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2019.06.21

村川 昂功

SEO SOLUTION

GoogleのUI / UXからユーザーの検索ニーズを推測しながらSEO対策を考えてみる(前篇)

WRITER

村川 昂功

株式会社PLAN-B Webコンサルティング事業部 Webコンサルティングユニット マネージャー

2017年新卒入社後、Web戦略事業部に配属。SEOやメディア運用のコンサル、ライティングディレクター、セールスを兼任。制作チームのリーダー、ライフスタイル事業部のマネージャーを経て、現在Webコンサルティング事業部にてSEOコンサルティングのチームを統括。

目次
    1. SEO対策で大事だと思うこと
      1. そのキーワードを検索するユーザーが知りたいことはなにか?を把握する
      2. そのキーワードに対する答えをGoogleがどんな意図で出しているか?を把握する
    2. Googleの気持ちで検索ニーズを想像しSEO対策を考えてみる①:サジェストキーワード編
      1. そもそもサジェストキーワードって何?
      2. なぜGoogleはサジェストキーワード機能を搭載したか
      3. サジェストをあれこれ試してみる
    3. まとめ:Googleの目線になるとユーザーの検索意図の想像が付きやすい(前篇)

SEO対策を本気でやろうとすればするほど、気が遠くなるほど地道で大量の作業が出てくることを、実際周りで一緒に働く人(SEO担当ではない人)はよく知らないことが多いんじゃないかなと思います。

技術がブラックボックスになってたり、実際の業務がイメージしづらかったり。 だからこそなのか、SEO担当って、同じマーケターの職種であるのにも関わらず、ブランディングに携わる職種や、動画広告などに関わる職種とか、と比較したときに、陽の目が当たらないことだったりも多いような気がします。(ただの偏見かもしれません、、。)

そこで今回は、そんな大変だけど陽の目に当たりにくいSEOを担当している方が、普段のSEO業務とはちょっと違った角度でSEO対策をする方法について楽しくお話出来ればと思います。 キーワードを大量に集めたり、Google Search Console(サーチコンソール)のデータを大量に見て分析したり、気が遠くなるように地道な作業の合間に、ちょっとした息抜きにしてみてください。

SEO対策で大事だと思うこと

SEO対策で最も大事なこと

個人的な意見ですが、SEO対策を実施する上で、一番大切なことは「キーワードを検索するユーザーが知りたいことはなにか?を把握する」ことだと考えています。テクニカルな部分はもちろん大事ですが、これに尽きると思っています。

その次に大切なのが、「そのキーワードに対する答えをGoogleがどんな意図で出しているか?」を考えること、です。Googleがプラットフォームとして存在している以上、Googleがどのように各キーワードを処理しているのか?捉えているのか?はとても重要です。

そのキーワードを検索するユーザーが知りたいことはなにか?を把握する

ユーザーのことをとことん考えなさい、と言った趣旨の内容をGoogleも公言しているように、検索しているユーザーのことを徹底的に考えるこはとても重要です。

例えば、、、

「●●」というキーワードは、、、

①どんな人が(Who)

②どんな場所で(Where)

③どんなタイミングに(When)

④どういう理由で(Why)

⑤どのような方法で(How|スマホ?PC?) 「●●」と調べて、

⑥何を得たいのか(What)

ということをあれこれ考えてみるのも、一つです。

意外とSEO業務に追われていると、キーワードやGoogledSearch Console(サーチコンソール)やAhrefs(エイチレフス)やGRC太郎のデータを落としたエクセルなどとのにらめっこが多かったりするんじゃないでしょうか?

ちょっと柔軟に、「あれ?そもそもこのキーワードって誰が検索してるんだ?」と考えてみると新しい気付きが得られるかもしれません。 SEO対策ってユーザーへの「愛」が大事だったりするものです。

そのキーワードに対する答えをGoogleがどんな意図で出しているか?を把握する

ユーザー云々ももちろんですが、Googleがどういうふうにキーワードを捉えているか?について考察することを忘れてはいけません。 (効率だけを考えるとこっちのほうが結局大事だったりするのがSEO対策のやっかいなところです。)

ここでもちょっと柔軟に、「自分がGoogleだったら、、、「●●」とういうキーワードを検索してきたユーザーにどういう検索結果を出すと喜んでもらえるだろう、、?」みたいな問いを立てて考えてみると面白いかなと思います。

この問いを考えていくためには、GoogleのUI / UXをあれやこれやと考察していくのが一番です。 ここからはGoogleのUI / UXをどう見て考えていくのか?について、Googleの気持ちになりながら少し深ぼって行こうと思います。

Googleの気持ちで検索ニーズを想像しSEO対策を考えてみる①:サジェストキーワード編

そもそもサジェストキーワードって何?

