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2020.06.07

藤田 麻里子

SEO SOLUTION

「バズる」を集めるバイラルメディア。国内外の有名メディア一覧と、成功事例の特徴とは?

WRITER

藤田 麻里子

株式会社PLAN-B 事業統括本部 デジタルマーケティング戦略事業部(東日本)

2019年4月にPLAN-Bに新卒入社。
大学時代は学生向け海外ビジネスインターンの運営に携わり、営業を経験。
その後ベンチャー企業で働きながらダイレクトマーケティングを学び、インハウスのリード獲得からファネル構築、CRM・改善を担当。
現在はデジタルマーケティング戦略事業部(東日本)に所属し、お客様の事業拡大を目標としたWEB広告の運用とプランニング業務に従事。

目次
    1. バイラルメディアとは
      1. 従来のメディアと違う点は、「SNSによる拡散を重視している」こと
    2. バイラルメディアの収益化とは
    3. バイラルメディアとキュレーションメディアの違い
      1. 淘汰されるバイラルメディア
    4. 国内外の有名なバイラルメディア一覧
      1. 国内メディア
      2. 海外メディア
    5. 成功事例の特徴とは
      1. ソーシャルボタンやスマホ用UIの最適化
        1. Upworthy(アップワーシー)
      2. 感情的に訴えるコンテンツ
        1. dropout(ドロップアウト)
        2. BuzzLive! (バズライブ) 
    6. まとめ

「あのツイートがバズった!」というように、SNSでよく使われる「バズる」と言う言葉。あなたも耳にしたり使った経験はあるのではないでしょうか。

バズとは英語のBuzz(バズ)から来ており、動詞で「がやがや言う・噂になる」という意味。このBuzzから派生して、インパクトの強い宣伝を行うことで爆発的に人の関心を集めるマーケティングの手法のひとつを、マーケティング業界で「バズる」または「バズマーケティング」と言い始め、今では一般の人にも定着しています。

SNSの普及でユーザー数が増えた現在、記事リンクをSNS上に露出させてユーザーを集めるメディアが増えてきています。この手法はトラフィックの獲得に非常に有効で、特に「バズる」記事が大きくユーザー集めに貢献します。メディアの中でも特にこの「バズ」を欠かせないポイントとしているのが、「バイラルメディア」です。

今回はそんなバイラルメディアについて、その意味と有名なバイラルメディアの成功事例をご紹介します。

バイラルメディアとは

FacebookやTwitterなどのSNS上でユーザーが共有したくなるコンテンツを発信し、一気にネット上で拡散させることにより、短期間で膨大なトラフィックを獲得しようとするのが「バイラルメディア」です。

バイラル(Viral)とは「ウイルス性の」「感染的な」という意味。

もともとは2014年に海外で生まれた概念で、SNSの普及とユーザー数の拡大で、日本にも次第に浸透してきています。

従来のメディアと違う点は、「SNSによる拡散を重視している」こと

SEOによる流入獲得を目的とした従来型のwebメディアと異なり、ソーシャルサイト上での拡散に注力しているのがバイラルメディアの特徴です。

見出しやアイキャッチなどを工夫し、思わず「いいね!」やリツイートで友達とシェアせずにはいられない、感情的に読みたくなるコンテンツを売りにしています。具体例をあげると、旬の話題をまとめた記事や旅行の絶景、個性的な体験レポートなどですね。

バイラルメディアの収益化とは

バイラルメディアの収益源は「広告収入」です。

しかしバイラルメディアは既存のコンテンツを引用したり組み合わせたりしているので、メディアとしての認知や信頼は高いとは言えません。

またバイラルメディアのコンテンツは「思わず読みたい!」とユーザーに感情的に働きかけることに注力されているため、メディア全体としての購読率は低いのが難点。広告主から評価を得ることが難しく、収益化できないメディアが多くあります。

バイラルメディアとキュレーションメディアの違い

バイラルメディアと混同されがちなのが、「キュレーションメディア」です。

キュレーションメディアは、「決まった条件に沿って情報をまとめたコンテンツが公開されているサイト」です。最近では、多数のライターがコンテンツを更新しているサイトをキュレーションメディアと呼ぶケースもあります。

キュレーションメディアとして有名なのは、グノシー・スマートニュース・Naverまとめなどがあります。

引用:PINTO!「昨今のキュレーションメディア問題についてサイト担当者が把握すべきこと

<バイラルメディア>

“バイラル(感染的な)”は「流入経路」を意味し、SNSによる拡散力の獲得を目的としています。そのため、ひとつひとつのコンテンツがユーザーを惹きつけ、拡散力を持っている、いわゆる「バズる」記事で成り立っているのがバイラルメディアの特色です。ユーザーが興味を持たないマイナーな話題は拡散力が見込めないので、コンテンツとして取り扱いません。

<キュレーションメディア>

“キュレーション”は、膨大な記事の中から選んでまとめてみせるという「記事作成手段」を意味しています。SEO(自然検索)による流入獲得がメインで、必ずしもSNSを利用した拡散を必要としません。メディアのテーマに沿ったコンテンツであればどのような情報でも網羅するのがポイントです。

バイラルメディアも「情報を取りまとめる」という点ではキュレーションメディアに近く、キュレーションメディアもその記事の多くは話題性の高いもの(バズるもの)を狙っている点はバイラルメディアと変わりありません。

お互いに重なる部分があるので「バイラルメディア的な側面を持つキュレーションサイト」という表現も可能です。

淘汰されるバイラルメディア

バイラルメディアもキュレーションメディアも参入障壁が低く、似たようなサイトが乱立・淘汰されやすい傾向があります。ただし「コンテンツをまとめる」点で似ていたとしても、バイラルメディアは盗用が非常に多いというマイナスな評価があります。

