
404 not found(404エラー)とは?|5分でわかる原因と解決方法・効果的な404エラーページの作り方とは?
SEO対策
2021.03.18
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2020.12.02
東迎 光裕
SEO SOLUTION
中途採用でPLAN-Bに入社。沖縄オフィスでライター経験後、Webコンサルティング事業部に配属。2018年からはSEOディレクターとしてWebサイト分析・調査を行なう。
Googleが提供するツールの一つである「PageSpeed Insights」の仕様が変わりました。その仕様についてや分析結果の項目について紹介していきます。
「PageSpeed Insights」は、Googleが提供するスコアを測定するためのツールです。PageSpeed Insightsは以前から多くの人が使っているツールで、最近リニューアルが行われました。
リニューアル後は、リニューアル前と同じく、「0~100」のスコアでページ表示速度が速いのか?遅いのか?判定を行ないます。
スコアでの評価は下記になり、色で分かりやすく表しています。
スコア | 評価 |
---|---|
90~100(緑) | 速い |
50~89(オレンジ) | 平均 |
0~49(赤) | 遅い |
また、リニューアル後はスコアの分析の基は、「Lighthouse」になっています。
下記は現在PageSpeed Insightsで提供される情報です。
Googleがページの表示速度の判断として使用しているデータであるChrome User Experience Report(CrUX)からレポートを出してくれる機能があります。
下記画像の赤枠「提供元の概要を表示」をクリックすることで、Chrome User Experience Report(CrUX)と比較した全てのページの速度の判定が見られます。
この結果は、以前のPageSpeed Insightsの場合、「origin:」のコマンドを使うことで結果を知ることができました。ですが、Chrome User Experience Report(CrUX)から判定ができるため、リニューアル後のPageSpeed Insightsでは、「origin:」のコマンドは廃止になっています。
上記で述べているChrome User Experience Report(CrUX)とは、Chromeを利用しているユーザーのデータが使われています。そのため、以前のPageSpeed Insightsよりも正確な結果が出せると言えます。
「Lighthouse」を使って分析を行ない下記項目や色でスコアの評価を分かりやすく表してくれます。
項目 | 内容 |
---|---|
コンテンツの初回ペイント | コンテンツまたは、画像が初めて表示されるまでの時間を測定します。 |
速度インデックス | ページのコンテンツが見えるまでの時間を測定します |
インタラクティブになるまでの時間 | ユーザーがページの操作が可能になるまでの時間を測定します。 |
意味のあるコンテンツの初回ペイント | ユーザーがメインとなるコンテンツが表示されたと判断するまでの時間を測定します。 |
CPUの初回アイドル | ユーザーが操作してから反応するまでの時間を測定します。 |
入力の推定待ち時間 | ユーザーが入力を行ない、その反応までの時間を測定します。 |
冒頭でも述べている「Lighthouse」はGoogleが提供しているツールです。PWAに関しての評価を主に測定してくれます。
Lighthouseの詳細は下記ページにて紹介しています。
以前のPageSpeed Insights同様、ページ表示速度を向上させるための改善案が表記されます。
更に、短縮できる推定時間も表記されているので、どのくらいの時短ができるのかという目安としての判断材料にすることもできます。
また、この項目でも色で重要度を分かりやすく表してくれています。
この項目では、アプリケーションに関する改善点を上げてくれます。こちらも改善することで、ミリ秒単位での時短の効果が得られます。
また、この項目でも色で重要度を分かりやすく表しています。
PageSpeed Insightsのツールで改善の必要がないと判断された項目が見れます。こちらが多いほど、分析を行ったページはユーザーに早くページ情報を与えていると判断ができます。
下記画像の赤枠をクリックすることで、改善が必要ではない一覧が確認できます。
PageSpeed Insightsの使い方に変わりはありません。
下記画像の赤枠に分析したいURLを入力後、黄色枠の「分析」をクリック
クリック後、モバイル・パソコン両方のページ表示速度が確認できます。
モバイル・パソコンの切り替え方法も簡単で下記画像の赤枠のチェックしたい名称をクリックすることで切り替わります。
リニューアル後のPageSpeed InsightsはLighthouseを基に測定を行っているため、結果は同じと考えられます。しかし、実際はPageSpeed InsightsとLighthouseで得た測定結果に違いが出ています。
その理由は、
これらの違いにより、測定結果に相違が生まれています。上記のような相違があるものの、どちらが正しいのかという点は明確化されていません。
ですので、私個人としてはより正しくページの表示速度を分析したいと考えているなら複数の測定ツールで比較することをおすすめします。
Impact Calculatorは複数のドメインを一度に測定できるツールです。
詳細は下記ページにて掲載しています。
モバイルのみのページ表示速度を測定してくれるツールです。
詳細は下記ページにて掲載しています。
リニューアル前のPageSpeed Insightsでは、ページ表示速度の結果が良好と判断されていたのに、リニューアル後に確認したところ最適ではないと判断されたという事例があります。
そのため、以前分析したから二度目のチェックはしなくていいだろうという考えを持つのではなく、リニューアル後のPageSpeed Insightsでも分析を行ってみるといいでしょう。
分析のデータ基が変わったことでの測定結果の変動が考えられるので、改めて分析することをおすすめします。
ページ表示速度の改善は、Googleが以前から推奨している改善策になります。
PageSpeed Insightsがリニューアルしたことで、より詳しく改善できるポイントが分かるようになっているので、ユーザーにより良い環境で利用してもらうためにも積極的に改善していくといいでしょう。
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