PINTO!株式会社PLAN-Bの情報発信メディア

2017.06.15

田中 雄介

SEO SOLUTION

目次
    1. なぜGoogleはアップデートを繰り返すのか
    2. 記憶に新しい“日本語アップデート”と影響を受けたサイトのおさらい
    3. オリジナルコンテンツで構成された地域メディアの事例
    4. まとめ

コンテンツとは、「情報の中身」を指します。Googleは、検索ユーザーが求めるコンテンツ(情報)を検索結果ページの上位に表示させることを目的としています。そのため、自社サイトをGoogleの検索結果で上位表示させるためには、ユーザーが求めるコンテンツを作ることが重要です。

本記事ではユーザーに伝えたい情報を届けるため知っておくべき“Googleの意図”と、まだ記憶に新しい“日本語アップデートで変化した検索状況”についてお伝えします。


なぜGoogleはアップデートを繰り返すのか

Googleは検索アルゴリズムのアップデートを年間で500~600回程度、実施しているといわれています。これらアップデートの大多数は告知されずに実施され、検索結果にあまり影響を及ぼさないと考えられています。

これに対して、Web担当者の方なら一度は耳にしたことがある”Panda アップデート”や”Penguin アップデート”などの主要なアルゴリズムのアップデートは、Googleのウェブマスター向け公式ブログでその実施が告知され、検索結果に大きな影響を及ぼします。

アルゴリズムのアップデートは、主にユーザーの数が増加した場合や時代の流れで検索手法に変化が起きた場合に実施されることが多い傾向にあります。

なぜ、Googleはアルゴリズムの変更を繰り返すのでしょうか。その背景には、「ユーザーの利便性を第一に考える」というGoogleの理念があります。

下記の表はGoogleが掲げる10の事実として紹介されている、Googleが掲げるミッションです。

Googleが掲げる10の事実

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブでも民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

1つめの「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という考えに応えるのであれば、ユーザーの興味がおこりやすい要素を含めたコンテンツにすることが大切です。

例えば、「気付きが得られる発見の要素」「何らかのノウハウが得られる学びの要素」「笑いや癒やしが得られる娯楽の要素」「感動が得られる感動の要素」などを含んだコンテンツです。

ユーザーにとって有益なコンテンツ

Googleは、優れたユーザーエクスペリエンスを提供するためにアルゴリズムのアップデートを続けています。

その結果、現在では上述した4つの要素のいずれか(もしくは全て)が含まれる情報こそが、ユーザーにとって有益なものであると判断されるようになりました。


記憶に新しい“日本語アップデート”と影響を受けたサイトのおさらい

2017年2月3日のGoogleウェブマスター向け公式ブログにおいて、「日本語検索の品質向上にむけて」というタイトルでアルゴリズム変更の実施が発表されました。

このアップデートの特徴は、日本語検索独自であるという点にあります。これまで、スパム対策以外のGoogleのアップデートは、言語間での差別化がなされることはありませんでした。

多少のタイミングの差はありましたが、基本的には同時期に同じアルゴリズムが導入されてきました。日本語検索だけにこのようなはっきりとしたアップデートがなされたのは、今回の日本語アップデートが初めてです。

日本語検索の品質向上にむけて

2017年2月3日金曜日

Google は、世界中のユーザーにとって検索をより便利なものにするため、検索ランキングのアルゴリズムを日々改良しています。もちろん日本語検索もその例外ではありません。

その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。

その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。

このような改善が、有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作りの助けとなることを期待しています。

この変更で、Google が認識する日本語検索の問題すべてを解決できるとは考えていません。検索品質向上のために、継続的にサイトの品質評価アルゴリズムのさらなる改善を行って参ります。

Posted by Shin Natori, Software Engineer

改めて文章だけを読むとPanda アップデートと似たような印象を受けるとい方もいるかもしれませんが、Panda アップデートとは異なる新しいアルゴリズムです。

しかし、Panda アップデートと同様に質の高いコンテンツを評価するという根本の部分は、今回のアルゴリズムでも考慮されています。

このアップデートで影響を受けたサイトは、Googleウェブマスター向け公式ブログでも発表されている「品質の低いサイト」です。

Googleは特定のメディア名を公表しているわけではありませんが、多くの人の記憶にも新しい一部の大手キュレーションサイトを指しているものと思われます。

なお、キュレーションサイト自体が悪いということではなく、医療や法律に関するテーマで掲載されていた記事を作成したライターに専門知識が備わっておらず、憶測で語る内容や虚偽の内容を発信されていたことが、批判の原因になったといえます。

この出来事は、Web業界に身を置かない一般の方も知るほど社会的に注目を集めました。

順位が落とされたサイトがあるということは、その反面、順位を上げたサイトがあるということを意味しています。順位を上げたサイトの共通点は、「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイト」という点です。


オリジナルコンテンツで構成された地域メディアの事例

PLAN-Bの大阪本社がある大阪市西区では、近隣地域の堀江をテーマに「堀江の会」と共同でHORIEstyle※1という地域メディアを運営しています。

堀江style

堀江には高感度なショップが立ち並び、ハイセンスなライフスタイルが発信されています。東京で例えるならば、代官山のような街といわれています。

この地域メディアではオリジナルのコンテンツとして、キュレーションサイトでは容易に発信することができない取材記事を発信しています。

冒頭でも触れた「発見」「学び」「娯楽」「感動」の4要素の中では地域情報を発信するメディアの特性上、「発見」の要素を多く含んだ設計にしています。

※1)HORIEstyleとは

ファッションから食事、「ライフスタイル」に手を抜かないあなたに。堀江の「大人の」楽しみ方を提供し、堀江の魅力を多くの人に届けます。堀江を知らない人、知っている人とも継続的な関係を築くことを目的とし、堀江の活動・魅力を伝え、街を活性化させるためのプラットホームです。

まとめ

低価格で大量の記事が生産できる“レギュレーション化された記事制作の現場”は、今も存在しています。

生産効率を意識しすぎて記事をサイトで公開すること自体が目的となり、本来伝えるべきターゲットに価値の薄い情報ばかりを提供していては、ユーザー数の減少にもつながりかねません。

Googleがコンテンツに求める要素が含まれた情報は魅力にあふれ、それゆえシェア数が増え、見応えがあればサイトへの滞在時間も長くなります。もちろん、検索結果の上位表示にも影響します。

Googleの考え方の1つである「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」は、Web担当者のみならず、経営の教訓としても参考になるといえます。

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