2021.05.21

五十嵐 和希

INTERNET ADVERTISING

Instagram広告の種類・特徴を紹介|効果を高めるポイントも

WRITER

五十嵐 和希

株式会社PLAN-B システム開発本部 PDMチーム

大手広告主企業での広告宣伝部、総合広告代理店でのプロモーション部を経験し、PLAN-Bへ入社。企業のオウンドメディア「PINTO!」の立ち上げを行い数多くの記事を作成しメディアとして成長させた。その経験からコンテンツSEOのインハウス化を支援するツールの「SEARCHWRITE」をローンチし、プロダクトオーナーを務める。

目次
    1. Instagram広告とは?
      1. ユーザーの特徴
    2. Instagram広告を使う3つのメリット
      1. メリット1.詳細なターゲティングができる
      2. メリット2.若年層や女性ユーザーにリーチできる数が多い
      3. メリット3.企業アカウントとの親和性が高い
    3. Instagram広告の配信面は3つ
      1. フィード広告
      2. ストーリーズ広告
      3. 発見タブ広告
    4. Instagram広告の種類は6つ
      1. ストーリーズ広告
      2. 写真広告
      3. 動画広告
      4. カルーセル広告
      5. コレクション広告
      6. 発見タブ広告
    5. Instagram広告の課金形式
    6. Instagram広告を配信する際の3つのポイント
      1. ユーザーが投稿するフィードやストーリーズの中に配信されても違和感のないクリエイティブを作成する
      2. 画像内にテキストを多く入れすぎない
      3. 日常の一コマを切り取ったようなクリエイティブにする
    7. Instagram広告の設定は簡単
      1. ①Instagramアカウントとの連携
      2. ②広告アカウントの作成
      3. ③広告の入稿
    8. Instagramアカウントなしで投稿するデメリット
      1. デメリット1.Instagramのアカウント名をクリックできない
      2. デメリット2.コメントへの返信や削除ができない
    9. まとめ:Instagramを試してみよう

近年Instagram広告が注目を集めています。若者を中心にInstagramを利用するユーザーが増えており、FacebookやTwitterと並んで巨大なプラットフォームになり始めているからです。

今では若者向けの商材のみならず金融商材などの広告も見られ、広告を出稿する企業のジャンルも幅広くなってきており、どの企業のWebマーケターにとっても出稿を検討したい広告です。そこで今回はInstagram広告の特徴から配信する際に押さえたいポイントまで解説します。


Instagram広告とは?

Instagram広告とはInstagramのフィード、ストーリーズや発見タブ上に配信でき、テキストというよりは画像や動画をメインに使用したビジュアル重視の広告となります。

Instagram広告はFacebook広告マネージャーから配信の設定が可能で、基本的に通常のFacebook広告と同様のターゲティングを利用できます。また広告フォーマットに関しても同様に、写真広告や動画広告、カルーセル広告、インスタントエクスペリエンス(旧キャンバス広告)を実施できます。

ただ、Instagram広告でしか出稿できない広告フォーマットも存在しており、Facebook広告とは異なる訴求をすることも可能です。


ユーザーの特徴

Instagramユーザーの特徴

2019年6月時点で国内のInstagramアカウント数が3,300万を突破しており、日本の人口に4人に1人はInstagramを利用していることがわかります。その中に、多くのユーザーは10代~20代の若年層です。

FacebookやTwitterユーザーと比較して、Instagramユーザーは画像や動画に対する意識が非常に高いです。「インスタ映え」というワードが流行っていることからもわかる通り、ユーザーは綺麗に写真・動画を撮ることを非常に重要視しています。このように写真や動画の質に敏感なユーザーが多いので、質の高いクリエイティブを配信しなければならないのです。

このようなユーザーの特徴から、コスメやアパレル系の商材を抱える企業がInstagram広告を導入している場合が多いです。近年、若年層向けのアプリや人材、金融など様々な商材・業界のプロモーションに利用されてきており、Instagram広告のビジネス活用は広がっています。

Instagram広告を使う3つのメリット

Instagramには多くのメリットがあります。

本記事ではその中でも代表的な3つのメリットをご紹介します。

  1. 詳細なターゲティングができる
  2. 若年層や女性ユーザーにリーチできる数が多い
  3. 企業アカウントとの親和性が高い

順番に解説していきますね。   

メリット1.詳細なターゲティングができる

Instagram広告は「とても詳細なターゲティングができる」ことが大きなメリットの1つです。

Instagram広告はFacebook広告とほぼ同じターゲティングエンジンを使用しています。膨大なユーザーデータを持つFacebookの情報を利用できるため、同じFacebook社が運営するInstagramでも精度が高く詳細なターゲティングができるのです。

主にターゲティング可能な項目としては以下が挙げられます。

  • ユーザーの趣味や関心
  • 年齢
  • 性別
  • 職種
  • 交際ステータス
  • Facebookページにいいねした人
  • Facebookページにいいねした人の友達 など

このように、他の広告媒体では得られないデータを基にとても細かなターゲティングができるのはInstagram広告のメリットです。

また、メールアドレスや電話番号を基に既存の顧客にリーチできる「カスタムオーディエンス」や、既存の顧客と同じ特徴を持つ人を探してアップローチできる「類似オーディエンス」などのターゲティング設定も可能です。

メリット2.若年層や女性ユーザーにリーチできる数が多い

Instagramを他の媒体と比べた際に、最大の違いと言えるのは

  • 若年層
  • 女性ユーザー

が多い点です。


引用:Instagram広告を出稿する7つのメリットについてを徹底解説!

