AdWords scriptsとは|広告運用者の工数を激的に削減!?

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広告運用を生業にして、はや半年が経ち、運用者としての悩みがようやく分かるようになってきました。

運用者は、日々たくさんのアカウントに向き合っています。そのため、1アカウントに対してしっかりと向き合う時間がなく、やれば成果がでると分かりつつも、思った通りに時間が割けず、施策を実行できていないという現状があります。

定例会のシーズンになれば、レポーティングやそれにまつわるExcelなどの単純作業に追われ、季節の変わり目では訴求変更の入稿作業に追われ、月末になれば超過のないように、入札調整に追われ・・・施策の実行どころじゃない!と考えてしまっているのが運用者の本音なのではないでしょうか・・・?

ですが、決して運用という仕事が嫌いなわけではないのです。お客様の売上を上げるべく、お客様のお客様のことを考えてターゲティングを考えたり、クリエイティブを考えたり・・・実はとてもクリエイティビティ溢れる楽しい仕事なのです!!!目の前の単純作業に追われてしまうばかりに、本来割くべきところに時間を割けていないだけなのです。

今回は、そんな運用者の悩みをちょっとでも解決できる技術、AdWords scriptsについてご説明したいと思います。


AdWords scriptsとは

google adwords scripts

AdWords scriptsはブラウザベースのIDE※1で、シンプルなJavaScriptを使ってAdWordsデータを制御し、入札の調整や入稿を自動化できます。

つまり、API※2よりも簡易に自動化プログラムの設定と実行が可能であり、簡単な運用を自動化することができ、運用工数の削減と、パフォーマンスの向上が期待できます。

では実際にAdWords scriptsでできることを基礎編、応用編に分けてご紹介します。

  • ※1) Integrated Development Environment(インテグレーティド・デベロップメント・エンバイロメント):ソフトウェアの開発環境。
  • ※2) Application Programming Interface(アプリケーションプログラミングインタフェース):ソフトウェアの機能を共有すること。自分のソフトウェアを一部公開して、他のソフトウェアと機能を共有できるようにしたもの。

AdWords scriptsでできること~基礎編~

aswords scriptsでできること(基礎)


01:定型レポートの自動送付

日々の運用業務の中で、管理画面の数字をチェックするという作業があります。

予算消化や目標KPIに対する進捗を把握するために必要な作業です。この作業をAdWords scriptsによって、定型的なレポートを自動送信し、短縮化することが可能です。例えば、昨日の広告出稿結果を毎朝メールやチャットツールに送信するようなことが可能になります。

なので、朝にメールやチャットツールをチェックし、違和感のあるアカウントから個別の管理画面を開けば良いため、優先順位を簡単につけることができます。ちなみに、定型レポートだけでなく、自分でレポートをカスタムすることも可能です。


02:入札調整後のチェックを自動アラート

次は、入札調整に関してです。あまり高額でないアカウントであれば、入札調整がアカウント全体に及ぼす影響はとても大きいものです。この入札調整の作業は一度変更を加え、一定期間を経過したあと、その後どう変化したか経過をチェックする必要があります。

しかし、たくさんのアカウントを見ていると、いつどのようなアカウントに変更を加えたか覚えていられません。ここでAdWords scriptsを使えば、変更履歴をリストアップし一定時間が経過したときに、メールやチャットツールに通知することが可能です。

これで、月末の入札調整で入札を下げ、掲載順位が下がったまま翌月に入ってしまうということを防ぐことができます。


03:マッチタイプ変更の自動化

次は、キーワードのマッチタイプの変更です。3語を絞り込み部分一致で入稿したものの、配信が進まなかった場合、3語目のプラス記号を外すという作業が発生します。その逆もまた然りです。

数単語なら自力でやっても問題ないですが、何十単語もExcelで1つずつプラス記号を外すというのは、なかなか骨の折れる作業です。これも変更したいキーワードにラベルを付けることによって、AdWords scriptsで自動化することが可能です。


04:キーワードの分類

レポーティングのためのデータ整理にも使用できます。キーワードが膨大な場合は、なかなかキーワード単位でのレポーティングを行う機会は少ないかと思います。

ですが、AdWords scriptsを使えば、過去コンバージョンが発生しているキーワードや、目標コンバージョン単価内のキーワードかどうかという軸でキーワードを分類することもできます。

以上が基礎編です。チェックや簡単な作業はAdWords scriptsによって自動化することができそうですね!


AdWords scriptsでできること~応用編~

外部APIとの連携

外部APIとの連携もできます。例えば、天気取得系APIと連動して、天気に応じて入札の強弱をつけることが可能になります。具体的には、国内への配信であれば、キャンペーン上の配信地域に各都道府県を入れて、都道府県単位で入札単価調整が行える状態にします。

そしてAdWords scriptsを用いて、天気取得系APIにアクセスし、各都道府県の現在の天気を取得し、天気に応じて入札単価調整の値を変更します。あとは、AdWords scriptsを3時間に1回といった頻度で自動実行させるようにすれば、各都道府県の天気に応じた入札単価の調整が行えます。天気に影響されるような実店舗系やタクシー配車などのお客様で使えるかもしれません。

外部APIとの連携

また、よく定例会時にお客様から、SEOの順位が安定せず、コンバージョンの総数が合わないという相談を受けます。特にSEOを他代理店でやっている場合は、現状を逐一把握することができず、コンバージョン総数を把握することは難しいです。

ですが、検索順位取得APIと組み合わせることによって、自然検索の順位に連動した単価調整もできます。つまり、自然検索で順位が落ちたときに、代わりにリスティング広告の入札を強化して自然検索からの流入減を、リスティング広告でカバーすることができるようになります。

Yahoo!の媒体では使えないということがデメリットですが、自分のアイデア次第では、他にはない独自のツールを自由に開発することができます!


まとめ:運用者が行うべきこと

人工知能(AI)が台頭してきて、人間の仕事を奪うという言葉を最近よく耳にします。広告運用においても、コンバージョンオプティマイザーやスマートディスプレイキャンペーンなど、自動化メニューが増えたり、リスティング広告自動入札ツールの導入数なども年々増え、自動化の流れが進んでいます。

このままレポーティング業務や、そのために必要な単純なExcel作業ばかりに日々の時間を費やしていると、技術の進化と共に、運用者としての市場価値はどんどん下がってしまいます。

つまり私たち運用者はPDCAのP(プランニング)の部分にもっと日々時間を使わなければいけないのです。D(実行)やC(チェック)の部分に多くの時間を使っていてはいけないのです。

AdWords scirptsを使えば、DやCにかけていた工数を削減することが可能です。これからの時代、運用者はJavaScriptを書くことができて、お客様のお客様のことも考えクリエイティブの提案までできるクリエイティビティ溢れる人材にならないといけませんね!