サイテーションとは?概要、獲得方法、事例もご紹介!

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近年のSEOではコンテンツの質が最も重要であると言われており、WEB担当者は日々試行錯誤しながら上位を目指し、コンテンツの作成と修正を繰り返し行っています。コンテンツの重要性は今後も変わりませんが、新たに重要度が増してきていると言われているSEO指標があります。それが「サイテーション」です。

コンテンツの質を確かめておきたいという方はこちらのチェックシートをご活用ください!

サイテーションとは?

サイテーションという言葉自体は「引用」や「言及」という意味で使用されますが、SEOに関わる内容の場合は「他サイトやSNS上で特定のサイト名やブランド名を記載している」状態を指します。被リンクとは異なり、対象となるサイトへリンクさせる必要はありません。

サイテーションによるSEO効果はブラックボックスとなっています。Googleから直接的にサイテーションについて言及があったわけではありません。しかし、以下のGoogleからの説明から検索順位の評価の要素に認知度があることを示しており、間接的にサイテーションがSEOに関係していることがわかります。

つまり、MEO(Googleマップにおける上位化)に関しては効果が確認されている為、SEOにも同様に良い影響を与えると言われています。


2020年サイテーションが重要視されている?

被リンクによるSEO対策から、コンテンツSEOへと変わる中で、上位化だけを目的とした悪意のあるコンテンツが大量に作成されました。その対策として、2017年に「医療や健康」に関する記事に対して「健康アップデート」が実施されました。この影響により、上位表示目的の記事はほとんど淘汰され、公的な医療機関や、医療の専門家から提供される記事が残りました。

このことから、SEOで成功を収めるにはコンテンツの質だけでなく、信頼性がより重要視される様になりました。信頼性を図る指標として、サイテーションは大いに役立ちます。特定のサイトについて好意的に言及している記事などが増えることで、ユーザーから求められている内容であることが分かります。

信頼性をサイテーションで測ることができるようになった背景にはSNSの利用者数にあります。

日本におけるSNSの利用者数:ICT総研

上のグラフによると2020年には日本におけるSNSの利用者数が8000万人に到達しそうな勢いです。このことから、GoogleはSNS上での言及を無視することができなくなってきました。

SNSで自社の名前やサービス・商品などに関して言及されることが多いということは、認知度の高さや信頼性の高さを証明することだということが確固たるものになりつつあるのです。


被リンクとサイテーションの効果の差

サイテーションは昨今のSEOにおいて重要視されていますが、キーワード単位での上位表示という観点で言うと、被リンクの方が効果的である可能性が高いです。関連したテーマのサイトからキーワードを含んでいるテキストリンクを得ることで、上位表示に大いに貢献します。

当然自作自演のリンクはGoogleからのペナルティの対象となるためNGですが、そうではない第三者によって自然と発生した被リンクを集めることはサイテーションが注目されている現在でも有効な手段の一つです。一方で、サイテーションはサイト全体の信頼性を高めると共に、全体の順位の底上げとして役に立つとも考えられます。

Googleによる日々のアップデートにも、順位を大きく後退させることなく、安定性の高いサイトを構築することが出来るでしょう。被リンクと違いサイテーションは効果を実感し辛いので、SEO対策の一環として行うことは困難ですが、意識的にポジティブなユーザー評価を得られるサイト運営を心がけることが大切です。

確かに被リンクの方がサイテーションよりもSEO効果が高い可能性はありますが、数多あるGoogleの検索順位の決定シグナルにサイテーションも大いに関係していると言えます。被リンクだけでなくサイテーションにも力を入れて余念のないSEO対策をしていきましょう。


サイテーションを獲得するためにできること

上記の説明でサイテーションがSEOのために必要だということはお分りいただけたでしょう。

では、実際に何をすればサイテーションを獲得できるのでしょうか。
本記事では以下の3つをご提案します。

・SNSによる認知度の向上

・わかりやすいサイト・ブランド名

・様々な媒体の広告や引用による認知度の向上

SNSによる認知度の向上

身近に行えて尚且つ多くのサイテーションを獲得するには、やはりTwitterやYouTubeなどの無料で利用出来るSNSツールを使い、認知を広げる施策が一番です。そもそもSNSでサイテーションを獲得するためにはSNSユーザーに認知されないことには始まりません。

SNSでシェアされるにはどのSNS媒体でサイテーションを狙っていく場合でも自社のSNSアカウントを作っていくことをオススメします。自社アカウントの運用を時間をかけて行なっていくことが大切です。

自らSNSで発信する際には自社名、サイト名、商品名などを書き込むようにしましょう。認知してもらうためにも名前を発信して、ユーザーの記憶に残るようにするとサイテーションの獲得の可能性が高まります。

最近インフルエンサーマーケティングが当たり前になってきていますが、SNSを活用したサイテーション獲得の方法を取る際にインフルエンサーを起用するといい効果が期待できる可能性があります。それぞれのインフルエンサーがファンを抱えているのでそのファンはインフルエンサーが紹介するものに対して比較的ポジティブな印象を持った状態になりやすいのです。

インフルエンサーマーケティングの主な目的は商品やサービスの購入を促すものである場合が多いですが、このようなサイテーション獲得やブランド力を上げるためにも効果的と言えます。

インフルエンサーのSEO効果について詳しく知りたい方は以下の記事からご覧ください。
インフルエンサーを活用してSEO効果を高めよう!

