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SEO対策
2020.12.02
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2020.10.01
百々 雅基
SEO SOLUTION
パブリックDMP Juicerが保有する、3rd party dataの営業、データ加工、BIツールでの可視化、分析、クライアントへのプランニングを一貫して担当。
2019年7月からPDMチームに異動し、新規プロダクトの開発に携わっている。
マーケティングチーム、インサイドセールスチームの立ち上げも行い、現在両チームのマネージャーとして躍進中。
「サジェスト」ってどういう意味?「サジェスト」はわかるけど、SEO対策にどう関係するかわからない。そう思っているあなたに、一体「サジェスト」とは何なのか、どのようにSEO対策に活かしていくのか、わかりやすく解説していきます。
コンテンツマーケティングについてより詳しく知りたい方はこちらの資料をご覧ください。
SEOの分野において、サジェストとは一体なんでしょうか。
簡単に言うと、英単語のサジェスト(suggest)の意味から推測できるように、Googleからユーザーへの提案です。Googleがユーザーが求めているであろう内容を提案し、検索候補として表示させる機能のことを「サジェスト(Googleサジェスト)」と言います。
例えばダウンジャケットの購入を検討していて、どんなものがいいか探している人がいるとします。そこで「ダウンジャケット」と検索すると以下のようなサジェストが出てきました。
サジェストはダウンジャケットに関してユーザーが知りたいと考える内容がメンズやレディース、またブランドについてと判断しました。
このサジェストの機能はGoogleだけでなく、Yahoo!、Bingのような検索エンジンも然り、Youtube、Amazonなど、あらゆる面で取り入れられています。
それでは数多あるキーワードがどのような基準でサジェストに選ばれるのでしょうか。
主な理由は以下の5つです。
・検索ボリューム
・トレンドワード
・ユーザー自身の検索履歴
・ユーザーが検索している時の場所
・キーワードに関連するWebサイトが存在するか
それでは一つ一つ深掘りしていきましょう。
まず、検索ボリュームと言う基準です。検索ボリュームとは、検索されている回数と言う意味です。
サジェストはユーザーが求めている可能性が高いものを検索候補として表示させます。つまり、検索されている回数が多いキーワードはユーザーが求めているものとGoogleが判断するので、サジェストに選定されます。
SNS社会の今は、SNSなどで話題になるとすぐに検索回数が急増するので、サジェストは流動的に変化します。
続いて、トレンドのワードかと言う基準です。これは検索ボリュームと言う基準とやや似ているように感じますが、ここでの意味は「多くの人が検索している」と言う点です。
検索ボリュームが大きいだけでは、一人もしくは少数の人が何回も検索しているキーワードが選出されてしまう可能性があります。そのような可能性があるとサジェストを意図的に変えるために同じ人が何回もの検索することで、サジェストの操作ができてしまいます。
それを避けるためにGoogleは、たくさんの人の間で検索されていることを重要としています。
例えば、「ラグビー」で検索するとワールドカップで話題が持ちきりの現在(2019年10月の時点)、ラグビーのワールドカップに関連した内容のサジェストが表示されます。
そのほかにもSNSで一気に投稿されたもしくは、検索されたようなキーワードもこのサジェストに影響してきます。
3つ目の基準は、ユーザー自身の検索履歴です。直前もしくは、以前に検索したものがサジェストに出てくるのを見たことはありませんか?
