PINTO!株式会社PLAN-Bの情報発信メディア

2018.04.19

吉田 亮

INTERNET ADVERTISING

目次
    1. APIのアドオンのインストール方法
      1. 設定方法
    2. 出力したいレポートの組み合わせ作成
    3. よく使われるであろう対応表
    4. 実際に作ってみましょう
    5. 取得期間を設定して自動化へ
    6. 活用方法
    7. まとめ:自動取得ハマったら元にはもどれない!

毎日確認するGoogleアナリティクスのデータ…
毎月作るさまざまな組み合わせのレポート…

やらなくてはいけないことはわかってはいるけれど、面倒ですよね。この面倒な作業を、自動更新APIの設定をするだけでGoogleアナリティクスを見ることなく最新情報をレポート化できます。

今回はそんなGoogleアナリティクスデータをスプレッドシートへ自動取得するAPIの設定方法をご紹介いたします。


APIのアドオンのインストール方法

まずはGoogleアカウントへログインし、スプレッドシートにアドオンをインストールします。1つのアカウントで一度インストールすれば、新規のスプレッドシートを作ってもインストールされた状態が保たれます。

設定方法

① 新しいスプレッドシートを開く

② メニューから アドオン>アドオンを取得 をクリック

アドオンを取得

③ 「Google Analytics」を選択

Google Analyticsを選択

④ 「+無料」をクリックしインストール

なんと準備はこれだけです。アドオンのタブを再びクリックすると、新たに「Google Analytics」というメニューが追加されます。ここまでで準備は完了です。


出力したいレポートの組み合わせ作成

次に、毎日確認している内容を自動取得するための設定を行います。「Google Analytics」メニューから「Create new report」を選択すると、レポート作成画面が右側に出現します。

create a new report

Name your report

作成するレポートをわかりやすくネーミングします。後で確認したときに、どのような内容のデータなのかがわかりやすいネーミングがベターです。

Select a view

ビューごとに設定できるので対象のアカウント、プロパティ、ビューを選びます。ビューが1つしかない場合はアカウントを入れれば、すべて自動で挿入されます。

Choose configuration option

ここで抽出したいデータの軸と指標を設定します。 

「Metrics」は指標を意味し、ある軸に対しての数値や割合となります。例えばセッション、PV数、新規ユーザーの割合、E-コマース収益(売上)、コンバージョン数などです。

「Dimension」は軸を意味し、切り分けたい単位を設定できます。例えば、日別、月別、ページ別、イベントなどです。

「Segments」はGoogleアナリティクス上で設定しているセグメントや初期設定で保存されているセグメントを引用することができます。

イマイチ組み合わせ方法がわからないという方やGoogleアナリティクスの管理画面が使い慣れている方は、Googleアナリティクスの管理画面で細かく設定してセグメントに入れる、というのがシンプルで使いやすいかもしれません。

新しいセグメント

ここに保存されているものを使用できます。デバイス別のセッションのセグメントもここで切り分けることが可能です。


よく使われるであろう対応表

【Metrics】

ユーザー数Usersga:users
新規ユーザーNew Usersga:newUsers
セッションSessionsga:sessions
直帰率Bounce Ratega:bounceRate
目標 XX の完了数Goal XX Completionsga:goalXXCompletions
目標 XX のコンバージョン率Goal XX Conversion Ratega:goalXXConversionRate
離脱Exitsga:exits
収益Revenuega:transactionRevenue
自然検索Organic Searchesga:organicSearches
ユーザーあたりのページビュー数Pageviews per Userga:cohortPageviewsPerUser

【Dimension】

日付Datega:date
Month of the yearga:month
Week of the Yearga:week
Hourga:hour
流入キーワードKeywordga:keyword
参照 URLReferral Pathga:referralPath
メディアMediumga:medium
参照元Sourcega:source
キャンペーンCampaignga:campaign
ページPagega:pagePath
CountryCountryga:country
デバイスカテゴリDevice Categoryga:deviceCategory

実際に作ってみましょう

例:オーガニック検索のセッション数、新規セッション率、目標到達件数をデイリー取得する。

①「Create a new report」を選択し、開始

create a new report

Nameはわかりやすい命名をすると後で管理しやすいです。

Metricsには

  • セッション=Sessions
  • 新規セッション率=% New Sessions
  • 目標Xの到達=GoalXXCompletion

Dimensionsには

  • 日付=Date

②『Create Report』をクリック

下図のような画面が出現するので、ここからまた少し加工を行います。

create report

まず、データは2ヶ月間取得したいので 30daysAgo を 60daysAgo へ変更します。今のままだとオーガニック検索がフィルターされていないのでFiltersに「ga:sourceMedium=@organic」を記入します。

(※ちなみに広告を絞り込むときは「ga:sourceMedium==google / cpc,ga:sourceMedium==yahoo / cpc」となります。cpcをDisplayに変えたりすると、ディスプレイ広告が取得でき、さらに汎用性が上がります。)


③最後に目標Xを定義

Googleアナリティクスの「目標」を確認し取得したい目標のIDをチェックします。

目標のチェック

IDは数字の部分となります。今回はID1とID2を取得したいので

ga:goalXXCompletions を「ga:goal1Completions, ga:goal2Completions」

「,」コンマは「or」と同意義になります。コンマで区切ってMetricsを増やすことが可能です。

変更終了イメージはこんなかんじです。

変更完了イメージ

最後に、アドオン>Google Analytics>Run reports をクリックするとデータ取得が始まります。

データ取得

成功ポップアップ

緑文字のポップアップが出れば成功です。何らかの記述ミスが発生した場合は赤文字でエラー内容が記載されます。成功すると、NAMEで名付けたタブが生成され、中身がデータとなります。

取得データ

設定していたすべてのデータがとれました。一旦取得したあとにGoogleアナリティクスの画面で定義していたものがとれたのか確認作業を行うことをおすすめします。また、1つのスプレッドシートに複数のレポート作成を設定できるので、どんどん追加してみましょう。


取得期間を設定して自動化へ

このレポートの良い点は取得時限爆弾を設置することができる所です。毎日○○時にデータ取得、などと設定しておけば毎日のデータ確認はスプレッドシートのチェックだけで完了することになります。

以下設定方法になります。

①アドオン>Schedule Reports をクリック

schedule reports

②Enable reports to run automatically. のチェックボックスにチェックを入れる

すると、以下の項目が出現します。

チェックボックス

毎時、毎日、毎週、毎月をいずれか選択し、どの時間軸で取得開始するのか設定します。

③「Save」で保存

以上で自動取得の設定は完了です。


活用方法

レポートの取得完了をしたら、スプレッドシートである特権を活かしていきましょう。取得用のスプレッドシートは自動で取ってきてくれるので、IMPORTRANGE 関数を使って、レポートを作成することがおすすめです。

複数のGoogleアナリティクスアカウントの確認の必要がある方は、取得データをすべてまとめるスプレッドシートを作成し、一覧で管理するなど汎用性の高い使い方が魅力的です。


まとめ:自動取得ハマったら元にはもどれない!

毎日管理画面をチェックし数字の確認を行っている方やレポート作成に苦戦している方におすすめしたい機能です。設定はシンプルですし、一度設定してしまえば良いだけなので、うまく活用して作業効率アップにつながればと思います。

自動取得の便利さを覚えてしまえば、きっと毎日チェックしていたやり方には戻れないはずです!