
【ASP一覧】もう迷わない!アフィリエイトASP19種類を厳選紹介
インターネット広告
2020.12.18
株式会社PLAN-Bの情報発信メディア
2021.02.14
五十嵐 和希
INTERNET ADVERTISING
大手広告主企業での広告宣伝部、総合広告代理店でのプロモーション部を経験し、PLAN-Bへ入社。
企業のオウンドメディア立ち上げ支援や自社開発DMP「Juicer」のマーケティング責任者を担う。
現在は自社開発プロダクト「SEARCHWRITE」のプロダクトオーナーとしてPMFに向けた活動を担当している。
近年GoogleAdwordsやYahoo!プロモーション広告と同様に、SNS広告が注目されています。
中でもFacebook広告は様々な企業のプロモーションで利用されており、年々その重要度は上がっています。そこで、今回は具体的にFacebook広告で何ができるのか、実際の費用やターゲティング、クリエイティブの種類を取り上げてご紹介します。
Facebook広告とは、主にFacebookやInstagramなどの媒体に出稿することができる広告です。
メインではないもののFacebookやInstagram以外の外部の掲載面も保有しており、配信ボリュームもある程度確保できます。
また、Facebookは国内だけでも20代から50代の幅広い層を中心に、2800万人以上のユーザーを誇るSNSです。
ユーザー数が非常に多いため、有効に活用することが出来れば、非常にROAS(広告費用対効果)の高い広告となっています。
そして、Facebook広告はターゲティングやクリエイティブの種類が豊富で、あらゆるユーザーに様々な方法でリーチすることができます。
ターゲティングではユーザーが登録しているプロフィールやユーザーの行動データを元にターゲティングするので精度も非常に高く、様々なプロモーションで実施できる広告です。
上記でも簡単に述べましたが、Facebook広告の掲載面は大きく分けて下記3種類に分類できます。
インスタグラムのタイムラインのみならず、ストーリーの箇所にも広告を掲載することが可能。当初はコスメ商材が多かったが、近年カードローンなどあらゆるジャンルの商材のプロモーションに利用されています。
Facebookの広告ネットワークを使用するパブリッシャーのアプリやWebサイトに広告を掲載することが可能。
以上大きく分けて3種類の広告掲載面を持つFacebook広告ですが、商材によってどの掲載面に広告を掲載するかで大きく成果が変わります。
若者が使いそうな商材はInstagramに広告を出稿したり、不動産や投資系の商材の場合はFacebookニュースフィードへの出稿のみに絞るなど調整します。
1つ目のメリットは「信憑性の高いターゲティング」ができることです。
Facebook広告は膨大なユーザー情報を活用するため、他の媒体と比較しても精度の高いターゲティングが可能です。
他媒体でも扱われる年齢、性別などの属性はもちろん、自社のユーザーに近い潜在顧客に対して自動的に最適な配信を行うこともできます。
また、ターゲットユーザーを設定したオーディエンスを複数個組み合わせて使うことができるのもFacebook広告の大きな特徴です。
高精度なターゲティングをしたいのであればFacebook広告はおすすめですよ。
2つ目のメリットは「数多くの広告フォーマットを選べる」ことです。
Facebook広告では多種多様な広告フォーマットを10種類以上選ぶことができます。
もちろん、全てが同じマーケティング目的に使うわけではありません。
それぞれに「リーチ」「エンゲージメント」「来店数の増加」など目的に見合った適切な使い方があります。
各フォーマット毎に最適な使用方法が異なるため、達成したい目的に合わせてフォーマットを選択しましょう。
3つ目のメリットは他のweb広告と比べて「広告費用を抑えられる」ことです。
これには以下の2つの理由があります。
広告費に関しては次の項で詳しく解説して参ります。
前述の通り、Facebook広告のメリットの3つ目として「広告費用が抑えられる」という点があります。
なぜ、Facebook広告では広告費用が抑えられるのか、その理由は主に2つあります。
Facebook広告では広告主が提示する予算の上限に合わせて、広告の出稿ができます。
そのため、仮に1日の予算を100円、1クリックあたりの単価を10円で入札した場合は 10円×10クリック=100円 となり、自動的に配信が停止されます。
概ね設定した予算程度の請求で抑えられるので安心です!
