キュレーションメディア問題に関しサイト担当者が把握すべきこと

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昨今、話題に上がるキュレーションメディアですが、たくさん世間を騒がせてきました。

実績のあるメディアも多いですが、問題を抱えたメディアもまだまだたくさん存在します。 今回は、今まで起こったキュレーションメディアの問題と、どういったところに注意してコンテンツ制作をしていけば良いのか紹介していきます。

キュレーションメディアとは?

キュレーションメディアは、「決まった条件に沿って情報をまとめたコンテンツが公開されているサイト」です。最近では、多数のライターがコンテンツを更新しているサイトをキュレーションメディアと呼ぶケースもあります。

キュレーションメディアとして有名なのは、グノシー・スマートニュース・Naverまとめなどがあります。


キュレーションメディアが多数立ち上がる理由

キュレーションメディアが多数立ち上がるのにはいくつか理由があります。その中でも顕著なのは以下の2点です。

キュレーションメディアが多数立ち上がる理由

  • コストが安い
  • 簡単にアクセスが集められる

コストが安いため、ベンチャーや予算のあまりない上場企業でも簡単に立ち上げることが可能です。また、大量の記事を品質よりスピード重視で更新するため、簡単にアクセスを集めることができます。

ただ、これでは間違ったコンテンツや品質確認なしのコンテンツがネット上に多数上がってしまうことになります。今まで問題視する声もありましたが、キュレーションメディア運営企業は問題を無視して運営を続けてきました。その結果、多数の事件が起こり、多くのキュレーションメディアが閉鎖するという流れになりました。


ユーザーにとってのキュレーションメディアのメリット

キュレーションメディアにはさまざまな問題があると言われていますが、一方で、正しく制作すればユーザーにメリットを与えることもあります。まずは、キュレーションメディアのメリットを2つ見ていきましょう。

1. 情報収集が効率化できる

キュレーションメディアは、膨大な情報を扱っているため、そのサイトの中から必要な情報を収集することができます。

そのため、自分で情報を収集するよりも短時間で必要な情報を集めることができます。そして、自分では思いもよらなかった情報にありつける可能性もあるでしょう。

2. 評価の参考になる

キュレーションメディアには、多くの方が感じている意見を取り上げたものが多いです。例えば、芸能人のスキャンダルについて、批判的な表現でまとめられているものなどがあります。

そのため、その情報が世間からどのような評価を受けているのかを知ることができます。読者からすれば、ある意味信頼性の高い情報を受け取ることができるのです。

キュレーションメディア実際に起こった問題・事件

キュレーションメディアは今までたくさんの事件が起きています。今回はその中でも有名な3点についてご紹介します。

WELQなどDeNAの10媒体

DeNAはベンチャー企業買収や、買収企業のノウハウを活用し10個のキュレーションメディアを運営していました。ただ、WELQという医療系のキュレーションメディアが発信するコンテンツが信憑性に欠ける内容だったため炎上。最終的に10個全てのメディアが閉鎖となりました。なお、MERYだけはリニューアルして再開しています。

マイナビウーマン

マイナビウーマンは、マイナビが運営するメディアです。キュレーションメディアと謳っているわけではありませんが、コンテンツ自体はさまざまな方が関わり、その結果信頼性の欠けるコンテンツを発信したためにWELQと同じく炎上しました。

ヘルスケア大学

ヘルスケア大学はリッチメディアが運営するメディアです。医師監修をコンテンツの強みにしていましたが、医師監修にも関わらずコンテンツの品質に問題があり、多数の記事がネットで話題になった際こっそりと記事が削除されたことをきっかけに炎上しました。現在もサイト自体は運営中です。

キュレーションメディアなどに対してGoogleがアップデート対応

キュレーションメディアの問題などを受けて、Googleがアップデートに対応しました。日本語検索だけに対するアップデートで、これ以降より細かい変動が検索結果上で行われるようになりました。

その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。このような改善が、有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作りの助けとなることを期待しています。

引用:日本語検索の品質向上に向けて

このアップデートによって、多数のメディアのアクセスが減少し、ネットでも話題になりました。ドメイン単位でGoogleが対応したともいわれていますが正確なところはわかっていません。


キュレーションメディアの問題点

そもそも、なぜキュレーションメディアが問題となるのでしょうか?