上記の画像からわかるように、20代であれば女性ユーザーが64%を占めています。

若年層や女性ユーザーの顧客を獲得できる広告媒体は少なく、これらの層にリーチしたい広告主であれば利用しない手はありません。  

メリット3.企業アカウントとの親和性が高い

Instagram広告はビジネスとの親和性が高く、広告を出しやすいプラットフォームです。

引用:Instagramで企業アカウントはフォローする?ユーザー意識調査

「20代女性の92%」はInstagram上で企業のアカウント(ビジネスアカウント)をフォローしており、関心の強さが伺えます。

引用:Instagramで企業アカウントはフォローする?ユーザー意識調査

また、20社以上のアカウントをフォローしている割合は50%と、若年層の女性ユーザーが企業アカウントにかなり積極的なこともInstagramの特徴です。

さらに同様の調査から、「Instagramでフォローしている企業・ブランドの投稿をきっかけに、その商品を購入したことがありますか?」との質問には20代女性の約90%が「YES」と回答しています。

ユーザーが企業アカウントに強い関心を持っていることは、広告を出す側にとって大きなメリットですね。

Instagram広告の配信面は3つ

Instagram広告の配信面には「フィード」、「ストーリーズ」、「発見タブ」の3種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

Instagram広告の配信面

フィード広告

ユーザーが投稿するフィードに広告を配信することができます。あまりにも広告色が強すぎるとユーザーから敬遠されるので、よりナチュラルな広告が求められます。例えば一般のユーザーが撮影したかのように、スマホで商品を撮った画像をクリエイティブに使うなどです。

一般のユーザーの投稿の中に配信しても違和感の無い広告を作成する必要があります。


ストーリーズ広告

2017年からストーリーズ枠にも広告を配信できるようになりました。ストーリーズ広告では、臨場感のあるフル画面の広告を表示できます。

写真または15秒以内の動画をアップロードしてInstagramに投稿されたストーリーズの間に表示できます。フル画面の広告が表示されるため通常のフィードに配信する広告と比べて、より視覚的にユーザーに訴えることができます。


発見タブ広告

発見タブページでは、ユーザー一人ひとりの興味・関心に基づいてパーソナライズされ、厳選された最適なコンテンツが表示されます。

発見タブでは広告は配信されませんが、興味のあるクリエイティブをクリックすると、発見フィードに移動します。ここには、クリックした投稿をスワイプして下に続いて閲覧すると、写真広告または動画広告が表示されますので、Instagramフィードと同様に、コンテンツの間に自然に表示されることが特徴の一つです。


Instagram広告の種類は6つ

Instagramで配信できる広告は6種類があります。それぞれの特徴を簡単に説明します。

Instagram広告の種類

出典:Instagram

ストーリーズ広告

Instagramストーリーズ広告

Instagramのストーリーズで表示され、画像、動画どちらも配信可能です。正方形や横長のクリエイティブでも広告を作成することが可能ですが、ストーリーズ広告の全画面縦型フォーマットに合わせるには、縦型の動画・画像を用意することを推奨します。


写真広告

Instagram写真広告

Instagram広告で最も基本的な広告フォーマットであり、画像とテキストで構成されます。正方形、横型のどちらにも対応できます。


動画広告

Instagram動画広告

写真広告と同じくフィードで表示され、動画とテキストのみで構成されます。最長120秒の動画を、横型または正方形のフォーマットで配信できます。


カルーセル広告

Instagramカルーセル広告

1つの広告で複数の写真もしくは動画が配信でき、サービス・商品の特徴を複数紹介したい時に効果的です。


コレクション広告

Instagramコレクション広告

メインビジュアルとカタログ型式の2部構成となります。
メインの動画または画像が大きく表示され、その下に複数の商品画像がグリッド形式で添えられます。動画、画像、または両方を利用することができます。


発見タブ広告

Instagram発見タブ広告

フィードの広告と同じフォーマットで表示され、そのままフィード広告のクリエイティブを再利用することができます。


Instagram広告の課金形式

Instagram広告の課金形式としては以下の4種類があります。

Instagram広告の課金種類
Instagram広告はFacebook広告の課金形式と同様で、基本的には広告が1,000回表示される毎に課金される「インプレッション課金(CPM)」を採用されています。

