GA4とは?旧タイプ(UA)との違いや設定すべきケース・設定方法について

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目次
    1. GA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)とは
    2. 従来のプロパティ(UAプロパティ)とGA4の違いとは
      1. Web+アプリをまたいだ計測が可能に
      2. 複数デバイスを使用するユーザーの計測が可能に
      3. ユーザー行動の計測が従来より簡単に
      4. アナリティクスデータのクラウド保存が無料に
      5. Cookieを使用せずにデータ取得ができるように
    3. GA4を導入すべきケースについて
      1. 複数デバイス間やアプリ・Web間にまたがった使用が想定されている場合
      2. ユーザーの顧客生涯価値に関する施策を打ちたい場合
    4. GA4の導入方法について
      1. GA4のプロパティを作成する
      2. データストリームの作り方
      3. Webサイトにデータ収集用のタグを追加する
    5. GA4に関するよくあるQ&A
      1. Q.UAプロパティからGA4にデータ移行はできる?
      2. Q.GA4とSearch Consoleの連携はできる?
      3. Q.UAプロパティは廃止されてGA4に一本化される?
    6. まとめ:GA4はUAプロパティの欠点を補う次世代のアクセス解析ツール

GA4とは、「Google アナリティクス 4 プロパティ」の頭文字をとって略されたものです。

Googleアナリティクスに追加された新しいシステム、従来のGoogleアナリティクスとは異なる計測方法となっており、用途も異なります。

この記事では、GA4と従来のアナリティクスの違い、GA4のメリット、設定方法について紹介します。

※ユニバーサルアナリティクスのサポートが2023年7月1日に終了すると発表されました。(2022年3月17日時点)
ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ (google.com)

GA4は従来のアナリティクスと併用して設定し、計測のための準備を進めていきましょう。

また、「まだ従来のアナリティクスを活用できていない」と感じる方は、こちらも読んでみてください。

SEO対策において、計測がきちんとできていることは、必須となります。ぜひ最後までお読みください。

GA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)とは

GA4のホーム

GA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)とは、2020年にGoogleアナリティクスに新たに計測が可能となったプロパティ(属性)で、2019年に実装された「アプリ+ウェブ プロパティ(ベータ版)」の改良版です。

Googleアナリティクスで計測可能なプロパティといわれてもピンとこないかもしれません。プロパティとは、Googleアナリティクス内に取り込まれたデータが処理される場所のことです。

つまり、「GA4によって計測可能なプロパティが増えた」とは、従来のアナリティクスではできなかった、新たなデータの計測方法が可能になったということです。

Googleアナリティクスがバージョンアップしたものと考えている人もいますが、従来のユニバーサルアナリティクスの他に、別の切り口でのアクセス解析ができるようになったと捉えるとよいでしょう。

ちなみに、Google アナリティクス 360という有料サービスがありますが、こちらはプロパティのデータ処理上限を引き上げるプランであり、プロパティそのものではありません。

Googleアナリティクスのプロパティの種類(それぞれGoogleアナリティクス360の有料プランあり)

  • UA(ユニバーサルアナリティクス プロパティ)
  • GA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)

従来のプロパティ(UAプロパティ)とGA4の違いとは

従来のGoogleアナリティクスとGA4の違いについて紹介します。GA4登場以前の一般的に使用されているプロパティは、ユニバーサルアナリティクスプロパティ(以下、UAプロパティ)と言います。

GA4とUAプロパティの大きな違いを表にすると以下のようになります。

 GA4UAプロパティ
Web+アプリをまたいだ計測できるできない
データ収集・処理方法各ユーザーベースセッションベース
イベント(ユーザー行動)計測の設定自動設定が充実手動設定が主
アナリティクス内データのクラウド保存無料有料
データ取得におけるCookie使用なしあり

以下で、一つずつ簡単に説明します。

Web+アプリをまたいだ計測が可能に

従来は、Webデータの計測にはUAプロパティを利用し、アプリデータの計測にはFirebaseというGoogleアナリティクス内の別アプリを利用する必要がありました。

しかしGA4のリリースにより、Webとアプリのデータを一括で計測できるようになったため、webとアプリにまたがるサービスのデータを管理しやすくなりました。

複数デバイスを使用するユーザーの計測が可能に


従来のUAプロパティでは、「1人のユーザーがサイトに流入してから出るまでの一連の流れ(セッション)」を単位として、データを収集・処理する方式でした。

しかしセッション単位の方式では、スマホやPC、タブレットなど複数のデバイスを使用する(クロスデバイス)同一のユーザーを精度高く判別することが難しく、同一のユーザーを別のユーザーとしてカウントしてしまう可能性がありました。

しかしGA4では、データ収集・処理の単位が「ユーザー」になり、クロスデバイスのユーザーを計測する精度も上がったため、1人のユーザーのデバイスをまたいだ行動も計測できるようになったのです。

