PINTO!株式会社PLAN-Bの情報発信メディア

2019.12.06

塩飽 拓哉

SEO SOLUTION

【SEO担当必見】Google検索アルゴリズムアップデートの種類と歴史

WRITER

塩飽 拓哉

株式会社PLAN-B Webコンサルティング事業部 ソリューショングループ リーダー

Web2012年にPLAN-B第1期新卒として入社。SEO事業部内部コンサルタントとして従事。2017年よりR&D事業部沖縄ラボへ異動し、Googleアルゴリズムの研究開発に没頭。
2019年よりWebコンサルティング事業部ソリューショングループへ異動。

目次
    1. Googleのアルゴリズムについて
    2. 2017年2月までに実施されたアップデートの歴史
      1. ベニスアップデート(2014/12/15実施)
      2. パンダアップデート4.2(2015/7/24実施)
      3. ペンギンアップデート4.0(2016/9/23実施)
      4. Rank Brain(2015年初め頃に導入)
      5. クオリティアップデート(2015年5月7日に実地)
      6. モバイルフレンドリーアップデート(2015年4月21日/2016年5月12日に実地)
      7. インタースティシャルアップデート(2015年11月1日/2017年1月10日に実地)
      8. 日本語検索アップデート(2017年2月3日に実地)
    3. 今後のSEO対策のポイント
    4. まとめ

近年、さまざまなメディアを騒がせている「Googleの検索アルゴリズムアップデート」。

本記事では、Googleのアルゴリズムと2017年2月までに実施されたGoogleのアップデート一覧、そしてこれからのSEO対策についてご紹介します。SEO初心者の方から自社メディアを運営されている方まで必見です。


Googleのアルゴリズムについて

まずは、最新のGoogleアップデートをお伝えする前に、基本である「検索アルゴリズム」についてのご説明をします。

「検索アルゴリズム」とは、Googleの検索窓にキーワードを入力して検索した際、結果として現れるサイトの掲載順位を決めるプログラムのことを指します。

Googleは表示されるサイトの掲載順位をサイトごとの評価で決定します。この評価基準には、かなり多くの項目(約200項目)が存在するといわれています。

インターネット上に数多く存在するサイト全てを適正に評価するべく、Googleは特別なプログラムを駆使しているのです。


2017年2月までに実施されたアップデートの歴史

直近2−3年でのGoogleのアップデートは多数ありましたが、その中でも2017年2月までのGoogleの代表的なアップデートとして下記の8つが挙げられます。

  1. ベニスアップデート
  2.  パンダアップデート
  3.  ペンギンアップデート4.0
  4.  RankBrain
  5.  クオリティアップデート
  6.  モバイルフレンドリーアップデート
  7.  インタースティシャル広告アップデート
  8.  日本語検索アップデート

ベニスアップデート(2014/12/15実施)

ベニスアップデートとは「ユーザーが検索した場所」によって異なる検索結果を表示するアルゴリズムのことです。例えば、「レストラン」や「エステ」などを東京で検索した場合と大阪で検索した場合では、それぞれ異なる検索結果が表示されます。

つまり、検索した地域に関連のあるサイトが検索結果に表示されるということです。Googleが、ユーザーの検索意図を汲んで有用なサイトを表示するわかりやすい代表的なアルゴリズムだと思います。

ベニスアップデート

パンダアップデート4.2(2015/7/24実施)

最も名前を聞くアップデートの1つが、この「パンダアップデート」です。

パンダアップデートとは、コンテンツの「品質」を評価するアップデートのことで、 他のサイトからコピーしてきたものや、少しリライトしただけといった「オリジナルの内容を持たないコンテンツは評価が下がるようになっています。

反対に、ちゃんと独自のコンテンツを作成しているサイトは評価が上がるアップデートです。

パンダアップデートは、現在バージョン4.2まで実施されていて、以前は手動でのアップデートだったものが現在は自動更新となっています。

パンダアップデート

ペンギンアップデート4.0(2016/9/23実施)