Facebook広告では課金方法が主に2種類あります。
「インプレッション数による課金(CPM配信)」の特徴は、インプレッションが1000回に達すると課金されることです。
CPM(Cost Per Mile)とは1000インプレッションあたりの平均広告単価を指します。
「クリック単価による課金(CPC配信)」は広告がクリックされるときに課金される配信方法です。
CPC(Cost Per CLICk)は1クリックを獲得するためにかかるコストの平均額を指します。
つまり、誰もクリックしなければ広告費は「0円」です。
以上、主に2つの課金方法を用途に応じて使い分けることで、効率的かつお得に広告を出稿できるのがFacebook広告の特徴なのです。
広告配信の目的 | キャンペーンの種類 | 課金方式 |
認知 | ブランド認知度アップ | CPM |
リーチ | CPM | |
検討 | トラフィック | CPM / CPC |
アプリインストール | CPM / CPC | |
動画再生数アップ | CPM / ThruPlay ※1 | |
リード獲得 | CPM | |
投稿へのエンゲージメント | CPM | |
メッセージ | CPM | |
コンバージョン | コンバージョン | CPM |
カタログ販売 | CPM / CPC | |
来店数の増加 | CPM |
広告に用いた動画が15秒以下だった場合は、動画が最後まで再生された場合に課金され、15秒以上ある動画の場合は15秒以上再生されたら課金の対象になります。
Facebook広告には様々な属性によるターゲティングがあり、精度も非常に高いです。よく利用するターゲティングを順番にご紹介します。
Facebook広告で最も利用するターゲティングの1つです。年齢や性別の情報をプロフィールに登録しているユーザーが多いので、かなり精度が高いターゲティングです。年齢ターゲティングでは13歳から65歳以上のユーザーまで配信できます。
国・地域や都道府県・州、市区町村、郵便番号、住所を入力して、その地域にいる人や、最近その地域にいた人、旅行中の人に広告を配信することができます。またそのエリアに広告を配信したくない場合はエリアを除外することもできます。
ユーザーの属性に合わせてターゲティングをすることが可能です。基本的にユーザーがFacebook上に登録した情報をもとにターゲティングします。
人の興味・関心に基づいてターゲティングを設定することが可能です。趣味・関心、アクティビティ、「いいね!」したページなどの情報を元にターゲティングします。
Facebook広告のインタレストターゲティングの種類は非常に多いです。そのため商材に合ったインタレストを選ぶことができますが、ターゲティングを絞りすぎることで広告の配信量が出なかったり、CPM・CPCが高騰する可能性があるので注意が必要です。
ユーザーの行動データや電子機器の利用状況などの情報を元にターゲティングできます。
サイトにFacebookピクセルを設置することで、そのサイトに訪れたユーザーに再度Facebookが保有する掲載面内で広告を配信することができます。
サイトに流入したがコンバージョンに至らずに離脱したユーザーは、1度もサイトを訪れたことがないユーザーと比べてCVRが高い傾向にあります。彼らのようなコンバージョンの確度の高いユーザーにアプローチするためにリマーケティングは有効です。
Facebookではユーザーのデータ(電話番号やメールアドレスなど)を利用して、ユーザーに広告を配信することができます。例えば初回購入したユーザーのメールアドレスや電話番号があれば、そのデータを使って彼らに定期購入を促す広告を配信することが可能です。
または、既に購入したユーザーのメールアドレスや電話番号があれば、そのデータを使い彼らを広告の配信対象から除外することも可能です。
ユーザーのデータ(電話番号やメールアドレスなど)や、ユーザーのWebサイトやアプリ内での行動データ、Facebookページや広告に反応したユーザーのデータ、などの情報を元に彼らに類似するユーザーに広告を配信することができます。
例えば、今まで購入したことのあるユーザーのメールアドレスを集めて彼らと類似するユーザーをFacebookが抽出して広告を配信できたり、サイトにFacebookピクセルを埋めてそのサイトに訪れたユーザーと似たユーザーに広告を配信することも可能です。
アプリのプロモーションでは、アプリを使用した頻度が高いユーザーと似たユーザーに広告を配信できます。アプリを使用した頻度が高いユーザー=コアユーザーであるため彼らに類似したユーザーに広告を配信できるのは嬉しいですよね。
