突然403 Forbidden エラーが発生!原因と対処法をいち早くチェック

404エラー、500エラーなど対処法解説付き!何かあってもこれ1つで安心!エラー・ステータスコードの一覧集
今すぐ無料ダウンロード

無料DL:2023年のSEO動向について知りたい方はこちらからチェック!

いつも利用しているページで「403エラー」が表示されるとき、それはいったいどのような状態を示しているのでしょうか。

普段アクセスできているページでも、些細なきっかけによって403エラーが表示されてしまう場合があります。

SEO対策においてマイナスの影響があるのでは?」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。

本記事は、WordPressなどのCMSを使用してメディア運用をしているような「サイト運営者」に向けて、403エラーが発生する原因と対処法について解説します。

また、そのほかお役立ち資料をまとめておりますので、こちらからご活用ください。

403 Forbidden エラーとは?

「HTTP 403 Forbidden」は、Webサイトがなんらかの理由で閲覧禁止になっている状態を示す、HTTPステータスコードです。

HTTPステータスコードとは、WebブラウザやクローラーがWebサーバーにアクセス(HTTP通信)した際に、Webサーバー側から返ってくるコードのことです。

「404(ページが見つからない)」や「503(サーバー自体は動いているがサービスが提供できない状況)」など、返ってくるコードによって意味合いが異なります。

「403」のメッセージである「Forbidden」 は「禁止されている」を意味しており、アクセスしようとした領域に対して適切な権限が無いことを示しています。

期待したページが表示されないため、「サイトに何か重大なトラブルが発生しているのでは?」と慌ててしまう人もいるのではないでしょうか?

しかし多くのケースでは、閲覧者にそのページを閲覧する権限がなく、アクセスを拒否されていることがほとんどです。

クロールエラーに関しても、重要なページのエラーを長期的に放置しない限りは、基本的に問題ありません。

HTTP 403 Forbiddenが表示された場合は、落ち着いて状況を確認することが、問題解決の近道となるでしょう。

HTTPステータスコードとクロールエラーに関しては、以下の記事で簡単に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、以下の記事では、最もよく目にする「404 not found」や、その他のHTTPステータスコードについてもまとめています。

気になる方は、ぜひ読んでみてください。

突然403 Forbidden エラーが出てしまう原因

HTTP 403 Forbiddenは、そのページやサービスに対してアクセス権を持たないユーザーがアクセスした際に表示されるエラーです。

403エラーが表示される原因や、シチュエーションについて解説していきます。

原因を特定するには、一つずつ確認していくしかありませんので、順に確認してみてください。

社内向けページにアクセスした

社内向けサービスなど、外部のユーザーからはアクセスできないようになっているページにアクセスした際、HTTP 403 Forbiddenと表示される場合があります。

これはイントラネット(社内ネットワーク)からのみアクセス可能に設定してあるページに、インターネット(外部)からアクセスしようとしたことが原因です。

いつも表示されている社内サービスが403エラーになった場合は、どのような環境からアクセスしているかを確認しましょう。

社内のWi-Fiを使用していたつもりが、来賓者用のゲストWi-Fiに繋がっていたケースなどが当てはまりますね。

閲覧が許可されている通信環境からアクセスしなおせば、問題なく閲覧できるようになります。

アクセスが集中したことが原因の場合の対処法

アクセス過多(サーバー負荷)となった場合、サーバーの負荷をそれ以上高めないために、アクセスが制限される場合があります。

この場合、時間が経過してアクセスが落ち着いてくれば、自然と403エラーは解消されます。

もしすぐにでもエラーを解消させたいという場合には、「.htaccess」などで自分以外のアクセスに制限をかける方法も有効です。

同じ原因で頻繁にエラーが発生する場合には、サーバーの強化やWebサイトの最適化、サーバーの移転なども検討しましょう。

レンタルサーバーのアカウントが停止されている

なんらかの理由により、Webサイトを設置しているレンタルサーバーのアカウントが停止されている場合でも、403エラーが表示されるケースがあります。

アカウント自体は所持したままとなっているものの、なんらかの理由で停止されている可能性があるので、メールなどでサーバーの運営からアナウンスが届いていないか確認しましょう。