パンダアップデートと並んでよく名前を聞くのが、この「ペンギンアップデート」です。ペンギンアップデートとは、「リンクとウェブスパムを取り締まる」アルゴリズムを指します。

ペンギンアップデートは現在4.0まで実地されていて、これまで実施されてきたペンギンアップデートとの違いは、リアルタイムでの実行になったということです。

リアルタイムになることで、ペンギンアップデートが原因で評価が下がっても、その原因を取り除くことができれば、日々動くアルゴリズムによって評価を回復させることができます。

反対に、悪質な方法で評価を上げようとすれば、いつでもGoogleのアルゴリズムで評価が下がる可能性が出てくるのです。

Rank Brain(2015年初め頃に導入)

Rank Brainは、「人工知能が組み込まれた」アルゴリズムで、「ここから一番近いレストランはどこ?」のような口語的な質問を処理することのできるプログラムのことです。

  • 「ここから」の「ここ」とはどこなのか
  • 「近い」とは「どの程度の近さなのか」
  • 「レストラン」とは「フレンチ」なのか「イタリアン」なのか

ということを理解したうえで、検索結果に反映させます。

現在、検索の約15%はRankBrainによって処理されており、「コンテンツ」「リンク」に次ぐ3番目の評価ポイントになっています。

ランクブレイン

クオリティアップデート(2015年5月7日に実地)

クオリティアップデートとは、「Googleのアルゴリズムの根幹となる部分」のアップデートです。パンダアップデートと同じく、クオリティアップデートもコンテンツの品質を評価します。

その違いは、アルゴリズムの適用範囲です。パンダアップデートはページごとや特定のサイトをターゲットとしますが、クオリティアップデートはサイト全体へ適用されます。

クオリティアップデートもパンダアップデートと同様に品質の高いコンテンツを作ることが重要となります。

モバイルフレンドリーアップデート(2015年4月21日/2016年5月12日に実地)

モバイルフレンドリーアップデートとは、「スマホ対応していないサイトの評価が下がる」アップデートです。このアップデートにより、サイトのスマホ対応が一気に進むことになりました。

現在はスマホ対応のサイトが増えたため、スマホ対応していたとしても、「スマホ対応」のラベルは表示されなくなっています。

Googleからチェックツールも発表され、「クリックできる要素の近さ」「ビューポートの使用」「フォントサイズ」などのスマホ対応に関する6項目ほどについて判定がされるようになっています。

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーテスト:https://search.google.com/search-console/mobile-friendly

インタースティシャルアップデート(2015年11月1日/2017年1月10日に実地)

インタースティシャルアップデートとは、「ページにアクセスした際に、ページ全体を覆うような広告が表示されるページの評価を下げる」アップデートです。

GoogleはUX(ユーザーエクスペリエンス)※を損ねるようなコンテンツを嫌っているので、すぐにコンテンツを見ることができない・読めないようなサイトは評価しないという考えをしています。

Googleは「ユーザーを見る」という考えを軸にしているため、こういったUXに関わる部分のアップデートについては、引き続きさらに強化していくと考えられます。

(※ユーザーエクスペリエンス:ユーザビリティ。ユーザーが感じる使いやすさ、使い心地、印象などを指す。)

インタースティシャルアップデート

日本語検索アップデート(2017年2月3日に実地)

日本語検索アップデートとは、日本語検索を対象としたクオリティのアップデートです。

Googleのアップデートは基本的に言語の区別がありません。しかし今回は日本語検索が対象ということで、ウェブマスター向け公式ブログにて導入の発表があり、異例のアップデートとなりました。

昨今、医療などユーザーの生活の深刻な問題に関わる情報を根拠の薄い内容で配信していたサイトが検索の上位に表示されていたことが話題になりましたが、Googleは、ユーザーの検索意図に反したサイトが上位に表示されることを防ぐため、かつ、世間的にも影響が大きかったため、この問題を対処したことを見せるためのアップデートだったとも考えられています。

