
突然500エラー(Internal Server Error)に!原因と解決方法は?
SEO対策
2022.05.19
2021.12.24
ライター: 松本 健吾
サイトを運営していく上で避けて通れないのが内部リンクの問題であり、設置方法や数によって効果にも違いがあります。クローラビリティを改善し、重要なページをクローラーに伝えるための要素であるため、正しく理解し運用をしていきましょう。
今回は内部リンクについてに関してや様々な内部リンクの種類の紹介、内部リンクの設置による成功事例のご紹介もしていきます。
内部リンクとは、自社サイト内の記事同士をつなぐリンクのことを意味しています。一方外部リンクは、自社サイトと他社サイトをつなぐものとなっています。SEO効果を最大化するためには、内部リンク、外部リンクを最適な形で設置する必要があります。
内部リンクは、クローラーがサイト内を巡回しインデックスをしたり、サイトの評価をしたりするには欠かせないものです。
そのため、内部リンクはこれからのリンク対策において有用性を理解し活用しておきたいところです。しかし、SEOに効果的な内部リンクにするためには、設置方法に関する様々なルールを守っておく必要があります。
設置方法において不足している点があれば思ったような効果を得ることができません。インデックスがされやすく評価が集まりやすいページにするためにも、内部リンクの見直し、最適化を進めていくことが必要です。
また、内部リンクを最適化することによって下記のような効果を見込むことができます。
Googleのクローラーは、リンクを辿ってページをクロールし、インデックスしていきます。逆にいえば、リンクがないサイトは基本的にクローラーが回ってこないということです。
クローラーが回ってこなければサイトは評価されず、インデックスされなければ検索結果に表示されることはありません。
まずは内部リンクによって、Googleから評価を受けやすくすることが第一です。
関連するページから対策ページへのリンクを送ることで、Googleはテーマの高いページであると認識します。
それに合わせてリンクのアンカーテキストに対策するキーワードを加えることで、さらに対策キーワードの関連性を認識させることにつながります。
ページには、「ページランク」と呼ばれるそれぞれのページ評価があります。(以前は見ることができましたが、2018年7月現在ではユーザー側では確認することができません)
このページランクは、リンクによって伝わっていきます。内部リンクをバランスよく設置することでサイト全体にページ評価が行き渡り、順位の向上につながります。
このような点から内部リンクの設置は大切な要素であるため、「中々検索結果に表示されない」「重要でないページばかりクロールされてしまう」という問題があればすでに設置されているリンクの見直しを進めておくことが重要になります。
先程紹介したように、様々なメリットを持っている内部リンクですが、設置方法を間違えると下記のような影響を受ける場合があります。
Googleは内部リンクを辿ってサイトをクロールするため、どこからもリンクの貼られていないページは認識することができません。
内部リンクが少なく「重要度が低い」と判断されるとクロールの巡回頻度が下がり、古い状態のままキャッシュが更新されないケースがあります。
意図しないページが上位表示している場合、内部リンクが関係している場合があります。
Aというページを上げたいが、内部リンクはBというページに多く向いているため、Bが評価されてしまうケースです。ただ内部リンクを設置するのではなく、ページのどの場所に設置するか、どのようなURLにするか、優先して設置するページはどれかなどを考えながら決めていく必要があります。
内部リンクの設置に適した場所はパンくず・ヘッダー・フッター・サイドバー・本文内・タグなど様々であり、クロールの促進だけではなくユーザービリティの向上にも役立てられます。それぞれの設置方法や内部リンクに対する効果について説明していきます。
各ページに設置するリンクであり、ユーザーが現在どのページにいるのか把握したいときに役立ちます。トップページを重要なページとしてクロールしてもらうためにもパンくずは必要です。また、構造化データとしてパンくずを設置することによって、クローラーに認識されやすくなり、リッチスニペットの表示のしやすさにも繋がります。
