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2019.08.06

五十嵐 和希

MARKETING

バイラルメディアへの広告出稿は有効?【歴史と最新手法を解説!】

WRITER

五十嵐 和希

株式会社PLAN-B システム開発本部 PDMチーム プロダクトオーナー

2013年中途採用でPLAN-Bに入社。東日本エリアの営業マネージャーを経て、2017年にビジネス開発ユニットを立ち上げ、オウンドメディア運用と事業開発を行う。その後、2018年よりJuicer事業部へ異動。自社開発DMP「Juicer」の販売戦略を中心としたマーケティング活動に従事。現在はPDMチームにてプロダクトオーナーとして新規事業の立ち上げを行っている。

目次
    1. バイラルメディアとは?
    2. バイラルメディアが流行った理由
    3. バイラルメディアの問題点
    4. 2019年最新バイラルメディアサイト(国内外)
      1. BuzzFeed
      2. 笑うメディアクレイジー
      3. grape
    5. まとめ:差別化により生き残ったバイラルメディアを選ぶべし!

SEOやリスティング、アフィリエイトなど、WEBを利用した集客の手法は無数に存在します。

マーケティング担当は、限られた予算の中でどの手法を選択するかを迫られます。また既存の集客手法の効果が落ちてきた時など、効果が期待出来るものをどんどん取り入れていかなければなりません。

そうした常に新しい集客手法にアンテナを貼っている担当者であれば「バイラルメディア」による集客を実施した、または検討したことがあると言う方が多いのではないでしょうか?

今回は数年前に爆発的な集客手法として認知された「バイラルメディア」について解説します。

バイラルメディアとは?

話題になりそうな記事や動画のコンテンツを集めたメディアサイトで、SNSによる集客経路がメインとなります。

バイラルメディアの「バイラル」は「ウィルス性の」という意味で、拡散性が高く、一気にアクセスを集めるところから由来されています。

拡散を強化する為に、記事ページにはソーシャルボタンが設置されています。今では当たり前となっていますが、これがバイラルメディア集客の肝となる部分です。

あくまでも拡散を目的としている為、掲載される内容はSEOを目的としたものではなく、ユーザーの注目を集める様なインパクト重視のものが中心です。

バイラルメディアが流行った理由

海外から流行が始まったバイラルメディアですが、その流れで国内でも一気に広がっていきました。その理由として、サイト立ち上げのハードルが低いことが挙げられます。

バイラルメディアサイトの制作に必要なのは、他サイトに載っている既存の動画コンテンツや、ニュース記事なので、それを収集する仕組みさえあれば、あとはソーシャルネットワークサービスを通じて、アクセスを集めることが出来ます。通常のサイトの様に、独自性のあるコンテンツを作成する必要がありません。

低コストで大量のトラフィックを獲得出来るバイラルメディアは、広告収入を得る目的で無数に作成されました。扱うテーマを女性向けや、男性向けなどに分けることで、広告主に対して出稿先としてアピールすることは容易に出来ます。

バイラルメディアの問題点

一気に広がりを見せたバイラルメディアでしたが、あることを境に急速に衰退していきます。

その大きな要因の一つは「Facebookのアルゴリズム変更」です。

このアルゴリズム変更により、Facebookのニュースフィードに表示されるコンテンツの優先度が、ニュースサイトよりも新密度の高い家族や友人の投稿にシフトされました。

その結果、Facebookのニュースフィードからほとんどのアクセスを獲得していたバイラルメディアは、収益を上げることが困難となり、次々と閉鎖へと追い込まれました。

もう一つの要因が「コンテンツの質の悪さ」です。

一部のバイラルメディアを除いて、広告収入を得る目的だけで作成された質の悪いバイラルメディアが乱立したことにより、ユーザーに悪い印象を与えるようになりました

。同じ様な内容のコンテンツを多く見せられたあげく、広告誘導が露骨なサイトが増えることで、ユーザー離れが加速しました。また基本的に別サイトに掲載された内容をそのまま流用する為、著作権違反にあたるものも存在しました。

こうした状況は、SEOにおいても大きな影響を与え、検索結果における上位化の基準として、コンテンツの信頼性がより一層優先される流れへと変化していきました。ソーシャルのみならず、検索結果からもアクセスが見込めない状況が、バイラルメディアの衰退へと繋がりました。

2019年最新バイラルメディアサイト(国内外)

そうした辛い状況を乗り越えて、現在も運営を続けているバイラルメディアがあります。国内外に存在するバイラルメディアの一部をご紹介します。

BuzzFeed

BuzzFeedは元々アメリカ発のサイトですが、2015年にヤフー株式会社と合併事業会社を設立し、2016年に日本国内向けにBuzzFeed Japanのサービスを開始しました。

コンテンツとしてはニュース部門とエンタメ部門とが中心で、記事だけでなく動画コンテンツが豊富です。BuzzFeedへの広告出稿は「スポンサードコンテンツ」として、広告主の名前が記載されている記事や動画で露出されます。

この広告はページビュー数が保証されており、いわゆる純広告の様に掲載期間中コンテンツが読まれずに費用が発生するということはありません。また指定された経路でのページビューのみが対象となる為、ソーシャルメディア等で自然と拡散されたものに関しては、課金の対象ではありません。内容次第では、出稿した金額以上のページビュー数を稼ぐことが期待出来ます。

笑うメディアクレイジー

ライターさんを複数抱えており、独自性の高いコンテンツの提供を行っているバイラルメディアサイトです。「1分で読めるクレイジーなネタで暇つぶし」というコンセプトを掲げており、1つ1つの記事が短めで読みやすい印象です。

また漫画コンテンツも豊富で、読み物が苦手な方でも楽しめる内容となっています。2019年4月時点では月間5,500万PVで、男女比は女性が60%、男性が40%となっています。

ソーシャル経由のアクセスが4割ということから、ソーシャルに依存することなく、他チャネルからのアクセスも見込める媒体です。広告出稿はバナー広告と記事広告があり、サイト内に自然な形で掲載されています。 

grape

ニュースやスポーツといったジャンルの他に「驚く」「泣く」「笑う」「癒す」といった感情に合わせたユニークなグループ分けがなされています。

運営元の株式会社グレイプは、ニッポン放送のグループ会社ということもあり、広告出稿の際にはウェブ、SNSだけでなく、ラジオを掛け合わせることで、ネット以外の幅広いユーザーへアプローチが可能です。ラジオを利用したブランディングを検討している際は、検討してみてはいかがでしょうか。 

まとめ:差別化により生き残ったバイラルメディアを選ぶべし!

一時期流行りを見せたバイラルメディアバブルは、既に弾けてしまいました。しかし、それは裏を返せば優秀なバイラルメディアだけが残っているということでもあります。以前よりも出稿先の媒体を絞り易くなっています。自身のサービスをPRするのに最も適したサイトを探し、爆発的なトラフィックの獲得に期待しましょう。