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SEO対策
2022.03.07
2021.11.30
「SEM」というワードを今までに聞いたことはありますか?
聞いたことはあってもSEOとの明確な違いや意味がよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。
SEMとは、Google・Yahoo!などの検索エンジン全般に関わるWEBマーケティング施策の事を指します。
SEO対策や検索連動型広告も検索エンジンに関わるWEBマーケティングの施策ではありますが、これらとSEMはどのような違いがあるのでしょうか?
SEMとはSearch Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)の略で、検索エンジンに関するマーケティング施策全般の事を指します。
SEMの中にSEOや検索連動型広告が含まれます。
よくSEMとSEOは間違われることがあるため、今一度整理しておきましょう。
SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、検索結果の表示順位を向上させてセッション数を増やすための施策を指します。
コンテンツにおける対策や内部構造の対策、被リンク対策などさまざまな観点でユーザーに良い体験を届けることを意識することが必要な施策です。
SEOについて詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください!
リスティング広告とは検索連動型広告やディスプレイ広告、動画広告、リターゲティング広告を総称した広告のことです。
ただ多くの場合リスティング広告=検索連動型広告と認識されていることが多いため、本記事でも検索連動型広告のことのみを指している部分でも「リスティング広告」と表現いたします。
しかし正確にはリスティング広告は上記した広告全てを指しているということは念頭に置いてください。
リスティング広告について詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください!
リスティング広告はSEOと並ぶ検索エンジンを使ったマーケティングの1つで、検索結果に表示されるクリック課金型の有料広告のことです。
リスティング広告はユーザーが検索したキーワードを元にしているため、広告を表示させるユーザーを、ニーズの顕在化した層に絞ることができます。
例えば、あなたが銀座で歯科医院を経営しているとしましょう。 この場合「銀座 歯医者」といった検索ワードで検索したユーザーに対して広告を表示すれば、クリックしてくれる可能性が非常に高まります。 なぜなら、そのような検索を行っているユーザーは「銀座で歯医者に行きたい」というニーズが明確であるHOTなユーザーだからです。
リスティング広告では、あらかじめこの様な検索キーワードを指定することが可能なシステムになっています。
Googleで検索した際、上部に検索連動型広告枠が表示されます。その下にSEOで対策可能な自然検索枠があります。
代表的なSEMであるSEOとリスティング広告の違いを、クリック率、費用、外部要因、コントロール性、即時性に分けて1つずつご説明します。
リスティング広告 | SEO | |
クリック率(CTR) | 低い | 高い |
費用 | 比較が難しい | |
コントロール性 | コントロールしやすい | コントロールしにくい |
即効性 | 高い | 低い |
クリック率自体はページ上部へ行くほど上がり、これは検索連動型広告枠も自然検索枠も同じです。 しかし最近のユーザーは上部に広告が出ていることを意識し始め、広告を無視しようとする傾向にあります。
そのため広告枠より下に表示されていても自然検索枠の方がクリック率が高いです。一般的にリスティング広告のクリック率は10%、自然検索のトップは20%とされています。
つまりリスティング広告は自然検索よりも上位に表示されるものの、広告慣れしているユーザーにとっては疎遠されがちな存在になっているので、クリックされる確率はあまり高いものではありません。
しかし、検索順位が10以下のサイトよりは確実にクリック率は高いことに変わりありません。また、上位にあるということはユーザーの目には確実に入ることは間違いないので、ユーザーニーズに完全にマッチした時はクリックしてもらえることは間違いありません。
リスティング広告は有料となり、クリックされる度に費用がかかります。逆に言うとクリックされなければ費用はかかりません。ただ競合の多いキーワードにリスティング広告を掲載する場合にはかけている費用が高ければ高いほどリスティング広告内での順位が上がるので、費用がかさんでしまう可能性があります。
一方SEOは広告ではなく、サイト内の構造やコンテンツを最適にする施策なので基本的に無料です。
しかし、施策を行うために人的コストがかかってしまったり、成果がでるまでに期間が必要なことから、必ずしもSEOの方が費用対効果が優れているということはありません。
始めたばかりのサイトに関してはSEOで流入を狙うにはかなりの時間と労力がかかります。どんなにいい記事を出稿したとしてもなかなか思うように順位がつかないことも長く続くでしょう。
