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Googleとユーザー、双方に評価されるためのコンテンツ制作 5つのポイント(+番外編)

Writerライター

塩飽 拓哉

株式会社PLAN-B R&D事業部 リーダー

2012年にPLAN-B第1期新卒として入社。SEO事業部内部コンサルタントとして従事。2017年よりR&D事業部沖縄ラボへ異動し、Googleアルゴリズムの研究開発に没頭。

目次
    1. よくある質問その1:コンテンツのオリジナル性はどう出せばいいの?
    2. よくある質問その2:画像やイラストは使ったほうがいいの?
      1. アイキャッチ画像は手抜きをするなかれ!
      2. コンテンツ内の画像は多いほうがいい?
    3. よくある質問その3:コンテンツ毎にターゲットキーワードは設定すべき?
    4. よくある質問4:文字数は何文字が一番いいの?
    5. よくある質問5:ページ内のキーワード出現比率が重要ってほんと?
    6. 番外編 〜ファクトチェックってなに?〜
    7. まとめ

最近のSEO施策では、「コンテンツが重要だ」と声高に叫ばれています。

実際、2017年の2月にはGoogleのウェブマスター向け公式ブログで「日本語検索アップデート」の実施が発表され、続く3月にはGoogle検索品質評価ガイドラインの更新も行われています。

こういった中で、今後もGoogleはますますコンテンツに対する重要度を上げてくるように思えます。では実際どのようなコンテンツがGoogleに、そしてユーザーに評価されるのでしょうか?

今回の記事では、「コンテンツが重要なことは分かってはいるけど、どういったことに注意して書いたらいいのか分からない」という方に向けて、お客様からよくいただくご質問をもとに5つのポイントをご紹介していきます。

なお、本記事で使用する「コンテンツ」という言葉は、主に「ブログのような記事(文字)」を中心に構成された「Webページ」のことを指します。


よくある質問その1:コンテンツのオリジナル性はどう出せばいいの?

最初のポイントは「オリジナル性」です。

“どこにでも書かれていてそんなこと分かってるよ”と感じる方も多くいると思います。ではその「オリジナル性」の正体とは何なのでしょうか?

そのヒントはGoogleの品質評価ガイドラインに書かれています。

※Google品質評価ガイドラインとは?

どういったコンテンツを検索結果として表示させればユーザーが満足するかという基準を設けるために、Googleの社内でトレーニング用に使われている資料のことです。これまでに何度か流出してきた経緯がありますが、最近では年1回程度更新され、ダウンロードできるようになっています。ちなみに、全て英語で書かれています。

この品質ガイドラインには、「E-A-T」という言葉が書かれており、ご存知の方も多くいると思いますが、「E-A-T」を満たすコンテンツがGoogleの考える高品質なコンテンツであり、コンテンツの「オリジナル性」を説明する上では欠かせない項目となっています。

「E-A-T」は、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったものです。

簡単に言うと、コンテンツが「詳しく」「分かりやすく」「本当(事実)かどうか」ということです。

 

言い換えると、「自分だからこそ知っていること」を「難しい言葉を使わずに子供でも理解できる言葉」で「本当のこと」を書くということです。

誰でも自分の好きなことや興味のあることに関しては、ひとよりも詳しいという自負をお持ちではないかと思います。あとはそれを分かりやすく伝えるだけです。


よくある質問その2:画像やイラストは使ったほうがいいの?

2つ目は「画像・イラスト」です。

コンテンツ内に存在している画像や動画も、そのページを構成するコンテンツの一つです。ページにアクセスした際にすぐ目に入るアイキャッチ画像や、記事の合間合間にある画像は、その画像があるだけでユーザーがコンテンツを読んでくれるかどうかが決まるほどに重要です。

最近では、ページの滞在時間が検索結果に影響を与えているのではないかと言われており、コンテンツがちゃんと読み進められていること(読了率/滞在時間)が重要になっている可能性がありますので、画像についても気を使いましょう。

参考:http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/01/25/24577(Web担当者フォーラム)


アイキャッチ画像は手抜きをするなかれ!

例えば、「おすすめのカフェを紹介するコンテンツ」にも関わらず、アイキャッチ(メインビジュアル)が「海外のビジネスマンが握手している写真」だとしたらどうでしょう。画像と記事がマッチしておらずユーザーは混乱してしまいます。

アイキャッチ画像に不安を感じて、まったくコンテンツが読まれずに離脱されるのは非常にもったいないです。コンテンツ内容とアイキャッチ画像は完全にマッチしたものを配置するように心がけましょう。

また、画像の内容だけでなく、画像の粗さにも注意が必要です。あまりにも粗い場合には、コンテンツを読む気を削いでしまう恐れがあります。ページを訪れたユーザーがまず初めに目にするコンテンツなので、綺麗な画像を選ぶようにしましょう。


コンテンツ内の画像は多いほうがいい?

