ナレッジグラフとは?新規顧客獲得やビジネス促進に有効

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2012年にユーザーの利便性をより高めるために、Googleによって導入されたナレッジグラフ。

ナレッジグラフとは、Googleの検索の右上に表示される、画像や地図情報、簡単な説明などが集まった機能です。

検索結果の右側に写真や地図などが大きく表示されるナレッジグラフは非常に目立つものですが、ここに自社の情報を表示できることをご存じでしょうか?

ナレッジグラフを導入することで、新規顧客獲得やビジネス促進につながる可能性が高いとされています。

今回の記事では、検索結果の右側に表示される「ナレッジグラフ(ナレッジパネル)」の概要から導入するメリット・デメリット、導入方法について紹介します。


ナレッジグラフとは

ナレッジグラフとは、Googleの検索の右上に表示される画像や地図情報、簡単な説明などが集まったものであり、検索キーワードに関する情報をまとめて表示してくれる機能のことです。

ナレッジグラフはユーザーの利便性向上のために、Googleが2012年に導入した機能です。

ナレッジグラフがあることで、ユーザーは複数のサイトに訪問し自ら情報を収集・整理しなくても、Googleが自動でユーザーに必要な情報をWebサイトから収集し、表示してくれます。

ナレッジグラフは検索されるキーワードによって、表示される内容が異なります。では実際に検索の対象によって表示内容の違うナレッジグラフをみてみましょう。

人物の場合 

例えば、「スティーブ・ジョブズ」で検索すると、以下のようなナレッジグラフが表示されます。

本人の顔写真や基本的な情報以外にも、生年月日や職業、名言までもが表示されます。

このように、人物の情報が事細かに表示されます。

会社名の場合

ナレッジグラフは会社の情報も表示してくれます。例えば、「PLAN-B」で検索すると、以下のようなナレッジグラフが表示されます。

会社の基本的な情報以外にも口コミや営業時間も表示され、質問をすることもできます。

地図や営業時間、口コミなどは飲食店の検索をした際にはユーザーにとって大変必要な情報ですよね。

作品(映画やドラマ、本のタイトルなど)の場合

その他にも、映画やドラマといった作品についての情報もナレッジグラフで表示されます。

表示される情報はあらすじや基本情報だけでなく、出演者の顔写真や映画の評価もナレッジグラフ内で表示されます。

またそれだけでなく予告編がYouTubeにアップされている場合は、予告編を見ることもできます。

アクセス方法の場合

今の場所から目的地までのアクセス方法を調べたい時にも、ナレッジグラフは役立ちます。

このようにある地点からある地点を検索すると、ナレッジグラフ上で経路を示してくれます。

また車や電車、徒歩といった用途も選べるため、ルート検索アプリと同じような活用が可能です。

このようにナレッジグラフには、検索キーワードに関係する、ユーザーが求める様々な情報をすぐに抽出し表示してくれる機能になっています。

ナレッジグラフと似たような機能に「強調スニペット」と「リッチスニペット」があります。それらとナレッジグラフの違いは以下の通りです。

 強調スニペットとの違い

強調スニペットとは「○○とは」等の質問クエリを入力したときに、検索画面の上部に表示されるものです。

質問に関しての回答が表示される仕組みになっていているので、ユーザーにとっては求める情報にいち早くたどり着けるメリットがあります。

ウェブサイト上のあらゆる情報をまとめて表示するナレッジグラフとは違い、強調スニペットはウェブサイトからの一部抜粋を表示しています。

強調スニペットに関する詳細は以下の記事をご覧ください。

強調スニペットについて詳しく知りたい方はこちら:

参考記事:強調スニペットとは|検索結果の一番上に表示されるアレの正体


リッチスニペットとの違い

リッチスニペットとは、検索結果の下にある、ユーザーがページの内容や検索キーワードとの関係性を把握できる「スニペット」に画像やレビューを載せたものです。

通常のスニペットは文字だけです。

しかしリッチスニペットでは画像やレビュー評価などの情報を載せることで、よりユーザーの目を引くことができます。

実際のリッチスニペットは以下のように画像がでてきたり、レビュー評価の星が表示されます。

リッチスニペットについて詳しく知りたい方はこちら:

参考記事:リッチ検索結果テストツール|SEOに役立つツールのご紹介


ナレッジグラフのメリット・デメリット

検索画面で必要な情報を抽出しやすいナレッジグラフ。

企業活動を後押しする重要なツールだといえるでしょう。

ではナレッジグラフを導入する上でのメリット・デメリットについて、それぞれ解説します。

ナレッジグラフのメリット

ナレッジグラフのメリットは、

  • 検索結果の占有率が高い
  • ユーザーの行動を可視化できる

があります。

検索結果の占有率が高い

ナレッジグラフは検索結果において占有率が高いため、ユーザーの行動を非常に促しやすいというメリットがあります。

個々のページに移動しなくても、検索結果の画面のから情報を得られ、直接予約などの行動に移しやすいナレッジグラフ。

そのためユーザーは自然検索の順位の高いコンテンツよりも、ナレッジグラフに注目する事が多いようです。

またモバイル検索画面では、より顕著にその傾向にあるといいます。

モバイル検索画面はナレッジグラフが以下の画像のように、検索結果の2位や3位よりも上に表示され、必然的にユーザーの目に留まりやすくなっています。ナレッジグラフカードに自社や店舗の情報を表示すれば、大幅な流入が見込めるでしょう。

