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セルフ型(DIY型)ネットリサーチ6選|アンケートモニターを活用してユーザーの生の声を!

Writerライター

浦林 裕香

株式会社PLAN-B プロジェクト推進室

2015年の新卒採用にてPLAN-Bに入社。 西日本・東日本営業部での営業経験を経て、2017年にプロジェクト推進室に配属。新規事業の開発に携わる。

目次
    1. セルフ型ネットリサーチの種類
    2. タイプ別セルフ型ネットリサーチの紹介
      1. モニター(回答者)をリサーチ会社で用意してもらうタイプ
        1. Fastask(ジャストシステム)
        2. Smart Survey(リビジェン)
        3. アンとケイト(ボーダーズ)
        4. Questant(マクロミル)
      2. 自社でモニター(回答者)を用意するタイプ
        1. DIPSurvey(ディアイピィ)
        2. Googleフォーム(Google)
    3. セルフ型ネットリサーチを利用する際の注意点
      1. アンケート設計はシンプルなものが多い
      2. サポートが最低限のものが多い
      3. アンケートの配信前にチェックがあることもある
    4. まとめ

「ユーザーの生の声を調査したい。アンケートを取るのが効果的だが、調査会社に頼むと料金が高い・・・」そんな場合にオススメなアンケート手法に「セルフ型ネットリサーチ(DIYリサーチ)」があります。

調査設計やアンケート画面の作成、回答データの回収や集計などの作業の一部を自分たちで行うことで作業コストを減らすことができ、低価格での調査が可能です。また、アンケート会社との確認や修正などやりとりの工数も減るため、通常のネットリサーチに比べスピーディーな調査を行うことができると言われています。

過去にアンケートを取ったことがあり、アンケートの設問などを自分たちで用意できそうな場合や、自社で会員などの情報を持っておりモニターが用意できる場合などは特に、アンケート会社に全て任せるのではなく、安く・スピーディーでアンケート実施ができるところからもオススメのアンケート手法です。

本コラムでは「セルフ型ネットリサーチ」の種類とサービスをご紹介していきたいと思います。参考にしていただけたら幸いです。


セルフ型ネットリサーチの種類

セルフ型ネットリサーチは大きく分けて下記の2種類があります。

セルフ型ネットリサーチの種類

  • モニター(回答者)をリサーチ会社で用意してもらうタイプ
  • 自社でモニター(回答者)を用意するタイプ

アンケートの作成から回答を集めるまでをサポートしているか、アンケートを作るまでをサポートしているかの2タイプです。自社でモニターを抱えている、もしくは用意が可能な場合のみ後者を選択し、それ以外は基本的には前者を利用します。

状況に合わせて使用するサービスが変わりますのでご注意ください。


タイプ別セルフ型ネットリサーチの紹介

モニター(回答者)をリサーチ会社で用意してもらうタイプ

Fastask(ジャストシステム)

約140万人のアクティブモニターを抱えており、基本属性(性別・年齢のようなもの)は無料で絞り込むことができます。別料金がかかってしまいますが、スクリーニング機能もあるため、さらに詳細な調査対象に絞り込むことも可能です。また、アンケート回収後は無料の集計ツールで集計もサポートしてくれます。

  • 登録モニター数    :約140万人(アクティブ)

  • 登録モニター属性   :30代・40代の会社員男性が多め

  • 本サービスのメリット :作成した調査票に対して、専門リサーチャーによるテキスト面や設問構成部分でのアドバイスをもらうことができる。

  • 本サービスのデメリット:アンケートの回収数についての保証がない(回収見込みは達成確率としてアンケート配信設定フローの中である程度予測できる)。

Smart Survey(リビジェン)

約1300万人のモニターを抱えており、その全員がスマートフォンユーザーになります。10代・20代のモニターが他年代よりも多いことが強みの1つですが、モニター母数が圧倒的なため、どの年代でもカバーでき、回答の回収もスピーディーです。アンケート回収後は自動で通知メールが届きローデータとクロス分布表がダウンロードできます。

  • 登録モニター数    :約1300万人

  • 登録モニター属性   :10代・20代の男女が多め。全てスマートフォンユーザー。

  • 本サービスのメリット :独自アルゴリズムにより、不正回答を防止している。

  • 本サービスのデメリット:自社の会員などへのアンケート配信はできない。

アンとケイト(ボーダーズ)

アンとケイト

アンとケイト:http://research.ann-kate.jp/

約100万人程度のモニターを抱えており、そのうちの約8割は20代〜40代になります。利用できる設問タイプやアンケートで使える機能が一目でわかるようになっているので、目的に沿って事前に利用の判断ができるところが親切です。また、料金体系が1問1サンプル(人)10円と安くて明瞭です。アンケート回収後は専用の集計ツールを利用して集計することができます。