ユーザー行動の計測が従来より簡単に

従来のUAプロパティでは、「スクロール」や「離脱クリック」のようなユーザーの行動を分析するためには、手動で個別のタグを設定する必要があり、初級者にはやや難しい内容になっていました。

しかしGA4では、「測定機能の強化」という項目で、「サイト内検索」や「ファイルのダウンロード」などの項目まで、スイッチ1つで簡単に計測が可能になりました。

アナリティクスデータのクラウド保存が無料に

発展的な内容ですが、GA4ではGoogleアナリティクスで収集したデータをクラウドへ無料で保存することが可能になりました。

これまでのUAプロパティでも計測したデータは、BigQueryというGoogleのクラウドデータベースに有料でエクスポートし保存することができましたが、GA4では無料で保存できるようになったのです。

クラウドへアナリティクスのデータを保存すれば、アナリティクス上では難しい発展的な分析や、Googleアナリティクス以外から取得したデータとの組み合わせが可能になります。

BigQueryの設定方法については、こちらのGoogle公式のヘルプページを参考にしてみてください。

Cookieを使用せずにデータ取得ができるように

近年、Webサービス界隈では「ユーザーのプライバシー保護」の動きが進んでいます。

Googleアナリティクスなどのアクセス解析のツールは、Cookieというデータを材料に、データの収集・処理を行っていますが、Cookieに関しても規制が進められる潮流です。

Cookieに関しては、以下の記事で分かりやすく解説しているので、参考にしてみてください。

GA4は、こういったユーザーのプライバシー保護への対策を常にアップデートしており、Cookie規制の動きにも対応しています。

他のアクセス解析ツールの場合、今後の規制の動きへの対応法はツールの運営元によって様々であると予測されます。

今後どのようにプライバシー保護が進むかはまだ不透明ですが、Cookie規制が進む可能性を考えると、Cookieを使用していないGA4はデータ欠損が起きにくい選択肢と言えるでしょう。

GA4を導入すべきケースについて

次に、GA4を導入すべきケースについて解説します。

「実際に自分が運営しているサイトに導入すべきかどうか」の判断する際の参考にしてください。

※ユニバーサルアナリティクスのサポートが2023年7月1日に終了すると発表されたため、ユニバーサルアナリティクスを使用していた方はGA4の設定を行っておきましょう。(2022年3月17日時点)
ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ (google.com)

複数デバイス間やアプリ・Web間にまたがった使用が想定されている場合

UAプロパティとの違いで解説した通り、GA4最大の特徴は「複数デバイス間でも高精度でユーザーを判別し」、「アプリ・Webのデータを一括で計測できる」ことです。

もしGA4の導入を検討しているサイトが、「PC、スマホ、タブレットの複数デバイスで使用される可能性が高いサイト」もしくは、「Webとアプリの両方で運用しているサイト」であれば、導入する価値は高いと言えるでしょう。

ユーザーの顧客生涯価値に関する施策を打ちたい場合

GA4は、Googleの機械学習を採用した「ユーザーの行動予測機能」が追加され、ユーザーの顧客生涯価値を予測することが可能になりました。

顧客生涯価値とは「LTV(Life Time Value)」とも呼ばれ、「1人の顧客が生涯で企業にもたらす利益」を差します。つまり、獲得したユーザーが生涯に渡ってどれだけリピートして購入し、利益をもたらすのかを考えるのが、LTVの考え方です。

LTVの考え方については、以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

以下がGA4で予測できる、3つのユーザーの行動です。

指標定義
購入の可能性

過去 28 日間に操作を行ったユーザーによって、今後 7 日間以内に特定のコンバージョン イベントが記録される可能性です。

離脱の可能性

過去 7 日以内にアプリやサイトで操作を行ったユーザーが、今後 7 日以内に操作を行わない可能性です。

収益予測

過去 28 日間に操作を行ったユーザーが今後 28 日間に達成する購入型コンバージョンによって得られる総収益の予測です。

(※参考:Firebaseヘルプ [GA4] 予測指標

上記の指標に注目することにより、顧客価値が高くなりそうなユーザーに向けた戦略が取りやすくなるでしょう。

また、離脱の可能性があるユーザーの割合を把握し、先回りして対策を行うことも可能になります。

ユーザーの顧客価値に関する施策を検討している場合は、GA4で行動予測してみましょう。

GA4の導入方法について

GA4の導入を検討している方は、既にUAプロパティの設定・管理を行っている方が大多数だと思いますので、ここではUAプロパティを既に導入している場合の手順を紹介します。

もし、まだ「UAプロパティの導入も行っていない」という方がいましたら、下記の記事で基本のアナリティクスの導入方法を簡単に解説しているので、まずはそちら読んで設定をしてみてください。