このアップデートは、キュレーションサイトと呼ばれるサイトが主なターゲットになっていると言われていますが、それ以外のサイトでも変動が計測されています。

今回のアップデートによって、コンテンツを定期的に大量に投入しているようなサイトや画像が多くテキストコンテンツがあまりないサイト、内部リンクでページ間を移動できずユーザビリティが低いサイトなども影響を受けている傾向にあります。総じて、メディアやアフィリエイト系のサイトが影響を受けているようです。


今後のSEO対策のポイント

今後のSEO対策のポイントは「オリジナルで有用なコンテンツを作る」ことです。

オリジナルで有用なコンテンツとは、その内容を読んだユーザーが欲しい情報を手に入れられるコンテンツ=ユーザー目線に立ったコンテンツです。

ユーザーによって欲しい情報は異なるため、一概にこれといったコンテンツを示すのは難しいですが、Googleから「品質評価ガイドライン」が出されているので、まずは、こちらを参考にするとよいでしょう。直近の3/14に更新が行われています。

このガイドラインはGoogleの社内でも使われていて、コンテンツを評価するトレーニングや説明に使われるものです。ガイドラインには「E-A-T」というGoogleが考える高品質なコンテンツの概念が書かれています。

EAT

「Expertise(専門性)」「Authoritativeness (権威性)」「TrustWorthiness (信頼性)」

「E-A-T」はこの頭文字が取られて、このように呼ばれています。では、具体的にどのような記事がこの「E-A-T」を満たしているかというと詳しい」「分かりやすい」「本当(事実)かどうかの特徴を備えているコンテンツです。

そんなの難しくて書けないと感じる方もいるかもしれませんが、自分の仕事や好きなことに関しては誰よりも知っていると思います。それを知らない人でも分かるような言葉で分かりやすく書くだけです。もちろん、事実のみを書くようにします。嘘は当然ダメです。

そのサイトを訪れたユーザーがどういう課題を持ってそのサイトを訪れたかを第一に考え、コンテンツの作成をしていくことが必要といえます。これからのGoogleは今まで以上にユーザーに注目するようになってくると思います。この流れから、UI・UX関連のアップデートが実施されていくのではないでしょうか。

あくまで予想ですが、直帰率や滞在時間、1セッションあたりの平均PV数のような代表的なユーザー体験の質を表す指標や、ユーザーが見たいページの探しやすさ(内部リンクがどこにあるか画面をスクロールして探さなければならないか否か)のような項目が考えられると思っています。

もちろんGoogleから発表が行われるかはわかりませんが、こういった項目を評価基準として入れることで、よりユーザーフレンドリーな検索エンジンとなっていくのではないでしょうか。


まとめ

今回は、Googleのアルゴリズムと2017年2月までに起こったGoogleのアップデート一覧、そしてこれからのSEO対策についてご紹介しました。

日本語検索アップデート以降は、ウェブマスター向け公式ブログにかかれていた内容にもなりますが、コンテンツの信頼性も重要で、例えば「有名な人が監修に入っている」「信頼性があるか」という部分は見られている可能性があります。記事の信憑性についても、直近ではGoogle側で見るようになっているようです。

今後も更なるアップデートが予測されますが、現状ユーザー目線に立ったコンテンツを継続して作成することが何よりも1番重要であり、詳しく・分かりやすい・事実にもとづいたサイト作りがSEO対策に必要不可欠です。

また、コンテンツだけに固執するのではなくUI・UXといった観点から、よりユーザーにストレスなく利用されることができているかという意識を持って、デザインを制作していく必要があるかもしれません。

単にコンテンツSEOやリンクSEOといった考え方ではなく、Web戦略全体としてSEOを考えなければいけない時代になっていくでしょう。

SEOをもっと学びたい方はこちらもチェック:SEO対策の全てを紹介!
2017年12月のアップデートについて:健康アップデートの解説
2018年7月のアップデートについて:スピードアップデートの解説

SEARCH WRITE