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百々 雅基
MARKETING
パブリックDMP Juicerが保有する、3rd party dataの営業、データ加工、BIツールでの可視化、分析、クライアントへのプランニングを一貫して担当。
2019年7月からPDMチームに異動し、新規プロダクトの開発に携わっている。
マーケティングチーム、インサイドセールスチームの立ち上げも行い、現在両チームのマネージャーとして躍進中。
GoogleアナリティクスはGoogleが提供している無料で高機能なアクセス解析ツールです。
しかし、無料なので自分で設置しなければならないことが多くあり、疑問を抱えている人も多くいると思います。
今回は初心者の方でもGoogleアナリティクスを上手に使えるように、わかりやすくポイントを押さえながらお伝えしていきます。設置までの流れと基本操作をお伝えしていきますので参考にして頂き、Googleアナリティクスを始めてみてください。
Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。
導入することで、サイトのページビュー数やセッション、ユーザー層の分析や流入経路などの詳しい情報を分析することができます。
Googleアナリティクスは、広告の実績を数値として評価ができるため、サイトを運営する上で必須とも言えるツールです
サイト運営を行うのなら欠かさず導入しておくことをおすすめします。
冒頭でもお伝えしましたが、Googleアナリティクスは無料なため設置までに行わなければならないことが少し複雑です。初めての方で簡単に始められるように3つのステップでお伝えしていきます。
GoogleアナリティクスはGoogleが提供しているサービスなので、Googleアカウントが必要になります。
まずは、Googleアカウントを作成するところからスタートになりますが、普段からGmailなどの別サービスを使われている方は、新たにアカウントを作る必要はありません。
アカウントをすでにお持ちの方はログインをしてください。
アカウントもお持ちでない方は、「アカウントを作成」をクリックし、案内に沿ってアカウントを作成してください。アカウントを作ることができれば1ステップ終了になります。
Googleアカウントでのログインが終えると、次はGoogleアナリティクスへの登録になります。
先ほどログインしたGoogleアカウントで、Googleアナリティクスにログインしますと、「お申し込み」ボタンが表示されますので、そちらをクリックしてください。
「お申し込み」ボタンをクリックしますと、「新しいアカウント」作成画面に移行しますので、必要項目を入力してください。必要項目は下記の6つになります。
1:「データ共有設定」
基本的にはすべて推奨ですので、全部にチェックを入れておいて問題はありません。しかし、個人的に不要な項目や共有したくない項目はチェックを外してください。
2:「ウェブサイト」か 「モバイルアプリ」のいずれかを選択します。
ウェブサイトかモバイルアプリかの選択をします。今回はウェブサイト版をご紹介するのでウェブサイトを選択しましょう。
2:「アカウント名」 アカウント名を入力します。サービス名や会社名、個人名などの管理しやすい名前をつけてください。こちらはあなたの好きな名前をつけることができますが、複数のアカウントを管理する場合は、アカウント一覧で探しやすいようにわかりやすい名前をつけておくことがオススメです。名前は後からでも変更することが可能になります。
3:「サイト名」 Googleアナリティクスを導入Webサイトの名前を入力してください。こちらも後からでも変更することが可能になります。
4:「サイトのURL」 上記で入力したWebサイトのURLを入力してください。「http://」または「https://」を選択してください。URL末尾のスラッシュは不要になりますので、間違えないように正しく入力してください。
5:「業種」 Googleアナリティクスを導入するサイトの業種を1つ選択してください。ジャンルに当てはまらない場合は、最も近い業種を選択してください。選択した業種に合わせてカスタマイズされます。
6:「レポートのタイムゾーン」 レポートのタイムゾーンを選択します。日本国内で使用されますWebサイトであれば、「日本」を選択してください。ここで選択されたタイムゾーンがレポート処理の1日の区分として処理されます。アメリカで使用されるWebサイトであれば「アメリカ」を選択してください。