わかりやすいサイト・ブランド名

サイテーション獲得の際には、サイト名やブランド名を分かり易い(キャッチー)ものにしておくことで、ユーザーへの認知を促進させることが出来ます。ローマ字表記のタイトルは誤字を招くこともあり、サイテーションを獲得するということに関しては弊害となる恐れがあります。

サイトタイトルにはカタカナ、またはひらがなでの表記も忘れずに行うと良いでしょう。認知度を高めると同時に、サイト内の記事やサービスの質も高めておく必要があります。サイテーションは好意的なものであると効果が高いので、質が伴っていない場合、悪評に繋がる恐れがあるので注意しましょう。

様々な媒体の広告や引用による認知度の向上

サイテーションの獲得には、まず認知度を高める必要があります。効果的な方法の一つとして挙げられるのがテレビCMです。ただし、不特定多数の人にサイト名やブランド名を認知させるには絶大な効果がある反面、膨大な予算が必要である為、基本的には大手企業のみが行える方法です。

テレビCM以外にも広告は様々あります。新聞広告、雑誌広告、交通広告をはじめ、動画広告、バナー広告、アフェリエイト広告などのネット広告と様々あるので、予算に合わせた広告を使ってみましょう。

テレビCM以外にも媒体に自社のコンテンツが引用されることで被リンクの獲得に加えてサイテーション効果を得るという方法があります。

例えばですが、『住みたい町ランキング』のようなコンテンツは良い例として挙げられます。毎年毎年ランキングとして発表され、あらゆる媒体がそのコンテンツを取り上げることで出典元として被リンクおよびサイテーションを獲得するというような方法です。

媒体に引用される以外でも、自身の住んでいる町がランキングに入ったりすることでSNS等でも引用されるイメージも沸きやすいと思います。

SNSや媒体に引用されやすいコンテンツを考え作成することもサイテーションを獲得する一つの代表的な例といえます。


サイテーション獲得程度の調べ方

サイテーションをどれ位獲得出来ているか気になる方は、以下の方法で簡易的に調べることが出来ます。

Googleで「“サイト名”-site:サイトURL」と検索


検索例
 : “スーモ” -site:suumo.jp

「“”」で自身のサイト名やブランド名を入れ、「-site:」の後に対象となるドメインを記入しGoogle検索にかけることで、記載したドメインを除いたサイテーションを含んだサイトが表示されます。ネガティブ、ポジティブどちらも含めた検索結果ではありますが、サイテーションの数を図る指標として参考になります。

Yahoo!リアルタイム検索機能で検索

ツイッターやFacebookに限りますが、このYahoo!リアルタイム検索という機能を使うことにより、1分1秒ごとのリアルタイムの言及内容を検索することができます。

登録やログインなどは一切不要なので、サイテーションを確認するのに非常に便利な機能です。


サイテーションがSEOに悪影響を及ぼすことも

サイテーションがSEOに良い影響を及ぼすことに関しては上記の説明でお分りいただけたと思いますが、自社や自社サービスなどに関する言及によりSEOに悪い影響を及ぼすこともあるということも知っておかなくてはいけません。

と言うのも、自社や自社サービスに関する言及がポジティブなものだったら良い影響を与えるかもしれませんが、もし、その言及がネガティブな内容だった時には悪影響を与えると言うことは安易に想像できると思います。

例えば、家の近くにスーパーAとスーパーBがあったとします。そこであなたは今夜の夕食のための野菜を買おうとしているのですが、どちらで買うかを迷っていました。迷っている時にSNSを見てみると「スーパーBの野菜に虫が付いていた。」「傷んでいる野菜がたくさんあった」などの言及をしているユーザーがいたとします。

そこであなたはどちらのスーパーで野菜を買うことにしますか?