文字だけを延々何千文字も読み進めると、ユーザーは読むという行為に疲れてしまい、離脱を生む可能性があります。

離脱を防ぎ最後まで記事を読んでもらうためにも、箸休めの画像やイラストは重要です。コンテンツの途中に配置する画像は、近くのテキストに関連する内容のものを選ぶようにし、「最悪その画像だけ見ておけばなんとなく理解出来た気になる」ようにすることが重要です。

しっかりと関連する画像を配置することで、しっかり読んでくれたユーザーのテキスト内容への理解も深まります。アイキャッチと同様に画像の粗さには注意しましょう。

なるべく各見出しや小見出しに対して1枚ずつ程度用意すると良いでしょう。


よくある質問その3:コンテンツ毎にターゲットキーワードは設定すべき?

3つ目は、「ターゲットキーワードの設定」です。結論から言うと、記事毎にターゲットキーワードは設定すべきです。

このコンテンツは、どんなユーザーのどんな悩みに答えるコンテンツなのか、その悩みを抱えたユーザーの検索キーワードはどのようなものなのか、を定量/定性的に検討しターゲットキーワードを設定しましょう。

気をつけていただきたいことが、「この記事はダイエットに悩んでるユーザーに向けた記事だから、ターゲットキーワードは”ダイエット”にしよう!」というのはおすすめできません。「ダイエット」といったキーワードになると、ユーザー幅が広すぎて誰に向けたコンテンツを作成すれば良いかが分かりづらいためです。

RIZAPさんに通っているようなガチダイエッターも、三日坊主ダイエッターさんも、「ダイエット」という括りでは一緒ですが、欲しい情報は全く違う気がします。

例えば、「何度もチャレンジしてるけど気づいたらやめちゃってる三日坊主さん(男性/30代)」ぐらいまでターゲットを絞り、「ダイエット 早朝ランニング」をターゲットキーワードに設定して「早起きなのに仕事も絶好調?!早朝ランニングダイエットのススメ!」みたいな記事を書いてあげたほうが、より具体的なコンテンツになりそうですよね。

その結果、ユーザーにもGoogleにも評価されやすいコンテンツとなり、検索回数は多くなくても、その記事への流入と実際に記事を読んでくれたユーザーの満足度は高くなります。

また、「ダイエット」という言葉を直接使わず、「効果的なランニング方法」をキーワードとして設定するのもオススメです。「より効率的なランニング方法が知りたい!」という、モチベーションの高いユーザーを狙うことができるので、記事も書きやすく、また競合サイトも少ないためGoogleから評価される可能性も高くなります。

ユーザーがどういったキーワードで検索して自分のサイトに来て、そこにはどういったコンテンツがあればユーザーのためになるのかを改めて考えた上でコンテンツ作成をしてみて下さい。


よくある質問4:文字数は何文字が一番いいの?

4つ目は、「文字数」です。昔から言われていることではありますが、やはり「文字数」は大切な要素です。

ただし、多ければいいというものではありません。サイトを訪れてくれたユーザーの課題を解決できるのに十分な文字数で書かれていれば良いのです。

「◯◯ 意味」「◯◯ とは」などで検索結果に出る”Weblio”などの辞書サイトであれば、100文字程度のシンプルなコンテンツでユーザーの問題を解決できるでしょう。逆に、専門的なものやセンシティブなものは、10,000文字書いたとしても十分ではない場合もあります。

極端な例ですが、「日本とブラジルの時差」で検索する人に対しては、「12時間」というたった4文字でいいかもしれません。

とは言っても、ある程度ベンチマークすべき文字数を知りたい人も多くいると思います。そこで、ランダムに抽出した100キーワードで調査を実施しました。

1-10位に位置するページの文字数を調べた際には、4200文字(メイン部分とナビゲーション部分含む)のコンテンツを有している傾向にありました。

11-20位のページは3700文字、91-100位のページは2700文字程度の文字数でコンテンツが作られていました。1-10位のページ郡と、91-100位のページ郡とは、平均して1500文字程度の違いがあるという結果です。

ひとつのテーマについて、しっかりとユーザーの顔を思い浮かべながらコンテンツを書く場合は、そのテーマについて入念に調べ、さらにそこに自分自身の意見や所感を付け加えていくことになりますので、必然的に多く文字数を含んでいるコンテンツが出来上がります。

出来上がったコンテンツを読んでみて、味気ない印象を受けた場合には、改めて「ユーザーの顔」「どんなキーワードで流入してきて欲しいか」「そのユーザーに満足な価値を与えられているか」を見直してみることをおすすめします。


よくある質問5:ページ内のキーワード出現比率が重要ってほんと?

