【SEO】内部リンクとは|検索順位を上げるため内部リンク設置方法とは⁉︎

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編集部注:2024年3月12日にリンク切れを修正しました。

SEO対策を意識してサイトを運営していく上で避けて通れないのが内部リンクの問題であり、設置方法や数によって効果にも違いがあります。クローラビリティを改善し、重要なページをクローラーに伝えるための要素であるため、正しく理解し運用をしていきましょう。

クロールやインデックスなどの検索エンジンの仕組みについてはこちらの記事をご覧ください。

今回は内部リンクについてに関してや様々な内部リンクの種類の紹介、内部リンクの設置による成功事例のご紹介もしていきます。


内部リンクとは?

内部リンクとは、自社サイト内の記事同士をつなぐリンクのことを意味しています。一方外部リンクは、自社サイトと他社サイトをつなぐものとなっています。SEO効果を最大化するためには、内部リンク、外部リンクを最適な形で設置する必要があります。

内部リンクは、クローラーがサイト内を巡回しインデックスをしたり、サイトの評価をしたりするには欠かせないものです。

内部リンク・外部リンク

そのため、内部リンクはこれからのリンク対策において有用性を理解し活用しておきたいところです。しかし、SEOに効果的な内部リンクにするためには、設置方法に関する様々なルールを守っておく必要があります。

設置方法において不足している点があれば思ったような効果を得ることができません。インデックスがされやすく評価が集まりやすいページにするためにも、内部リンクの見直し、最適化を進めていくことが必要です。

また、内部リンクを最適化することによって下記のような効果を見込むことができます。

効果1:内部リンクを設置すると、クローラーが回遊しやすくなる

Googleのクローラーは、リンクを辿ってページをクロールし、インデックスしていきます。逆にいえば、リンクがないサイトは基本的にクローラーが回ってこないということです。
クローラーが回ってこなければサイトは評価されず、インデックスされなければ検索結果に表示されることはありません。
まずは内部リンクによって、Googleから評価を受けやすくすることが第一です。

効果2:ページ同士の関連性で評価が向上する

関連するページから対策ページへのリンクを送ることで、Googleはテーマの高いページであると認識します。
それに合わせてリンクのアンカーテキストに対策するキーワードを加えることで、さらに対策キーワードの関連性を認識させることにつながります。

効果3:サイト内部に評価を行き渡らせることができる

ページには、「ページランク」と呼ばれるそれぞれのページ評価があります。(以前は見ることができましたが、2018年7月現在ではユーザー側では確認することができません)
このページランクは、リンクによって伝わっていきます。内部リンクをバランスよく設置することでサイト全体にページ評価が行き渡り、順位の向上につながります。

このような点から内部リンクの設置は大切な要素であるため、「中々検索結果に表示されない」「重要でないページばかりクロールされてしまう」という問題があればすでに設置されているリンクの見直しを進めておくことが重要になります。

効果4:ユーザビリティの向上につながる

関連性のある記事や内容を内部リンクでつなぐことで、ユーザーが知りたい情報を得られやすくなる効果もあります。これによりユーザビリティを高めるほかにも、ユーザーの回遊率や滞在時間を増やす結果にもつながるのです。

また滞在時間が長くなることや回遊率を高めることは、離脱率の低下においても効果的です。こうしたユーザーが増えることにより、ページやWebサイトに対する評価の向上も期待できるでしょう。


なぜ内部リンクを軽視できないのか

先程紹介したように、様々なメリットを持っている内部リンクですが、設置方法を間違えると下記のような影響を受ける場合があります。

誤って設置した場合の影響


インデックスされない可能性がある

Googleは内部リンクを辿ってサイトをクロールするため、どこからもリンクの貼られていないページは認識することができません。


クロール頻度が長くなり、キャッシュが更新されない

内部リンクが少なく「重要度が低い」と判断されるとクロールの巡回頻度が下がり、古い状態のままキャッシュが更新されないケースがあります。


SEOで上げたいページが評価されない

意図しないページが上位表示している場合、内部リンクが関係している場合があります。

Aというページを上げたいが、内部リンクはBというページに多く向いているため、Bが評価されてしまうケースです。ただ内部リンクを設置するのではなく、ページのどの場所に設置するか、どのようなURLにするか、優先して設置するページはどれかなどを考えながら決めていく必要があります。


どのような場所に内部リンクを設置するか

内部リンクの設置に適した場所はパンくず・ヘッダー・フッター・サイドバー・本文内・タグなど様々であり、クロールの促進だけではなくユーザービリティの向上にも役立てられます。それぞれの設置方法や内部リンクに対する効果について説明していきます。


パンくず

各ページに設置するリンクであり、ユーザーが現在どのページにいるのか把握したいときに役立ちます。トップページを重要なページとしてクロールしてもらうためにもパンくずは必要です。また、構造化データとしてパンくずを設置することによって、クローラーに認識されやすくなり、リッチスニペットの表示のしやすさにも繋がります。