よく問題として話に上がるのは、「無断転載」「コンテンツに嘘や事実確認不足のコンテンツが多数存在すること」です。無断転載というのは、コンテンツや画像を他サイトから許可なくコピーして利用することです。

キュレーションメディアの問題点

キュレーションメディアはこの問題にぶつかるケースが多々あり、WELQの場合は専門問い合わせフォームを設けて利用料金を支払っていました。 また、コンテンツの質に関しては、嘘をユーザーに伝えることで人の生活に影響するため、最新の注意を払って嘘がないようにコンテンツを発信しなければいけません。

それでは、キュレーションメディアの問題点を2つ紹介します。

無断転載は著作権侵害にあたる可能性がある!引用の範囲を確認する

画像や動画・コンテンツの無断転載は著作権侵害に当たる可能性があるため、絶対に行わないようにしましょう。また引用であれば大丈夫という意見もよく聞きますが、引用の範囲やルールも弁護士やWebに詳しい方によって見解がさまざまです。

できるだけ、自分の言葉で情報を伝え、どうしても引用する方がユーザーにとっても良いケース(今回の記事であればGoogle公式サイトからの引用)には引用元サイト情報を必ず記載しましょう。

無断転載は著作権侵害にあたる可能性がある!引用の範囲を確認する

オリジナリティがなくなりやすい

キュレーションメディアは、他のウェブサイトからの情報を引用しているため、オリジナリティがないという問題があります。具体的には、以下のような理由からオリジナリティがありません。

1. クオリティの保証が難しい:引用した情報の正確性や信頼性が保証されているとは限りません。キュレーションメディアは、情報の選定や編集に時間や手間がかかりませんが、その分情報の品質にも問題が生じることがあります。
2. 情報の偏りがある:キュレーションメディアは、特定のテーマや視点に偏った情報を提供する場合があり、正確な情報かを確認するには他のサイトを訪れなければなりません。
3. 創造性の欠如:キュレーションメディアは、元の情報を引用するだけでなく、新しい視点が必要です。しかし、多くの場合、キュレーションメディアは単に情報をまとめるだけであり、創造性や独自性を欠いていることがあります。

これらの問題点を克服するためには、キュレーションメディアの運営者や編集者は、情報の選定や編集にさらなる工夫をする必要があります。また、ユーザーも複数の情報源を参考にすることや、情報の正確性を確認する努力をすることが大切です。

キュレーションメディアの運用方法

今回のこの記事では、キュレーションメディアを全て否定したいわけではありません。

世の中には、キュレーションメディアという立ち位置で、たくさんの良いコンテンツを発信している会社もあります。 Googleが常々言っているYMYLに関わるコンテンツは、個人であっても法人であっても意識して情報を発信する必要があります。

コンテンツを発信する前に以下の項目は最低限チェックして発信するようにしましょう。

キュレーションメディアの運用方法

  1. そのコンテンツの情報はどこから学んだことか(情報元は正しい情報か)
  2. 専門的な知見がないのにコンテンツを書いていないか
  3. 医療系や不動産など専門的な知識が必要なジャンルの場合、資格者がコンテンツチェックを行う
  4. 他のサイトからコピーや引用をしていないか?引用の際は、常識の範囲内に収まっているか

上記をチェックすることで、コンテンツの品質を高めることが可能になります。

キュレーションメディアにおけるSEO対策

キュレーションメディアを制作する場合には、適切なSEO対策が求められます。キュレーションメディアでSEO対策を行うには、以下のような方法が考えられます。

  • 情報元を明確にする
  • 引用元のURLを掲載する
  • タイトルや見出しを適切に設定する

キュレーションメディアにおいては、信頼性が欠ける傾向にあり、その部分を補強する形で対策を行うことが求められます。そのため、信頼性を示す情報元などについてはしっかりと記載しておくことが重要です。

まとめ:コンテンツにはしっかりとしたコンテンツ

今回は、センシティブな内容をご紹介させていただきました。

情報を発信しやすくなった昨今ですが、そのメリットをうまく活用しなければ意味がありません。 正しい情報を自分の顧客や見込み客に伝えられる仕組みを作って行きましょう。

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