
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2021.06.10
Googleショッピングとは、GoogleショッピングタブやGoogle検索などに表示される、検索連動型広告のことです。
このGoogleショッピングはGoogleが商品を販売しているものではなく、小売業者などが登録した商品販売情報をGoogleが検索しやすいようまとめたものになります。
本記事ではこのGoogleショッピングの概要や商品情報の掲載方法などについて解説していきます。
Googleショッピングとは、Google検索のショッピングタグやGoogle検索などに表示される、検索連動型広告のことをいいます。
上記のようなショッピングタグ以外にも、下記のようなエリアに商品情報を露出させることが可能。
通常の検索広告とは異なり、商品画像や商品名、概要、価格や評価などが表示される形式で、ずらりと多くの関連商品が並んで表示されるのが特徴です。
価格帯やカテゴリ、ブランドや評価などさまざまな条件で検索できるため、ユーザーは価格や画像を比較しながら、直感的に欲しい商品を見つけることが可能。
一見するとECサイトのようにも見えますが、これらの商品は決してGoogleで販売しているものではありません。
いずれも小売業者などが登録したオンラインショップの商品情報をもとに、Googleがユーザーの検索キーワードに応じて表示させています。
そのためリンク先はすべて運営者の異なるショッピングサイトやランディングページとなっており、購入はそのリンク先にて行う仕組みです。
Googleショッピングに商品を掲載するには、Googleマーチャントセンターに商品を登録し、無料商品リスティングまたはGoogleショッピング広告を出稿する必要があります。
Googleショッピング広告を利用すると、さまざまなGoogleショッピング広告エリアに商品広告を表示させることができるようになります。
表示されるのは、下記のようなGoogle関連のページなどです。
Googleショッピング広告エリアには、スポンサー枠と無料掲載枠があります。
それぞれ掲載される条件などが異なりますので、詳しく解説していきます。
Googleマーチャントセンターで「無料商品リスティング(無料リスティング)」の機能を有効にすると、Googleショッピングの無料枠に無料で商品情報を掲載できます。
ローンチされた当初はショッピングタグのみの掲載でしたが、現在は無料リスティングもGoogle検索や画像検索、YouTubeなどにも表示されるようになっています。
表示される位置は、有料のGoogleショッピング広告エリア(スポンサー枠)の下部です。
無料リスティングの表示形式には、「拡張リスティング」と「標準リスティング」の2種類の表示形式があり、表示される場所によって要件が異なります。
無料リスティングは設定さえ済ませてしまえば、登録した商品情報から自動でGoogleが判断して広告を表示してくれます。
ただし管理者側では表示させたい商品を選んだり、掲載場所やカテゴリなどを指定することはできません。
GoogleマーチャントセンターにGoogle広告をリンクさせると、Googleショッピング広告を出稿できるようになります。
表示できる面や表示形式は基本的に無料リスティングと同じですが、無料リスティングよりも上に表示されるため、クリック率やコンバージョン率が高くなるメリットがあります。
広告費はユーザーがクリックするごとに発生する仕組みとなっており、通常の検索広告のクリック単価よりも低い単価で入札できるのも大きな魅力です。
入札単価の設定次第で、広告の優先度や表示回数などをコントロールすることも可能です。
Googleショッピング広告は、商品を購入したいと考えているユーザーに向けてアプローチしやすい広告キャンペーンです。
無料・有料問わず、活用の際に知っておくべきメリットとデメリットを紹介します。
Googleショッピング広告のメリットには以下のような点があげられます。
Googleショッピング広告は、画像が中心のビジュアルで、商品の購入を検討している人の目に留まりやすいといった特徴があります。また検索結果やテキスト広告よりも上に表示されるため、クリック率やコンバージョン率が高いといったメリットもあります。
どういったユーザーに表示されるかは、フィードの情報をもとにGoogle側で決定するため、自分では想定をしていないような潜在層にもリーチしやすいといった利点も。新規顧客の獲得にも有効です。
またGoogleショッピング広告は入札単価が検索広告と比べても低く、無料での広告掲載も可能です。活用次第では、商品販売促進のコストを大幅に抑えられるといったメリットも期待できます。
一方、Googleショッピング広告にはデメリットとなる点もあります。
