「強いサイト」の指標である、ドメインオーソリティとは?SEOとの関係は?

SEOサービスのご案内
今すぐ無料ダウンロード

無料で資料をダウンロード

※フォーム送信後、メールにて資料をお送りいたします。

SEOサービスのご案内

専属のコンサルタントが貴社Webサイトの課題発見から解決策の立案を行い、検索エンジンからの自然検索流入数向上のお手伝いをいたします。

※フォーム送信後、メールにて資料をお送りいたします。

STEP 1


フォームでの問い合わせが
完了いたしました。
メールにて資料をお送りいたします。

SEO対策に真剣に取り組んでいる人であれば、コンテンツを充実させ、サイトの質をあげるよう、日々努力していることと思います。しかし「サイトの質を高めているのに、検索順位が低く、競合サイトに勝てていない」という悩みを抱えていませんか。

ところで、競合に勝てる「強いサイト」とはどのようなものか、そしで自分のサイトはどれくらいの強さをもっているか、あなたは把握しているでしょうか。

Googleサーチコンソールなどで確認できるのは、サイト作成後の結果です。結果が良ければ質の良いサイトを構築できている、と判断することはもちろん出来ます。しかしその判断をするためのデータの蓄積に、時間はかかってしまいます。リアルタイムに「いま自分のサイトはどれくらい強い(もしくは弱い)サイトなのか」を、知ることが出来たら嬉しいですよね。

今回は、自身のサイトがどれくらいの強いのかを数値として把握することのできるドメインオーソリティと、それがSEOに役立つのかどうか、についてご説明します。

強いサイトとは?

まず、競合に勝てる強いサイトとは、どのようなものなのでしょうか。

検索上位に入る強いサイトとは、検索エンジンのクローラと実際のユーザーからの「信頼性が高い」サイトです。Googleは評価の対象に、サイト自体の信頼性や被リンク(バックリンク)の数を入れています。信頼性の高いサイトとは、ユーザーに対して役に立つコンテンツを豊富に提供する、SEOの内部対策(コンテンツの質や量、HTMLや内部リンクの構造など)が正しく行われているものです。また質の良い被リンクを獲得するには、SEOの外部対策にも力を入れていなければなりません。

SEOに効果的なさまざまな要素をより満たした信頼性の高いサイトが、競合に勝てる「強いサイト」といえるでしょう。

ドメインオーソリティとは

前述したように、「強いサイト」は信頼度を高めるためのさまざまな要素を満たしている必要があります。独自の基準で抽出した「強いサイト」に必要なデータを、インターネット上すべてのサイトと相対的に比較し、サイトの信頼性を数値化したものが「ドメインオーソリティ」です。

ドメインオーソリティは、サイトの強さ(信頼性)を目に見える数値として表すために、海外のSEO会社であるMozilla(Moz)によって2004年に開発されました。これはあなたのサイト全体がGoogle検索結果で上位化される可能性を、1~100の独自数値で評価します。数値が100に近ければ近いほど、上位表示されやすくなると見ることが出来ます。

過去に、ドメインオーソリティと類似の指標が存在していました。Google公式が提供するPageRankという、サイトの被リンク評価を1~10の数値で示すものです。しかし、2016年4月15日に、PageRankは廃止されてしまいまいした。そこでPageRankに代わってMozのドメインオーソリティが、サイトを数値で評価できるものとして注目を集めているのです。

ちなみに、日本ではドメインオーソリティを「ドメインパワー」と呼ぶこともあります。

ドメインオーソリティの確認方法

ドメインオーソリティはMozが提供するバックリンク調査ツールで確認することが出来ます。ツールではサイト全体の強さを測るドメインオーソリティだけでなく、各ページの強さを測る「ページオーソリティ」という指標も示されています。Mozは3種類のツールを提供しており、これらの利用は無料です。

  • Link Explorer…ドメインオーソリティの数値を確認できる
  • MozBar…Google Chromeの拡張機能を利用して、常にドメインオーソリティの数値を表示させる

実際に、Link Explorerを使ったドメインオーソリティの確認方法を説明していきます。

Link Explorerでドメインオーソリティを確認する方法

Link Explorerの使い方はとても簡単です。Link ExplorerのURL欄に、調査したいWebサイトのURLを入れて「Search」ボタンを押すだけ。

ユーザー登録(無料)は必要なため、何もしていない状況でSearchボタンを押すと、次のようなページに遷移します。

遷移したら必要な項目を埋めて、ユーザー登録を完了させましょう。

ユーザー登録にはクレジットカード情報を入力する欄があり、それを入力するかしないかによって2種類の方法があります。

  • クレジットカード情報を入力しない
    Spam Analysis、Link Opportunities、Advanced Reportsなどの一部機能が使えないという制限あり
  • クレジットカード情報を入力する
    30日間のトライアル登録で、有料登録と同じ全ての機能が期間中に使える。無料期間内にいつでも解約できる