GA4は従来のアナリティクスと併用して設定だけし、計測のための準備を進めていきましょう。

※ユニバーサルアナリティクスのサポートが2023年7月1日に終了すると発表されたため、ユニバーサルアナリティクスを使用していた方はGA4の設定を行っておきましょう。(2022年3月17日時点)
ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ (google.com)

GA4の利用を開始するには、以下の3つの手順を行いましょう

  • GA4のプロパティ作成
  • データストリームの作成
  • タグの設定

それぞれの手順を以下で詳細に解説します。

GA4のプロパティを作成する

まず、以下の手順でGA4のプロパティを作成しましょう。

UAプロパティの「管理ボタン」→「アカウントのアクセス管理」→使用アカウントが「管理者」または「編集者」であることを確認

  1. 管理ページの「プロパティ」で「プロパティ作成」をクリック

  1. プロパティの名前を入力
  2. レポートのタイムゾーンと通貨を選択

  1. 業種とビジネス規模を選択
  2. 「作成」をクリックし利用規約等に同意する

これでGA4プロパティが作成されました。

データストリームの作り方

GA4プロパティを作成したら、続いてデータストリームを作成しましょう。データストリームとは、GA4プロパティ内のデータの収集場所のようなものです。

GA4プロパティの中に、「Androidアプリのデータストリーム」「iOSアプリのデータストリーム」「Webのデータストリーム」を作り、それぞれで収集されたデータを閲覧できるようにします。

データストリームの作り方の手順は以下の通りです。

  1. 管理ページのプロパティでデータストリームを追加したいプロパティを選択
  2. プロパティの列でデータストリームをクリック
  3. 「ストリームを追加」をクリック
  4. 「iOSアプリ」「Androidアプリ」「ウェブ」をクリック
  5. アプリの場合はアプリを登録する
    アプリ名、App Store ID(iOS の場合)を入力「アプリを登録」
  6. Webの場合はメインのWebサイトURLとWebサイト名を入力

これでデータストリームが追加されました。

Webサイトにデータ収集用のタグを追加する

最後にWebサイトにデータ収集用のタグを追加します。

主な接続方法はグローバルサイトタグ(gtag.js)を使用する方法と、Googleタグマネージャー(GTM)を使用する方法がありますが、ここではグローバルサイトタグを使用する方法について解説します。

「グローバルサイトタグって?」と思った方は、以下の記事で基本的な内容から紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

こちらの手順は以下の通りです。

GA4の「管理ボタン」→「データストリーム」→「作成済みのデータストリーム」→「右上の「G-」で始まる測定IDをコピー」

  1. UAプロパティの管理ページに戻り、「トラッキング情報」から「トラッキングコード」をクリック
  2. 「接続済みのサイトタグ」をクリックし、コピーした測定IDを入力、「接続」をクリック

これで接続完了です。

GA4に関するよくあるQ&A

最後にGA4を使用する際によくある疑問と回答を紹介しておきます。導入を検討する際の判断材料となれば幸いです。

Q.UAプロパティからGA4にデータ移行はできる?

A.現在は、UAプロパティで計測したデータをGA4に移行することはできません。

「GA4がもっと広く使われるようになってからデータを移行しよう」と考えている方もいるかも知れませんが、2022年2月現在ではUAプロパティからGA4へのデータ移行機能は確認されていません。

GA4独自でデータの蓄積が必要であることは、理解しておきましょう。そのためGA4の設定だけしておき、データを貯め始めておくことがおすすめです。

実際に、ユーザー行動予測などのGA4の一部機能は、GA4で一定のデータを既に計測していないと使用できません。

Q.GA4とSearch Consoleの連携はできる?

A.できます。

2021年12月から、GA4でもSearch Consoleとの関連付けが可能になり、キーワード分析ができるようになりました。

連携は、Search Consoleの「設定」の「協力者」から行うことができます。

Q.UAプロパティは廃止されてGA4に一本化される?

A.※ユニバーサルアナリティクスのサポートが2023年7月1日に終了すると発表されます。(2022年3月17日時点)
ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ (google.com)

2022年3月16日Googleから公式に「ユニバーサルアナリティクスのサポートの終了のアナウンスがありました。

サポートが終了するまでに、GA4での計測を開始し、運用ができる状態にしておきましょう。

まとめ:GA4はUAプロパティの欠点を補う次世代のアクセス解析ツール

GA4はGoogleアナリティクスの拡張機能です。

従来のUAプロパティでは難しかった、「複数デバイス使用ユーザーの解析」や「アプリ・Webの一括管理」が可能になりました。

また、機械学習を利用した「ユーザー行動予測」も見逃せない機能であり、GA4はUAプロパティよりも「一人ひとりのユーザー」にフォーカスしていると言えるでしょう。

GA4は未だ発展途上ですが、これから続々とアップデートされ、さらに使い勝手のよい機能になることが予想されます。

今のうちからUAと併用し、理解を深めておくとよいでしょう。

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