【Google広告】年収ターゲティングで購買層を絞り込み|考え方・セグメントの設定方法

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一般的に、インターネット広告はターゲットを定め、狙った客層にピンポイントでアプローチできる利点があります。

Google広告のユーザー属性ターゲティングも同じく、富裕層にのみアプローチできるという利点があります。

こちらではユーザー属性ターゲティングの世帯収入をターゲットにした場合の概要と、設定方法、ターゲティングのモデルケースをご紹介したいと思います。


世帯年収をセグメントする意味ある?

年収別でリスティング広告を表示させる人とさせない人を決める場合、ターゲットが狭くなって、購買層が絞られてしまうと考える方もいるかもしれません。しかし広告コストを考えた場合、ターゲットを絞り込んだ方が効率よく広告を出稿できるケースがあります。

高所得者向けの商材を販売する場合はなおさら。年収でセグメントしたほうがムダなクリック(購入見込みのない客層のクリック)が省けるので、効率的に集客できる可能性が高くなります。

広告上は高所得者向けの商品であることを謳っていたとしても、ターゲットではない低所得者や商品を購入できない層に対しても広告表示がされてしまうことがあります。ターゲットと異なる属性にクリックされてしまえば、無駄なコストが発生してしまうのです。

年収でセグメントするメリット

世帯年収セグメントにはこうした無駄なコストの支払いリスクを減らし、ターゲットとなる富裕者層の狙い撃ちができるという特性があります。ユーザーの年齢層、性別、子どもの有無といった属性に加えて、世帯年収という形で設定することもできるのです。

このような属性を細かく区切っていくと、ほんの一握りのユーザーしかターゲットに残らないかもしれません。ただそれでもなお、高価格帯の商材を扱っている場合はそうした高所得者向けの「富裕層ターゲティング」が有効になってきます。年収でターゲットをセグメントする方法は、価格帯が上の商材を扱うビジネスには大きな意味があるのです。


Google広告の年収ターゲティングとは?

Google広告の年収ターゲティングは、検索、ディスプレイ、動画といったキャンペーンで利用できます。これはGoogle広告の機能の1つでユーザー属性ターゲティングと呼びます。ユーザー属性ターゲティングはGoogle広告の広告グループごとに設定して行えます。

この機能を利用すると、Webサイトの閲覧履歴やGoogleが集めたユーザーの属性情報、また推測に基づく情報によって、広告を表示するユーザーを選ぶことができます。

年収でのセグメントは、以下のように設定ができます。

  • 上位10
  • 1120
  • 2130
  • 3140
  • 4150
  • 下位50
  • 不明

このうち上位10%がいわゆる富裕層です。

ユーザー属性ターゲティング

ユーザー属性ターゲティングでは、このような年収別の層ごとに配信のオン・オフが設定でき、またそれぞれの層に対して入札単価の調整もできます。

たとえば上位10%に対しては200円と高くしておき、世帯年収が下がるにしたがって100円、50円といったように低くする。こうすることで、より見込みの低いユーザーを除外し、見込みの高いユーザーを確実に取り込んでいく形に調整することができます。

ちなみに厚生労働省が公表している「2019年調査※1の所得項目から、世帯年収で1050万円以上の収入の場合、上位10%に入る「富裕層」ということになります。

※1「2019年調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/03.pdf

また2019年の調査では、理論的には以下のような形で世帯別年収が振り分けられますので、参考にしてみてください。

  • 1120850万円以上1050万円未満
  • 2130650万円以上850万円未満
  • 3140500万円以上650万円未満
  • 4150450万円以上500万円未満
  • 下位50450万円未満

上記のとおり厳密に分けていくとかなり細かくなっていきます。

あまり細かくセグメントしてもわかりにくくなります。わかりやすくするために富裕者(上位10%)とそれ以外にわけ、2軸で考えるとシンプルです。

Googleはどのようにして世帯年収を識別しているのか?