ユーザーが以前に検索したワードを記録しているので、そのユーザー自身が求めているワードをサジェストのトップへ表示します。
このように検索した際、候補のトップに時計のアイコンと共に表示されているものがユーザー自身の検索履歴を元に表示されたサジェストです。
基本的にこの検索履歴を基にしたサジェストは表示されますが、このサジェスト表示がされない場合があります。それはシークレットモード(プライバシーモード)での検索による場合です。
シークレットモードによる検索の際には検索履歴などの行動や記入の記録がされません。検索履歴によるサジェストを表示して欲しくない場合にはこのような方法で表示を回避することも可能なので知っておくと便利です。
ちなみに、macOSの場合にはショートカットキーは「shift + command + N」でシークレットモードにすることができます。また、Windowsの場合は「shift + Ctrl + N」で可能です。
4つ目はユーザーが検索している時の場所という基準です。
検索すると自分の住んでいる地域や、今いる場所のサジェストが出ることはよくあると思います。Googleはユーザーそれぞれの位置情報を基に検索候補に表示させています。
例えば、ユーザーが六本木でレストラン探しているとします。そこで、Googleで「ディーナー」と検索すると、「六本木」や「東京」といったワードの候補がサジェストに表示されます。
最後の基準は、キーワードに関連するWebサイトが存在するかと言う点です。間違ったワードで検索した、自分が作った言葉で検索したりしてもサジェストは表示されません。
それでは、実際どのようにこのサジェストを活用してSEO対策に活用していくのでしょうか。
このサジェストという機能でわかる大きなポイントはユーザーのニーズを把握することができると言う点です。選定の基準からわかりますが、Googleはユーザーのニーズを把握した上でサジェストに検索候補を表示しています。
このことからSEO対策をする上で大きく分けて2つのことができます。
・キーワード選定できる
・リライトの参考になる
サジェストに表示されているキーワードは検索ボリュームが大きく、多くの人が検索しているものと言うことはお分りいただけましたね。サジェストの上位に表示されるキーワードはユーザーが求めている内容であり、そのことについての記事がない場合、そのキーワードの記事を出向すれば多数のユーザーを流入することが可能です。
主観的に「ユーザーはこんな内容の記事を求めているだろう」とキーワードを決めてしまうと、実際のユーザーが求めている内容とは実は違うということがありますが、サジェストで選定すればそのようなことは避けられるでしょう。
サジェストで表示されているキーワードの記事をしらみつぶしに出稿していけば多くのユーザーの流入を促すことができ、SEOに大きな効果を見込めるでしょう。
ユーザーが求めるものは時間が経つと共にどんどん変わっていきます。その変化の流れに遅れを取ってしまうと、ユーザーのニーズにフィットした記事を出稿していたはずなのに、いつの間にかユーザーの求めているものが変わり、検索順位は落ちてしまうと言うことになりかねません。
Googleはその変化を敏感に感じて、サジェストの表示キーワードを変えていきます。
そのサジェストに新しく表示されたキーワードを記事に組み込んでいくだけである程度のSEO効果は見込めるでしょう。
持続的にSEO対策をしていくために、サジェストを気にかけていくことはとても重要であると言うことがお分りいただけたでしょうか。
SEO対策について詳しく知りたいと言う方は以下の記事をご覧ください。
・SEO対策完全版マニュアル|費用対効果大のWEB集客方法についてサジェストツールを使おう
上記のようにキーワード選定やリライトをする際にサジェストは有効活用が可能なのですが、サジェストキーワードをより沢山提示してくれるツールを使用することもお勧めできます。
今回ツールとして活用させていただくのが、
・Ubersuggest
・SEARCH WRITE
の2つです。
Ubersuggestはサジェスト候補となるキーワードを選定して提示してくれるツールです。
それだけでなく、ページのアクセス分析もすることのできる万能なツールです。ドメイン概要、被リンクデータ、コンテンツアイディアを調べるためにも使うことができるのでこれ1つでありとあらゆることが可能になります。
何と言ってもこの機能が無料で使用可能ということで非常に便利なツールです。
「SEARCH WRITE」
SEARCH WRITEは有料のツールになりますが、SEO対策の全てがこの1つのツールで可能になります。
サジェストに関しては、このようなサジェストマップを直感的な操作で取得することが可能なので、コンテンツ制作をする際にどのようなものを作ればいいのかというアイデアに困ることとはなくなるでしょう。
