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2019.06.07

浅井千明

SEO SOLUTION

Fetch as googleがなくなった?Fetch as googleの使い方と新しいサーチコンソールの機能をご紹介

WRITER

浅井千明

株式会社PLAN-B Webコンサルティング事業部

神戸大学発達科学部人間表現学科・同大学院を卒業後、2019年に新卒としてPLAN-Bに入社。
内定時は人事部にて採用活動の一部を担当。入社後はWebコンサルティング事業部配属。

目次
    1. 新しいサーチコンソールのFetch as google(URL検査ツール)について
      1. Fetch as googleとURL検査ツールの違い
      2. 新しいFetch as google(URL検査ツール)の使い方
      3. 新しいFetch as google(URL検査ツール)の新機能と注意点
      4. Fetch as google(URL検査ツール)でできることとは?使うタイミングや目的
    2. 新しいサーチコンソールについて
      1. サーチコンソールとは
      2. 新サーチコンソールで新しくなった機能とは
    3. まとめ

SEO対策には欠かせないサーチコンソールが、昨年2018年12月13日に新しくなりました。 旧サーチコンソールから新しいサーチコンソールへ移行したとき、「Fetch as Google(フェッチ アズ グーグル)が消されている?!」と驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回はお急ぎの方のために、まず新しくなったサーチコンソールでFetch as googleの機能を使う方法をご紹介した後、さらに新しいサーチコンソールの新機能などについてご紹介します。

新しいサーチコンソールのFetch as google(URL検査ツール)について

Fetch as googleとURL検査ツールの違い

新しいサーチコンソールにFetch as googleはありません。 しかし、Fetch as googleと同じように、インデックス状況の確認、リクエストができる機能はあります。 それが「URL検査ツール」です。

Fetch as googleとURL検査ツールの大きな違いは、クロールをリクエストする単位にあります。 Fetch as googleではインデックス状況の確認や再クロールのリクエストはURL単位だけでなく、リクエストしたいURLからリンクを設置しているURLも含まれました。

しかし、新しいサーチコンソールのURL検査ツールで対象となるのは、対象URLのみとなります。 そのため、Fetch as googleにおける対象リンクと、それに直接リンクが張られているすべてのページをクロールする機能はなくなりました。 もし1度に複数のページを再クロールさせたい場合は、サイトマップのクロールをリクエストしましょう。

新しいFetch as google(URL検査ツール)の使い方

それでは早速、「URL検査ツール」の使い方・手順を詳しくご紹介します。

①まずは新しいサーチコンソールを開き、URL検査項目をクリックします。

②上部に表示される検索窓に調べたい対象ページのURLを貼り付けてEnter キーを押します。

 データ取得中は以下のような画面が表示されます。

データが取得されるのを待つと、結果画面が表示されます。

③インデックスに登録されている場合、されていない場合、それぞれ以下のような画面が表示されます。

【インデックス登録されている】

【インデックス登録されていない場合】

④インデックス状況を確認した後、インデックス登録をリクエストしたい場合は、「URLがGoogleに登録されています」及び「URLがGoogleに登録されていません」という文言の右下に表記される「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。

旧Fetch as googleよりデータ取得などに多少時間がかかるようになりましたが、たった4つの手順でURL検査ツールでもFetch as googleと同様の機能を使用することができます。

新しいFetch as google(URL検査ツール)の新機能と注意点

新しいサーチコンソールの「URL検査ツール」では、単にFetch as googleと同じ機能を使えるだけではありません。

Googleは、新しいURL検査ツールについて以下のように記しています。

新しいレポートには、正規ページの URL、noindex や nocrawl によるブロック、URL が Googleインデックスに登録済みかどうか、といった情報が含まれます。

引用:https://support.google.com/webmasters/answer/9073702?hl=ja&ref_topic=7440006&authuser=0

