
404 not found(404エラー)とは?|5分でわかる原因と解決方法・効果的な404エラーページの作り方とは?
SEO対策
2022.03.07
2022.02.22
ライター: 丸衛 和也
この記事は5分で読むことができます。
SEOで、「ドメインパワーが大切だ」という話を聞いたことがないでしょうか?
SEOでは昔からドメインパワーについて常に議論されてきました。今回はドメインパワーについて、またSEOでどういった評価を受けるのかについてご説明いたします。
ドメインパワーとは、「サイトのドメインについているパワー・SEOに有利に働く力」のことをさします。新しいドメインでサイトを作り始めると、最初にGoogleハネムーンの影響を受けることがありますが、ほとんどの場合はいいコンテンツを更新しても上位表示されません。
これは、たくさんのサイトを作っても同じ傾向が出ていることから「サイトリリース当初は正しい評価を受けることができない」と覚えておいて問題ないです。つまり数ヶ月で効果が出ないからSEOをやめるという判断は時期尚早だということです。
だからといって、ドメインを放置して後からコンテンツを追加すればいいということでもありません。定期的にコンテンツを投稿したドメインは徐々に評価されていくため「しっかりと運営している状態で長く運用されているドメイン」の評価が高いという考え方をしておけば良いでしょう。
では、なせドメインパワーがSEOで重要と言われているのでしょうか?答えはシンプルで、多くのキーワードで上位表示されているメディアが、このドメインパワーが高いと言われているドメインたちだからです。
例えば「パスタ レシピ」と調べた場合には
上位には、クックパッド・キッコーマン・日本パスタ協会・楽天レシピと大手企業や日々更新を行なっている誰もが知っているサイトが上位表示されています。これは運営歴も長く、たくさんのサイトからリンクが当たっているドメインのためドメインパワーが高いと言えます。
ほかのキーワードでも同じような現象が起こっており、ドメインパワーの強いサイトは上位表示しやすいと言われているのです。ビックキーワードの場合、ほとんどの確率で1ページ目にWikipediaが表示されています。
Wikipediaも同じように上位表示に向いているドメインパワーが強いサイトであり(多くのサイトが情報の元として引用したり、紹介するためリンクが他のサイトと比較できないほどついている)内部リンクもしっかり整っているので安定的に上位表示しています。
これだけ安定的に上位表示しているサイトたちを見たら誰もが「ドメインパワーが大切」といっている理由がお分りいただけたかと思います。
ここまでドメインパワーについてご紹介してきましたが、「私のサイトは、被リンクが少ないが被リンクがたくさんあるサイトより上位に表示されている」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
もちろんドメインパワーは大切ですが、ドメインパワーだけがSEO対策の指標ではありません。
コンテンツの質も大事な指標のため、リンクが少ないサイトでもコンテンツがよければドメインパワーが強いサイトより上位表示する可能性が十分考えられます。
Googleがこの指標を出してくれるわけではないのですが、外部ツールでざっくりと把握することは可能です。今回はMozを使った方法をご紹介します。
まず https://moz.com/link-explorer/ を開きます。
このようなページに飛ぶと思いますので、rootdomainの右に調べたいドメインを入力して検索します。loginと出ている場合はアカウントの作成が必要になるため、アカウントを作成してから行いましょう。(アカウントは無料で作成できます。)
調べるとこのような形で表示されます。上記はあるブログの数値をとったものですが、事例で紹介した食べログを調べてみましょう。
Domain Authorityがかなり高いことがわかります。これがドメインパワーの差です。一般ブログが食べログと同じ上位を取っているキーワードで戦おうと思ったら、コンテンツの質はもちろんのこと、ドメインパワーも高めていかないといけないことがご理解いただけるかと思います。
SEOのためにドメインパワーを高める方法は、以下の通りです。いきなり全てをやることは難しいので、可能なものから挑戦すると良いでしょう。
サイトの運営歴が古いほど、SEOでは良い評価を受ける傾向があります。ただ、ドメインが古ければ良いわけではなく、更新しながら運用されたドメインは評価が高くなります。
また、運用歴が長くなると被リンクの数も基本的には増えていくので、相乗効果で評価を上げていくことが可能です。リンクの獲得については後ほどご説明します。
サイトへアクセスを集めることもドメインパワーを上げることに繋がります。ただ、アクセスを集められれば何でもいいのかと言われればそんなことはなく、ユーザーが求めるコンテンツを正しく発信して集める必要があります。
ドメインパワーを高めるためには滞在時間も大事だと言われていますが、これもユーザーが求めるコンテンツを更新すれば解決するため、アクセスを集めることと滞在時間を改善することはセットで考えておくと運用の際に間違った方向に進まなくて良いです。
なお、良質なコンテンツを生成するためには「SEOで成果が出ない時にチェックすること|中級者でもやってしまうミスを紹介」を読んでいただくとさらに理解できると思います。
リンクを獲得することはSEOにおいてとても重要です。
リンクを獲得できるということは誰かに「いいサイトだよ」と言われたことと同義であり、Googleもそのように評価します。基本的には上位表示しているサイトやSNSで話題になったコンテンツほどリンクが集まりやすい傾向にありますが、リンクを獲得する仕組みを構築することで上位表示していないくても集めることが可能です。
例えば、「誰かをインタビューし、そのインタビューした方が勤める会社のHPでそのことが紹介される」というのも1つの手です。リンクの獲得についてはまだまだノウハウがなかなか業界でも固まっていないため、自分なりに工夫して獲得を目指してみてください。
ドメインパワーを高めたい人にとって気をつけないといけないのが「焦ってペナルティを受けてしまう」ということです。
上記は、初心者がよくやりがちなミスです。中古ドメインは確かに最初からリンクが付いていて評価が高いケースがあります、ただいいドメインを選定しないと間違ってすでにペナルティを受けているドメインを運営することになったり、インデックスを全くしないドメインを運営することになったりします。
また、低品質なコンテンツはインデックスされないケースも多いので更新回数をひたすらあげればいいということでもありません。Googleは低品質なコンテンツへのペナルティも存在するので注意が必要です。
途中でも説明したようにSEO対策はドメインパワーが全てではありません。SEOは網羅性が大切なので、ドメインパワーはもちろんのこと、コンテンツの質やサイト設計も大切になってきます。
ドメインパワーをあげることだけに必死にならずに全体設計からしっかりと作り込めるようにしましょう。
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