  • 登録モニター数    :約100万人

  • 登録モニター属性   :20~40歳代が8割程度

  • 本サービスのメリット :価格が単純明快。インターフェースもわかりやすい設計で初心者も使いやすい。

  • 本サービスのデメリット: アンケートの回収数についての保証がない(回収見込みは達成確率としてアンケート配信設定フローの中である程度予測できる)。

Questant(マクロミル)

無料でアンケート作成をすることができます。プランが設けられておりプラン毎にアンケートでできる機能が変わってきます。

基本的には自社でモニターを用意する形なりますが、通常プラン(年払い)以上のプランであれば、回収オプションを使用し、GMOリサーチが運営する国内最大級のインターネットリサーチ用パネル「JapanCloud Panel」と連携し、約300万人のパネルに配信ができます。

その他、Yahoo! JAPANが提供する「Yahoo!ニュース 意識調査」にアンケートの回答を呼びかけるためのバナーを提示でき、アンケートの回答を集めることが可能です。

  • 登録モニター数    :約300万人(※GMOリサーチパネル)

  • 登録モニター属性   :不明

  • 本サービスのメリット :会話をするように誘導されながらアンケート画面を簡単に作成することができる。また、目的によってモニターを選択できる。

  • 本サービスのデメリット:事前のスクリーニング調査は行うことができない。電話サポートが充実していない。

自社でモニター(回答者)を用意するタイプ

DIPSurvey(ディアイピィ)

定額制で無制限にアンケート作成を行うことができます。集計はリアルタイムで確認することもでき、CSV出力も可能なのでそのまま表計算ソフト等で利用することもできます。

またオプションプランで「アンケート作成代行」をしてもらうこともできるので、普段は自分たちでアンケートを実施しつつ、定期的にプロにアドバイスをもらいながら本格的な調査を行う、といった方法を取ることもできます。

DIPSurvey-freeという無料版があり、有料版に比べると機能制限はありますが使える機能は多彩ですので、まずは無料版で使い勝手を試すことも可能です。

  • 本サービスのメリット :高機能なWebアンケートを強みとしており、多彩な設問形式や、様々な用途に対応できる。

  • 本サービスのデメリット:高機能なため、慣れるまで最初は使いにくい。

Googleフォーム(Google)

Googleが無料で提供しているアンケートフォームでGoogleドライブから簡単に作成することができます。作成画面は非常にシンプルで、他のアンケート作成に比べて気軽にできます。

複雑な設問などはできませんが、質問数や回答数規制などはないためシンプルなアンケートであれば使わない手はないです。また、回答状況はリアルタイムで確認でき、Googleドライブのスプレッドシートにて集計を加工・ダウンロードすることもできます。

  • 本サービスのメリット :機能は全て無料で使うことができる。質問数や回答数にも制限がない。

  • 本サービスのデメリット:複雑な設問設計はできない。

セルフ型ネットリサーチを利用する際の注意点

実際にアンケートを実施するとなった際の注意点も合わせて知っておきましょう。

3つの注意点


アンケート設計はシンプルなものが多い

セルフ型アンケートは従来の企業に頼むアンケートに比べ、誰でも画面設計ができるような作りになっていることもあり、複雑な調査などはできない場合があります。また、サービスやプランよっては設問数の制限や回答数の上限がある場合がありますので、事前に確認しましょう。


サポートが最低限のものが多い

セルフ型ネットリサーチは、作業工数を負担することで安くできる仕組みになっています。そのため、サポートについても最低限のものが多いです。質問の設計や集計後の分析なども自分でしなければいけないので、ある程度の知識と経験がないと目的に沿った回答が得られなかったり、回答結果の信用性が低くなったりする場合があります。


アンケートの配信前にチェックがあることもある

セルフ型アンケートといえどアンケート企業側の確認作業が行われることは多いです。配信のスケジュールについては企業側の作業工数だけではなく確認後に修正作業が入った場合などの想定もしたスケジュールを見積もるようにしましょう。


まとめ

ユーザーのリアルな声を聞くことができるアンケート型のネットリサーチを活用することで、自社のサービスやプロモーションの改善や立案に繋げることができます。

アンケートの手法には様々なものがあり、どういったものを、どのくらいの量、どのくらいの期間で、調査したいかによって調査手法も異なります。また、ユーザーの生の声を収集する手段として、ソーシャルリスニングという方法もあります。様々な視点から適切な手段を選択し、より効果的な分析を行いましょう。

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