レンタルサーバーの利用状況などは、管理画面などに表示される場合もあります。

ログインをして確認してみるのもよいでしょう。

DNSに問題がある

DNSとは、Domain Name Systemの略称で、ドメインの名前とサーバーの住所(IPアドレス)を、サーバーが管理するためのシステムです。

サーバーが管理している「ドメインの辞書」のようなものだと捉えるとよいでしょう。

サーバーによって指定の辞書があるため、名前と住所を登録する辞書を間違えると403エラーが出てしまいます。

対処法はこちらを確認してください。

管理者権限のページにアクセスした

管理者のみが操作できる画面に、権限のない閲覧者がアクセスした場合にも、HTTP 403 Forbiddenと表示されます。

単にアクセスしたユーザーに対して閲覧する権限が与えられていないことが原因です。

まずはアクセスしたURLが正しいかどうかを確認しましょう。

もしも以前は閲覧できたページにもかかわらず、403エラーが表示される場合は、パーミッション(権限付与)を誤って設定してしまった可能性も考えられます。

例えば、「.htaccess」で誤った設定をしてしまっている場合にもエラーが発生します。

「.htaccess」とは、ディレクトリ単位でサーバーの動きを制御するファイルで、リダイレクトやBASIC認証の設定など使われます。

権限がないと対処は困難である場合が多いため、管理者にアクセスできない旨を伝えるようにしましょう。

対処法に関してはこちらを確認してみてください。

インデックスページが削除されている

Webサイトのディレクトリの中に、トップページが用意されていない場合にも、HTTP 403 Forbiddenが表示されます。

具体的には

  • index.html
  • index.htm
  • index.php
  • index.shtml

などのindexファイルが設置されていない場合に、403エラーが出てしまいます。

サーバーの設定によっては、トップディレクトリにトップページがないとディレクトリ一覧が丸見えになってしまうこともあるため、セキュリティの観点から403エラーを表示させるような設定になっているサーバーも少なくありません。

閲覧者側では確認や問題解消ができないため、可能であれば管理者に伝えて修正してもらいましょう。

こちらの対処法を確認して、対処してみてください。

403 Forbidden エラーが発生した場合の対処法


通常は問題なく閲覧できるページが突然403エラーになってしまった場合、なんらかの理由で閲覧禁止の状態に設定してしまった可能性が考えられます。ここでは以下のケースについて解決策をご紹介します。