7:次に、「Googleアナリティクス利用規約」を出てきます。利用規約のデフォルトがアメリカになっていますので、日本語に変更し確認した上で問題がなければ、「同意する」をクリックしてください。
以上でGoogleアナリティクスの登録が完了します。Googleアナリティクスの登録が完了すると2ステップ終了になります。
こちらで最後のステップになります。
トラッキングコードとは、Webサイトへの訪問者のデータを取得するために各ページに埋め込んでおくコード(プログラミング)になります。なので、トラッキングコードを設置することは、Googleアナリティクスを使ってデータを取得する欠かせないプロセスになります。
先ほど登録を完了した際にトラッキングIDが発行されますので、そちらをウェブサイトのHTMLソースコードに設置してください。
順番に説明しますと、
※ここで貼り付ける場所を間違うと、サイトが表示されないなどの不具合が発生する場合もあるのでバックアップをとってから操作することをおすすめします。
なお、今はワードプレスのテーマの進化で直接トラッキングコードを貼り付けすることができるテーマもあります。
以上で設置は完了になります。
トラッキングコードの設置で間違えてしまうとすべてのステップが台無しになりますので、正しく設置するようにしてください。
以上3つのステップになります。焦らずに案内の通りに行いますと、間違えることはないと思いますので正しく3つのステップを終えてください。次は最後の重要な確認事項をお伝えします。
トラッキングコードを設置して終わりではなく、実際にサイトのアクセス解析データが取得できて、Googleアナリティクスでデータとして見られるようになっているかを確認することが重要になります。
設置が完了していても、正しく取得・計測できていないと意味がありませんので、以下の機能からデータを確認してください。
Googleアナリティクスにログイン後、左メニュー下の「管理」をクリックします。
クッリクしますと、真ん中のプロパティ枠の「トラッキング情報」をクリックし、「トラッキングコード」をクリックしてください。ステータスで「過去48時間にトラフィックデータを受信しています」と表示され、うまくアクセス解析データが取得され、Googleアナリティクスでのサイト計測ができている状態になれば、問題ありません。
しかし、「過去48時間に受信したデータがありません」と表示された場合は、「テストトラフィックを送信」をクリックしてください。それでもうまくデータが取得されない場合は、もう一度トラッキングコードを確認してください。
Googleアナリティクスにログイン後、左メニューの「リアルタイム」をクリックし、「概要」をクリックしてください。
現在のアクティブユーザーの数がリアルタイムでカウントされていれば、アクセス解析データはうまく取得されていますので、Googleアナリティクスの設定が完了していることになります。
リアルタイムレポートは、Googleアナリティクスの設定がうまくいっているかをすぐに確認できる機能でもありますので、導入時も含め心配になったときはこの機能を活用してください。
以上2つの方法で確認することができますので、トラッキングコートの設置で終わるのではなく、最後の確認を忘れないようにしてください。
Googleアナリティクスで確認することができる6つのレポートについてお伝えしていきます。 6つのレポートについての説明や簡単な基本操作をわかりやすくお伝えしていきます。
リアルタイムレポートでは、サイトやアプリで発生しているアクティビティをリアルタイムで確認することができます。
ホームページやブログのページを制作、公開した直後の反響数を確認した場合やクリスマスなどのキャンペーン時期にどのぐらいユーザーが訪問しているか確認したい場合などにお使いください。
各メニューごとにわかるデータとレポートは以下になります。
・サマリー:今のホームページの流入経路、訪問下図や閲覧 ・地域:国ごと、都道府県ごと、市区町村ごとの訪問分布
・トラフィック:「オーガニック検索」「ソーシャル」などの流入方法
・コンテンツ:どこのページが見られているのか ・イベント:イベントの設定を行った場合にダウンロード数や外部リンクのクリック数など
・コンバージョン:目標の設定を行った場合に目標の達成数
基本操作としましては、
オーディエンスレポートでは、ユーザーの属性やデバイスなどの状況を詳細に確認することができます。
ユーザー属性のコンバージョン率からターゲットを選定したい場合や新規とリピートの行動、目標達成の比較をしたい場合などにお使いください。
各メニューごとにわかるデータとレポートは以下になります。 (オーディエンスは各メニューが多いため主要メニューだけをお伝えします)
