PAA(People Also Ask)とは?採用されるためのSEOテクニック

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PAA(People Also Ask)は、「他の人はこちらも質問」としてグーグルの検索結果ページに表示されるというSERP機能のひとつです。

本記事ではPAAがどのようなものなのか、表示される内容や特徴について解説していきます。

日本国内での実装状況や、PAAに採用されるためのSEOテクニックについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※2022年2月4日時点の情報です。

PAA(People Also Ask)とは?

 

「犬 ごはん 食べない」のPAA

PAA(People Also Ask)とは、「他のユーザーも行った質問」という意味をもつSERP機能です。

海外では2017年に導入されており、PAAに自コンテンツが表示されるよう、さまざまな対策も進められています。

これまでPAA(People Also Ask)は、日本国内では未導入だとされてきました。

ですが2022年2月現在、「他の人はこちらも質問」という形で表示されることが確認されています。

たとえば「犬 ご飯 食べない」で検索した場合、検索結果に「他の人はこちらも質問」と表示されます。
※シークレットモードで検索すると出ることがあります。また、試験的な運用のため100%出るとは限りません。

海外の表示と同じく特定の質問文がリスト形式で表示されており、それぞれの質問文をクリックするとスニペット文や動画など、回答にあたるコンテンツが展開されるのです。

回答にあたるスニペット文は、質問の回答に該当するコンテンツを、ひとつのページから抜粋して表示しています。あわせて抜粋元のURLとページのタイトルも表示されています。

またスニペット文の下には、「検索:犬 ご飯食べない いつまで?」とGoogleの検索結果へのリンクも掲載されています。

PAAのデータ元は?

PAAでは元の検索ワードに関連して、他の検索者が尋ねた質問とその回答が表示される仕様です。

その回答内容のデータは既存のWebサイトに掲載されている、「よくある質問と回答」のようなコンテンツの中身や、回答に適したコンテンツの一部を抜粋したものです。

回答は文章によるものだけでなく、表やリスト、アイキャッチ付きや画像付きコンテンツ、動画などで表示されるケースもあります。

PAAの表示個数は固定されていない

PAAは他の機能とは異なり、SERPのさまざまな位置に表示されます。

また通常はボックス内に3~4つの質問と回答が表示されますが、クエリをクリックすると関連するクエリが何件も続けて表示されるといった特徴もあります。

このようにPAAはSEPRのなかでも、高い柔軟性をもった機能でもあるのです。

表示されている内容は必ずしもQ&A形式のコンテンツとは限らない

質問と回答という形式だと、そういったスタイルで作成されているコンテンツを抜粋しているのでは?と考える人も多いでしょう。

しかし抜粋されている内容は必ずしも、Q&A形式で作成されたコンテンツとは限りません。

表示されている回答部分をクリックして抜粋元のページを訪れると、記事コンテンツ内の中からGoogleが「回答に適している」と判断した部分を抜粋していることが確認できます。

