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2017.03.27

塩飽 拓哉

SEO SOLUTION

エンジニア目線で考える|SEO対策で注意すべき6つのチェックポイント

目次
    1. モバイルファーストを考えていますか?
    2. サイト表示スピードは遅すぎませんか?
    3. canonicalタグの設定はしていますか?
    4. ディレクトリの階層は深すぎていませんか?
    5. マークアップは適切ですか?
    6. AMP対応していますか??
    7. まとめ

webマーケティングの基本的な施策の1つ、SEO対策。SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、GoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて、特定のキーワードの検索時にいかに検索結果の上位に表示させるかという対策のことです。今回はエンジニアが気をつけなければいけないチェックポイント6つを順にご説明していきます。


モバイルファーストを考えていますか?

近年急速に発達してきたスマートフォンやタブレットの影響で、広く使われるようになったモバイルファースト。言葉の通り「モバイル端末向けのサイトを先に作る」という意味ではありません。モバイルファーストとは、アクセスしてくるユーザーの環境に合わせたコンテンツを作るということ。

自分たちのサイトは、PCの方が使い勝手が良いのか、スマホやタブレットの方が使い勝手が良いのかを分析し、ユーザーはどのような状況の場合、どの端末で利用することが多いのか。2回、3回とサイトを訪れるユーザーは何を求めてサイト内を遷移しているのか。

モバイルファーストを実現するにはまず、このようにユーザーが何を求めているのかを検証する必要があります。検証した結果、サイトをレスポンシブ対応するだけで済むのであれば、モバイルファーストされたサイトということになります。

ところが、検証した結果、ユーザーが使用端末毎に用途を使い分けているのであれば、その動きに対応する必要がありますし、訪れる回数により見るコンテンツが違うのであれば、それにも対応する必要があります。

例えば仮に、ホテルの予約サイトを作っていたとします。

予約当日にホテルに訪れるために使用するアクセスページや予約画面の表示は、地図など外で見ることが多いのでスマホやタブレットが多いかもしれません。しかし、予約する前にどのホテルを予約するか選ぶ段階では、PCの前に座りじっくり探す人が多いという検証結果が出るかもしれません。

こうしたユーザーの行動分析を行った後にはじめて、ユーザーの動きを考えPCとモバイルの役割分担を明確にしたうえで、モバイルファーストされたコンテンツをどう作り込むか、実践段階に入る必要があります。

皆様のサイトは、このような仮設検証の元にモバイルファーストを考えて作られていますか。

モバイルフレンドリーな設計になっているかどうか、Google Search Consoleのモバイルフレンドリー テストツールより簡単に診断ができますので、まずはこちらをお試しください。


サイト表示スピードは遅すぎませんか?

サイトが表示されるスピードは適切でしょうか。検索結果の上位に表示されるためには、小さな要因として考えられている表示スピードですが、速度の向上はユーザーの立場やサーバーの運用を考えるととても重要な要素になってきます。

現に表示スピードが3秒以上かかると離脱率が40%上がるという情報もあるほど、表示スピードはコンバージョン率にも直結してきます。最近ではサイト速度を計測するwebサービスも多数存在します。サイトを作り込んだ後、極端に表示スピードが遅すぎないか、必ず確認するようにしましょう。

こちらも、モバイルフレンドリー テストツール同様に、PageSpeed InsightsというGoogle Developersのツールからご自身のサイトの状況をご確認いただけます。


canonicalタグの設定はしていますか?

canonical(カノニカル)タグとは、重複するページが存在する場合、どのURLが1番重要であるかを検索エンジンに対して指定するHTMLタグのことです。例えば1つのサイトでも各種のURLが存在してしまうことがあると思います。

  • http://seo.com
  • https://seo.com
  • http://www.seo.com

URLはすべて違いますが、表示されるコンテンツは一緒。そうなると、重複したコンテンツが多数存在されるとみなされ、SEO対策の観点から見ると好ましくない状態です。

コピーコンテンツとして見られてしまったり、またせっかくの被リンクが分散してしまうことになってしまうからです。

このような事態を回避するために使用するのがcanonicalタグです。head要素の中にcanonicalタグで、正規ページとなるURLを指定します。このことを「URL正規化」と呼びます。

URL正規化をすることで重複ページがあっても、検索エンジンが正規ページをインデックスし、検索結果にも反映してくれることになります。

ところが、なんでもcanonicalタグを付ければ良いということではありません。

  • 必ず相対URLではなく、絶対URLを指定すること
  • 複数ページにまたがるコンテンツは指定しないこと
  • リンク先は必ず1つであること
  • headの要素内に記載すること

上記4点に気をつけ正規URL化をし、検索エンジンに正しい判断をしてもらいましょう。


ディレクトリの階層は深すぎていませんか?

