLAN-Bに入社。東日本営業部に所属し、日々SEO・WEB広告・サイト制作・インフルエンサーマーケティングのコンサルティングに関わる。営業部リーダーを経て、現在はデジタルマーケティング戦略事業部に異動し、セールスチームのマネジメントを行いながらお客様対応も行う。
様々な情報にあふれ、ユーザーがそのモノやサービスを購入するまでの経路が複雑になっている今。WEBマーケティングに携わる人にとって、切っても切れない関係にあるのが「アクセス解析」です。
今回は、初心者向けにアクセス解析の基本について紹介します。
アクセス解析とは、「WEBサイトに来訪したユーザーの属性や流入経路、またそのサイト内での行動を分析すること」です。一般的にはその機能をもったツールのことを「アクセス解析ツール」と呼び、様々な会社が目的に合わせたツールを開発しています。
分析することはあくまでも手段ですので、目的を明確にしアクセス解析を行うことによって、得たい事実や仮説を見つけることができます。
アクセス解析によって得られるデータは非常に多くあります。
WEB上の施策をアクセス解析を用いて事実ベースで把握できることにより、よりスマートなマーケティング施策への予算配分ができるようになります。
上記内容だけでなく、1年前の成果と比べることができたり、またコンバージョンポイントを設定することにより、どれだけWEBサイトでの利益が上がったのかを知れたりと非常に多くのことを得られるようになります。
アクセス解析の代表例としてあげられるのが「Googleアナリティクス」です。Googleが提供しているアクセス解析ツールとなっており、無料で使用できる「アナリティクス」と有料になる「アナリティクス360」があります。
salesforceとの連携がしたい、データの更新頻度を上げたい、高度な分析をしたいなどの要望があれば有料版をお問い合わせいただく必要がありますが、基本的に無料版で問題がないと思います。
対象サイトにGoogleアナリティクスのタグを埋め込むことで、計測が可能となっていますので、導入に時間はかかりません。
設定方法などの詳細は下記記事をチェックしてみてください!
【2020年最新版】Googleアナリティクスの登録方法と基本操作【画像付きで解説】
Googleアナリティクスを使用するメリット
・無料:サイトのデータに関わらず一律無料
・導入が簡単:タグを設置するだけでデータ集計が可能
・機能が豊富:数値やユーザー詳細など様々なデータの確認が可能
・情報の一括管理:Google広告やGoogle Search Consoleとの連携が可能
弊社のお客様の約9割以上はGoogleアナリティクスをご利用されているかと思います。
adobeアナリティクスなどの他アクセス解析ツールを使用されているお客様もいらっしゃいますが、アクセス解析を初めて利用される方は、導入が簡単なGoogleアナリティクスを使用されることをオススメします。
アクセス解析はあくまでも「分析すること」ですので、目的や目標を明確化しそのボトルネックになっている課題を見つけてあげることが重要になります。
現状、サイトに来訪するユーザーを増やす集客部分に課題があるのか、それともサイトに来訪したユーザーをコンバージョンさせる接客部分に課題があるのか、アクセス解析で実際の数値をみることで知ることができます。
ただただ数値を見ているだけでは、得たい成果は得られません。解析ツール使用時のポイントをご参考ください。
目標が達成できていない原因やボトルネックを見つけたい場合、全体に対してインパクトの少ない部分を見ていては意味がありません。サイトを改善するためには、メインとなっている流入チャネルを見る、閲覧数の多いページをみる、一番多くユーザーが使っているデバイスを見るなどボリューム層を見ていきましょう。
サイト分析ツールでは、期間を絞って比較分析することが可能になっています。比較する際にもう一方は1週間単位、もう一方は1ヶ月単位で比較するとなると、もちろん数字は大きく変わっていきます。また、商材によれば季節要因やその年のトレンドによって、成果が変わるものも多くあります。昨月と比べるよりも、昨年同月比で分析を進めることで、成果が良いのか悪いのか初めて分かる場合もあります。比較期間がいつになっているのか、確認しながら分析を進めていきましょう。
サイト分析ツールでは、性別や地域、私用しているデバイスなどのユーザーの属性で絞り込みが出来たり、利用条件などでデータを絞り込むこちができる「セグメント」という機能があります。過去にコンバージョンしたことのあるユーザーなど行動条件でも調べることができるので、ぜひ使用してみてください。
分析のコツの詳細については、下記リンクからご覧ください。
【初めてのGoogleアナリティクス】導入から使い方・分析のコツまで一挙解説
ここでは、実際にGoogleアナリティクスを用いて
・チャネル別の流入数(2019年1~3月、2020年1~3月比較)
を見ていきたいと思います。
Googleアナリティクスへのログイン権限のあるメールアドレスとパスワードが必要になります。
左側にあるメニューを開き、それぞれ順番に見ていきましょう。モーダル式で詳細が表示されます。
こちらのサイトでは下記の通りの順番で流入しています。意味も合わせてご確認ください。
Organic Search(YahooやGoogleなどの自然検索からのセッション)
Direct(ブックマークやアドレスバーでの直接入力などからのセッション)
Referral(個人ブログや他サイトからのリンクからのセッション)
Paid Search(検索連動型広告からのセッション)
Social(SNSからのセッション)
Affiliates(アフィリエイトからのセッション)
(Other)(これら記載のない流入元からのセッションまたは、流入元が不明なセッション)
Display(YDNやGDNなどのディスプレイ広告からのセッション)
その他に、Email(メールマガジンからのセッション)をあります。
2020/01/01ー2020/03/30 を追加し、比較 前年 をクリックしましょう。適用されれば、昨年対比が出てきます。
昨年とマクロな視点で比較した際に、他チャネルからの流入が減っている中でも、Organic Searchの流入が増えていることが分かります。
ポイントに沿ってマクロの視点をもって、Organic Searchの中でもセッションが増えたぺージやディレクトリなどを確認することで、アクセス解析を進めることが可能です。
こちらの記事ではアクセス解析の基本的な概念やツール、分析のコツについてご紹介しました。
Googleアナリティクスはじめ、見られるデータは非常に多いです。アクセス解析ツールを導入し、どのようなことができるのか実際に触っていただくことが、アクセス解析を知るベストプラクティスかと思います。
ぜひ自分なりの分析方法を確立してみてください。