2021.05.16

五十嵐 和希

MARKETING

【3つの事例で見る】いま再注目のGIFアニメ。 マーケティングで活用するには?

WRITER

五十嵐 和希

株式会社PLAN-B システム開発本部 PDMチーム

大手広告主企業での広告宣伝部、総合広告代理店でのプロモーション部を経験し、PLAN-Bへ入社。企業のオウンドメディア「PINTO!」の立ち上げを行い数多くの記事を作成しメディアとして成長させた。その経験からコンテンツSEOのインハウス化を支援するツールの「SEARCHWRITE」をローンチし、プロダクトオーナーを務める。

目次
    1. Facebook動画広告でも解禁!再び注目されている「Gifアニメ」
      1. ”GIFアニメ”って?
    2. 動画とどう違うの?メリットは?
      1. メリット1 : 勝手に動く!ずっと動く!
      2. メリット2 : 軽い!サクサク動く!
      3. メリット3 : プラットフォームを選ばない!
    3. GIFアニメがマーケティングにもたらす効果
    4. GIFアニメの活用事例
      1. Case1 : Googleのトップページ「Doodle」
      2. Case2 : ユニクロの商品紹介 
      3. Case3 : トヨタのプロモーション
      4. Case4 : Netflixのメールマーケティング
    5. まとめ

つい最近Facebookの動画広告において解禁となったことが記憶に新しい「GIFアニメーション(以下、GIFアニメ)」。しかし、技術自体は決して新しいものではなく、古くから活用されてきたものです。

 では、今再び注目されつつあるのはなぜなのでしょうか?本コラムでは、GIFアニメがどういったものなのかといったところから、再び注目されている理由、マーケティングでの活用シーンなどを解説していきます。


Facebook動画広告でも解禁!再び注目されている「Gifアニメ」

”GIFアニメ”って?

GIFアニメとは、複数枚の静止画を組み合わせて動きをつける表現技法のことです。よく勘違いされがちなのですが、動画ではなくあくまで「動く画像」です。パラパラ漫画をイメージすると良いでしょう。

近年よく話題になるGIFアニメですが、決して新しい手法ではありません。通信速度に制限のあった1990年当時、その手軽さから多くのウェブサイトで活用されていました。

 では、なぜ通信が発達した今再び注目されているのでしょうか?その大きな理由は、スマートフォンの登場よるユーザー意識の変化です。

誰もがいつでもどこでも手軽にWebサイトにアクセスできるようになるにつれて、ユーザーはますますライトなコンテンツを求めるようになっています。こうした背景により、“短時間で伝えたいことだけを伝える”性質を持つGIFアニメが再注目されているのです。


動画とどう違うの?メリットは?

先述のGIFアニメの特徴を踏まえると、一見すると動画と差がないように見えます。そこで、両者の違いからGIFアニメのメリットを考えていきます。

メリット1 : 勝手に動く!ずっと動く!

動画の場合、再生してもらうためには「ユーザーにタップさせる」という手順が必要となります。しかし、GIFアニメは勝手に再生が始まり、終わった後もまた最初から再生されるといった具合にループしてくれます。

メリット2 : 軽い!サクサク動く!

GIFアニメはあくまで画像のため、動画と比較すると非常に容量が軽いのが特徴です。動画の場合、どうしても閲覧時の品質が通信環境によって左右されてしまいます。

しかし、GIFアニメは軽量のため通信環境の影響を受けづらく、常に安定した閲覧品質を確保できます。

メリット3 : プラットフォームを選ばない!

GIFアニメは、スマートフォンやタブレット、PCなどデバイスを選ばずに再生できます。また、TwitterやFacebook、Instagramなど、SNSを中心に対応しているWebサービスが幅広いことも魅力です。

以上を総合すると、GIFアニメはユーザーに確実に「届く」といった点にメリットがあると言えます。

もちろん動画には、表現の自由度が高いというメリットもありますが、“短いメッセージを確実に伝えたい”というニーズであれば、GIFアニメは有効でしょう。


GIFアニメがマーケティングにもたらす効果

では、GIFアニメはマーケティングにどのような効果をもたらすのでしょうか?

GIFアニメの効果

1つ目が、短時間でストーリー性のあるメッセージを伝えられるという効果です。コンセプトをはじめとした各ブランドのストーリーを端的に伝えられるため、ブランドの創る世界観を一瞬で視覚的に理解させたいときには非常に効果的です。

2つ目は、静止画より当然伝えられる情報量が多いため、ユーザーの興味を喚起するきっかけになりやすいという効果です。これはSNSなど、多くの情報が流れているような場所において、特に有効です。

DELLではGIFアニメを駆使したキャンペーンでCVRが103%、売上が109%UPしたという結果も報告されています。


GIFアニメの活用事例

最後に、「それでもGIFアニメをどう活用すればよいかわからない!」という方のために、各企業の活用事例を見ていきましょう。


Case1 : Googleのトップページ「Doodle」

まずご紹介するのが、Googleでの事例です。本コラムをお読みいただいている方の多くも、日々Googleのトップページから検索をしているのではないでしょうか?その際、Google公式ロゴが、“その日を象徴するデザイン”になっているのを目にしたことがあると思います。

これが「Doodle」です。この「Doodle」で、GIFアニメを活用している日があります。その日にまつわるストーリー有効的に伝えている事例と言えるでしょう。

出典/引用元:「【Google】-Doodle


Case2 : ユニクロの商品紹介 

次にご紹介するのが、ユニクロの事例です。ユニクロでは、Twitterにおいて定番の商品や新商品を複数同時に見せるために、GIFアニメを活用しています。GIFアニメは、このように「ラインナップが豊富で静止画では表示しきれない」といったケースで非常に有効です。


Case3 : トヨタのプロモーション

GIFアニメを活用して、エンターテインメント性を持たせた投稿内容を作成することも可能です。トヨタでは、GIFアニメで作成された“トヨタ車スロット”をTwitter上で公開しました。

ユーザーがタイミングよくタップすると一時停止し、「色が揃ったらリツイートを促す」といったものです。Twitter上で目を留めさせ、リツイートを促す仕掛けとして上手く作用している例と言えるでしょう。


Case4 : Netflixのメールマーケティング

また最近では、写真の一部だけにGIFアニメを取り入れるシネマグラフという手法も話題となっています。動画配信サービスを提供するNetflixでは、メール内に埋め込むことによって、新番組の予告編への流入数アップを実現しました。

 このシネマグラフは、他にも飲料や食べ物など、いわゆる“シズル感”を伝えることが効果的な広告をはじめとして、広く活用されています。


まとめ

今回は、GIFアニメの基本から、マーケティングでの効果、活用事例を解説しました。

GIFアニメは古くからある手法とはいえ、日々SNSではGIFアニメにまつわるバージョンアップが行われるなど、まだまだ注目されている手法。最近ではシネマグラフなども登場し、ますますその活用の幅は広がっています。

技術の進化にともなって、今やGIFアニメを無料で手軽に作成できるアプリも登場しています。

テキストや静止画よりも視覚的に表現できる手法として、動画に加えてGIFアニメの活用も検討する余地が十分あると言えるでしょう。