なお、設置する際に注意しておきたいことといったら、パンくずリストの構造が伝わりやすいように、これまで辿ってきているページのリンクも導入しておくということです。

誤った方法として、TOPと末端にあるページしかリンクが設置されないという例が挙げられます。そうなると末端のページにリンクが集中されてしまい、重要なページがインデックスされません。


グローバルナビ

ユーザーが目的のページへ遷移できるように設置するメニューであり、コンテンツ全体の大まかな構成を知るには必要です。なお、グローバルナビに設置されるリンクについてはテキストではなく、画像を用いるとなれば、alt属性にキーワードを含めることも忘れてはいけません。


サイド・フッターリンク

コンテンツやページに関連性の高いリンクを貼ることがオススメです。


アンカーテキスト(コンテンツ内にリンクを入れる)

コンテンツの情報を補足するために、補助リンクとして内部リンクを設置する場合もあります。ユーザーへ関連のある情報を伝えられるほか、関連のあるページとしてクローラーに認識されることができます。

設置場所も大切ですが、インデックスされるにはリンクの部分にアンカーテキストを含めることが必要です。それにより、クローラーにページの情報を伝えることができます。

  • アンカーテキストが含まれているか
  • 内容が伝わりやすいものであるか
  • 過剰にテキストを含めていないか
  • 設置するアンカーテキストの数は適切であるか

アンカーテキストはクローラーへページの情報を伝えるには必要な要素であり、沢山のキーワードが含まれていると、内容を理解してもらうまでに時間がかかる場合もあります。

また、設置するアンカーテキストの数が多いと不自然なリンクであると判定され、ペナルティを受けてしまうリスクもあります。テキストに関しては、ページの内容に沿ったものであることが条件であり、クローラーのみならずページに訪れたユーザーにとっても分かりやすくしておくことが重要でしょう。

実際のコンテンツ内容をどう作っていくのかに関しては、こちらの記事もご覧ください。

バナーリンク

自作のバナーを制作してサイドバーや記事中、フッターなどに内部リンクを設置するケースもあります。

このように画像に対して内部リンクを設置する場合は、バナー画像に対して代替テキスト情報を設置することが大切です。代替テキスト情報は「alt属性」とも呼ばれており、画像URLとあわせて「alt=”テキスト”」のような形式で記述します。

Googleクローラーは画像に書かれている内容や情報をうまく読み取ることができません。代替テキスト情報を設置することにより、Googleにどのような画像なのか伝えることが可能です。

アンカーテキストと同様、リンク先に合わせて適切な文章やキーワードを用いた代替テキストを設置するようにしましょう。

サイトマップ

サイトマップとはWebサイト全体の構造がひとめでわかるよう、一覧で掲載しているページのことです。規模の大きなWebサイトでは、特に設置が推奨されているページです。

ただページを書き出して並べるのではなく、しっかりとカテゴリ分けをして、ユーザにわかりやすいようまとめてあげることも大切です。クローラーの巡回を促すほかにも、ユーザビリティを高める役割を果たしてくれます。

サイトマップにはHTMLとXMLの二種類のタイプがありますが、ここではWebサイト内に掲載するHTMLタイプのサイトマップのことを指しています。

Webサイトに新規ページを追加した際や変更した際は、Googleに適切に情報が伝わるよう、サイトマップページの更新も行うことが大切です。


 内部リンクを設置するURL(URLの正規化)

設置場所や方法があっていても、設置するURLに誤りがあればクロール促進に繋げられません。また、正規URLとは、検索エンジンに認識させたいURLであり、同じコンテンツ内容であるにも関わらず複数種類のURLが混在してしまうと重複コンテンツとみなされインデックスされにくくなってしまいます。

URLを正規化するには主に下記の点をチェックしておく必要があります。

  • URLにパラメーターがついていないか
  • URL末尾のインデックス.htmlのどちらをインデックスするか
  • wwwの有無
  • サブドメインと間違えていないか
  • スマホ(モバイル)用URLが混在していないか

また、上記のURLを見直したり、リダイレクト設定をした場合はSearch Consoleへ新たなURLのサイトマップを送信しておくことも忘れてはいけません。


重要なページに内部リンクを集める(リンクの集中)

優先的にインデックスしてほしいページを決め、そこに内部リンクを設置していくということも大切です。そこでやはり重視されるのはパンくずリストです。パンくずであれば、クローラーへ内部リンクの構造を伝えることができ、クロールの優先順を把握してもらえます。

重要でないページがインデックスされる原因

逆に重要でないページばかりインデックスされてしまうと本来訪れて欲しいユーザーにページを認識してもらえません。その要因としては下記があげられます。

  • 誤ったパンくずリストや内部リンクの偏り
  • カテゴリページの分類ミス
  • 重要なページにアンカーテキストが設置されていない
  • 正規化されたURLでない