Googleでは、Googleアカウントを持っているユーザーの年収や世帯年収を正確に把握しているわけではありません。

たとえば以下のような情報や行動歴などを元に、分類しています。

  • Googleサービスの設定や行動
  • ユーザー自身が設定した広告カテゴリ
  • SNSなどでユーザーが入力した属性情報
  • 住んでいる地域
  • 使用したことがあるモバイルアプリ
  • 検索履歴やウェブの閲覧履歴

このような情報をもとに、Googleでユーザーのおおよその世帯年収や属性を推測しているのです。

世帯年収によるターゲティングが行えるキャンペーン

世帯年収によるターゲティングは、現在以下のキャンペーンが設定対象です。

  • ディスプレイキャンペーン
  • 検索キャンペーン
  • 動画キャンペーン
  • ファインドキャンペーン
  • ショッピングキャンペーン

上記キャンペーンにて、世帯年収ターゲティングが可能です。

現時点で対象となるのは、オーストラリア、ブラジル、香港、インド、インドネシア、日本、メキシコ、ニュージーランド、韓国、シンガポール、タイ、アメリカのみとなっています。

年収ターゲティングの設定方法

それでは年収ターゲティングの設定方法について見ていきましょう。まずはGoogle広告にログインしましょう。


ユーザー属性ターゲティングを追加する広告グループを選択

年収ターゲティングを追加する広告グループを選択します。


[ターゲティングを追加メニューで [ユーザー属性をクリック

[ユーザー属性]→[世帯収入]を選択します。


ユーザー属性ターゲティングを追加する広告グループを選択し、除外設定を追加

ターゲティング設定をする世帯を選択し、「編集」の項目で「有効」または「広告グループから除外」を選択します。

その他必要に応じて、入札単価などの細かな設定を行います。

世帯年収以外にも、下記の項目で柔軟にターゲティングが行えます。

  • 性別
  • 年齢
  • 世帯収入
  • 子供の有無
  • 組み合わせ(性別・年齢・世帯年収・子どもの有無)

特定のターゲットを除外することも可能

幅広い世代や年収をターゲットにしたい場合、一部の属性のみを除外する方が効果的なケースもあるでしょう。

Google広告のユーザー属性ターゲティングでは、特定のターゲットのみを除外することも可能です。

左のメニューで[除外設定]を選択すると、上記のような画面が表示されます。

除外したいターゲットにチェックを入れて、「保存」をクリックするだけで設定完了です。

新しいキャンペーンを作成から設定も可能

ファインドキャンペーンなど一部のキャンペーンでは、新しいキャンペーンを作成する際に、世帯年収などを絞り込む設定が可能です。

「新しいキャンペーンを作成」をクリックし、目標を設定(販売促進・ウェブサイトのトラフィックなど)、キャンペーンタイプを選択します。詳細設定ページで「その他の設定」をクリックすると、「リーチする対象」の項目が表示されるので、「ユーザー属性」をクリックします。

上記のような画面が表示されますので、適宜選択または解除をして設定しましょう。

年収ターゲティングのコツ

年収ターゲティングを効果的に設定するためのコツをいくつか紹介しましょう。

たとえば、属性と組み合わせることで以下のようなセグメントが可能になってきます。

様々なセグメント

  • (老後資金の積極的な運用を行いたい)男性50代以上の富裕者層
  • (ラグジュアリーなサービスを求める)女性40代以上の富裕者層
  • (若くしてお金を手にした可処分所得の多い)男性20代から30代の富裕者層

ほかにもシンプルに、

  • 年齢の高い富裕者層
  • 独身女性の富裕者層
  • 子どものいる富裕者層

などが考えられます。

セグメントは商材から逆算して考えると効果的です。

ユーザーのモデル、ペルソナを設定しその人物がどのようなニーズを持っているか予めシミュレーションしていきます。

老後資金の活用、ラグジュアリーなサービスを使いたい、一生モノを手に入れたいなどなど、いろいろなペルソナができ上がっていきます。そうしたターゲティングをベースに、セグメントしていくとより明確です。

セグメントを分けた広告グループをいくつか設定し、それぞれの効果を見つつ、より効果的なマーケティング方法が練りやすくなるように広告運用できればより、発展的といえるでしょう。


まとめ:ユーザーを収入で分けて、配信してみよう

ここまでGoogle広告の年収ターゲティングについて紹介しました。

このセグメントが有効になる富裕層向けビジネスを行っている方は、ぜひ利用してみてください。より低コストでの集客が叶う可能性が大いにあります。

セグメントを行い効率的に集客すると同時に、
LPO(ライディングページ最適化)でCVRも上げられるとさらに効率が良いでしょう。
LPOの方法はこちら