当然あなたはスーパーAで野菜を買うでしょう。このように人は他の人の言及にかなり左右されます。サイテーションがSEOに間接的に良い影響を及ぼすことがあると言うことは、悪い影響を与える原因にもなり得ると言うことです。

ネガティブなサイテーションへの対処法

先ほどお話ししたように、ポジティブな内容のサイテーションならSEOに間接的にいい影響を与えることがありますが、ネガティブな内容だった場合にはSEOに悪い影響を与えてしまうことがあるでしょう。

そのようなネガティブなサイテーションを一度投稿されてしまうとなかなか消すことはできません。

投稿者に削除依頼を直接することはなかなか難しいですし、それをしたからといって必ず削除してくれる保証はありません。また、その依頼をしたことによりさらにネガティブな投稿をされてしまう可能性もあります。

そのため現実的な方法としては、消去することを考えるのではなく。ポジティブな内容のサイテーションを増やしていくことをオススメします。

そのためには自社のサービス・商品ないしはメディア・コンテンツの質を高めていくことに尽きると考えます。

あくまでも自然な形での評価獲得を目指して、コンテンツ・サービスの質を高めつつ、認知度を高める施策を積極的に行ってください。

また、サイテーションはGoogleが公式にSEO効果について明言しているわけではない為、ポジティブな評価の獲得することだけに注力することはあまりオススメしません。現状のサイテーション状況を知っておくことは重要ですが、そこだけに囚われることはやめましょう。

そこに囚われすぎて自作自演により引用を大量に増やす行為を行ってしまうと、順位に悪影響を及ぼす可能性があります。気をつけましょう。

サイテーションは「世間のイメージの集約」なので悪いイメージがついた商品や会社はなかなか持ち返すのが難しいように、サイテーションも同じようにネガティブなサイテーションがついてしまった場合にはポジティブばかりにしていくには時間がかかります。

一度悪いイメージがついてしまった企業や商品がいいイメージに変えていくには大きな変革をするか、かなりの時間をかけてジリジリ解決させていくかということになるでしょう。

変化をしなければ時間の流れとともに企業や商品が古いものになってしまうということにもなりかねないので、変化することによってポジティブなサイテーションに変えることが必要になっていくこともあるでしょう。

サイテーションの効果が獲得できた事例

お待ちかねの事例のご紹介です。

月間約100万UU規模のファッション関連のECサイトで、インフルエンサーによりバズ施策を行った際、SEOにも好影響があったためご紹介させていただきます。元々SEO効果は視野に入れていなかったため目から鱗の結果でした。

サイトタイプと規模

ファッション関連のECサイトで月間約100万UUの規模。

実施したバズ施策の詳細


あるブランドアイテムをインスタグラマーに紹介してもらい、そのアイテムをユーザーにプレゼントするキャンペーン。

  • 2人のインスタグラマーを同時に活用したInstagramによるBAZZ施策。
  • ストーリーと通常投稿の両方を実施。(ストーリーは24時間のみ表示)
  • とある「ブランドA」のアイテムを2名のインスタグラマーのアカウントで紹介し、ブランドAのアイテムをプレゼントキャンペーンをサイト内で実施。
  • Instagramの投稿にはキャンペーンページへのリンクを掲載(※ブランドAのURLは掲載なし)
  • サイト内で会員登録をした後キャンペーンに応募ができる。

Instagram上で得られた直接効果

ユーザーによる別媒体での拡散などを除き、サイト内で得られた直接効果は下記となります。

媒体内の総imp約250万imp
媒体からサイトへの流入

約35,000件

キャンペーンの応募数約2,000件


※数値は施策期間中の合計7日間の結果です。

SEOにおいて現れた効果

お待ちかねのSEOにおいて現れた効果です。

✔キャンペーン実施から約1か月後、KW「ブランドA」単体で28日間1位と2位を獲得(元々半年ほど平均順位4位のKW)
✔28日間で【1位→10日間、2位→18日間】を獲得した後に、再度元の順位の4位に下落(4位に下落後は停滞)

※他に「ブランドA」に関する施策は実施していない
※その他ブランドで1位を獲得できているブランドはない
※ブランドAのブランドサイトでキャンペーンは紹介されておらず、被リンクは得ていない

つまり、Instagram上でのバズ施策で得たサイテーション効果が、「ブランドA」の検索順位を向上させた可能性が極めて高いと言えます

他のブランドの順位も上がっていたり、他のSEO施策が平行して行われていれば、検証軸が増え効果検証が難しかったのですが、
今回この「ブランドA」のみが1位を獲得したことで、バズ施策が順位上昇が相関していると結論づけることができました。

まとめ:好意的なサイテーションを増やしてサイトの信頼度と順位を上げよう!

サイテーションについてお分りいただけたでしょうか。

サイテーションは、今回の事例のように直接的な効果が得られた事例もありますが、同じ外部対策である被リンクのような直接的なSEO効果は基本的にはないと言われてます。しかし、外部対策は今のGoogleアルゴリズムの中では自ら手を加えていくことはペナルティの対象になります。

そのため、外部からの被リンクやサイテーションを得るためには、そもそものサービスやコンテンツをよくしていくことや、SEOの枠組みだけではなく、Webマーケティングの枠組みで集客施策を行っていくことが重要と言えるでしょう。

SEO対策についてもっと詳しく学びたい方は以下の記事からご覧ください。
・SEO対策完全版マニュアル|費用対効果大のWEB集客方法について

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