「QDD」とは?検索結果の多様性を意識したグーグルアルゴリズム

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昨今、Googleアルゴリズムの進化には著しい変化があります。これまでは特定のキーワードで上位表示されていたサイトが、翌日には2ページ以降に飛ばされてしまうということも少なくはありません。

そんなGoogleの変化に追いつくために、まず取れる手段は”知る”ことです。

Googleがどういったサイトを上位表示しているのか、どのようなアルゴリズムでサイトを振り分けているのか、そういったことを知り、自分のサイトと他のサイトを照らし合わせて考察を重ねることが、現状でとれる最良の手段の1つです。

今回は、そんなGoogleのアルゴリズムの1つである「QDD」と呼ばれているアルゴリズムについて詳しく説明していきます。


Googleのアルゴリズム「QDD(Query Deserves Diversity)」とは?

“QDD”とは「多様性のある検索結果」ということを意味する“Query Deserves Diversity”の略語です。

「多様性のある検索結果」という言葉の通り、昨今のGoogleは、あるクエリの検索結果に対して、同様の内容のWebサイトを複数表示するのではなく、様々な内容のWebサイトを表示させています。

たとえば、「カップ」という言葉で検索したとします。

「カップ」検索結果

すると、飲み物を飲む時に使用する「カップ」、ワールドカップなどの賞杯を意味する「カップ」、女性の下着のサイズを表す「カップ」など、様々な意味の「カップ」についてのWebサイトがそれぞれ表示されます。

このように、検索結果を画一的にせずに、1つのキーワードの持つ様々な意味をバランス良く表示させることが、「QDD」と呼ばれているアルゴリズムの役割です。


ユーザーは検索結果に多様性を求める

Googleアルゴリズムは、以前よりもユーザーの意図を重視するようになってきています。

しかし、「カップ」という言葉を検索したユーザーがどんな意味の「カップ」について調べたいのかということは、現状のGoogleアルゴリズムでは判別することができません。

「マグカップを探したい」といった検索意図で、「カップ」と検索したにも関わらず、検索結果が女性用の下着のサイズを表す「カップ」で埋め尽くされていたとしたら、そのユーザーの検索意図は汲むことができません。

そういった、ユーザーの幅広い検索意図に対応すべく、多様性のある検索結果を表示するようになっているのです。


「QDD」は公式的なものではない

先程から”「QDD」と呼ばれているアルゴリズム”と称していますが、この「QDD」というアルゴリズムはGoogleが公式に存在していると断言しているものではありません。

「QDD」はSEO関係者が、「検索結果に多様性を持たせる意図のアルゴリズムがあるのではないか」という考察から導き出された名称です。

したがって、「GoogleにはQDDというアルゴリズムが存在する」というのは不適切な表現で、正確には「Googleには検索結果に多様性を持たせるアルゴリズムが存在する可能性が高く、そのアルゴリズムをSEO関係者がQDDと呼んでいる」というのが適切な表現となります。

Googleが公式的に存在を認めていないからといって、「QDD」というアルゴリズムが存在しないかというと、それは考えにくいことです。

先程の「カップ」の検索結果の例からもわかるように、Googleが1つのクエリに対して様々な検索結果を表示していることは確かなことです。


「QDD」を意識したSEO対策とは?検索結果1位の記事を真似るだけではダメ

「QDD」を意識することで、どういったSEO対策に活かせるか考察してみましょう。

先程、例にあげた「カップ」というクエリは、言葉自体に多様な意味があるため、わかりやすく幅広い検索結果となっていました。

それでは、もっと限定的なクエリである「格安SIM」という言葉はどうでしょうか。

検索結果を見ると、以下のようになっています。

「格安sim」検索結果

広告、ニュースを除いて、1位から8位までのページの内容をざっとまとめてみました。

1位 格安SIMのデメリット
2位 2018年にオススメできる格安SIM
3位 格安SIMの料金比較シミュレータ
4位 メリット、デメリット、網羅的な記事
5位 メリット、デメリット
6位 格安SIM体験談
7位 格安SIM通信速度比較
8位 格安SIMの知識、注意点

このように、同様の内容のページで検索上位が埋め尽くされているということはなく、1位から8位のページ全てがユーザーにとっての有用性を意識し、それぞれのページが多様な切り口で作成された記事だということがわかります。

ドメインパワーやSEO対策の施策などによって、サイトの上位表示に影響はあるため、一概には断言することはできませんが、限定的なクエリでも少なからず「QDD」が適用されているのではないかと考えることができます。

この結果から導き出せる結論としては、検索結果1位のページをリライトするだけではSEO対策にならないということです。

リライトの全てが悪いとは言いません、優れたサイトの記事をリライトすることは、そのジャンルの学びにも繋がり、より深い考察ができるようになるといった利点もあります。

しかし、検索結果1位のページをリライトしただけのページを、果たしてGoogleが評価するでしょうか?

繰り返して言うように、Googleは検索結果に多様性を求めています。上位表示されている優れた既存のページに勝つためには、少なからずユーザーの検索意図に沿ったオリジナリティが必要になるでしょう。

したがって、「あるクエリで上位表示させたい」と思った時に、そのクエリでは一体どのようなページが上位表示されているのかを理解し、「ユーザーはどのような検索意図を持っているのか」ということを徹底的に考察し、上位表示されているサイトには無い独自の有用性を持ったページを展開することが「QDD」を意識したSEO対策となります。


まとめ:よりユーザー重視を意識しよう

今回は「QDD」と呼ばれているGoogleアルゴリズムと、「QDD」を意識したSEO対策についてご紹介しました。

繰り返しになりますが、昨今のGoogleアルゴリズムは”よりユーザー重視”へと変遷してきています。

以前であれば、バックリンクを構築し、被リンク数を稼いで上位表示させるといった、いわゆる「ブラックハットSEO」という手法が主流であった時代もありましたが、これからはそういったサイトは淘汰されていく可能性が高いです。

そうなった時に、「ユーザーのことをどこまで考えられるのか」という点が重要なポイントとなってきます。

検索順位に伸び悩んでいる方は、「ユーザーが何を知りたいのか」「ユーザーがどのような動機で検索しているのか」といったことを徹底的に考え抜き、その上で「QDD」を意識した、他のサイトにはない有用性の高いオリジナリティを持ったページの作成を目指してみてはいかがでしょうか。

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