  • DNSに問題がある
  • パーミッションの設定ミス
  • .htaccessの記述ミス
  • ディレクトリにトップページがない

DNSに問題がある場合の解決策

ドメインを取得した際は、DNSの設定を行う必要がありますが、設定を誤ってしまうと、403エラーが発生してしまうことがあります。

ドメイン取得後に正しくDNSを設定したかを確認し、誤りがあればすぐに修正しましょう。

設定後は正常に表示できるようになるまで早ければ数分以内、遅いと数時間〜数日かかることもあります。

あまりにも時間がかかりすぎるようであれば、直接的な解決策にはなることは少ないですが、レンタルサーバーの運営に問い合わせてみるとよいでしょう。

パーミッションの設定ミスが原因の場合の解決策

アクセス権限や所有権の設定ミスがある場合や、所有者の確認ができない場合にも403エラーが発生します。

具体的には、ファイルのアップロードをした際にパーミッション設定を誤ったケースなどが考えられます。

エラーが発生した直前にパーミッションの設定変更や、ファイルのアップロードを行った場合は、パーミッションがあっているか確認が必要です。

正しいパーミッションは、ファイルの種類や実行内容、レンタルサーバーによって異なります。

通常は読み込みや実行を許可する設定にするのが正しいですが、念のためレンタルサーバーのヘルプなどを確認したうえで適切な状態に設定しなおしましょう。

「.htaccess」の記述ミスによる場合の解決策

「.htaccess」は、Webサイトやサーバーの動きを制御するための記述を行う設定ファイルです。

「.htaccess」に誤った記述をしてしまうと、ユーザーや管理者のアクセスを拒否してしまう場合もあります。

エラーが発生した直前に設定を変更した場合などは、設定ミスをした可能性が考えられるため、記述に誤りがないか確認し、正しい内容に修正しましょう。

ディレクトリにindexページがない場合の解決策

ディレクトリに、トップページが用意されていない場合には、すぐにでもトップページを作成してアップロードしましょう。

ただし、WordPressでWebサイトを構築した場合などでは、本来アップロードすべきディレクトリとは違う場所にWordPressがインストールされてしまっている可能性もあります。

念のためトップページの有無と合わせて、誤ったディレクトリにWordPress構築されていないかも確認するようにしましょう。

代表的なHTTPステータスコード例

以下に、代表的なHTTPステータスコードの例を紹介します。

特に300~500番台のステータスコードは、Web担当者であれば知っておくべき事項ですので、概要ぐらいは押さえておきましょう。

 HTTPステータスコード例メッセージ
200番台(処理の成功)200 OK

サーバーへのリクエストが正しく処理され、ページが表示される状態です。

我々が通常見ているWebページの裏では、「200 OK」が返されていることが多いです。

202 Accepted

サーバー側がリクエストを受け取ったうえで、処理は完了していない状態を表します。

外部のプログラムでデータを生成する場合などに返されるステータスコードです。

300番台(リダイレクト)301 Moved Permanently

リクエストしたページが恒久的に移動されている場合に返されるステータスコードです。

サイトリニューアルでURLが変更される際などに利用します。

302 Found

301 Moved Permanentlyと同様にリクエストページが移動されている場合に返されるステータスコードですが、

一時的な移動を表します。期間限定のページを使用する際などに利用します。

400番台(処理の失敗)403 Forbidden

権限を与えられた特定の者にのみページへのアクセスが許可されている状態です。

権限が無い場合は閲覧ができません。

404 Not Found該当アドレスのページがない、またはそのサーバーが落ちている状態です。
500番台(サーバーエラー)500 Internal Server Error

サーバーの内部にエラーが発生している状態です。

Googleサーチコンソールのサーバーエラーの項目で該当のURLを確認することができます。

502 Bad Gatewayサーバーの入り口であるゲートウェイやプロキシサーバーが、不正(異常)なリクエストを受け取り、そのリクエストを拒否したことを示しています。
503 Service Unavailable一時的にWebページが利用できない際に返されるステータスコードです。

まとめ:403 Forbidden エラーはアクセス権のないユーザーを拒否したことにより発生する

HTTP 403 Forbiddenによるエラー表示は、アクセス権限などが大きく関係してきます。

直前になんらかの作業を行っていた場合は、その作業で誤った操作や設定をしている可能性が考えられます。

ほかにも原因はさまざまなものが考えられますが、深刻なトラブルへと発展するケースは少ないため、落ち着いて対処することが最善でしょう。

以下の記事では、サイトへのマイナス評価を防ぐために重要なSEOの内部対策について、まとめて解説しています。

404などのエラーへの対処以外にも重要な事項がたくさんありますので、ぜひ確認してみてください。

株式会社PLAN-Bについて
SEO対策やインターネット広告運用などデジタルマーケティング全般を支援しています。マーケティングパートナーとして、お客様の課題や目標に合わせた最適な施策をご提案し、「ビジネスの拡大」に貢献します。

■SEOサービスについて
SEOコンサルティング
5,200社を超える支援実績に基づき、単なるSEO会社ではなく、SEOに強いマーケティングカンパニーとして、お客様の事業貢献に向き合います。

②SEOツール「SEARCH WRITE
「SEARCH WRITE」は、知識を問わず使いやすいSEOツールです。SEOで必要な分析から施策実行・成果振り返りまでが簡単に行える設計になっています。

■その他
関連するサービスとしてWebサイト制作記事制作なども承っております。

成果に直結する、オウンドメディア立ち上げサービス