たとえば広告出稿時はキーワード単位での入札調整が行えないため、任意の層へ露出を高めるなどのコントロールができません。同様に掲載したいキーワードや掲載先の指定もできないといったデメリットもあります。
また無料・有料とわず、商品情報を掲載する場合には、Googleマーチャントセンターへの登録を行い、商品情報(フィード)の登録を行う必要があります。また30日更新されない情報は掲載停止となってしまうため、定期的に情報更新が必要です。
すべての商品登録作業や更新を手動でやろうとすると、それなりに負担にはなってしまうでしょう。
Googleマーチャントセンターでは、Shopifyのような他のカートシステムと連携し、商品データーの登録や更新を自動化することも可能です。こうした外部サービスもうまく活用すれば、負担を軽減させることはできます。
Googleショッピングタブに自社商品を掲載したい場合は、Googleマーチャントセンターというサービスへの登録が必要です。
このGoogleマーチャントセンターに商品を登録し、無料商品リスティングやショッピング広告などを有効にすることで、Googleショッピングに商品を掲載することができます。
Googleマーチャントセンターの登録や利用は無料です。
あらかじめGoogleアカウントを用意しておき、Google広告のアカウント設定を済ませておきましょう。
これで、Googleマーチャントセンターへの登録と、商品情報の登録が完了します。
Googleマーチャントセンターへの登録や各種設定までは、とくにむずかしい点はありません。
なお商品データを登録する際は、Googleマーチャントセンターで用意されているGoogleスプレッドシート(テンプレート)を使用し、まとめて登録を行うのがおすすめです。
テンプレートに沿って登録することで、登録ミスやエラーが防げるほか、更新時の作業もスムーズになります。
無料リスティングを利用する場合は、Googleマーチャントセンターの設定で、「無料商品リスティング」機能を有効にするだけでOKです。
Googleショッピングに商品を掲載するには、無料または有料でショッピング広告を出稿する必要があります。
ショッピングキャンペーンの作成は、Google広告から行います。事前にGoogleマーチャントセンターでGoogle広告とリンクさせておきましょう。
下記必要項目を設定し、キャンペーンを作成します。
上記項目を設定したら、「キャンペーンを作成」をクリックして完了です。
Googleショッピング広告運用のポイントを、いくつかの項目に分けて解説します。
入札単価を設定する場合は全商品に対して行わず、注目商品や最新の入荷商品など、品目や点数を絞り小規模ではじめるのがおすすめです。
反応を見たうえでほかの広告などと比較分析をしたうえで判断し、費用対効果が見えてきたところで運用を拡大することで広告費の最適化につなげることができます。
小規模でスタートすると大きなフィードの修正もせずに済みます。効果測定を行ったうえでより高い反応が見込めるクリエイティブを作成し、商品を追加登録するとよいでしょう。
Googleショッピング広告に登録できる画像には、枠線や透かし・テキストを含めることができません。
同じような商品が並んだときにパッと見て興味を引き、思わずクリックしてしまうような画像を用意することが大切です。
商品の大きさや明るさ、清潔感や使用感などを意識するとよいでしょう。背景などは、ターゲットに合わせて工夫するのもおすすめです。
Googleショッピングに掲載する商品には、全角75文字のタイトルを表示できます。
ここには商品名やブランドなどの指名検索ワードはもちろん、色やサイズなど商品のキーワードとなる情報をしっかりと盛り込んでいくことが重要です。
タイトルを作成する際は、ブランド名など優先度の高い情報を先頭にし、順にキーワードを並べていくのがポイントです。
スペースなどを活用し、見やすさにも配慮することも、クリック率向上へつながります。
Googleショッピング広告では、ターゲットキーワードを個別に設定することはできません。
しかし特定のキーワードを除外することは可能です。
商品を広告グループに分類し、売り上げが見込めないグループには除外キーワードを設定するなどの工夫をするとよいでしょう。
こうすることで、売れ筋商品の優先度を高めることができ、コスト調整も行えます。
Googleショッピングは、オンラインショップを運営している場合に非常に有効な広告ツールとなります。
画像付きで商品を掲載できるため非常に目立つことや、顕在層へとアピールできること、直接商品ページへと移動できることなどから、クリック率やコンバージョン率を高めることが可能です。
無料リスティングを活用することで、広告費を抑えながら運用することもできます。
まずは少ない点数から商品登録をはじめ、無料の範囲でその効果を試してみてはいかがでしょうか。