キャンペーンによってクリックかビュー単位で課金される場合もありますので、広告を作成する際にどの課金形式になったか広告マネージャーで確認しましょう。

  • CPM(広告が1000回表示される毎に課金)

  • CPC(クリック毎に課金)

  • CPI(インストールされるたびに課金)

  • 再生課金(10秒以上再生されると課金)  


Instagram広告を配信する際の3つのポイント

ここではInstagram広告を配信する際にどういう点に気をつければいいかを解説します。

広告配信のポイント

ユーザーが投稿するフィードやストーリーズの中に配信されても違和感のないクリエイティブを作成する

Instagram広告では広告色を極力消した、ナチュラルなクリエイティブが求められます。

また高画質の鮮明な画像を使うようにするのもポイントです。Instagramユーザーは綺麗な画像や動画を求める傾向があります。ピクセル化された画像、照明が悪い、その他の難点がある画像は、Instagram広告で効果を上げられない可能性があります。


画像内にテキストを多く入れすぎない

ユーザーの多くは画像や動画をメインに閲覧したいと考えています。その中で画像内テキストが多い投稿はユーザーに敬遠されがちです。本当に伝えたい情報だけテキスト化して画像内に組み込むようにしましょう。


日常の一コマを切り取ったようなクリエイティブにする

何気ない日常の中で商材が利用されているシーンや、その商材がユーザーにとって身近に感じるような演出はInstagram広告にとって非常に重要です。ユーザーが日常生活の中で商品を利用しているイメージを掻き立てることができるようにクリエイティブを作成しましょう。 


Instagram広告の設定は簡単

Instagram広告はFacebookと同じ管理画面を使うため、Instagramのアカウントがなくても広告の配信はできますが、Facebookビジネスマネージャで広告管理することをオススメします。

Instagramのアカウントをすでにお持ちの場合は、下記の手順を参照してInstagram広告を作成しましょう。

①Instagramアカウントとの連携

Instagramのアカウントを先に作成しておき、お持ちのFacebookページを開き、左側のメニューの「設定」をクリックしましょう。

その次に左側のメニューにある「Instagram」を選択します。「アカウントをリンク」をクリックし、Instagramの画面が立ち上がりますので、お持ちのInstagramアカウントのユーザーネームとパスワードを入力し、「ログイン」を押せば、連携が完了です。



Instagramアカウントとの連携

②広告アカウントの作成

FacebookページとInstagramアカウントの連携作業が完了しましたら、広告アカウントを作成しましょう。

Facebookビジネスマネージャを開き、左側のメニューから「広告アカウント」をクリックします。その後、「追加」ボタンをクリックして「新しい広告アカウントを作成」を選択し、広告アカウント名を入れたら完了です。

③広告の入稿

Facebook(Instagram)広告の構造は、キャンペーン・広告セット・広告の3階層です。
広告セットの編集画面で、配信先にInstagramを選択すると配信ができるようになります。Facebook広告を実施していればすぐにInstagram広告の実施は可能です。

Instagram広告の設定方法

Instagram広告のキャンペーンの作成、オーディエンスや予算、掲載期間の設定、広告の作成などの入稿手順については、こちらの記事をご確認くださいませ。


Instagramアカウントなしで投稿するデメリット

Instagram広告はアカウントを作らずとも出稿することができます。

ですが、簡単に出稿できる反面で以下のデメリットがあることを理解しましょう。

  1. Instagramのアカウント名をクリックできない
  2. コメントへの返信や削除ができない

簡単に解説していきますね。  

デメリット1.Instagramのアカウント名をクリックできない

1つ目のデメリットはInstagramのアカウント名がFacebookページ名で表示され、クリックができないことです。

広告のCTAを使って「こちらをクリック」のように他のページへ遷移させる目的で使用することが多いため、あまり問題はありません。

反対に、Instagramで日々商品の紹介を行う予定があり、アカウントのフォロワー獲得で認知拡大につなげたい場合は、Instagramアカウントを作成することをオススメします。

デメリット2.コメントへの返信や削除ができない

2つ目のデメリットは広告へのコメントに返信や削除ができないことです。

こちらも1つ目のデメリットと同様に、遷移させることが主目的であれば問題はありません。

しかし、ユーザーとのコミュニケーションを取りながら、距離の近いブランディングを行っていくつもりであればアカウント作成をしておきましょう。

まとめ:Instagramを試してみよう

今やFacebookやTwitterと並び巨大サービスになったInstagram。そのユーザー数はまだまだ増加し続けており、広告でリーチできるユーザー数が多いことは非常に魅力的です。

一方でInstagram広告はクリエイティブの質が非常に重要で、クリエイティブの作成やPDCAを回すことに労力がかかるかもしれません。ただブランディング・獲得系の双方のプロモーションにおいて有効で、必ず導入しておきたい広告メニューの1つです。非常に導入も簡単なので是非試してみましょう。