検索ボリュームもサジェストごとにわかるので優先的に何をすればいいのかも簡単に知ることができます。
また、アクセス分析はもちろんのことSEOに関するあらゆることを分析することができるのでコンテンツを作ってからの定点観測も細かくすることができます。
このツールの目玉の機能としてAIが改善ポイントを提案してくれるものがあります。わざわざ自ら改善するべきところを分析して探す手間が省けるため、項数削減にもなりますし、初心者の方には本当にオススメの機能です。
これらの機能を備えたサジェストツールを使うことでコンテンツ制作に拍車をかけていきましょう。
この他のサジェストツールについて詳しく知りたいかたは以下の記事をご覧ください。
今SEOで使うべきサジェストツール|使い方から利用注意点までを解説
今までお伝えしたように、サジェストにはSEO対策に効果的な側面がある一方、悪影響を及ぼす事もあります。
例えば、企業や商品などを検索した際にサジェストにネガティブなワードが書いていたら、その企業や商品のイメージは落ちてしまいますよね。そのようにサジェストにネガティブな内容をサジェストされることを「サジェスト汚染」と言います。
SNSなどで爆発的に情報が広がる現代で、ネガティブなイメージが先行してしまうことは、企業や商品が市場で生存していくことに大きく不利になっていくことは間違いありません。
また、そのようにサジェストにネガティブなワードをSNSやサイトに載せることによる企業や商品の意図的なネガティブキャンペーンも行うことができてしまいます。一度オンライン上に載ってしまった情報を全てなくすことは、大変難しく困難なことです。
完全になくすことは難しいですが、サジェスト汚染を解消するための方法は、
・Googleにネガティブなサジェストの消去を依頼すること
・ネガティブなサジェストをよりもポジティブなサジェストをたくさん表示させること
この2つがかろうじての対応策となるでしょう。
しかし、Googleのサジェストの消去を求めた裁判などが、日本を含め世界で起こっている現状があるものの、消去に至らないこともあるようです。また、Googleはあくまでもサジェストの表示はユーザーの検索行動を基にしたアルゴリズムによるものなので、Googleに責任はなく消去することが難しいそうです。
ということは、比較的に現実的なのはポジティブなサジェストをたくさん表示させること、そしてそもそもサジェスト汚染されないような立ち回りをしていく必要があります。
サジェスト汚染を解消するためには、サジェストの消去を依頼することは現実的ではなく、ポジティブなものを増やしていくことが必要となります。
その過去の例として挙げられることが、「マクドナルド」にあります。
覚えている人も多いと思いますが、2014年にマクドナルドのチキンを扱った商品を製造する中国のチキン加工工場が期限切れのチキンを使用していたことが判明しました。また、工場の映像が公開されて床に落ちたチキンを使用していることも明らかになりました。
このことが浮き彫りになったマクドナルドの売り上げは急激に落ち込み、サジェストに関してもネガティブなものばかりになってしまいました。
そのようなネガティブなサジェストが増えてしまった場合はなかなかポジティブなものが見えにくくなってしまいます。
しかし、現在は「マクドナルド」の検索に対してネガティブなものはありません。
それは、サジェストの消去依頼をしたわけではなく、長い時間をかけてブランドイメージを改善するために企業活動を行ってきたからです。
このようにユーザーのイメージからネガティブなものよりもポジティブなものの方が強くなれば、サジェスト汚染は解消されることがあります。
サジェスト(Googleサジェスト)についてお分りいただけたでしょうか。今までただの検索候補としか見ていなかったかもしれませんが、このようにSEOに良くも悪くも大きな影響力を持っています。この奥の深いサジェストという機能をSEO対策に是非活用して見てください。
サジェストを利用してユーザーのニーズを分析することもできます。気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください
・Googleの視点からユーザーの検索ニーズを推測してSEO対策を考えてみる
また、サジェストツールについて気になる方は以下の記事をご覧ください。
・今SEOで使うべきサジェストツール|使い方から利用注意点までを解説
SEOについてもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください!!
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