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2020.08.18

松本 健吾

SEO SOLUTION

Core Web Vitalsとは|解説から対策まで徹底攻略

WRITER

松本 健吾

東日本デジタルマーケティング本部 Webコンサルティング事業部 マーケティングユニット

京都大学を卒業後、2020年に新卒として、株式会社PLAN-Bに入社。学生時代からPLAN-Bでインターンとして、SEOのコンサルティングや広告の運用など幅広いWebマーケティング手法に取り組んだ。現在はマーケティングチームにアサインされ、リードジェネレーションを専門分野として、オウンドメディアPINTO!の運用などを行っている。Twitterを見る

目次
    1. Core Web Vitalsとは
      1. LCP(Largest Contentful Paint)
      2. FID(First Input Delay)
      3. CLS(Cumulative Layout Shift)
    2. ランキング要因としてのCore Web Vitalsとは
      1. モバイルフレンドリー
      2. セーフブラウジング
      3. HTTPS
      4. 邪魔なインタースティシャルがない
    3. Core Web Vitals最適化ツール
      1. Google Search Console
    4. AMPに与える影響
    5. まとめ

本記事は4分で最後まで読むことができます。

Googleは、Webページのユーザー体験(UX)の向上を目指して、Web Vitalsという概念を導入することを発表しました。Web Vitalsとは様々なユーザー体験の指標を包含する概念です。

そして、Web Vitalsは2021年から、検索ランキングの要因に加わることになっています。

本記事を最後まで読んで頂くと

Web Vitalsの中でも特に重要な指標であるCore Web Vitalsとは一体どういったものなのか
Core Web Vitalsの指標に向けて今どういった対策ができるのか

を理解することができます。

Core Web Vitalsとは

Core Web Vitalsとは、Web Vitalsを数値化するための、特に重要な3つをまとめたものです。 今後これら指標が検索結果を左右する指標になっていくことになっています。それではそれぞれの具体的な指標について紹介します。

LCP(Largest Contentful Paint)

LCPとは、ページ内のメインコンテンツ(最も大きなコンテンツ)が読み込まれるまでの時間を意味します。そのため値が小さければ小さいほど良い評価を受けます。数値は秒で計測され、2.5秒以内に読み込まれることが理想とされています。

何をメインコンテンツとするかはユーザーと運営者に依存するところがあるのではっきりこのコンテンツがメインコンテンツだと定義することは難しいというのが実際のところです。いくつか例を挙げると、ページ内でメインとなる画像または動画、記事コンテンツであれば、見出しがLCPの対象コンテンツになると考えられています。

スクリーンショット 2020-06-09 16.31.25.png

出典:web dev

FID(First Input Delay)

FIDとは、ユーザーがページ内で最初に行ったアクション(クリック、入力など)に対して、ブラウザが反応するまでに要した時間を意味します。 そのため値は小さければ小さいほど高い評価を受けます。数値はミリ秒で計測され、100ミリ秒未満で反応することが理想的とされています。

スクリーンショット 2020-06-09 16.32.03.png

出典:web dev

CLS(Cumulative Layout Shift)

CLSは意図せぬレイアウトの“ズレ”がどれぐらい発生したかを表す指標です。 表示されたページ内で、ユーザーが意図せず発生したズレに対して、その影響範囲の大きさと最大移動距離から独自のレイアウトスコアを算出しています。 そのため値は小さければ小さいほうが高い評価を受けます。数値はスコアで表され、0.1未満が理想的とされています。

スクリーンショット 2020-06-09 16.31.52.png

出典:web dev

ランキング要因としてのCore Web Vitalsとは

Googleは検索ランキングの要因は、これらのCore Web Vitalsに加えて、既存の指標との組み合わせで決まるとされています。

この機会に、既存の4つの指標について振り返りましょう。

Web vitalsの他の指標

モバイルフレンドリー

ページがモバイルフレンドリーかどうかが指標の一つです。ページがモバイルフレンドリーかどうかはモバイルフレンドリーテストで確かめることができます。

セーフブラウジング

悪意のあるコンテンツなどが存在しないこと、安全にページを閲覧できるかどうかが指標の一つです。ページが安全な状態かどうかは[セキュリティの問題] レポートから確認することができます。

HTTPS

HTTPSでページが保護されているかどうかが一つの指標となります。こちらが実施できていない場合、「HTTPSでサイトを保護する」から設定頂けます。

邪魔なインタースティシャルがない

ページ内のコンテンツがユーザーにとってアクセスしやすいものになっているかどうかが指標の一つとなっています。より詳細に知りたい場合はこちらのページをご覧ください。

 

これらの指標にCore Web Vitalsが組み合わされるのは、2021年度以降とされています。 さらに、Core Web Vitalsが検索順位に影響し始める6か月前には事前にアナウンスするとされています。さらにただちに対策を講じる必要もないと公式に発表されています。

タイミングに関する注意:多くのサイト所有者がCOVID-19の影響への対応に重点的に取り組んでいることを認めています。この投稿で説明されているランキングの変更は来年までは行われず、公開される前に少なくとも6か月前に通知されます。開始するためのツールを提供しています(サイトの所有者は常にランキングの変更についてできるだけ早く知ることを求めているため)。ただちに対策を講じる必要はありません。

引用元:Googleウェブマスターセントラルブログ

そのためアナウンスがあるまで下手に動くのではなく、良質なコンテンツを作成することに尽くす方がいいのでは、という考え方もあります。

そうはいってもこのままでいいのかと思ってしまう方も多いかと思います。そういった方に向けてここではCore Web Vitalsの最適化ツールについてご紹介します。

Core Web Vitals最適化ツール

まずは、サイトの現状を確認しましょう。 Googleはすでに、Core Web Vitalsを分析するためのツールをいくつか発表しています。下記がそれらに該当します。

・ Chrome User Experience Report
・ PageSpeed Insights
・ Google Search Console
・ Core Web Vitals Chrome拡張機能
・ Lighthouse

ここではGoogleがCore Web Vitalsの最適化支援ツールと謳っているGoogle Search Consoleを見てみましょう。

Google Search Console

サーチコンソール

Google Search Consoleにログインし、メニューの「webに関する指標」からCore Web Vitalsの状況を確認することができます。

LCP/FID/CLSの3指標に対し、「良好」「改善が必要」「不良」の3段階で判定結果が表示されます。PC版とモバイル版、それぞれ個別に確認しておきましょう。

AMPに与える影響

Core Web Vitalsが導入されると、トップニュース掲載要件からAMPページが外れるといわれています。代わって、トップニュースのランキング要因にCore Web Vitalsを満たしているか、が基準に入ってきます。 AMPとは、GoogleとTwitterが共同で開発した、『ページを高速で表示するためのシステム』 です。

トップニュース掲載要件からAMPページが外れるため、AMP対応のページは意味をなさなくなってしまうのではないかと不安になってしまうかもしれないですが、決してそんなことはありません。

AMPに対応しているページは基本的にWeb Vitalsの指標を満たしています。むしろ、AMPに対応することによって、web vitalsに対応していくこともありえます。

まとめ

今回のCore Web Vitalsが検索順位に影響する指標になるというニュースを聞き、どういったものかを調べ、対策を行うことはもちろん重要なことです。

しかし、上位表示を目指す上で最も重要なのは、あくまでもユーザーにとって優れたコンテンツであること、ユーザーにとって役に立つコンテンツであることです。

技術的な面にとらわれてしまいコンテンツの中身自体がおろそかにならないように気を付けましょう。