ユニバーサルアナリティクス(UA)とは? GA4への移行の必要性や違いについて解説!

SEO担当者が知っておくべき!GA4の基本と設定方法
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目次
    1. 「ユニバーサルアナリティクス プロパティ(UA)」とは
      1. 話題の「GA4」とは?
    2. 現在使っているGoogleアナリティクスを確認する方法
    3. ユニバーサルアナリティクスからGA4への移行について
      1. ユニバーサルアナリティクスのサポート終了までの流れ
      2. 今すぐにユニバーサルアナリティクスからGA4に移行すべき?
        1. できるだけ早くGA4の「導入」を行うべき理由
      3. ユニバーサルアナリティクスとGA4の併用を始める方法
    4. ユニバーサルアナリティクスGA4の違い
      1. 1:役割の違い
      2. 2:機能面の違い
        1. ユーザーの行動を計測する単位が異なる
        2. ユーザーの特定方法が異なる
    5. まとめ:ユニバーサルアナリティクスとGA4の併用を始めよう!

オウンドメディアやWeb広告の運用でGoogleアナリティクスを利用されている方は多いかと思いますが、ここ数ヶ月で「ユニバーサルアナリティクス プロパティ(以下、UA)」「Googleアナリティクス4 プロパティ (以下、GA4)」という2つの用語を頻繁に目にするようになりました。「UA」も「GA4」もどちらもGoogleアナリティクスのプロパティ(機能)の名称で、現段階で広く使われているのがおなじみの「UA」です。一方、「GA4」は2020年にリリースされた新しいプロパティでまだ広く浸透していない状況となっており、大半の方は現在もUAを使用されているのではないでしょうか。本稿では、UAの概要に加えてGoogleアナリティクスの最新バージョンであるGA4への移行について解説していきます。

「まずはGA4について詳しく知りたい」という方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

「ユニバーサルアナリティクス プロパティ(UA)」とは

UAとは2013年にリリースされたGoogleアナリティクスのプロパティのことです。「プロパティ」と言われてもピンとこない方がいらっしゃるかもしれませんが、プロパティとはGoogleアナリティクスのデータを計測・処理するシステムのことを指します。つまりUAとは「Googleアナリティクスというツールに備わっているひとつの機能の名称」というわけです。

プロパティとは、特定のウェブサイトまたはアプリに関する Google アナリティクスのレポートとデータをまとめたものです。

アナリティクスで表示されるレポートや UI は、選択中のプロパティの種類によって異なります。

引用:プロパティ – アナリティクス ヘルプ (google.com)

「Googleアナリティクス」というアクセス解析サービスは2005年から提供されており、それ以降、定期的に機能のアップデートが行われています。UAは2013年に実装され、複数のドメインをまたいだユーザーの行動を把握する「クロスドメイン」の計測や複数のデータの指標が追加されました。それまでのGoogleアナリティクスよりもユーザーの行動を詳細に把握できるようになり、データを確認するレポートも見やすく改善されました。まさに「ユニバーサル(全体の・万能な)」という言葉にふさわしい機能を有したプロパティとして、個人ブロガーから企業担当者まで多くの人に使用されてきました。

話題の「GA4」とは?

UAについて理解できたところで、もうひとつ知っておきたいGoogleアナリティクスのプロパティとして「GA4」があります。

GA4とは、「Googleアナリティクス4 プロパティ」の略称で、その名の通りGoogleアナリティクスのプロパティのひとつです。2019年に「アプリ+ウェブ プロパティ(ベータ版)」としてGoogleアナリティクスに実装され、2020年にバージョンアップされたタイミングで「Googleアナリティクス4プロパティ」と改称されました。UAがバージョンアップしたものがGA4と捉えている方もいらっしゃるかもしれませんが、UAとGA4はそれぞれ異なるプロパティです。確かにどちらも「アクセス解析」という目的で使用できるプロパティですが、データの処理や計測方式が異なる別のツールであることは理解しておきたいポイントです。


2022年3月16日(水)にGoogleがUAの廃止とGA4への移行を発表して以来、UAとGA4はWebマーケティング界隈では話題のトピックとなっています。UAからGA4への移行については本稿の後半で解説していますので、気になる方はそちらをご確認ください。

なお、GA4の基本的な機能については本稿でも簡単に触れていますが、GA4についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をぜひ読んでみてください。

また、UA(これまで一般的に使用されてきたGoogleアナリティクスの機能)については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらを参考にしてみてください。

現在使っているGoogleアナリティクスを確認する方法

現在使っているGoogleアナリティクスは「UA」ですか? それとも「GA4」ですか? まずは「UA/GA4」の確認方法を見ていきましょう。確認する方法はいくつかありますが、その中でも確実で簡単な方法をご紹介します。

