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SEO対策
2020.12.02
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2020.12.02
塩飽 拓哉
SEO SOLUTION
2012年にPLAN-B第1期新卒として入社。SEO事業部内部コンサルタントとして従事。2017年よりR&D事業部沖縄ラボへ異動し、Googleアルゴリズムの研究開発に没頭。
2019年よりWebコンサルティング事業部ソリューショングループへ異動。
皆さんはコンテンツを作成する際に、SEOを意識して見出しタグを設置できていますでしょうか。
「見出しタグはいつも漫然と付けている…」
「キーワードはどのくらい含めるのが適切なの…?」
などお悩みの方も多いかと思い、今回は見出しタグのSEOへの効果とはいかなるものなのか、設置時のルールと注意点を踏まえてお伝えしていきます。
見出しタグとは、その名の通りページのコンテンツにおいて見出しの役割をするタグのことを指します。(hタグと呼ばれることも多いです。)
そもそも見出しとは、新聞や雑誌にあるように、記事内容を簡単にまとめたもののことを言います。それを見れば、内容をざっくりと理解できるようなものです。
この見出しタグにはh1タグからh6タグまで階層があり、大きな数字ほど小さな見出しを意味します。
SEOにおいて見出しタグの存在がどれほど順位に影響があるかは定かではありません。また、見出しタグをきっちり順番通りに使ったとしても、順位が劇的に上がる可能性は低いと思われます。
Web担当者の中には、h1タグにキーワードを含めるべきか否か悩んでいる方も多いと思いますが、私達としてはキーワードの有無は順位への直接的な影響はほとんどないと考えています。
しかし、コンテンツ内容によってはキーワードを含めたh1タグのほうが、ユーザーのコンテンツ理解を深め、コンテンツを更に読みたいと思わせることができることもあります。
このように順位が上がるか否かではなく、ユーザビリティを考慮して、キーワードの有無を判断することが大切です。
見出しタグ設置において、厳格な設置ルールは存在しません。そのためページごとに適切な設置の形を判断することが重要になってきます。以下では見出しタグを設置するために把握しておきたい事項を整理しています。
Googleは「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」において、見出しタグを正しい順序で使用することを推奨しています。h1タグからh6まで順序よく設置することで、コンテンツ階層が理解しやすくなり、ユーザーのコンテンツの理解にも繋がります。
またh1タグは大見出し、h2は小見出し、h3はさらに小さな小見出しといったように、各タグの役割は決まっています。そのため適切な箇所で、順番通り設置することが大切です。これにより、ユーザー・検索エンジンともに理解しやすいコンテンツ構造を作ることができます。
デザインが「h2よりもh4の方がいいからh4を使おう」というようなデザインの都合で順番を変えることはなるべく控えましょう。また、あくまでも見出しタグは見出しのためにあるものなので強調したいなどの装飾目的で使うこともやめましょう。
そのように見出しタグを使用してしまうと、ユーザビリティが低いと判断され、評価が落ちてしまう可能性があります。
サイトによってはh1タグが複数設置されている事例があります。h1タグが複数設置されることでサイトの評価が落ちることはありません。コンテンツの構成上、h1タグを複数設置した方がユーザーにとって読みやすい場合には、複数設置したとしても問題ありません。
しかし、そもそもh1タグにはページの概要を伝える大見出しの役割があるので、基本的には1つが自然な形と言えます。そのため可能であれば複数設置を避けるのが無難です。
また、ユーザーが理解しづらい見出しは検索エンジンにとっても分かりづらい場合があります。ユーザー・検索エンジンがコンテンツ内容を理解しやすくするためにも、分かりやすい見出しの設置を心がけましょう。ここで言う分かりやすいとは、ひと目見ればその後に続く文章にどういったことが書いてあるか大枠が理解できるという意味です。
サイトによっては見出しタグに画像を設置している場合があります。hタグが画像であっても、altタグを使用してテキストで画像名を記載していれば、基本的には問題ありません。
ただし画像名は実際に画像の内容と一致しており、かつ具体的に画像の内容を説明しているものが良いです。
見出しタグを設置した際に発生しがちなミスとして、多数の見出しタグを設置してしまう事例が挙げられます。ページ内容によって適切な設置数は変化しますし、何個まで設置OKといった明確な決まりはないため、混乱してしまう方がいるかもしれません。
見出しタグはあくまで、コンテンツの区切りを分かりやすく伝えることが目的という点を忘れないようにしましょう。過度な設置はかえってユーザーを混乱させる可能性があります。ページ内のコンテンツを一読した上で、ここに見出しがあった方がいいと判断した箇所に適切な数を設置することが大切です。
また、見出しは文字数が多すぎてもいけません。見出しが長すぎると、検索エンジンにとってもユーザーにとっても何を説明しているのか分かりづらくなってしまいます。コンテンツに応じて適当な文字数にすることが大切です。
そのコンテンツに相応しい文字量の見出しタグを作成したい場合は、コンテンツの内容を一言で言い表せているか考慮して、作成してみるといいでしょう。
できる限り1行で収まるように伝えたいことを要約して端的に伝えましょう。
これは見出しタグに限ったことではないですが、キーワードを詰め込み過ぎると、違和感のある見出しになる可能性があります。さらに、かえって検索エンジンからスパムと認識されてしまう恐れもあります。ユーザー理解を助けるためにキーワードを含めるのは問題ないですが、無意味に含めるのは逆効果と言えます。あくまでキーワードを入れる場合は、自然な形で入れることをおすすめします。
今回は見出しタグの使い方について解説してきました。見出しタグはユーザーや検索エンジンのコンテンツ理解を助けてくれるものです。上手く設置することでユーザビリティの優れたコンテンツにすることができるので、設置時の注意点を守って、適切な形で設置しましょう。
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