2021.07.14

五十嵐 和希

INTERNET ADVERTISING

Google広告の広告バリエーション|メリットと設定方法を紹介

WRITER

五十嵐 和希

株式会社PLAN-B システム開発本部 PDMチーム

大手広告主企業での広告宣伝部、総合広告代理店でのプロモーション部を経験し、PLAN-Bへ入社。企業のオウンドメディア「PINTO!」の立ち上げを行い数多くの記事を作成しメディアとして成長させた。その経験からコンテンツSEOのインハウス化を支援するツールの「SEARCHWRITE」をローンチし、プロダクトオーナーを務める。

目次
    1. 広告バリエーションとは?
    2. 広告バリエーションのメリット
      1. 01:ABテスト用広告文の作成・入稿の手間が省ける
      2. 02:正しくABテストをすることができる
    3. 広告バリエーションの設定方法
      1. 01:管理画面を開いて、「検索」キャンペーンを選択→「下書きとテスト」→「広告バリエーション」と順番に選択
      2. 02:ABテストを実施したいキャンペーンを選択します
      3. 03:バリエーションの種類を選択
        1. 検索と置換
        2. 広告文を更新する
        3. 広告見出しを入れ替える
      4. 04:バリエーションの詳細を設定
    4. レスポンシブ検索広告でも広告バリエーションの利用が可能
      1. バリエーションの種類と内容
        1. 検索と置換
        2. 広告文を更新する
        3. URLの更新
    5. 広告バリエーションの結果の見方
    6. まとめ:「広告バリエーション」は必須で使うべき機能

運用広告を実施する上で広告文のABテストは欠かせません。

ABテストを通じてプロモーションに最適な広告文を探し、効果を最大化する必要があります。ただ毎回広告文を作成して、1つずつ管理画面に入稿するのは非常に手間がかかりますし、管理も大変です。そこで活用したいのが、「広告バリエーション」と呼ばれる機能です。

今回はこの「広告バリエーション」について解説します。


広告バリエーションとは?

広告バリエーションとは、広告文(テキストのみ)のABテストをより効率的に、正確に実施したいときに利用する機能です。たとえば既存の見出しと新しい訴求の見出しのABテストを実施したい場合に、この機能を利用します。

以前は広告文のABテストを実施する際、キャンペーン毎に広告文を入稿してABテストを実施していました。しかし広告バリエーションを作成すれば、どのキャンペーンであってもABテストをしたい広告文を簡単に紐付けることができます。この機能は、運用者にとって非常にありがたい機能です。


広告バリエーションのメリット

広告バリエーションを実施するメリットは下記です。

広告バリエーションのメリット

01:ABテスト用広告文の作成・入稿の手間が省ける

今まで広告文のABテストを実施する際に、1つずつ広告文を作成し入稿する必要がありました。広告文を入稿するキャンペーンが増えると非常に手間がかかりますし、管理も煩雑になりミスが増える可能性もありました。

広告バリエーションを利用すると、1つずつ広告文を作成・入稿する手間を省くことができます。運用者にとって作業の時間を減らせるこの機能はありがたいですね。

02:正しくABテストをすることができる

ABテストをするために新しい広告文を入稿する場合、既存の広告文にスコアがついているため既存の広告文に配信が寄るケースがあります。また2つの広告文を同時に配信している場合でも、時間が経過するにつれてどちらかの広告文に配信が寄るケースがあります。

このような状況下では正しいABテストを実施することはできません。広告バリエーションを利用することで、上記のような懸念点がなくなり正しくABテストを実施することができます。


広告バリエーションの設定方法

では広告バリエーションの設定方法をご紹介していきます。

01:管理画面を開いて、「検索」キャンペーンを選択→「下書きとテスト」→「広告バリエーション」と順番に選択

左側のページメニューの下部、「下書きとテスト」をクリックし、「広告バリエーション」を選択します。

02:ABテストを実施したいキャンペーンを選択します

まずはABテストを実施したいキャンペーンを選択します。続けてターゲットの広告タイプで「テキスト広告」を選択。「広告をフィルタ」で見出し・説明文・パスを入力して、変更したい広告文を絞り込みます。

上記のキャプチャの場合、「広告見出し1」内に「無料」、「説明文1」に「今だけ無料」という文言がある広告文を変更の対象に指定しています。

03:バリエーションの種類を選択

バリエーションの種類は3種類あります。

検索と置換

広告内のテキストを検索して、異なるテキストに置換します。下記のスクリーンショットの場合、広告見出し1の中の「無料」という文言を「2年間無料」に変更するように設定しています。

検索と置換

広告文を更新する

広告内の既存の見出しや説明文、パスを修正します。

上記のキャプチャの場合、既存の広告文の見出し1を「今申し込むと2年間無料」に、説明文を「今月末までの限定キャンペーン」というテキストに変更します。

広告見出しを入れ替える

自動で見出し1と見出し2を入れ替えてくれます。

04:バリエーションの詳細を設定

ここでバリエーションの名前や開始日・終了日、テスト用の分割データを設定します。

バリエーションの詳細を設定

テスト用の分割データとは、広告バリエーションに割り当てられるキャンペーン予算の割合と、広告バリエーションで入札可能なオークションの割合のことです。上記を入力すれば、広告バリエーションの設定は完了です。

レスポンシブ検索広告でも広告バリエーションの利用が可能

ターゲットの広告タイプを、「レスポンシブ検索広告」に選択して広告バリエーションを利用することも可能です。

先ほど「テキスト広告」を選択したターゲットの広告タイプを、「レスポンシブ検索広告」にします。

すると先ほどは「検索と置換」、「広告文を更新する」、「広告見出しを入れ替える」の3種類だったバリーエーションが下記のように変化します。

バリエーションの種類と内容

テキスト広告の内容と異なる部分もありますので、それぞれのバリエーションについて解説します。

検索と置換

「検索と置換」については、テキスト広告の広告バリエーションと同様です。

広告文を更新する

レスポンシブ広告の「広告見出し」や「説明文」に対し、テキストの修正が可能です。それぞれアセットに対し、「追加」「削除」「固定」のアクションが設定できます。

URLの更新

既存の最終ページ URLや表示 URL、モバイルの最終ページ URLなどを変更できます。

広告バリエーションの結果の見方

広告バリエーションの結果は、「広告バリエーション」で確認できます。

広告バリエーションの結果の見方

広告バリエーション毎の広告の数、表示回数、クリック数、クリック率などが表示されます。元の広告文と新しい広告文それぞれの結果が比較できますので、反応の良い広告や単価に応じて出稿内容を見定めるとよいでしょう。

下記ヘルプにも、掲載結果の見方が詳しく解説されています。

Google広告ヘルプ:広告バリエーションの掲載結果を確認する


まとめ:「広告バリエーション」は必須で使うべき機能

運用をする上で広告文のABテストをすることは非常に重要です。ただし工数がかかることとや管理が煩雑になることから、実施するのが億劫に感じ、正しくABテストができていないこともあります。

この「広告バリエーション」機能を利用すれば、簡単にABテストが実施できます。ぜひ多くのABテストを実施して、最適な広告文の訴求を見つけましょう!