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2018.01.26

五十嵐 和希

INTERNET ADVERTISING

目次
    1. 年収をセグメントする意味ある?
    2. GoogleAdwordsの年収ターゲティングとは?
    3. 年収ターゲティング設定方法
      1. ユーザー属性ターゲティングを追加する広告グループを選択
      2. [ターゲティングを追加] メニューで [ユーザー属性] をクリック
      3. ユーザー属性ターゲティングを追加する広告グループを選択し、除外設定を追加
    4. 年収ターゲティングのコツ
    5. まとめ:ユーザーを収入で分けて、配信してみよう

一般的に、インターネット広告はターゲットを定め、狙った客層にピンポイントでアプローチできる利点があります。GoogleAdwordsの年収ターゲティングも同じく、富裕層にのみアプローチできるという利点があります。

こちらではGoogleAdwords年収ターゲティングの概要と、設定方法、ターゲティングのモデルケースをご紹介したいと思います。


年収をセグメントする意味ある?

年収別で広告を表示させる人とさせない人を決める場合、ターゲットが狭くなって、購買層が絞られてしまうと考える方もいるかもしれませんが、広告コストを考えるとターゲットを絞り込んだ方が良いケースがあります。

高所得者向けの商材を販売する場合はなおさら、年収でセグメントしたほうがムダなクリック(購入見込みのない客層のクリック)が省けるので、効率的に集客できる可能性が高くなります。

通常、普通にリスティング広告を出すとき、高所得者向けの商品であることをたとえ広告で謳っていたとしても、ターゲットではない低所得者、あるいは商品購入がそもそもできない層に対しても広告表示がされ、運悪くクリックされて無駄なコストが発生する可能性があります。

年収でセグメントするメリット

年収セグメントにはこうした無駄なコストの支払いリスクを減らし、ターゲットとなる富裕者層の狙い撃ちができるという特性があります。また、年収セグメントはユーザーの年齢層、性別、子どもの有無といった属性に加えて、世帯年収という形で設定することができます。

このような属性を細かく区切っていくと、ほんの一握りのユーザーしかターゲットに残らないかもしれません。ただそれでもなお、高価格帯の商材を扱っている場合はそうした「富裕層ターゲティング」が有効になってきます。年収でターゲットをセグメントする方法は、価格帯が上の商材を扱うビジネスには大きな意味があるのです。


GoogleAdwordsの年収ターゲティングとは?

GoogleAdwordsの年収ターゲティングは、検索、ディスプレイ、動画といったキャンペーンで利用できます。これはAdwordsの機能の1つでユーザー属性ターゲティングと呼びます。ユーザー属性ターゲティングはAdwordsの広告グループごとに設定して行えます。

この機能を利用すると、Webサイトの閲覧履歴やGoogleが集めたユーザーの属性情報、また推測に基づく情報によって、広告を表示するユーザーを選ぶことができます。もともと年収でのセグメントはできませんでしたが、2017年に行われたリニューアルによって機能が追加されました。

年収でのセグメントをどのように行うかですが、以下のように設定ができます。

  • 上位10
  • 1120
  • 2130
  • 3140
  • 4150
  • 下位50
  • 不明

このうち上位10%がいわゆる富裕層です。

ユーザー属性ターゲティング

ユーザー属性ターゲティングでは、このような年収別の層ごとに配信のオン・オフが設定でき、またそれぞれの層に対して入札単価の調整もできます。

たとえば上位10%に対しては200円と高くしておき、世帯年収が下がるにしたがって100円、50円といったように低くする。こうすることで、より見込みの低いユーザーを除外し、見込みの高いユーザーを確実に取り込んでいく形に調整することができます。

ちなみに厚生労働省が公表している「平成24年調査」※1の所得項目から、世帯年収で1000万円以上の収入の場合、上位10%に入る「富裕層」ということになります。

※1「平成24年調査」 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa12/dl/03.pdf

また平成24年の調査では、理論的には以下のような形で世帯別年収が振り分けられますので、参考にしてみてください。

  • 1120800万円以上1000万円未満
  • 2130650万円以上800万円未満
  • 3140500万円以上650万円未満
  • 4150400万円以上500万円未満
  • 下位50400万円未満

上記のとおり厳密に分けていくとかなり細かくなっていきます。

あまり細かくセグメントしてもわかりにくくなります。わかりやすくするために富裕者(上位10%)とそれ以外にわけ、2軸で考えるとシンプルです。


年収ターゲティング設定方法

それでは年収ターゲティングの設定方法について見ていきましょう。まずはGoogleAdwordsにログインしましょう。


ユーザー属性ターゲティングを追加する広告グループを選択

広告グループを選択

年収ターゲティングを追加する広告グループを選択します。


[ターゲティングを追加] メニューで [ユーザー属性] をクリック

ユーザー属性をクリック

[ターゲティングを追加] メニューで [ユーザー属性] をクリックします。


ユーザー属性ターゲティングを追加する広告グループを選択し、除外設定を追加

除外設定を追加

  • 性別
  • 年齢
  • 子供の有無(ディスプレイ キャンペーンと動画キャンペーンのみ)
  • 世帯収入(動画キャンペーン(現在のところ、米国、日本、オーストラリア、ニュージーランドでのみ使用可能)

ターゲティングの設定がすべて完了したら [保存] をクリックして完了です。


年収ターゲティングのコツ

例えば、属性と組み合わせることで以下のようなセグメントが可能になってきます。

様々なセグメント

  • (老後資金の積極的な運用を行いたい)男性50代以上の富裕者層
  • (ラグジュアリーなサービスを求める)女性40代以上の富裕者層
  • (若くしてお金を手にした可処分所得の多い)男性20代から30代の富裕者層

ほかにもシンプルに

  • 年齢の高い富裕者層
  • 独身女性の富裕者層
  • 子どものいる富裕者層

などが考えられます。

セグメントは商材から逆算して考えると効果的です。

ユーザーのモデル、ペルソナを設定しその人物がどのようなニーズを持っているか予めシミュレーションしていきます。老後資金の活用、ラグジュアリーなサービスを使いたい、一生モノを手に入れたいなどなど、いろいろなペルソナができ上がっていきますので、そうしたターゲティングをベースにセグメントしていくとより明確です。

セグメントを分けた広告グループをいくつか設定し、それぞれの効果を見つつ、より効果的なマーケティング方法が練りやすくなるように広告運用できればより、発展的と言えるでしょう。


まとめ:ユーザーを収入で分けて、配信してみよう

ここまでGoogleAdwordsの年収ターゲティングについて見てきました。

このセグメントが有効になる富裕層向けビジネスを行っている方は、ぜひ利用してみてください。より低コストでの集客が叶う可能性が大いにあります。