このように、URL検査ツールではFetch as google以上に多くの情報を得られるようになりました。 しかし、URL検査ツールを使用する上で注意すべきことが一つあります。 それは、一日のインデックス登録の回数には上限があるということです。 以前のFetch as googleでは、この上限回数について、 ひとつのURLへのクロールを申請するのは、週500回まで、 ひとつのURLと直接リンクのクロールを申請するのは月10回まで と明確に定められていました。

しかし新しいサーチコンソールでは、

所有する各プロパティに対する検査のリクエスト数には、1 日あたりの上限が設定されています。

引用:https://support.google.com/webmasters/answer/9012289?authuser=0

 と記載されているだけで、詳しい上限回数についての言及はございません。

そのため、「上限回数がない」と提言しているブログや記事もありますが、 真相は定かではありません。 上限回数については発表され次第、お知らせしたいと思います。

Fetch as google(URL検査ツール)でできることとは?使うタイミングや目的

ここまでで、Fetch as googleに代わるURL検査ツールの使い方や新機能についてご紹介しました。

ここからようやく、Fetch as googleとは一体何か?をご紹介します。 Fetch as googleとは一言でいうと、サイトの存在をGoogleに知らせることができるGoogle Search Consoleの機能です。

みなさんご存知の通り、Webサイトが検索ユーザーの検索画面に表示されるようになるには、まずGoogleにサイトの存在を知ってもらわなくてはなりません。

それを専門的には、Googleのクローラーに正しく認識され、インデックス登録されることなどと表現したりします。 Fetch as googleは、まさにサイトの存在がGoogleクローラーに認識されているかや、インデックス登録されているかを確認するためのもので、サイトを運営する上で最も重要な一ツールでした。

しかし、実はインターネット上で、クローラーやインデクサがいつ自分のサイトを認識しに来てくれるかはわかりません。 そのため、サイト運営者は新しいサイトを立ち上げたり、既存サイトに新しくページを追加した際、それらをすぐにGoogleに認識してもらいたい場合は、Googleに対して自分でインデックス登録をリクエストする必要があります。Fetch as googleは、確認するだけでなくGoogleにインデックス登録をリクエストする機能も持っていました。

このように、サイト運営者にとって欠かせないツールの一つであったFetch as google。 前項で記載したように、新しいサーチコンソールでは「URL検査ツール」で全く同じ機能を使用することができます。

新しいサーチコンソールについて

サーチコンソールとは

ここまでFetch as googleと、それに代わったURL検査ツールについて具体的にご紹介してきました。 ここからは、そもそもサーチコンソールとは何か、どんなことができるのかについてご紹介します。

サーチコンソールとは、

「Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。」

(引用:https://support.google.com/webmasters/answer/9128668?hl=ja&visit_id=636940728151141428-3503245030&rd=1)

サーチコンソールを使う目的は大きく2つに分けられます。ひとつはURL検査ツールのように、サイトの状態を確認したり、Googleにクロールやインデックスを申請するといったものです。 もう一つは、ユーザーの行動に関するデータを分析するためのものです。

後者に関して、具体的にサーチコンソールでは、クリック数、表示回数、平均クリック率、平均掲載順位を検索クエリやページごとに確認することができ、これらの数値はExcelファイルに変換・保存することも可能です。 つまりサーチコンソールでは、検索クエリの種類やクリック回数など、サイトを訪問する前のユーザー行動を分析することができます。

そのためサイト運営者たちの中では一般的に、サイトの中でユーザーが閲覧したページやCVに至ったページ、離脱したページなど、サイトに訪問した後のユーザー行動がわかるグーグルアナリティクス(Google Analytics)とセットで用いられています。

▼グーグルアナリティクス・サーチコンソールのそれぞれの機能をもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック:
https://support.google.com/webmasters/answer/9012289?authuser=0

新サーチコンソールで新しくなった機能とは

グーグルアナリティクス(Google Analytic)と共に、SEO対策にとっては欠かせないサーチコンソールが2018年にアップデートされました。 そして、機能の名称や表記が変更された他、新しい機能などが追加されました。