ディレクトリの階層。これはわかりやすく言うとサイトのフォルダ構成のことです。サイトを表示する際には、このディレクトリ階層を指定することによってコンテンツを表示します。

一番上にある階層をルートディレクトリと呼び、ルートディレクトリより下にある階層をサブディレクトリと呼びます。このディレクトリ階層が必要以上に深くなっていることはないでしょうか。

小規模のサイトであれば、階層が深くなりすぎる様な状況は少ないですが、大規模なサイトは気をつけていないといつの間にかディレクトリの階層が深くなってしまいがちです。

URLの長さや階層の深さは検索結果に影響しないと言われていますが、あまりにも階層が深いと、検索エンジンに重要なページと判断してもらえない、もしくはクローラーがページを見つけるのに時間がかかり、最悪の場合クロール漏れという事態もあり得ます。

http://seo.com/marketing/grp1/pg10/hardseo/check/engineer/.. ..(ダミーURL)

例えば上記のURLのように7階層以上まで存在するURLの場合、必要のない階層が複数存在するのであれば、もっと簡略化した階層にするなど、ディレクトリ階層の見直しをすることも必要になってきます。

昨今のSEOでは、ディレクトリの階層が深くても、ユーザーが迷わずにTOPから回遊できる動線設計になっていれば問題ないともされていますが、無駄なディレクトリが存在しているよりは、ユーザーにとって不要なディレクトリは存在していないほうがユーザーファーストであると考えられます。

出来うる限りシンプルな階層設計を目指しましょう。


マークアップは適切ですか?

マークアップとは、検索エンジンがコンテンツの中身を素早く正確に情報収集できるようにサイトを構成する要素に意味付けを行っていくことです。これは検索結果が安定的に上位に表示されるために必要な施策の1つです。

検索エンジンは人間と同じように、ここがタイトルで、コンテンツの中身はこうで…と判断することができません。そのために、サイトを構成する際に「この文章はタイトルです」「このコンテンツではこの題材を書いています」と判断し易い様に、HTMLで指定する必要があり、このことを一般的にマークアップと呼んでいます。

また、マークアップには一定のルールが設けられています。ここではその代表的な例を3つ挙げます。

1. head要素でtitleタグとdescription設定をする。

ここでは必ずコンテンツ内容にあったキーワードを入れましょう。
タイトルは30文字前後、descriptionは120〜200文字前後が望ましいです。

2. h1タグは1ページにつき1タグ、h2以下は順番に注意する。

h1タグはタイトルタグに次ぐ重要な見出し、いわゆる大見出しです。1ページに何個もh1タグがあると、どのh1タグが重要なのかを検索エンジンが判断できなくなってしまうので、必ず1ページに1つのh1タグを使用しましょう。
またhタグには数字によって h1>h2>h3>h4>h5>h6… と順位があります。これは、数字が小さいほうが重要な見出しということです。

3. 強調タグは重要な場所にだけ使用する。

文字を強調するstrong/bタグですが、全テキストに使用してはいけません。h1タグと一緒で、サイト内で多用すればするほど価値が分散してしまいます。ただ目立たせたい箇所はCSSで装飾をするなどして、特に強調したいキーワード等を強調タグで囲むような作りにしましょう。


AMP対応していますか??

AMPとはAccelerated Mobile Pagesの略で、モバイル端末でページを高速表示するためのGoogleとTwitter等による仕組み化のことを呼びます。

Googleのウェブマスター向け公式ブログでは下記のように記載があります。

近年、モバイルサイトにおいては、コンテンツが瞬時に表示されることへの期待がますます高まっていますが、実際には読み込みに数秒かかってしまうサイトも多いようです。読み込みに 3 秒以上かかると 40% の人がサイトの閲覧を諦める、という調査結果も決して大げさな話ではありません。Google では、ユーザーのモバイル端末にできるだけ素速くコンテンツを届けることを目標に、Accelerated Mobile Pages(AMP)プロジェクトを開始しました。AMP プロジェクトは、あらゆる人々のモバイルウェブ体験を改善するオープンソース の取り組みです。

Accelerated Mobile Pages は、読み込みを高速化しさらに快適なユーザー 体験を追求するため、さまざまな技術的手法を活用してコンテンツをほぼ瞬時に読み込めるようにした HTML ページです。

今年後半には、AMP ページを実装しているサイトがモバイルでの Google 検索結果ページ全体で表示されるようになり、AMP ページの表示される機会が拡大する予定です。これは、e コマース、エンターテイメント、旅行、レシピなど、あらゆる種類のサイトが対象です。AMPProject.org の「参加者」ページでは、既に AMP コンテンツを実装しているサイトを紹介しています。AMP ページを実際に見るにはデモ(g.co/ampdemo)をお試しください。

モバイル端末で検索すると稲妻マークが表示されるようになりました。これがAMPに対応したページである、という表示になります。AMPに対応するには、以下5つのルールに対応する必要があります。

  • AMP HTMLの宣言
  • meta要素を指定
  • canonicalタグで正規ページを指定
  • AMPタグに変更
  • JSON-LDの指定

対応していないからといって直接順位に影響は無いと言われていますが、安心してはいけません。モバイル対応の有無は検索結果に影響が出るため、特別な理由がない限りAMP対応をさせたいところです。より詳しくご覧になる場合は、Google Search Console ヘルプページから詳細をご覧ください。

しかし、現在のAMP対応したページはシンプルなデザインに限られてしまいます。UI/UXを取るかAMP対応を取るか、トレードオフの関係となっているのが現状のため、様子見をする企業様が多いようです。


まとめ

今後も多数のIoTデバイスが増えていくと予想され、これらの端末にサイトやコンテンツを対応していかなければなりません。いくら高品質のコンテンツが準備されていても、このような対策を取っていなければユーザーに見てもらう機会を失ってしまいます。

優良なコンテンツを活かすためにも、エンジニアの皆様にはぜひこのチェックポイントを利用してサイト構成を見直してみていただければと思います。また、上記チェックポイントを弊社でチェック代行もいたしております。リソースやノウハウにご不安がある場合はぜひご相談ください。

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