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2018.09.04

張 ヨンヒ

MARKETING

目次
    1. 企業ブランディングの後光のルール
    2. 普遍性追求のルール
    3. 口コミ重視のルール
    4. 品格志向のルール
    5. 期待値コントロールのルール
    6. 感情刺激のルール
    7. まとめ

これまで、韓国市場に数多くの新しいマーケティング用語が現れてはすぐに消えていきました。

それは韓国消費者の特性を把握したマーケティング戦略ではなく、海外目線で見た短期的な傾向のマーケティング手法であったからにほかなりません。

今回、海外向けのマーケティング、特に韓国にフォーカスしたマーケティングについて解説します。韓国市場、その中の韓国消費者を理解し、状況に合う不変的な「6つのマーケティングルール」を紹介します。


企業ブランディングの後光のルール

アジア文化圏、特に韓国は企業ブランディングの効果が根強く定着しています。つまり、ナショナル企業のやり方である個別的な商品ブランディング「Product name」より、どの企業が作ったのか「Company Name」による保証効果に敏感なのです。

消費者は企業を信頼し、その企業が作ったものであれば安心して使える、と考える傾向にあり、韓国では企業のブランディングが最も重要であるといえます。

ブランディング


普遍性追求のルール

韓国消費者は、専門的で特性があるモノより、一般的で誰にでも受けやすいモノにより高い点数をつけがちです。「〇〇だけ良いね」ではなく「〇〇良いね」により高い価値を付与する傾向があります。

過去のマーケットプレイスの事例をみてみると、特定のアイテムに集中したり、特定のコンセプトにこだわったり、特定の性別や年齢を狙う場合は失敗する確率が高いことが判明しました。

そのため、長く愛されるサービスや商品をマーケティングする際には、特定のターゲットを決めたうえで、サービスや商品への関心を増大させる短期的な観点でのマーケティング手法にプラスして、長期的な観点での普遍性を持つブランディングを同時に行うマーケティング戦略が効果的なのです。

専門性よりも普遍性


口コミ重視のルール

“誰が◯◯をしたらしい”、“誰が〇〇を使ってみたら良かったらしい”など、「誰が」という口コミの法則は、韓国市場で相当なマーケティングパワーを形成します。使用経験に重きを置いたマーケティングは韓国消費者には効果的です。

間接経験、つまり「他の人が〇〇だと言ってたよ」という経験による情報を口コミを通じて消費者を刺激させ、拡散させることがマーケティングコミュニケーションで一番重要な手段となります。

口コミが大事


品格志向のルール

韓国では、20代の若い女性の間でブランドを買うための集まりや貯金が流行しています。「ブランド品族」などの新しい言葉も登場しているくらいです。この現象の裏には、韓国人の外観重視傾向、形式重視傾向の文化が隠されています。

内面的な価値がどんなに高くても、外観的な価値にすぐ潰されてしまったり、ステータスの高い人や高いモノの前では特に自信を無くしてしまう現象がこういった傾向をよく説明しています。

そのため、韓国では商品のブランディングをする際に、高価戦略やラグジュアリーなイメージ戦略の成功率が比較的高くなります。韓国でブランド拡張性を広める長期的な戦略を考慮する場合は、Prestigeマーケティングが効果的なのです。

品格志向


期待値コントロールのルール

韓国消費者に対して、実現の可能性が低い約束をする場合は注意が必要です。

企業が広告を通じて「度が過ぎた内容」、「過度な期待を与える約束をする」場合は、相当な打撃を受ける恐れがあります。一般的に韓国消費者というのは約束への期待値が高く、小さなミスにも大きく反応し、失望につながってしまう傾向があります。

誇大広告で無理な約束や期待値を高く上げてしまうコミュニケーションをとるよりは、適切に期待値をコントロールするマーケティング戦略が重要となります。

つまり、「守れない約束はしない」ことです。

守れない約束はしない


感情刺激のルール

韓国人は伝統や過去、人情や懐かしさといったものに敏感です。広告においても白黒写真や白黒動画を使ったストーリーや「情」というキャッチコピーを使った有名企業のシリーズ広告など、ノスタルジーを感じさせるような内容が多く見られます。

感情的な側面を刺激するマーケティング戦略は韓国の情緒や文化によく合い、特に企業のブランディングやブランド確立の戦略に活用されるとより効果的になります。

ノスタルジー


まとめ

「新しいマーケティング戦略を試すのに韓国は一番良い国だ。韓国の消費者は厳しいし、媒体を主体的に選択するためだ。」

引用:日用消費財グローバルメーカー P&Gのグローバルマーケティング総括 ジム・ステングル社長

韓国国内のマーケティング、そして韓国消費者を対象としたインバウンドプロモーションなど、どこの国よりも早く広まり、変化しつづけるする韓国市場。不変的なマーケティングルールを理解し、御社も韓国市場に挑戦してみてはいかがでしょうか。