<STEP 01>いつも使用しているGoogleアナリティクスの画面を開き、左上のロゴの横にあるプロパティセレクタから「すべてのウェブサイトデータ」を選びます。

<STEP 02>現在使用しているプロパティはグレー色で表示されているので、プロパティ名の下に表示されているプロパティIDを確認します。

<STEP 03>UAのプロパティIDであれば「UA-XXXXXXXXX」といった具合に「UA-」からはじまる数字で構成されており、GA4のプロパティIDであれば「XXXXXXXXX」と数字のみで構成されています。これで確認完了です。

ちなみに、現在使用しているGoogleアナリティクスがGA4だった場合は、今からUAの使用を開始する必要はありません。 Googleは2023年の7月以降 、UAを順次廃止していくと発表しています。GA4の運用に専念してGA4を使いこなしていきましょう。

いつも使用しているGoogleアナリティクスがUAだった場合は、移行に関する情報やUAとGA4の違いが気になるのではないでしょうか。ここからは、現在UAを使用している方に向けて「GA4移行に関する背景」や「UA&GA4の併用」、「UAとGA4の違い」などを詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ユニバーサルアナリティクスからGA4への移行について

ユニバーサルアナリティクスのサポート終了までの流れ

まず、2022年6月現在のGoogle公式のアナウンスを参照しながら、UAのサポート終了までの流れをまとめます。

2023 年 7 月 1 日をもって、標準のユニバーサル アナリティクス プロパティにおける新しいヒットの処理は停止されます。

現在ユニバーサル アナリティクスをご利用のお客様には、Google アナリティクス 4 を使用するための準備をしていただくことをおすすめします。

引用:ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ (google.com)

上記にある「ヒットの停止」とは、「UAにページビューなどのデータを送信できなくなること」を意味しています。つまり、2023年の7月1日(土)以降は、UAで新しくページビューなどのデータを収集することが不可能になるということです。

2023 年 7 月 1 日以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクス プロパティで処理されたデータに、少なくとも 6 か月間アクセスできます。

Google は、お客様のデータが重要であることを認識しております。この機会に過去のレポートをエクスポートすることを強くおすすめします。


引用:ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ (google.com)

2023年7月1日(土)に新しいデータの収集が不可能になった後も、少なくとも6か月(2023年10月1日まで)は、すでにUAに収集されたデータを閲覧・分析することは可能なようです。「少なくとも」という表現から分かる通り、UAのサポート終了の明確な時期について公式発表はされていません。

またGoogleは、明確なサポート終了の時期について以下のように述べています。

数か月以内に、既存のユニバーサル アナリティクス プロパティのサポート終了日についてお知らせする予定です。

サポート終了日を過ぎると、ユニバーサル アナリティクスのレポートをアナリティクスの管理画面で確認したり、API を介してユニバーサル アナリティクスのデータにアクセスしたりできなくなります。

引用:ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ (google.com)

上記参照のページが更新されたタイミングが「2022年3月16日」で、そこから「数か月以内」に発表するとされているため、2022年内には「UAが使えなくなる日」が判明するのではないかと思われます。

今すぐにユニバーサルアナリティクスからGA4に移行すべき?

結論から言うと、今すぐにGA4へ運用を移行する必要はありません。しかし導入はできるだけ早い方が良いでしょう。ここでいう「導入」とは、「プロパティの作成」と「運用サイトへのトラッキングコードの設置」の2つの作業のことです。

Googleアナリティクスは、「プロパティを作成」して「運用サイトへトラッキングコードを設置」することで初めてアクセスのデータを収集することが可能になります。つまり、データの確認・分析はUAのままでも可能だが、GA4でのデータ収集は早く始めた方が良いということです。ここではその理由について説明していきます。

できるだけ早くGA4の「導入」を行うべき理由

簡潔に言うと、UAからGA4へのデータの引継ぎが不可能である可能性が高いためです。2022年6月現在、UAからGA4へのデータ引継ぎ機能は確認されていません。「BigQuery」というGoogleが提供するデータサービスを利用してUAとGA4のデータをまとめる方法もありますが、あくまでもBigQuery上にデータをまとめるだけで、UAからGA4へデータを引継げるわけではありません。また、BigQueryは使用するデータ量に応じて使用料が生じる場合もあります。

もちろん今後、引き継ぎ機能が実装される可能性も否定できませんが、UAとGA4とではデータの計測方法が異なるため「引継ぎ機能の実装は難しいのではないか」という予測も見られます。つまりGA4はゼロからのデータ収集が必要となる可能性があるというわけです。ということで、UAからGA4に運用を移行したいタイミングでGA4を導入……、では遅いかもしれません。

またGA4はUAと計測方式や操作感が大きく異なるため、GA4の仕様に慣れるまでの時間も必要です。引き続きUAでデータの確認・分析を行いつつも、GA4でデータを収集しておく「併用状態」にしておくことをオススメします。