実際にモバイル検索ではナレッジグラフカードが自然検索よりも視線を集めるという調査結果が出ています。

もしまだナレッジグラフカードへの表示を試みていない方は、新規顧客獲得や今後のビジネス展開を加速せる可能性が高いため、是非お試しください。

ユーザーの行動を可視化できる

ナレッジグラフを導入するメリットには、ユーザー行動を可視化できるという点もあります。

ナレッジグラフの登録は、最初にGoogleマイビジネスから行います。

Googleマイビジネスで自社の情報やサービス・コンテンツなどを登録すると、ナレッジグラフが表示される仕組みになっています。

ナレッジグラフはユーザーが位置情報や検索キーワードで検索した際に、必要に応じて表示されることとなります。

実際にナレッジグラフがどのようにユーザーに表示され、行動したのかはGoogleマイビジネスの管理画面から見ることができます。

具体的には以下の項目を簡単に確認できます。

  • 自社へのルート検索回数
  • 自社への架電回数
  • Webサイトへ訪問回数、ルート

このようにナレッジグラフを導入することによって、24時間365日、自社に対してユーザーの反応や行動を伺うことができるのです。

その他にも、ユーザーはナレッジグラフに口コミを書き込むことができます。

ユーザーの新鮮な意見は他のユーザーにも響きやすく、良い影響を与えることもあるでしょう。

Googleマイビジネスについて詳しく知りたい方はこちら:

参考記事;Googleマイビジネスとは|登録方法やO2O広告活用のヒント

ナレッジグラフのデメリット

導入することでマイナスを及ぼすようなデメリットはありませんが、

  • 競合が多いと流入が難しい
  • 自らナレッジグラフを編集することができない

とデメリットがあるため、押さえておきましょう。

競合が多いと流入が難しい

ユーザーが「吉村家」など、特定の名前で検索した場合、該当するお店が1つだけナレッジグラフに表示されます。

しかし、「横浜 ラーメン」と検索した際場合、ナレッジグラフには1つのラーメン屋だけでなく複数のラーメン屋が表示されます。

そのため競合が多くなるとナレッジグラフの効果は分散されてしまうことになるでしょう。

特に初期の段階では、上位3店舗に掲載されなかったり、「さらに表示」の中にも表示されない場合があります。

競合が多いとナレッジグラフからの流入が難しいため、デメリットとなるでしょう。

自らナレッジグラフを編集することができない

ナレッジグラフの登録は自ら行う必要がありますが、ナレッジグラフの作成は完全にGoogleに委ねられます。

そのため、こちらの意向が全て反映されるわけではなく、適切な写真が掲載されるとは限りません。

通常ラーメン屋であればラーメンの写真をトップに掲載したいところです。

しかし上記のように外観の写真がトップになってしまっています。

また口コミも悪い評判の場合はデメリットにもなりえます。口コミはメリットとしても挙げましたが、逆に悪い内容が書かれていれば他のユーザーのネガティブなイメージにも繋がりかねません。

ただ、情報の修正をGoogleに申請することは可能です。

下記の作業を完了していただくと、ナレッジグラフに情報の修正を提案というリンクが表示されるようになります。

注意が必要なのは、あくまでも修正の提案をGoogleに依頼することができる状態になるということで、

必ずしも変更が反映されるというわけではありません。

1.WebサイトがGoogle Search Consoleに登録されていることを確認する。
2.Webサイトの所有者のGoogleアカウントでログインする。
3.アクティビティ管理の「ウェブとアプリのアクティビティ」をオンにする。

このようなマイナス面も意識しながらナレッジグラフを活用していきましょう


自社の情報をナレッジグラフカードに表示する方法

ナレッジグラフカードは検索結果の上部に表示されるので、サイト運営者にとっては、認知と集客の面で非常に魅力的です。

しかしナレッジグラフカードは、あくまでもGoogleのユーザーにとって便利な機能という前提があるので、企業や店舗がナレッジグラフカードを自分たちに有利なように編集することはできません。したがって、企業や店舗は「ユーザーにとって便利な情報」であることをGoogleに認識してもらう必要があります。

そのために行えることは2つあります。

・Googleマイビジネスに登録
・構造化データの利用

1.Googleマイビジネスに登録

Googleマイビジネスに自社や店舗の情報を登録することで、会社名や店舗名でのキーワード検索の場合、ナレッジグラフに表示されやすくなります。

ネットビジネスなどの十店舗や住所がなくても登録できるので、まずはGoogleマイビジネスへの登録をお勧めします。

2.構造化データの利用

構造化データとは、サイトの構造となるHTMLのデータにタグ付けを行ったものになります。

これによってクローラーや検索エンジンに、サイト内の構造や内容を把握してもらいやすくなり、ユーザーにとって有益な情報か否かを判断してもらいやすくなります。


ナレッジグラフカードの情報を変更する方法

ナレッジグラフカードに誤った情報が表示されている場合、Googleに変更依頼をすることができます。

具体的にはまずナレッジグラフカードの代表者であることをGoogleに認識してもらう必要があります。

その後、ナレッジグラフカード上部に表示される「変更提案」から訂正案をGoogleに送ることができます。具体的な変更に関する方法は以下のURLをご覧ください。


まとめ:ナレッジグラフを活用してユーザー行動を促進

ナレッジグラフはGoogleマイビジネスに登録をするだけで表示され、ユーザーに利便性をもたらす機能。

特に実店舗やサービスを行っている方は登録をしておいて損はありません。

ナレッジグラフのような機能以外にもGoogleは検索画面のデザイン変更を定期的に行っています。

検索結果に対するアップデート以外にも情報収集を行い、変更点をうまく自社のメリットにつなげていきましょう。

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