
404 not found(404エラー)とは?|5分でわかる原因と解決方法・効果的な404エラーページの作り方とは?
SEO対策
2020.12.02
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2020.12.03
五十嵐 和希
SEO SOLUTION
大手広告主企業での広告宣伝部、総合広告代理店でのプロモーション部を経験し、PLAN-Bへ入社。
企業のオウンドメディア立ち上げ支援や自社開発DMP「Juicer」のマーケティング責任者を担う。
現在は自社開発プロダクト「SEARCHWRITE」のプロダクトオーナーとしてPMFに向けた活動を担当している。
昨今、話題に上がるキュレーションメディアですが、たくさん世間を騒がせてきました。
実績のあるメディアも多いですが、問題を抱えたメディアもまだまだたくさん存在します。 今回は、今まで起こったキュレーションメディアの問題と、どういったところに注意してコンテンツ制作をしていけば良いのか紹介していきます。
キュレーションメディアは、「決まった条件に沿って情報をまとめたコンテンツが公開されているサイト」です。最近では、多数のライターがコンテンツを更新しているサイトをキュレーションメディアと呼ぶケースもあります。
キュレーションメディアとして有名なのは、グノシー・スマートニュース・Naverまとめなどがあります。
キュレーションメディアが多数立ち上がるのにはいくつか理由があります。その中でも顕著なのは以下の2点です。
コストが安いため、ベンチャーや予算のあまりない上場企業でも簡単に立ち上げることが可能です。また、大量の記事を品質よりスピード重視で更新するため、簡単にアクセスを集めることができます。
ただ、これでは間違ったコンテンツや品質確認なしのコンテンツがネット上に多数上がってしまうことになります。今まで問題視する声もありましたが、キュレーションメディア運営企業は問題を無視して運営を続けてきました。その結果、多数の事件が起こり、多くのキュレーションメディアが閉鎖するという流れになりました。
キュレーションメディアは今までたくさんの事件が起きています。今回はその中でも有名な3点についてご紹介します。
DeNAはベンチャー企業買収や、買収企業のノウハウを活用し10個のキュレーションメディアを運営していました。ただ、WELQという医療系のキュレーションメディアが発信するコンテンツが信憑性に欠ける内容だったため炎上。最終的に10個全てのメディアが閉鎖となりました。なお、MERYだけはリニューアルして再開しています。
マイナビウーマンは、マイナビが運営するメディアです。キュレーションメディアと謳っているわけではありませんが、コンテンツ自体はさまざまな方が関わり、その結果信頼性の欠けるコンテンツを発信したためにWELQと同じく炎上しました。
ヘルスケア大学はリッチメディアが運営するメディアです。医師監修をコンテンツの強みにしていましたが、医師監修にも関わらずコンテンツの品質に問題があり、多数の記事がネットで話題になった際こっそりと記事が削除されたことをきっかけに炎上しました。現在もサイト自体は運営中です。
キュレーションメディアの問題などを受けて、Googleがアップデートに対応しました。日本語検索だけに対するアップデートで、これ以降より細かい変動が検索結果上で行われるようになりました。
その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。このような改善が、有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作りの助けとなることを期待しています。
このアップデートによって、多数のメディアのアクセスが減少し、ネットでも話題になりました。ドメイン単位でGoogleが対応したともいわれていますが正確なところはわかっていません。
そもそも、なぜキュレーションメディアが問題となるのでしょうか?
よく問題として話に上がるのは、「無断転載」「コンテンツに嘘や事実確認不足のコンテンツが多数存在すること」です。無断転載というのは、コンテンツや画像を他サイトから許可なくコピーして利用することです。
キュレーションメディアはこの問題にぶつかるケースが多々あり、WELQの場合は専門問い合わせフォームを設けて利用料金を支払っていました。 また、コンテンツの質に関しては、嘘をユーザーに伝えることで人の生活に影響するため、最新の注意を払って嘘がないようにコンテンツを発信しなければいけません。
画像や動画・コンテンツの無断転載は著作権侵害に当たる可能性があるため、絶対に行わないようにしましょう。また引用であれば大丈夫という意見もよく聞きますが、引用の範囲やルールも弁護士やWebに詳しい方によって見解がさまざまです。
できるだけ、自分の言葉で情報を伝え、どうしても引用する方がユーザーにとっても良いケース(今回の記事であればGoogle公式サイトからの引用)には引用元サイト情報を必ず記載しましょう。
今回のこの記事では、キュレーションメディアを全て否定したいわけではありません。
世の中には、キュレーションメディアという立ち位置で、たくさんの良いコンテンツを発信している会社もあります。 Googleが常々言っているYMYLに関わるコンテンツは、個人であっても法人であっても意識して情報を発信する必要があります。
コンテンツを発信する前に以下の項目は最低限チェックして発信するようにしましょう。
上記をチェックすることで、コンテンツの品質を高めることが可能になります。
今回は、センシティブな内容をご紹介させていただきました。
情報を発信しやすくなった昨今ですが、そのメリットをうまく活用しなければ意味がありません。 正しい情報を自分の顧客や見込み客に伝えられる仕組みを作って行きましょう。
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