なお、設置する際に注意しておきたいことといったら、パンくずリストの構造が伝わりやすいように、これまで辿ってきているページのリンクも導入しておくということです。
誤った方法として、TOPと末端にあるページしかリンクが設置されないという例が挙げられます。そうなると末端のページにリンクが集中されてしまい、重要なページがインデックスされません。
ユーザーが目的のページへ遷移できるように設置するメニューであり、コンテンツ全体の大まかな構成を知るには必要です。なお、グローバルナビに設置されるリンクについてはテキストではなく、画像を用いるとなれば、alt属性にキーワードを含めることも忘れてはいけません。
コンテンツやページに関連性の高いリンクを貼ることがオススメです。
コンテンツの情報を補足するために、補助リンクとして内部リンクを設置する場合もあります。ユーザーへ関連のある情報を伝えられるほか、関連のあるページとしてクローラーに認識されることができます。
設置場所も大切ですが、インデックスされるにはリンクの部分にアンカーテキストを含めることが必要です。それにより、クローラーにページの情報を伝えることができます。
アンカーテキストはクローラーへページの情報を伝えるには必要な要素であり、沢山のキーワードが含まれていると、内容を理解してもらうまでに時間がかかる場合もあります。
また、設置するアンカーテキストの数が多いと不自然なリンクであると判定され、ペナルティを受けてしまうリスクもあります。テキストに関しては、ページの内容に沿ったものであることが条件であり、クローラーのみならずページに訪れたユーザーにとっても分かりやすくしておくことが重要でしょう。
実際のコンテンツ内容をどう作っていくのかに関しては、こちらの記事もご覧ください。
設置場所や方法があっていても、設置するURLに誤りがあればクロール促進に繋げられません。また、正規URLとは、検索エンジンに認識させたいURLであり、同じコンテンツ内容であるにも関わらず複数種類のURLが混在してしまうと重複コンテンツとみなされindexされにくくなってしまいます。
URLを正規化するには主に下記の点をチェックしておく必要があります。
また、上記のURLを見直したり、リダイレクト設定をした場合はSearch Consoleへ新たなURLのサイトマップを送信しておくことも忘れてはいけません。
優先的にindexしてほしいページを決め、そこに内部リンクを設置していくということも大切です。そこでやはり重視されるのはパンくずリストです。パンくずであれば、クローラーへ内部リンクの構造を伝えることができ、クロールの優先順を把握してもらえます。
逆に重要でないページばかりインデックスされてしまうと本来訪れて欲しいユーザーにページを認識してもらえません。その要因としては下記があげられます。
以下では、実際に流入増加につながった事例をご紹介します。
今回のサイトは、関西に拠点を置く通販サイトです。全国展開しており、各都道府県の地域ページも設置されていたものの、サイト制作時には注目されず、ページがサイトの奥の階層に隠れ、直接のリンクはない状態でした。
これにより、自然検索流入はほぼ0。
インデックス状況を確認してもインデックスされておらず、内部リンクが不足しており、クローラーが対象ページまで回りきっていないことが問題としてあげられました。
今回の場合は、それぞれの都道府県ページを束ねる地域カテゴリーページへのリンクしかなく、各都道府県へつながるリンクが設置されていませんでした。
ここで、思い切って全ページのフッター部分に各地域ページヘのリンクを設置することで、強化を図りました。
この施策によりクローラーが回遊しやすくなっただけでなく、ユーザーにとっても、ユーザー自身が求める内容のページへたどり着きやすくなりました。
リンク設置後、インデックスされていなかった地域ページはインデックスされるようになり、しかも自然検索流入が計測され始めるという改善が見られました。
今回の事例は、まとめると以下のようになります。
以上、内部リンクの必要性や設置方法、誤った方法などについて紹介していきましたが、主に下記のような点を重視しておきたいところです。
多くのユーザーに見てもらいたいページがあるにも関わらず、中々インデックスされない、検索結果に出て来るページが不必要なものばかりと悩む場合は内部リンクの構造に目を向けてみることが重要かもしれません。
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