・サマリー:ホームページへ訪問したユーザーの概要
・アクティブユーザー:指定期間内に一回以上訪問のあったユーザー
・コホート分析:特定の日に訪問したユーザーのその後の訪問割合
・ユーザー属性:ユーザーの性別や年齢などの属性ごとのデータ
・インタレスト:訪問ユーザーの興味関心内容 ・地域:どの国、都道府県、市区町村からの訪問
・行動:新規とリピーターのデータ ・モバイル:訪問ユーザーのデバイスの種類とスマホの種類
基本操作としましては、
集客レポートでは、訪問ユーザーの訪問経路や検索エンジン、Facebookなどのソーシャルメディアからの流入を詳細に確認することができます。
各メニューごとにわかるデータとレポートは以下になります。
・サマリー:ホームページへ訪問する経路と数、割合の概要
・すべてのトラフィック:訪問経路ごとの詳細データ ・Google広告:Googleアドワーズの成果
・サーチコンソール:サーチコンソールのクリックや平均掲載順位
・ソーシャル:ソーシャルメディアの影響
・キャンペーン:オーガニック検索のキーワードなどその他情報
基本操作としましては、
行動レポートでは、訪問ユーザーのサイト内での行動状況を詳細に確認することができます。
各メニューごとにわかるデータとレポートは以下になります。
・サマリー:サイト内でのページビュー、滞在時間などの行動概要
・行動フロー:訪問してからサイト内の行動状況
・サイトコンテンツ:サイト内のページごとの詳細な行動
・サイト速度:サイトのページごとの表示速度
・サイト内検索:サイト内検索の利用状況
・イベント:外部リンクのクリックなど設定したイベントの発生状況
・サイト運営者:運営者のページやURLの詳細
・ウェブテスト:ページ内メニューのクリック割合
基本操作としましては、
コンバージョンレポートでは、設定した目標の達成状況の詳細が確認することができます。
ネットショップなどのECサイトの場合は、ここで注文を受けた商品と金額なども判明します。
ただしコンバージョンレポートは目標を登録しなくてはレポートを表示することができないので、使用したい方はまずは目標を設定して使用しましょう。
各メニューごとにわかるデータとレポートは以下になります。
・目標:設定した目標の達成状況
・eコマース:ネットショップの商品販売状況
・マルチチャンネル:流入チャンネルごとのコンバージョン概要
基本操作としましては、
Googleアナリティクス360は、約月額130万円~の使用料金がかかります。
無料版Googleアナリティクスとの違いは、以下の2点です
1.一月あたりの最大ヒット数
2.利用できるツール
1つ目の違いは「1月あたりの最大ヒット数」です。
ヒット数とはページのデータがリクエストされた回数です。
Webサイトは通常、画像やHTMLなどの複数のファイルで構成されています。
そのため、ページを開くには全てのファイルをサーバーに要求しなければいけません。その要求したファイルの数を合計した数値がヒット数です。
Googleアナリティクス360では、月10億ヒットまで利用できます。
無料版では月1000万ヒットまでしか利用できないため、大規模なサイトを運営する大企業の場合はGoogleアナリティクス360を利用しているケースもあります。
また複数の媒体で広告を配信している場合は、Googleアナリティクス360を活用することをおすすめします。
無料のGoogleアナリティクスでは使えない、高度なツールをGoogleアナリティクス360では使用することができます。代表的なツールは以下の3つです。
・非サンプリングレポート
→サンプリングされていないデータを閲覧、抽出できるレポート
・BigQuery Export
→アナリティクスのすべてのデータを対象にクエリを実行できる、開発者向けツール
・データドリブンアトリビューション
→どのキーワードやキャンペーンがコンバージョンに貢献したのかを分析するツール
それぞれ無料版のGoogleアナリティクスでは使えない、高度なデータ分析ができます。
今回はGoogleアナリティクスについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
Googleアナリティクスをうまく活用できるようになれば、あなたのサイトもうまく運営することができるようになります。
初めて使われる方にとっては少し複雑かもしれませんが、無料サービスでこれほどの高機能がありますのは、Googleアナリティクスだけになります。
今回でGoogleアナリティクスを少しは理解できたと思いますので、今回をきっかけにGoogleアナリティクスを始めてみてはいかがでしょうか?