サジェストワード

サジェストキーワードとは、GoogleやYahoo!JAPAN利用時、検索バーにキーワードを入力した際に表示される入力候補のことを指しています。サジェストキーワードは最大で10個まで表示されます。

▼サジェストキーワードや調査ツールについては、こちらの記事でも紹介しております。ぜひ、合わせてお読みください。

今SEOで使うべきサジェストツール|使い方から利用注意点までを解説

なぜGoogleはサジェストキーワード機能を搭載したか

ここで、Googleの立場になって考えてみると、、

Google:

検索ユーザーが検索するとき、キーボードいちいち打ち込むの面倒くさくなっていくだろうなあ。。どうにか出来ないものか。。 あ!そのキーワードに似たキーワードで、よく検索されているものを選べるようにすれば多くの人がキーワードを打ち込む手間が省けるんじゃないか?…

もし、こんな感じで機能を搭載しているのであれば、サジェストで出てくるキーワードは、検索される回数が比較的多いものが出て来ることになります。

なので、SEO対策をしていくキーワードの優先度を決めていく際の判断基準のひとつにすることができそうです。 上記事例が完全に正しいわけでは無いのですが、このようにGoogleの目線で考えていくとGoogleがユーザーの検索ニーズをどのように解釈しているか、を考えやすくなってきます。

サジェストをあれこれ試してみる

記事を書いているとお腹が空いてきたので、今回は「ラーメン」というキーワードでサジェストキーワードを見ていきたいと思います。

※今回はiOSのクロームのアプリのTOPページから見ています。この後掲載する内容は、普段使っていないGoogleアカウントでログインしているため、男性ユーザーである程度の認識がされており、男性向けの検索結果として最適化されている可能性があります。

まずは、「ラー」を調べてみます。

サジェストワード_ラーメン

「ラーメン」「ラーメン 次郎」「ラーメン 新宿」が結果に出てきました。有名店とラーメン激戦区の新宿です。

次に、「ラーメ」を見てみます。

サジェストワード_ラーメ

同じく、「ラーメン」「ラーメン 次郎」「ラーメン 新宿」が結果に出てきました。有名店とラーメン激戦区の新宿です。

おそらく「ラーメン」も同じ結果になりそうなので、少しここで考えてみます。 サジェストに「次郎」が来ているので、すこしこってりしてたりガッツリお腹にくるラーメンを好むような人、実際に店が「ラーメン」と検索することが多いのではないか?どんな人が並んでたっけ?などなど、と考えていきます。 そんなユーザーをイメージしながら、その人が他に調べるとしたら、、、「ラーメン こってり」とかだろうか。。

そこで、「ラーメン こってり」を入力していこうと思います。

サジェストワード_ラーメンこってり

「ラーメン こっ」の時点で「ラーメン こってり 新宿」が出てきました。 「ラーメン」関連のキーワードを検索するラーメン好きの大多数は、ちょっとこってり系が好きで、新宿のラーメン店を探すユーザーが多いのかもしれません。

逆に、「ラーメン あっさり」を調べていきます。

ラーメン_あっさり

「ラーメン あっさり」の次に「ラーメン あっぱれ」という次郎系の店舗名が出てきました。「ラーメン」と「次郎系」の関連性は相当強いようです。また、結局「~新宿」というキーワードが出てきましたので、あっさり系ラーメンであっても一般的には新宿でラーメンを探すユーザーが多いようです。

今回、あまり深掘りはしていませんが、GoogleのUI /UXの一つであるサジェストを軸に「ラーメン」について簡単に考察していくと、、、

「ラーメン」と調べるユーザーの多くは男性で次郎系が好きで、こってり系あっさり系関係なく新宿に食べに行きがちなのではないか?

という示唆を得ることができました。「ラーメン」でSEO対策をする際、「次郎に関すること」や「新宿に関すること」を意識しながらキーワード拡張・選定したり、ラーメン店舗紹介記事を書く際にも、「次郎系のおいしい店リスト」や「激戦区新宿のおいしい店リスト」など、コンテンツの要素を追加・修正したりしてみてもいいかもしれません。

あれやこれやとGoogleの目線になったり、その上で実際の検索結果を触ってみたり、を繰り替えしていくうちに、結果的にユーザーの検索ニーズの解像度が上がっていきます。 エクセルやキーワードとのにらめっこにちょっと疲れたタイミングで、試してみていただけると面白いのではないかなと思います。

まとめ:Googleの目線になるとユーザーの検索意図の想像が付きやすい(前篇)

いかがでしたか?Googleのアルゴリズムの進化が進んでいく中で、ユーザーの検索ニーズや検索ユーザー像をどれだけ精緻に把握できるか?が肝になっていくと考えています。

今回は中でもGoogleのUI / UXのひとつ、「サジェストキーワード」について注目してみました。 Googleの理念がある以上、Googleの検索結果画面に隠れているあらゆる情報がユーザー目線で最適に設計されているはずです。 GoogleのUI / UXを元に、ユーザーの検索行動を細かに想像しながら、考察していくと、検索ニーズを効率良く仮説立てることが出来ます。 モバイル検索、デスクトップ検索、タブレット検索などデバイスも変えながら、一度GoogleのUI / UXから検索ニーズを考察してみてください。

後編では、同じくGoogleのUI / UXのひとつである「関連する検索キーワード」と「他の人はこちらも検索」について注目してみたいと思います。

▼検索意図についての記事は下記記事も参考にしてください。

本質的なSEOとは「検索意図を理解しユーザーの課題に応えるWEBサイトを作る」こと!