そのような時にはリスティング広告を利用することが効果的になってくる可能性もあります。
コントロール性が高いのは、SEOよりもリスティング広告です。 予算・キーワード・入札額・リンク先等の要素をいつでも変更できるので、外部要因によってコントロールを行うことができるからです。
また、狙っているキーワードの検索結果上位を大手企業が独占しているような状況でも、リスティング広告(検索連動型広告)ならば費用をかければページ上部に表示することが可能です。
SEOで順位を上げるためにはユーザーが何を求めて検索しているのかという「検索意図」をしっかりと理解した上で、競合には掲載されている情報でも自社コンテンツには掲載されていないものはないか、あった場合にはそこも網羅しなくてはなりません。
またそれだけでなく、独自のコンテンツにしかない内容も書いてある必要があります。
このようにSEOで順位をコントロールするためにはこのようなことを意識しつつコンテンツを更新し続ける必要があるため、非常に難しいと言えます。
リスティング広告は即時性が高いです。リスティング広告は課金額を日単位で変更することができ、非常に即時性が高い施策といえます。
一方でSEOは即時性が高い施策とは言えません。ページの追加や更新をしても、検索エンジンがそれを認知してくれるまで数日かかるため、検索結果に施策結果が反映されるまで時間がかかります。また、反映したからといって必ず結果が出るというわけではないので、かなりの時間がかかります。
SEOとリスティング広告とでは、コストの面で大きな差が表れやすいです。その点も含めて、それぞれのメリットデメリットは以下のようになるでしょう。
SEOは中長期的に資産となるため将来的にコストの削減を見込めるが、即時性が高い施策とはいえません。
【メリット】
・無料でできる
・上位表示による集客効果が高い
・サイトの宣伝認知ができる
・ターゲットユーザーが集客できる
・作成したサイトが資産となる
【デメリット】
・専門知識が必要
・確実に集客できるわけではない
・ターゲットユーザー以外も集まる
リスティング広告は、即時性が高い施策だがコストがかかり、継続しないと安定的な効果を得られません。
【メリット】
・確実な集客が期待できる
・サイトの宣伝認知につながる
・予算次第で大きな効果が見込める
・ターゲットユーザーが集客できる
【デメリット】
・確実に費用が発生する
・広告なので疎遠される
・予算次第では継続的な集客が難しい
このように、メリットとデメリットがあるので、SEOとリスティング広告をうまく使い分けながら、効率的かつ効果的にSEMを進めましょう。 継続的な対策は「SEO」、単発的に集中して集客したい場合は「リスティング広告」を利用するなどして、サイトの集客パフォーマンスの管理をおすすめします。
それでは、SEOとリスティング広告、どちらを用いれば良いのでしょうか。 一概には言えませんが簡潔に言うと、
短期的な効果が必要なのであれば → リスティング広告
長期的な効果が必要なのであれば → SEO
といえます。
また、リスティング広告のデメリットで述べたように、リスティング広告を行うには費用がかかります。
つまり、このようにまとめることもできます。
お金をかけることができるのであれば → リスティング広告
時間をかけることができるのであれば → SEO
しかし、時間にもお金にも余裕があるのであればリスティング広告もSEOも両方行うべきということが言えることは間違いありません。
リスティング広告とSEOを両方行なっていくことこそが、SEMであると言えるのではないでしょうか。
一つ目の活用方法としてはSEOの弱点をリスティング広告でカバーすることです。
SEOには即効性がないという弱点とコントロールが難しいという弱点があります。
上位表示させたいキーワードを見つけたとしても理想通りに上位表示されるまでに時間がかかり、また必ずしも上位表示できるとは限りません。
そのため、上位表示されていない間はリスティング広告を出稿しておくことで狙ったキーワードで検索してきたターゲットを逃す可能性を下げることができます。
二つ目の活用方法としてはすでに上位表示されているキーワードだとしてもリスティング広告を出稿することです。
SEOで上位表示させるためには自社が伝えたいことだけではなく、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供しなければなりません。
また狙いたいキーワードでランディングさせたいページが必ずしも上位にくるわけでもありません。
そのためすでにSEOによって自社のページが上位表示されていたとしても、タイトルに異なる表現を用いたりランディングさせるページを自然検索の結果とは異なるページに替えたりすることで1つのキーワードで2通りのアプローチをすることが可能になります。
デジタルマーケティングを行う上で、SEMを理解し適切なSEOとリスティング広告を運用していくことが必要です。
短期的なSEMであるリスティング広告と、長期的なSEMであるSEOを適宜活用していくことで、Webサイトの集客を増やしていきましょう。
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