実はここに表示されている回答は、現在「強調スニペット」としてSERPの最上部に表示されているものと同じものが表示されています。


犬 ご飯 食べない」で検索した際に、PAAで表示された結果の一つが上記ですが、下部の「検索:犬 ご飯食べない いつまで?」をクリックすると、

先ほどの回答スニペットの下部に記載されていた「検索:~~」のクエリをクリックすると、検索結果に同様の内容が強調スニペットとして表示されていることが確認できます。

いくつかクエリをチェックしてみましたが、現時点ではすべて抜粋元は強調スニペットとして表示されているものばかりでした。

強調スニペットを意識したSEOのキーポイントに

現時点ではどのような検索クエリでPAAが出現するのかや、強調スニペット以外も抜粋されているかどうかまでは、はっきりしていません。

ですが現在のところ、強調スニペットが回答文としてそのまま採用されていることは確かです。

ということは、強調スニペットに表示されることを目指していれば、PAAでも表示されるようになるということです。

強調スニペットを目指すには、基本的には上位であることが必要ですので、目指すことは特段変わりません。

強調スニペットに表示されるためのSEOとしては、現在下記のような対策が有効とされています。

  • 検索で上位表示させる
  • 回答をわかりやすく簡潔にまとめる
  • HTMLタグで適切にマークアップする
  • Googleのポリシーに準拠する

PAAというSERP機能が実装されたといっても、これまで変わらずユーザーのことを考えたコンテンツを作成していきましょう。

検索で上位表示させる

強調スニペットのほとんどは、検索結果で上位10位内に表示されているページから採用されています。

そのためまずは、特定のクエリで上位表示を目指すための基本的なSEO施策が重要です。

「他の人はこちらも質問」に採用されることを想定して、Knowクエリでの上位表示を目指したコンテンツ作りも意識しましょう。

上位表示を目指すなら、一度公開したコンテンツに加筆・修正を加えるリライトを行うことは必須になります。以下記事を参考にリライトをおこなってみてください。

回答をわかりやすく簡潔にまとめる

検索クエリの意図を十分に理解し、それに適した回答をわかりやすく記載することが重要です。

また強調スニペットの抜粋内容は、120~200文字程度と非常に短い文で抜粋されています。「○○とは~~」と書き始めて端的にまとめるとスニペットに表示されても意味が伝わりやすくなります。

短い文章でも回答内容が理解できるよう、簡潔でわかりやすくまとめることも意識しましょう。

リストや表、画像や動画なども活用し、ユーザーがより理解しやすい内容にするのもおすすめです。

HTMLタグで適切なマークアップを目指す

HTMLタグで適切にマークアップすることで、Googleクローラーにページ内を正しく理解してもらう工夫も大切です。

<H2>や<H3>などの見出しタグを適宜使用することや、<table>タグや<li>(<ol>、<ul>)タグなどを用いて、見た目だけでなくHTML上でもわかりやすくなるよう適切に記述します。

可能であればリッチザルトを意識した構造化マークアップも採用しましょう。

強調スニペットの中には、リッチリザルトを含んだHow toクエリの検索結果も多く含まれているためです。

専門的な知識が必要にはなりますが、Webサイトのコンテンツを構造的に、よりわかりやすくユーザーとGoogleに伝える技術でもありますので、導入を検討してみてください。

Googleのポリシーに準拠する

Googleのポリシーに準拠していないWebページは、強調スニペットに表示されないよう設計されています。

強調スニペットに関連するGoogleポリシーは以下の通りです。

  • 危険なコンテンツ
  • 不正行為
  • ハラスメント コンテンツ
  • ヘイト コンテンツ
  • 操作されたメディア
  • 医療のコンテンツ
  • 露骨な性的描写を含むコンテンツ
  • テロに関するコンテンツ
  • 暴力や残虐行為
  • 下品な言葉や冒とく的表現

またWebマスター向けガイドラインに違反している場合にも、強調スニペットに表示される可能性が低くなりますので、自らのコンテンツが違反に値しないかチェックするようにしましょう。

PAAに採用されるための海外でのSEOテクニック

日本国内の「他の人はこちらも質問」の対策としては、現時点では強調スニペット対策が有効です。

なお日本より前にPAAが導入されている海外では、よくある質問やFAQページを充実させるといった対策が日本よりも広く取り入れられています。

AlsoAskedなどのツールで質問を抽出してコンテンツを制作

海外で多くのユーザーがPAA対策として活用しているのが、「AlsoAsked」と呼ばれるツールです。

このツールは検索窓にキーワードを入力することで、関連するPAAクエリを抽出できるツールです。

抽出されたクエリを参考にコンテンツを充実させることで、PAAに採用を目指します。

このツールは無料で使用でき、日本語での検索も可能です。

結果が表示されるクエリであれば、画像のようにPAAクエリの抽出ができます。

この方法は海外だけでなく、日本版PAAの「他の人はこちらも質問」の対策としても活用できるでしょう。

まとめ:PAA攻略は強調スニペット対策が大きなカギに

日本国内でも、「他の人はこちらも質問」という表記で少しずつ目にするようになりはじめたPAA。

2022年1月に正式に導入されたばかりの機能ですので、今後抜粋元などが変わってくる可能性も考えられます。

まずは強調スニペットに表示されるようなコンテンツ作りや、SEOが重要となります。

今後の動向に注意を向けながらも、しっかりと対策をしていきましょう。

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