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2018.04.19

五十嵐 和希

INTERNET ADVERTISING

GoogleAdwords フリークエンシーキャップとは|設定方法・広告が表示される平均回数の確認方法

WRITER

五十嵐 和希

株式会社PLAN-B 事業統括本部 ビジネス開発部 Juicer

2013年中途採用でPLAN-Bに入社。東日本エリアの営業マネージャーを経て、2017年にビジネス開発ユニットを立ち上げ、オウンドメディア運用と事業開発を行う。その後、2018年よりJuicer事業部へ異動。自社開発DMP「Juicer」の販売戦略を中心としたマーケティング活動に従事。

目次
    1. 過剰な広告掲出は、ユーザーに対してネガティブなイメージを持たせる
    2. GoogleAdwordsのフリークエンシーキャップって何?
    3. フリークエンシーキャップを使って広告を上手に運用
    4. GoogleAdwordsフリークエンシーキャップの設定方法
    5. フリークエンシーキャップは、設定回数どれくらいにしておけばよい?
    6. まとめ:フリークエンシーキャップは広告をブラッシュアップする大事な指標

サイトごとに設けられたバナー枠に掲出されるディスプレイ広告。

GoogleAdwordsにはディスプレイ広告がありますが、ターゲットに定めたユーザーに繰り返し広告を表示させてサイトに誘導する特徴があります。あわせて、同じユーザーに対して「何度も広告掲出する」ことを制御できる機能も備えています。その機能をフリークエンシーキャップと呼びます。

今回は、GoogleAdwordsのフリークエンシーキャップについて説明していきます。


過剰な広告掲出は、ユーザーに対してネガティブなイメージを持たせる

ネットを見ていると、過去に何度も見たような画像が画面の隅に現れるケースが良くあります。皆さんもうお気づきでしょうが、これが広告です。

このように一般的にWebサイトには、いくつか固定の広告枠が用意されている場合がありこれをディスプレイ広告と言いますが、何度も掲出される広告をうっとうしく思い、非表示にしたいと思ったことはありませんか。

ユーザーと広告主の本音

実は広告を表示する側でも、同じユーザーに何度も同じ広告を掲載して嫌われるよりも、広告を表示する回数を制限し、より多くのユーザーに届けたいと思っている人は多いのです。それを実現するために、GoogleAdwordsにはフリークエンシーキャップという機能が用意されています。


GoogleAdwordsのフリークエンシーキャップって何?

それではフリークエンシーキャップについて説明していきます。フリークエンシーは直訳すると「頻繁」に何かが起こる状態を表したり、統計学上では回数や頻度を表す言葉であったり、物理学上では周波数を表す意味があったりと、いろいろな意味を含んだ単語です。

GoogleAdwordsではフリークエンシーは、「一定の期間に同一ユーザーに対して「1」の位置に広告が表示される平均回数」として開設されています。一定期間同じユーザーに同じ広告が出る回数がフリークエンシーです。統計学で使われるフリークエンシーの意味です。

フリークエンシーキャップとは、GoogleAdwordsを構成するディスプレイネットワーク上で「同一ユーザーに広告が表示される回数を制限する機能」です。※ディスプレイネットワークというのは、Adwords広告を掲載しているサイト全てを指します。

フリークエンシーキャップを利用すると


フリークエンシーキャップを使って広告を上手に運用

一度サイトに訪れたことのあるユーザーに自社広告を掲出し、再度サイトに誘導して商品を購入してもらう。これはリターゲティング機能を使った広告に見られる手法ですが、何事にも限度はあります。

同じユーザーに何度も何度もしつこくしつこく広告を掲出したところで商品を買ってくれる可能性が高くなるわけでもありませんし、見込みのないお客さんにクリックされてしまうとムダな費用もかさみます。

また頻繁に広告を見せられたおかげで嫌になってしまうユーザーもいるでしょうから、双方にとって広告の過剰掲載にはメリットがありません。そこでフリークエンシーキャップを設定し、広告表示の上限回数を制限しておくべきなのです。

フリークエンシーキャップ設定のメリット


GoogleAdwordsフリークエンシーキャップの設定方法

まずはGoogleAdwordsへログインします。リマーケティング広告を選択し、メニュー内の「設定」タブをクリック。

設定タブをクリック

設定画面下の「詳細設定」から、「広告掲載:広告のローテーション、フリークエンシーキャップ」をクリック。

詳細設定

プルダウンで表示されているメニューからフリークエンシーの右側にある「編集」をクリック。

編集

この画面がフリークエンシーキャップの設定画面です。「視認範囲のインプレッションの上限なし」、こちらがデフォルトで設定されていますので、下の視認範囲のインプレッション左にあるボタンをクリックし、回数と単位(日/週/月)を設定します。1日に○回まで、1週間に○回まで、1か月間に○回までという形で表示回数に制限を設けることができます。


フリークエンシーキャップは、設定回数どれくらいにしておけばよい?

フリークエンシーキャップの設定回数ですが、これがなかなか難しい問題です。一様に何回が良いというデータがあれば良いのですが、「広告によって違う」というのが結論です。

GoogleAdwordsを利用する場合、ユーザーの行動経路を確認できるアトリビューションという機能があります。このアトリビューションを使って、フリークエンシーキャップの設定回数を最適なものにしていきましょう。

まずはGoogleAdwordsにログインし、「運用ツール」のメニューにある「アトリビューション」をクリックしてください。

運用ツール

アトリビューションでは「コンバージョンに要した広告の表示回数」を見ることができます。

概要

例えばコンバージョンあたりの広告表示回数の平均が5回だとすると、少なくとも5回以上で設定しておけばコンバージョンを減らさずに済むことになります。5回ぴったりだと余裕がないので、それよりも少し回数が多い7回か8回で設定しておくと良いでしょう。

アトリビューションのデータを参照してフリークエンシーキャップの設定を行う際は、コンバージョンを計測するための設定を事前に行っておく必要がありますので、忘れないようにしましょう。さらにフリークエンシーキャップの精度を上げたい方は、アトリビューションページの左メニューにある期間をクリックしてみましょう。

期間には最初のインプレッションから、最初のクリックから、最後のクリックからといった、起点ごとのコンバージョンまでに要した期間を分析できます。ここで重要なのは「最初のクリックから」コンバージョンまでに掛かった時間がどれくらいなのかを見ることです。

最初のクリックからCVまでが重要

最初のクリック=商品に対しもっとも興味がある段階のユーザーが、コンバージョンするまでの日数こそ、広告を掲出している広告主が参考にすべきデータです。

例えば最初のクリックからコンバージョンまでの平均日数が3日で、あとは緩やかに下っていくというデータが見られた場合、フリークエンシーキャップを制限なしにして、最初の3日間は入札金額を増やして集中的に表示させる戦略もアリです。

より集中的に、「商品が売れやすい期間を逃さない」ように広告掲載を行う感じです。専門用語でいうところのザイオンス効果(単純接触効果)を狙って成約数を増やすと言う考え方もあります。このようにフリークエンシーキャップの設定は、データの裏付けを得てからでも遅くありません。

参考記事:知らなきゃ損!マーケティングに”効く”行動心理学9選


まとめ:フリークエンシーキャップは広告をブラッシュアップする大事な指標

フリークエンシーキャップは広告の表示回数を制限するもので、広告主の品格や信頼性の保護につながるだけでなく、ユーザーへのストレス軽減にもなります。ただし、設定する際は自社の商品やサービスがどれくらいの広告表示回数で最も売れているのか、平均値を出しておきその数字からあまり乖離していない回数を設定するようにしましょう。