ユーザー登録が完了すると、こちらの画面になります。


URL欄に調べたいサイトURL入力をすれば(黄色の部分)、どんなサイトでもこのように数値が算出されます。

このサイトでは、ページオーソリティが15%、ドメインオーソリティは23%だと分かりました。

MozBarをインストールしてドメインオーソリティの数値を確認する方法

GoogleChromeの拡張機能であるMozBarをインストールすると、さらに驚くほど簡単に、ページオーソリティとドメインオーソリティを確認することが出来ます。

まずはこちらのページからダウンロードしてください。

GoogleChromeのインストールページに飛びます。

「Chromeに追加」をクリックしてダウンロードは完了です。
この時、すでにMozに会員登録しているとスムーズにツールを使用できます。(登録していない場合は登録してください)

ツールバーにはこのように表示されています。「灰色のM」はログオフ状態です。

クリックして「水色のM」になれば、ログインしている状態になります(赤矢印)。

そうすると、ツールバーの下にMozのロゴが入ったバーが現れます。(赤線部分)
これでMozBarが起動完了です。
Googleでなにかを検索してみましょう。今回は「夏 旅行」というキーワードで検索をかけました。

スクロールしていくと、各サイトの下部にPA(ページオーソリティ)とDA(ドメインオーソリティ)の数値が表示されています(黄色下線部)。ページ上で一気に並べて見ることが出来るので便利ですね。

必要のないときは、ふたたびツールをクリック。Mのマークが灰色になれば、ログオフ状態になります。

ドメインオーソリティとSEO

ドメインオーソリティは、あなたのサイトをMozが独自のアルゴリズムを駆使し、確認した現時点のサイト状態を点数化、検索上位に入る可能性を予測したものです。しかし、ドメインオーソリティやページオーソリティが高ければ高いほどSEO的に正しい施策が取れているサイトである……とは、実際のところ、言い切ることが出来ません。

なぜならドメインオーソリティなどの指標は、Googleなど検索エンジンが公式の基準で算出しているものではなく、一会社であるMozが独自で行っていることにすぎないからです。正式な順位決定を決めるのはGoogleのため、実際の順位が違うということもあり得ます。したがって、高いドメインオーソリティを獲得していても確実に順位が上がるという保証はないことを、頭に入れておいてください。

それでも、ドメインオーソリティの数値がGoogleに対するSEOの施策に参考にならない無駄なものかといえばそうではありません。

アップデートで、より信頼性を高めたドメインオーソリティ

2019年3月5日、Mozはドメインオーソリティに大幅なアップデートを行うことを発表しました。Mozはこれまで、ドメインオーソリティやページオーソリティ、リンキングドメインの過去データのトラッキング表示や、リンクインデックス技術の改良といったアップデートを繰り返してきました。

Googleとは異なっていたとしても、その精度を高めるためです。今回、2019年のアップデートでは、今までのアップデートを統合するとともに、スコアの算出方法を根本的に変更しました。

ドメインオーソリティを算出するアルゴリズムをより精度の高いものに改善することに加え、判断に用いる要素が追加されました。これにより、新たなリンクインデックスとWebサイトのランク付けは、実際の検索エンジンに近いものとなったとMozは発表しています。ドメインオーソリティの信頼性が今まで以上に高くなったようです。

ドメインオーソリティの利用方法

ドメインオーソリティはどのように利用するのが良いでしょうか。

数値が高ければ検索順位が上がる可能性があるはずなので、自サイトの数値を見て、その値を高めることを目標にしたら良いかもしれません。ではドメインオーソリティの数値はどのように高められるかと言ったら、残念ながら裏技のようなものは存在しないのが現状です。内部対策や外部対策の正しいSEOを、地道に行っていくしかありません。

ドメインオーソリティは、競合のWebサイトと比較したときにその価値が発揮されます。したがって、自サイトのドメインオーソリティの数値に一喜一憂するのではなく、あくまで競合との比較のために参考となる指標とみておきましょう。自サイトと競合サイトのドメインオーソリティの数値がどれだけ違っているのかを把握し、差の変化を追いながらSEO対策を行う際に、ドメインオーソリティの数値は利用できると考えられます。

まとめ

「強いサイト」とは正しいSEOが積み重ねられた、信頼性の高いサイトです。しかしサイトの強さは目に見えるものではありません。そこで、Googleの公式ではありませんが、Moz社のツールを利用して、ドメインオーソリティといった数値で把握することをおすすめします。

自サイトの数値だけに注目するのではなく、競合と比較してその差を把握することで、SEO対策に役立てる可能性があります。ドメインオーソリティの数値を参考に、強いサイトを目指していきましょう。

SEOをもっと学びたい方はこちらもチェック:SEO対策の全てを紹介!
S
EOの内部対策についてはこちらもチェック:SEO内部対策を徹底解説!

内部対策マッピング_CTA

成果に直結する、オウンドメディア立ち上げサービス