最後は、「キーワード比率」です。キーワード比率とは、「そのコンテンツ内にターゲットキーワードが何回出現しているか(キーワード文字数 / 全体の文字数)」のことです。

文字数と同様に「キーワード比率」も、かなり昔から、SEO施策としてどれくらいにするのがちょうど良いのか、という議論があります。

昔は狙っているキーワードを詰め込めるだけ詰め込めば順位が上がるということもありましたが、今ではそういったスパムのような施策ではGoogleに評価してもらうことはできません。 

ではどうすればいいのか…ですが、答えは「気にする必要は(ほとんど)ありません」です。

Googleのジョンミュラー氏も、ヘルプフォーラム内において、「キーワード比率は関係ない。キーワード数のことは考えずに自然な文章を書くことで検索エンジンもユーザーもハッピーになる」と発言しています。

コンテンツが完成したら、初めてそのコンテンツを読むユーザー目線に立って、実際に読んでみましょう。何について書かれたコンテンツか分かりにくいようであれば、キーワードが少なく、追加する必要があるかもしれません。

キーワードが主張し過ぎていて読みにくい感じがするのであれば、キーワードを減らしたり、別の言葉に置き換えられないかを考えましょう。

あくまで、そのコンテンツで伝えたいことが適切に伝えられるかどうかをチェックするためにキーワード比率(キーワードの多い・少ない)を使うようにしましょう。


番外編 〜ファクトチェックってなに?〜

Googleは2017年4月に「ファクトチェック」なるものの導入を開始しています。

※ファクトチェックとは?

専門機関がその記事に書かれている内容が正しいかどうかを判断し、検索結果にラベルをつける機能のことです。現在は、GoogleニュースとGoogle検索に導入されています。このファクトチェックの導入は、アメリカ大統領選挙でのデマ情報の拡散が発端となっています。

エンタメやゴシップなどの娯楽目的の記事では、面白おかしく、時には嘘を書いてユーザーを楽しませることも必要かもしれません。しかし、医療などのコンテンツにおいては、嘘や間違った内容が人の生死に関わってくる場合があります。

間違った情報をユーザーに伝えることをGoogleも望んでいないので、近い将来、記事の真偽が順位づけの評価基準に取り入れられるかもしれません。ファクトチェックが進むにつれて、記事の信憑性がますます問われる時代になってくると予想されます。

現在はまだ導入範囲は狭いと思われますが、キュレーションサイトやまとめサイトなど、書かれているコンテンツの真偽が定かではないコンテンツはGoogleから評価されない・検索結果上でユーザーにクリックされにくくなるなども十分ありえます。

また、偽情報ばかりのサイトはGoogleから手動による対策が適用され、ペナルティを受けることも考えられます。まだ導入初期の段階ですが、今のうちからその動向を追っていき、知らなかったということがなかったようにしましょう。


まとめ

ここまで記事コンテンツ制作の5つのポイント(プラス番外編)について紹介してきました。ポイントは下記の6つです。

1. オリジナル性
自分だからこそ書ける内容を子供でも分かる言葉で、コンテンツとして伝えましょう。

2. 画像・イラスト
ユーザーがコンテンツを読み進めたいと思えるような画像を配置しましょう。

3. キーワードの設定
どんなユーザーが、どんなキーワードで検索したときに自分のコンテンツが表示されたら良いのかを考えましょう。

4. 文字数
3000~5000文字のコンテンツが評価されている傾向にありますが、テーマについてしっかり調べた上で作成すると、自ずとこれくらいのボリュームのあるコンテンツになるでしょう。

5. キーワード比率
比率そのものを目的にするのではなく、伝えたいことが適切に伝えられているかどうかをチェックするために使いましょう。

番外編:ファクトチェック
まだ導入段階ですが、嘘のない真実に基づいたコンテンツを作成しましょう。

初めて知ったという人も、全部知っていたという人も、もう一度この項目を頭に入れた上で記事制作に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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