2019年5月現在、もうすでに全ての機能が新しいサーチコンソールに移行されています。もし旧サーチコンソールを開いてしまった方は右上に表示される「新しいSearch Consoleを使用する」をクリックし、移行しましょう。

 

新しいサーチコンソールと旧サーチコンソールでは、まずそれぞれの名称や表記、機能が異なります。また一部の機能は削除されました。 以下16項目が変更・削除など、何らかの修正がなされた機能一覧です。

 

 

サーチコンソール

新しいサーチコンソール

検索アナリティクス

検索パフォーマンス

リッチカード

個別の拡張レポート

サイトへのリンク・内部リンク

リンク

インデックス・ステータス

インデックスカバレッジのステータス

サイトマップレポート

サイトマップ

Accelerated Mobile Pages

AMPステータス

手動による対策

手動による対策    (機能が変更)

Fetch as google

URL検査ツール

モバイルユーザビリティ

モバイルユーザビリティ(機能が変更)

10

クロールエラーレポート

インデックスカバレッジレポートとURL検査ツール

11

セキュリティの問題

新しいセキュリティの問題レポート

12

構造化データ

リッチリザルトテストとリッチリザルトレポート

13

HTMLの改善

(削除されました)

14

ブロックされたリソース

URL検査ツール

15

Androidアプリ

(削除されました)

16

プロパティセット

(削除されました)

名称や表記だけでなく、検索アナリティクスの機能性や得られる情報もかなりパワーアップしました。 機能面で新しいサーチコンソールが旧サーチコンソールと変わった部分は大きく次の3点です。

①計測対象期間が大幅に増加

旧サーチコンソールでは、検索パフォーマンスにおいて計測できる対象期間は3ヶ月と限定されていました。 しかし、新しいサーチコンソールでは過去16ヶ月間を一気に計測することができます。 そのため比較では、前年度と今年度というように、1年単位での検索パフォーマンス推移を計測することも可能です。

②インデックスされていない原因・理由が表示可能

旧サーチコンソールでは、サイト内のインデックスに登録されたページの総数のみを知ることができました。 しかし、新しいサーチコンソールの「URL検査ツール」では、インデックス登録されているページの総数だけでなく、インデックスされていないページやその原因・理由までわかるようになりました。 そのため、サイトの順位に大きな変動があったり、問題が起こった際、サイト運営者は「URL検査ツール」を確認することで、問題の原因や課題の特定が可能になります。 つまり、新しいサーチコンソールを使うことでサイトについてより深く分析をすることが可能になりました。

③AMP(Accelerated Mobile Pages)のに関するページ状況と問題点の表示

AMPとは簡単にいうと、モバイル端末でサイトを閲覧した際にも、 PCを用いた際と同様の読み込みスピードで表示されるようにするための 手法を指します。 AMPにおいても旧サーチコンソールは、AMPに登録されているページ数しか確認することができませんでしたが、 新しいサーチコンソールでは、登録数だけでなく、問題点やその詳細まで知ることができます。 近年、Webサイトがモバイル対応されていて、ユーザーがモバイル端末でも快適に閲覧できることは当然のこととなりつつあるので、この機能によってAMPの実装がより一般的なものとなるはずです。

▼それぞれの確認方法について知りたい方はこちら の記事も合わせてお読みください。
新しいGoogle Search Consoleは何が変わった?通常とベータ版の違いを比較

まとめ

このように、新しいサーチコンソールにもFetch as googleと同様の機能が備えられており、サイトやページのインデックス登録を確認・リクエストすることができます。 さらに、noindex などによるブロックが登録されているかといった、より詳細な情報も確認できるようになっています。 機能が増えた新しいサーチコンソールを用いて、ユーザーにとってよりよいサイト制作に活かしていきましょう。