このようにあらゆるデータを元に、Facebookが類似するユーザーを抽出して広告を配信することができます。
以上がFacebook広告でよく実施するターゲティングです。ターゲティングの種類が多いため、色々試してプロモーションを拡大することができます。
Facebook広告には様々なクリエイティブのフォーマットがあります。
通常の1枚画像の広告です。入れておくと非常に便利なフォーマットです。
▼クリエイティブ推奨事項(※プロモーションの目的や広告の掲載枠によっても異なります)
見出し文字数:25文字
説明文:90文字
画像サイズ:1200×628
最近取扱量が増えている動画広告です。ブランディングだけでなくインストールや購入を目的としたプロモーションでも実施されるようになりました。
▼クリエイティブ推奨事項(※プロモーションの目的や広告の掲載枠によっても異なります)
見出し文字数:25文字
説明文:90文字
動画アスペクト比: 9:16~16:9
動画のファイルサイズ: MAX4GB
動画の長さ: 1秒~240分
カルーセル広告とは、複数の画像や動画をくっつけた広告のことです。
ユーザーは横にスワイプすることで、一連の画像や動画を見ることができます。
引用:「facebook business」
▼クリエイティブ推奨事項(※プロモーションの目的や広告の掲載枠によっても異なります)
カード数:2~10枚
テキスト:25文字
説明文:90文字
動画のファイルサイズ: MAX4GB
動画の長さ: 1秒~240分
注意点:画像内に占めるテキストの割合が20%以上だと配信が出にくい、もしくは出ない。
スライドショー広告とは、1つの動画や複数の静止画から、動画のように再生できる広告フォーマットです。また音楽を使用することも可能です。最長50秒の中でそれぞれの画像の表示時間を決めて、場合によっては音楽も入れてまるで動画を作ったかのように配信することができます。
引用:「facebook business」
▼クリエイティブ推奨事項(※プロモーションの目的や広告の掲載枠によっても異なります)
画像サイズ:1280×720
アスペクト比:16:9または1:1、2:3
動画ファイル:.movまたは.mp4形式のファイル
画像や動画、カルーセル、リンクを組み合わせて作成できる広告フォーマットです。
モバイルのニュースフィードに広告が表示され、クリックすると画像や動画、カルーセルを組み合わせた広告が表示されます。広告をクリックした後に、画像や動画、カルーセルを組み合わせたLPと考えていただけると分かりやすいかもしれません。
このLP上のボタンをクリックすると、ストアやサイトに遷移することができます。ニュースフィードの広告→仮LP→ストアorサイト という流れです。
キャンバス広告の簡易LPの構成で重要なのは、ユーザーが簡易LPに遷移した際にファーストビューでどれだけインパクトを残せるかです。
ゲームアプリのプロモーションなどでは、このファーストビューに載せるコンテンツはやや過激なシーンを用います。そしてユーザーに興味を引かせたところで、テキストや動画を使ってユーザーの欲求を高めていきます。
動画ではなくカルーセルを入れる場合もありますし、両方入れる場合もあります。どの組み合わせが最も効果が良いかはその都度検証して、確かめる必要があります。
▼クリエイティブ推奨事項(※プロモーションの目的や広告の掲載枠によっても異なります)
画像の最小横幅(ピクセル) : 400
画像の最小縦幅(ピクセル) : 150
注意点:モバイルのみに配信可能
以上が代表的なFacebookの広告フォーマットです。広告の掲載面によって細かいクリエイティブの推奨事項は変わってきますので、その都度確認する必要があります。色々な広告フォーマットを検証してみましょう。
まずは自動配置を使用して、Facebookで掲載できる全配信面へ配信を行いましょう。
いきなり配信面を絞り込んでしまうと、Instagramで本来効率よく獲得できていたユーザーが、メッセンジャーにのみ配信したために獲得できない、といったことが起こりえます。
次に2週間程度じっと待ちましょう。
最適化ができるまでの期間が「2週間程度」のため、この期間は他の作業を行いながら待機です。
2週間ほど経過したらいよいよ配信面の数値確認です。
このタイミングでCTRやCV数を確認して、効率が悪いと思われる面を削除して絞り込んでいきましょう。
Facebook広告には様々なターゲティングや広告フォーマットがあります。それゆえにプロモーションの仕方も色々あるので、最適な組み合わせを見つける必要があります。
ただうまくいけば幅広いユーザーにリーチができる広告なので、是非これをきっかけにFacebook広告を実施してみてください。