バイラルメディアは継続的に「バズる」コンテンツを生産しなくてはならず、かといってバズるコンテンツを得ることはなかなか出来ません。そのため一部のバイラルメディアで、バズった既存のコンテンツをそのまま引用して記事を作成したり、 バズりそうなものであればコンテンツのカテゴリ化を意識せず、とにかく流用して拡散するという見境のない手法をし合うケースが相次いでいるからです。

キュレーションメディアも既存のコンテンツをもとにするため、バイラルメディア同様に著作権侵害の危険性をはらんでいます。ただしキュレーションメディアにはそのメディアのコンセプトや軸があり、それに特化することで独自性や付加価値が生まれやすくなっています。そのためバイラルメディアよりも「差別化」が可能で、メディアとして生き延びられる可能性があります。

つまり淘汰されるバイラルメディアの問題点をまとめてみると、

  • 既存のコンテンツをそのまま流用して問題になること
  • サイトのオリジナリティの無さ

があげられるでしょう。

国内外の有名なバイラルメディア一覧

国内メディア

海外メディア

成功事例の特徴とは

一覧であげたバイラルメディアをもとに、成功事例の特徴を分析してみます。

ソーシャルボタンやスマホ用UIの最適化

バイラルメディアは検索結果の上位に表示されるためのSEO対策にこだわりません。検索によってユーザーに見つけてもらうのではなく、SNSを通じ自然に拡散されることを目的としているからです。

Upworthy(アップワーシー)

社会問題への問題提起を動画メインに扱っている「Upworthy(アップワーシー)」は、開設後たった14ヵ月で月間ユニークユーザー数が3000万人を超えました。史上最速で成長したと言われるバイラルメディアです。2012年3月の設立以来、右肩上がりで成長し、現在では約9000万人ほどの月間読者を獲得しています。

この成功の理由の一つは、「ソーシャルボタン」。

Twitterの「ツイート」、Facebookの「いいね!」、Googleの「g+1」など、SNSで即シェアできるボタンを記事の上下に分かりやすく大きめに配置し、記事のシェア率を上げ、メディアの認知度を高めました。Upworthy(アップワーシー)の成功をきっかけに、コンテンツの上下にソーシャルボタンを配置するフォーマットが広まっています。

また、SNSはスマートフォンやタブレット端末によって利用されていることが大半です。そのため、スマホ・タブレット利用者をターゲットに、スマホ向けに最適化されたレイアウトを整備しているのも特徴のひとつです。

感情的に訴えるコンテンツ

情報を拡散してもらおうとSNS向けにサイト設計をしても、コンテンツ自体に魅力がなければ誰も共有したいとは思いません。ユーザーに効率よく興味を持ってもらう工夫がもっとも重要です。

具体的には、文字ばかりのコンテンツよりも動画や画像を効果的に使ったメディアがトラフィックを獲得しています。直感的なインパクトが大きく、スマホの普及で空き時間にちょうど良いボリューム感の動画をサクッと見るユーザー体験が定着しつつあるからです。

dropout(ドロップアウト)

普段、人々があまり目を向けたがらない問題……死、格差、ゲイやレズビアンといったLGBT、環境破壊など、社会的課題に関する動画を毎日1つずつ既存の動画メディアから公開し、読者の判断に委ねて「コメントと共に」共有してもらうバイラルメディア。2013年12月1日にサイトを公開し、12月29日時点で約70万人の訪問者が100万ページ以上を閲覧するという、日本におけるバイラルメディアの皮切りとなった存在です。

マイノリティの問題や弱者に対してどう向き合うか、という課題は大変難しく、すぐに正解を導いたり割り切ることが出来ないものです。

dropout(ドロップアウト)は心に刺さる動画によりシンプルに「常に考える」ということをユーザーに提起させ、多くの反響を呼んでいます。

※2014年5月30日最終エントリで停止。サイトは閲覧可能。

BuzzLive! (バズライブ) 

スポーツの動画に特化した「BuzzLive! (バズライブ) 」は、主に野球とサッカーの動画を中心にキュレーションしています。

バイラルメディアに適した動画コンテンツとは何かという事を研究していくことが最も重要なポイントだと考えました。

裏を返せば、それは「どんなコンテンツだったら人にシェアしたくなるのか」というユーザー心理を研究することだと言えます。

海外事例を見てみると、政治や格差問題などのリベラルな内容を取り上げることで、共感を煽るものや、ペットの動画を集めることで思わず人に勧めたくなるようなものが目立ちますね。意外性感動といった要素が重要なのでしょう。2ちゃんまとめサイトの方式に何だかすごく近いようにも感じます。

今回私がスポーツを取り上げたのは、動画との相性の良さはもちろんのこと、感動や意外性といった要素にマッチするコンテンツが既に豊富に転がっていること、それと自分がスポーツマニアだからです(笑)。好きなことじゃないと続かないというのは、コンテンツ運用を通じて身にしみていることなので、かなり重要かなと。

出典:スポーツ動画のバイラルメディア「BuzzLive!」を作った理由

まとめ

SNSの拡散力を利用し、バズることで大量のトラフィックを獲得することが可能なバイラルメディア。動画サイトなどから話題を呼びそうなものを見つけたら、タイトルを付けてブログなどにアップすれば良く、個人でも簡単に参入することが出来ます。

ただしコンテンツの流用による信用獲得や収益化の難しさに、新興するも淘汰されていくメディアは後を絶ちません。そのため、今後成功する「バイラルメディア」を運営するためには、メディアの方針をはっきりさせ、いかに特定のユーザーにオリジナルな記事を提供できるかがポイントになっていくでしょう。

バイラルメディアに興味のある方は、今回ご紹介した国内外の成功しているバイラルメディアを研究し、戦略を考えていくと良いかもしれません。

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