内部リンクの貼り方のコツ

内部リンクを貼る際は「リンクジュース」「リーズナブルサーファーモデル」「トピッククラスター」という3つの概念を知ると、内部リンクの貼り方のポイントが掴めます。それぞれみていきましょう。

リンクジュース

リンクジュースは、ページ間のSEO評価の受け渡しについての概念です。ページAからページBにリンクを貼ることで、ページAが持つSEO評価をページBに「リンクジュース」という形で分け与られます。

linkjuice

引用:?️ Backlinks….Do They Even Matter Anymore? – Marketingly – Webflow Ecommerce website template (rapidboostmarketing.com)(※現在はリンク切れになっています)

Googleは関連性の高い被リンクが多いサイトを高く評価する傾向にあるため、被リンクの数が多いと検索結果で上位表示されやすくなります。ただし、被リンクの数だけでなく、特定の分野と関わりの深いリンクであることも重要です。そのため、「専門性が高い」とGoogleから評価してもらい、検索結果で上位表示するために、サイトと関わりの深い外部サイトから被リンクをもらう活動が大切になります。

内部リンクの設置では、このようにSEO評価の受け渡しが行われるので、どのページに評価を集めたいかなどの設計をしておく必要があります。

リーズナブルサーファーモデル

リーズナブルサーファーモデルでは、サイト内に設置されたリンクを「よくクリックされるなど重要なリンク」「あまりクリックされないなどの重要でないリンク」のようにリンクに対して重みづけをします。そして、重要なリンクがあるページにより高い評価をリンクジュースの形で渡していきます。このように内部リンクに対して、重み付けをしてリンクジュースを渡す考えをリーズナブルサーファーモデルといいます。

リーズナブルサーファーモデルの考えに基づくと、リンクを設置する際に「リンクを多数設置してページランクを向上させればいい」といった考えではなく、記事のテーマや構成に従って適切なリンクを設置する必要があることになります。Googleで上位表示されるためにリンクを設置するのではなく、ユーザーが読みやすいようにリンクを設置するという判断が必要です。

トピッククラスター

トピッククラスターとは、サイト内の特定のトピックの集合体を指します。コンテンツのテーマに沿った内容をまとめたメイントピック(=ピラーコンテンツ)とメイントピックをより詳しく説明するサブトピック(=クラスターコンテンツ)に分け、メイントピックとサブトピックを相互に内部リンクでつないだ集合体です。トピッククラスターを意識すると、テーマに沿ったコンテンツを数珠つなぎのようにユーザーに伝えられるようになります。また、内部構造が整理されるため、検索エンジンからも高評価されやすくなるのです。

トピッククラスターの例

トピッククラスターについてのより詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください。

内部リンクで評価がアップした事例

以下では、実際に流入増加につながった事例をご紹介します。

対処サイトの課題抽出

今回のサイトは、関西に拠点を置く通販サイトです。全国展開しており、各都道府県の地域ページも設置されていたものの、サイト制作時には注目されず、ページがサイトの奥の階層に隠れ、直接のリンクはない状態でした。

これにより、自然検索流入はほぼ0。

インデックス状況を確認してもインデックスされておらず、内部リンクが不足しており、クローラーが対象ページまで回りきっていないことが問題としてあげられました。

実例!内部リンク強化施策

今回の場合は、それぞれの都道府県ページを束ねる地域カテゴリーページへのリンクしかなく、各都道府県へつながるリンクが設置されていませんでした。

理想の内部リンク

ここで、思い切って全ページのフッター部分に各地域ページヘのリンクを設置することで、強化を図りました。

フッター

この施策によりクローラーが回遊しやすくなっただけでなく、ユーザーにとっても、ユーザー自身が求める内容のページへたどり着きやすくなりました。

リンク設置日から流入が増加

リンク設置後、インデックスされていなかった地域ページはインデックスされるようになり、しかも自然検索流入が計測され始めるという改善が見られました。

自然検索流入の改善

今回の事例は、まとめると以下のようになります。

  1. 地域ページの流入がない。
  2. 地域ページがそもそもインデックスされていない。
  3. 地域ページへのリンクが地域カテゴリーページからしかない。
  4. 圧倒的リンク不足が要因と考え、全ページにリンク設置。
  5. リンク設置後1日目からインデックス改善、流入増加。

まとめ

以上、内部リンクの必要性や設置方法、誤った方法などについて紹介していきましたが、主に下記のような点を重視しておきたいところです。

  • URLが正規化されているか
  • アンカーテキストのキーワードは適切であるか
  • 重要なページにリンクが集中しているか

多くのユーザーに見てもらいたいページがあるにも関わらず、中々インデックスされない、検索結果に出て来るページが不必要なものばかりと悩む場合は内部リンクの構造に目を向けてみることが重要かもしれません。

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