ユニバーサルアナリティクスとGA4の併用を始める方法

GA4の導入方法については、以下の記事で手順をスクリーンショット付きで解説していますので、ぜひ確認してみてください。

ユニバーサルアナリティクスGA4の違い

最後に、UAとGA4の「役割」と「機能面」の違いを簡単に紹介します。

1:役割の違い

従来は、WebサイトとWeb広告の2つがデジタルマーケティングの主な手法でした。ユーザーの行動がWeb内で完結するケースが多かったため、UAもWeb上のサイトと広告に関するユーザーの分析に特化していたわけです。言うなれば、UAはWeb上のユーザーの行動を分析するツールといったところでしょうか。

しかし、アプリやSNS(動画含む)の充実によりユーザーの行動が複雑化し、従来のマーケティング手法だけではユーザーの行動を正確に捉えることが困難になってきました。このような背景をふまえて開発されたプロパティがGA4です。GA4は、Web上だけでなくアプリ内のユーザーの行動やWebとアプリをまたいだユーザーの行動も計測することができます。GA4はWeb上のみならずアプリも含めたユーザーの一連の行動を分析するツールといえるでしょう。

2:機能面の違い

UAとGA4の機能面の違いも確認していきましょう。

ユーザーの行動を計測する単位が異なる

UAでは「セッション」単位の計測であるのに対し、GA4は「イベント」を単位とした計測となります。「セッション」とは、Webサイトへアクセスしてから離脱するまで、どのように「移動」したかを計測する単位です。

対して「イベント」は、アクセス(ページビュー)やスクロール、クリック、動画視聴など、ユーザーがサイトやアプリに対してどのような「操作」したかを計測する単位です。単位が「セッション」から「イベント」に変更されることで、ユーザーの行動をより詳細に把握することができます。以下に具体例を提示します。

ユーザーがGoogle Chromeで知りたい情報を検索し、検索結果からページAに流入したとします。

ページAは情報も網羅的で、埋め込みの動画や図解などが豊富で大変分かりやすい記事だったため、ユーザーはページAだけで満足し、他のページへ遷移することなくGoogle Chromeを閉じました。

上の状況を「セッション」観点で計測すると、ページAは単なる「離脱ページ」であり、ユーザーの行動は「直帰」となってしまいます。「セッション時間」はすぐに確認できますが、セッションが持続した時間の長さが分かるだけで、ユーザーの行動や満足度を推し量ることはできません。一方で「イベント」観点で計測すれば、ユーザーは「記事をスクロールした」「埋め込み動画を再生した」などの行動を取ったと判別できるのです。

厳密に言うと、セッションに主眼を置いたUAでも別途設定を行えば、スクロールや動画再生といったユーザーの行動を計測することは可能です。しかし、GA4はそもそも「イベント=操作」に主眼を置いてデータを計測する形式であるため、詳細なユーザーの行動分析を容易に行うことができるというわけです。

ユーザーの特定方法が異なる

UAでは、主にCookieを利用してユーザーを特定しています。Cookieとは、「サイトを訪問したユーザーのデータを一時的に取得・保存しておく仕組み」と「取得したデータそのもの」を指し、UAに限らず多くのツールに使用されていました。しかし、Cookieはブラウザごとにユーザーデータを保存する仕組みであるため、同一人物が同じページにPCとスマートフォンの両方でアクセスした場合も、別のセッションとしてカウントされてしまうという欠点がありました。

Cookieについては、以下の記事で詳細に解説しているため、気になる方はぜひ読んでみてください。

また近年では、オンライン上でのユーザーに対するプライバシー保護の動きが盛んです。これに伴い今後はCookieが規制される流れにあるため、このまま規制の動きが進めばUAでの計測に大きな影響を及ぼすことが考えられます。

一方で、GA4は主に「Googleシグナル」というGoogleアカウントに紐づく独自の手法でデータ取得を行います。厳密に言えばGA4もCookieを使用しないわけではありませんが、Cookieを使用する優先度を下げているため規制の影響は少ないと考えられています。さらに同一のGoogleアカウントからの行動であれば、異なるデバイス間でも同一人物の行動として計測することが可能です。

Cookieの規制に関する詳細は以下の記事でまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:ユニバーサルアナリティクスとGA4の併用を始めよう!

これまでUAを使ってきた場合でも、必ずしも今すぐにGA4に移行しなれければいけないわけではありません。しかし2022年6月現在の時点では、UAからGA4にデータを引き継ぐ方法は公式から発表されていない状況です。今後発表される可能性もありますが、できるだけ早いうちからGA4を「導入」してデータの収集だけでも開始しておく方が賢明でしょう。

「GA4でのデータ収集開始」や「UAとGA4の併用状態に設定する方法」については以下の記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

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