SEO対策とは?SEOで上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
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みなさんが今見ているのはモバイル端末ですか?それともPCですか?
スマートフォンの普及に伴って、3-60歳以下の男女によるWebサイトの閲覧デバイスもスマートフォンがPCを上回りました。
さらに2019年7月1日よりGoogleは、新規サイトでは「モバイル ファースト インデックスをデフォルトにする」と発表しました。今回はますます重要になるモバイルフレンドリーについてご紹介します。
総務省によると、日本人のインターネット利用機器の割合が2017年以降、PCよりモバイル端末が上回っているようです。 実はこれ以前から、Googleではモバイルユーザーの増加に対して施策を打っていました。 それがモバイルフレンドリーアップデートです。
モバイルフレンドリーアップデートとは、簡単にいうとモバイルユーザーに見やすいWebサイトであるということもSEO上位表示において重要要素とするということです。 モバイルユーザーの増加に伴って、大きな画面のPCだけでなく、小さな画面のスマートフォンでもユーザーが見やすく、快適にサイトを回遊できるようにしようという考え方です。
先ほども少し触れたよう、スマートフォンとPCの大きな相違点の一つに画面の大きさがあります。
PC版のページがそのままスマートフォンの画面に表示されると、当然文字が小さすぎたり、ページ自体の重さにより読み込み速度が遅くなるなど、モバイルユーザーにとってストレスフルなものとなります。 このような状態が改善され、モバイルユーザーの利便性が上がった状態がモバイルフレンドリーな状態です。
モバイルフレンドリーであるかどうかは定量的にも図ることができます。
モバイルフレンドリーの効果と取り組むべき理由について詳しくみていきましょう。
Googleは、モバイルフレンドリーアップデートにより、モバイルフレンドリーであるかどうかをSEO評価の一つにすると公言しました。
これは、モバイルフレンドリーに対応したWebサイトの掲載順位が、そうではないサイトよりも引き上げられる可能性があることを意味します。
モバイル端末からインターネットを利用するユーザーが増えている現在、モバイルユーザーにとって読みやすく使いやすいWebサイトが求められています。
そのため、SEOで高い評価を得たいと考えるなら、モバイルフレンドリーに対応したサイトが重要になるのです。
Googleはモバイルフレンドリーアップデートの際に、「モバイルファーストインデックス(Mobile First Index、MFI)」を同時に発表しました。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは、これまでPCサイトを基軸に評価していたGoogleインデックスを、モバイルページを主軸に評価するという転換を意味する新しい施策です。
MFIの導入によって、モバイルページの評価が高いWebサイトほど、上位に表示されるようになりました。モバイルフレンドリーに対応しているWebサイトのほとんどは、現在のSEOで高い評価を得ています。
定量的にサイトがモバイルフレンドリーであるかどうかを確認する方法があります。今回は主な3つの方法をご紹介します。
これはGoogleが無料で提供しているツールで、検索窓にモバイルフレンドリーかどうかを確認したいサイトURLを貼り付けて「URLをテスト」を押すだけで簡単に測定することができます。 測定項目は以下の6つです。
1.互換性のないプラグインを使用していないか
2.ビューポートは設定されているか
3.ビューポートは端末の幅に収まっているか
4.コンテンツサイズが画面の幅を超えていないか
5.テキストは小さすぎないか
6.ボタン同士が近すぎないか
詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。
モバイルフレンドリーテスト:https://support.google.com/webmasters/answer/6352293?hl=ja
Googleサーチコンソールでも測ることができます。サーチコンソールには「モバイルユーザビリティ」という項目があるので、その項目を見るとモバイルフレンドリーでないページやその理由を確認することができます。
Googleサーチコンソール:https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
PageSpeed Insightsはページ速度のパフォーマンスを測定することができるツールですが、モバイルフレンドリーかどうかも確認することができます。 こちらのツールも確認したいサイトURLを貼り付け、分析ボタンを押すだけで、無料でモバイルフレンドリーかどうかを測定することができるツールです。
これらのツールを使うことで、誰でも簡単にモバイルフレンドリーかどうかを可視化されて確認することができます。
PageSpeed Insights:https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=JA
サイトをモバイルフレンドリーに対応させるためには、次の3つの方法があります。
ダイナミックサービングタイプとは、URLはPCもモバイルも共通です。しかし、ユーザーエージェントという機能によって立ち上げ時にモバイル専用のファイルを呼び起こす形式になっています。
セパレートタイプは、PCとモバイルのページURLを分けるタイプです。そのため、同じ内容のページに対して二つのURLができてしまうので、クローラーに正しく認識されるため、それぞれのURLにアノテーション設定することが重要となります。
Googleが推奨する対応方法がこのレスポンシブWebデザインです。Google が推奨する理由としては、この方法が唯一ファイルも URLもどちらもPCとスマートフォンで同じというところにあります。 またこの方法は、管理・制作という視点から、サイト制作者にとっても効率的な対策方法となります。
モバイルフレンドリーに対応する際に、避けておきたい3つのミスを解説します。
1つ目は、モバイルフレンドリーに対応したWebサイトを構築したことで満足してしまい、サイトを利用するモバイルユーザーの存在を忘れてしまうケースです。
モバイルに対応したアウトラインの構築だけでなく、訪れてくれるユーザーの役に立つコンテンツを作成したりして、ユーザーにとって有益なサイトを目指しましょう。
2つ目は、PCサイトとは別のドメインやサブドメイン、またサブディレクトリをモバイルサイトに実装してしまうケースです。別のドメインやサブドメインを実装してしまうと、PCサイトとモバイルサイトを別々のURLで管理することになり、2サイト分の手間が発生してしまいます。
管理にかかる手間や労力が増えるほか、技術的な問題が発生する可能性もあるため、レスポンシブデザインを採用したりして、サイト運営の省力化を目指しましょう。
ちなみに、レスポンシブデザインとは、PCやモバイルに合わせて、ページのデザインやレイアウトを最適化させる仕組みのことです。業務効率の改善を期待できることから、Googleが推奨している仕組みの1つになります。
技術的な問題ではありませんが、モバイルフレンドリーを導入する際に、周囲からヒントを得ずに孤立してしまうケースが3つ目の避けたいミスです。
特に、技術者1人でモバイルフレンドリーを新しく導入しようとすれば、技術者に大きな負担がかかってしまいます。
同僚や上司といった仲間に助けを求めるのはもちろん、同じ分野の他サイトや競合他社を参考に、自社サイトに合った方法がないか探してみるのがおすすめです。
Webサイトはますますモバイルフレンドリーであることが求められています。 ユーザーにとってもGoogleの評価にとっても重要なモバイルフレンドリー。 これを機にもう一度サイトを確認してみましょう。